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アリスは憂鬱な夢を視る( 半無登録 / NBL / 提供おじさん )/2046


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自分のトピックを作る
921: 赤の女王 [×]
2017-12-30 11:35:28



>ジーク

(/先ずはこのような主得のトピに興味を持って下さりありがとうございます!プロフ確認をさせて頂きまして、不備など見られませんでしたので登録をさせて頂きます。また、本日このままお相手が可能なので、背後さまのお時間都合が宜しければどうぞよろしくお願いします。その際には帽子屋邸の面々の何れか、双子のどちらか、ハンプティでお迎えに上がろうかと検討しております。好みがいましたらお伝え頂けると助かります…!)



922: ジーク [×]
2017-12-30 11:47:26


(/ご確認いただきありがとうございます。では帽子屋さんか、三月兎さん、ハンプティさんの中から主様が扱いたい住人様でお迎えにきていただければと思います。よろしくお願いします。)



923: 三月兎 [×]
2017-12-30 12:15:00



>ジーク

(愛しい赤薔薇を見てインスピレーションを高める為に城の庭園まで足を運んでいれば腕の傍らにはスケッチブック、白衣の胸ポケットには指すように数本の濃度が違う鉛筆を差して見たままのデッサンを頭を使うことなくぼんやりと書き写して。さっ、さっ、と筆を走らせるように一枚のスケッチブックを埋めているとモチーフである薔薇がトンと己の額を突っつき語り掛ける。アリスが迷い込んだから迎えに行って、あっちよ、あっち。そう語れば蔦の方向がしゅるりと右を向き、広げていたスケッチブックをパタンと閉じてから導かれるように歩みを進める。ツン、と澄ましたような涼し気の顔付きで薔薇の道案内に続けば赤い花弁が散っていることに気が付いて瞳を細め。漸くその主を見つける事が出来ると薔薇に伸ばすその手首を掴み「それ以上はやめてあげて、薔薇からクレームが入ってる」その言葉に合わせて囃し立てるような薔薇のひそひそ声で痛かっただの痛い痛いだの啜り泣くような声が聞こえるとそれにも眉間にシワを刻み″静かにして″と一喝を入れれば掴んでいた手を離し「初めまして、アリス。」と前後してしまった歓迎の言葉を告げ)

(/それでは三月兎にてお迎えに上がらせて頂きます…!途中でのキャラクター変更なども可能ですのでお気軽にお伝え下さいませ!それではどうぞ宜しくお願い致します。/蹴り可)



924: ジーク [×]
2017-12-30 12:49:15


(歩いても歩いても薔薇薔薇薔薇――誰にもぶつけようのない苛立ちが花弁を甚振る仕草へと表れる。前方から薔薇に負けず劣らずの美しさ纏った男がやって来たなら、それはますます機嫌が悪くなるきっかけとなった。庭園を見ても彼を見てもここには美しいものしか存在しないのか、相容れない世界のものに触れてしまったかのように解かれた片手をぱっ、と軽く払えば相手の登場のおかげで静かになった薔薇の茎さえも容赦なくぶちりと手折る。分厚い指の皮は薔薇の棘すら寄せ付けずそれを片手で弄りつつ傍の青目に視線を移そうか。もちろん意味のわからない“アリス”という単語は無視するのだが)
クレーム?――変だな。俺は善い行いしかせんぞ。



925: 三月兎 [×]
2017-12-30 13:27:00



>ジーク

綺麗な物を愛でないで壊すことが善い行いだって、__随分奇特な人だね(愛しい薔薇を乱暴に扱われたことで反射的に掴んでしまった彼だったが、改めて向き直ればその立ち姿をジっと見つめる。背丈もさる事ながら筋肉だって付いている体格の良さや光を受けてキラキラと輝くこっくりとした蜂蜜色だったりを目に映し、喉を鳴らすようにクスクスと笑い声を上げて。返す言葉は態々苛立たせような小馬鹿にするそんな声色で、「君を見ていたら今日のお茶菓子が決まったよ。……説明は長くなるから紅茶を飲みながら」蜂蜜をたっぷり使ったプリンが有った筈、それに合わせるのは甘い蜂蜜をより引き立たせてくれるアップルティーが最適だろうと頭の中ではお茶会の流れを組み立てて「綺麗な物は好きなんだ、__君は綺麗な見目をしてるから、僕が面倒をみてあげる。迷わされないように付いて来てね、」片方、垂れる耳の先をぴくりと揺らし見据えると言うか見つめると言うか、真直ぐに映した彼の顔を覚える為の間を一拍分作り上げてからお茶会の会場である己の住処を目指して行き先を伸ばした指先で示してから「僕は三月兎、君は宝の持ち腐れアリス。」歩きを始めれば己を指差し前述を、彼を指差し後者を、「僕も覚える、君も覚えてね」深い説明は後程と割り切ればお互いの呼び名だけを先に告げて緩い笑みを口元に作り)



926: ジーク [×]
2017-12-30 14:29:11


>三月兎

綺麗なものは鬱陶しくて好まん。
(久しくこんな澄んだ瞳を見かけていなかったから青目と視線が合えば息がつまる感覚に襲われた。手触りの良さそうなシルバーの耳や端正な顔立ちは誰が見ようとも美しいものであるが、絵の具があちこちに飛んだ白衣や皮肉がたっぷり含まれた世辞にも美しいとはいえない言葉遣いなんかは嫌いじゃない。延々と歩き続けていたから喉の渇きもあり、紅茶と聞けば少々物足りなさそうに酒はないのかと口をついて出そうになった言葉を飲み飲む。何であれ相手について行けばこの真紅の庭園から抜け出せるのだから。面倒を見てもらうなど、介護が必要な歳でもなければそんな外見でもない。眉間にしわを刻むと「見て分かるだろう?小僧じゃあるまいし、俺は一人で生きていける。」と、どうしても引っ掛かる言葉にだけは訂正を入れておく。珍妙な呼び名に文句を訴えるより先に、今はそれについて深く話してくれないのだろうと相手の歩みの速さで察したから渋々といった感じで片方の口角を上げればブーツの底をカツカツと響かせながら後を追うことに)
お前、と。俺、という呼び名でしか覚えられれる気がせんな。



927: 三月兎 [×]
2017-12-30 15:09:01



>ジーク

(綺麗な物を好まない、と言う発言はある意味で己に衝撃を与えるもので。瞳を大きく開き薄らと唇を開けば信じられないとでも言う様にポカン、とした表情を。そんな意表を突かれた思いも続けられた一人で生きていけると言った発言に合わせてクスクスと声を上げる笑い声で気を取り戻し、「確かに、君みたいに屈強ならそれも叶うかもね。」迷い込むと言えば多い幼い少女を比較すると如何したって笑い声が堪えられずに手の甲を軽く口元に宛がって、す、と短く息を吸い込んでから顎を持ち上げて顔を見上げれば「でもね、アリスが住む場所は城か誰かの住む場所って決まりなんだ。独り暮らしはさせない」"残念でした"と言葉を添えれば白衣のポケット両手を突っ込んで庭園を抜け森を進み、「僕は帽子屋の屋敷に居候してる。__今向かう所は其処、他にも住む場所は沢山あるから城が嫌なら追々見つけたら良い。どうしたって、元のクニには戻れないんだから」幼いアリスが多い中、己よりも上に見える彼の存在とは確かに少し物珍しくすら感じて「君と似た服を着た兎を知ってる、__彼も君みたいに仏頂面なんだ」グ、と腕を伸ばせば確りと整えられているその姿を故意的に乱す為、纏められたオールバックの髪型を撫で回すように乱し。にい、と吊り上げる様に口角を持ち上げれば悪戯を含んだ笑みを浮かべ「少しはマシになった」肩を持ち上げからかうように告げ)



928: ジーク [×]
2017-12-30 16:19:43


>三月兎

(ようやく庭園から出て薔薇から逃れようとも結局他の草花たちが話し掛けてくる。しっ、しっ、と手で払いながらしつこい輩には片手に持った薔薇の棘を摘み取って投げつけてやり。意志を持って動く植物など長年生きてきた人生、どの記憶を辿ってみても見つかりやしない。自分ではマトモだと思っていたのだがもしやあの精神科医の頭のネジが吹っ飛んでいるわけじゃなく己がおかしいのだろうか。一抹の不安は相手の言葉によりじわじわと広がっていき思わずそれを掻き消すように言葉尻に食らいつき「元のクニ、とは何だ。俺の知ってる世界はひとつしかない。――誰かと共に住む気はないぞ。俺には自分の屋敷があるのだ。」と珍しく表情に焦りの色が浮かぶ。だからこそ音も立てずこちらに伸びてきていた相手の手には気づくことなくいいようにされてしまって。どこか満足そうに笑む相手とは反対にぎりりと歯を噛み締めて舌打ちをすれば垂れた前髪を片手でかき上げながら「――ッ、貴様。気安く触れるな。その耳毟り取ってやろうか。」と。精神病棟でも奇抜な面を被った少年から真っ赤なルージュを鼻先まで塗ったくった婦人まで、いろいろな人を見てきた。当然相手のその耳もカチューシャか何かにより取り付けられているだけだと思っているため、笑い止まらぬ様子の相手に手を伸ばせば遠慮なく引っ張ろうとして)



929: 三月兎 [×]
2017-12-30 16:37:04



>ジーク

あぁ、そっか。___此処は"不思議の国"だから、君の過ごしてきた国とは違うよ(食らい付く様に告げられた発言を聞けば己が故意的ながら何も説明していない事が裏目に出てしまったと理解して吐息と共に前述をぼつりと呟き、信じろと言った所で簡単には信じれる事ではない。増してや、彼の様なタイプの人間ならば尚更信じさせるのに骨が折れる。そんな考えを元にしているとナイスタイミング、不機嫌な彼が腕を伸ばし今まさに己の耳を引っ張ろうと伸びてくれば抗う事なく大人しくその行為を受け入れて、___指先を引っ張られるのとは訳が違う、神経が通り集中するからか反射的に両方の眼をギュウと力強く瞑り痛みを耐えて、短く息を飲みこんでから「―――言ったろ、此処は"不思議の国"で、僕は"三月兎"だって」ジンジンと響き熱を生むような痛みが耳と頭部のつなぎ目辺りで生じつつ、暗に、彼の住む元のクニでは目にかからないだろうと含んだ言葉を続けると痛みを覚悟していたと言う事と痛みを我慢できると言う事は別問題の様で、普段は張り付ける様に澄ます顔を後を引く痛みに歪ませて「さぁついた、……君を見ていたら蜂蜜が食べたくて仕方なかったんだ、好きな席を使って好きな物を食べて、美味しい紅茶を飲みながら何でも教えてあげる」慣れた様子で己の席に腰掛けるとアップルティーの支度をしつつ、駆け引きの如く言葉を送り。元より頭からの説明の方が手間が掛からず簡単である、それをせず彼が気になる事だけに応える体制を選んだのは少しの意地悪で。)



930: ジーク [×]
2017-12-30 17:33:07


>三月兎

不思議の国。――本物、なのか。この世界も。その耳も。
(手に触れたそれはぽろりと容易く取れるはず、そう思っていたから力いっぱい引っ張り上げてしまった。血が通い温もりのある立派な耳はこちらの予想を裏切り取れることなく依然相手の耳として形を成している。本物の耳であったと驚くよりも、痛みを声に出さずただ両眼をかたく閉ざすだけに堪えた相手の我慢強さのほうが驚きだが、何よりも凛とした表情が一瞬でも崩れたことに一層加虐心が煽られるように思え不敵にヒクリと口角を上げて。話も出来るし表情もある、おまけに五感もある。何とも珍しい兎が居るのであれば、手折りし薔薇になど未練はなくぽい、と散々弄んだそれを通り道に投げ捨てて。触れた耳の感触を思い返すようにぐー、ぱー、と数回自分の手を握っては開く、そうしている間に目的の場所へ着いたらしい。自分の住む屋敷よりよっぽど広いそこを見れば言葉にせずともいつもは硬く結んでいる口が驚きで中途半端に開いてしまう。促されるまま中に入ると薔薇園とはまた違う菓子の甘ったるい匂いに眉を寄せながら自分が座っても壊れそうにない一番大きな椅子に腰をおろして。駆け引きは得意じゃない、まるで自分を試されているようで癪に思えば菓子類には手をつけず軍服帽を外し乱された髪を今度は丁寧に両手で直しながら「お前が知っていることを教えろ、一つ残らず。全てを、だ。」と、手っ取り早く情報を得ようとする声にこの世界について何も知らない、孤独にも似た困惑の色が微かに含まれていて)



931: 三月兎 [×]
2017-12-30 18:22:32



>ジーク

(二つのティーカップに紅茶を淹れ終えればふわりと香るその匂いが鼻腔を潜り気持ちが落ち着く思いに変わる、一つのティーカップをまず先に彼の前へ置いてからもう一つを己の前に。城から此処までの散歩にて疲れた思いを癒すように、彼の声に困惑がうっすらと滲んでいるのを承知で業と焦らすと入れたばかりの香り立つ紅茶を一口分飲み込んで。シーンだけを切り抜くならば何とも優雅な時間の使い方、その実は、すべてを教えろと囃し立てられるそれを後回しにする意地の悪い沈黙で。真直ぐに彼に向き合い、今一度凛々しいその顔立ちを見つめ。すっかり元通りと言う様に戻されてしまった髪型を"残念、"と思うまでにはマイペースさを保ち、「全て、ね。」と尚も白々しく場繋ぎのさしてどうでも良い時間稼ぎを行ってから"いいよ"と必要以上の間を散々作り上げた所で漸く承諾し。「先ず、さっきも説明した通り。此処は不思議の国、君が今まで過ごしていた何処かのクニとは全く持って違う世界の場所。もしかしたら時代も違うのかも、偶にそう言うアリスがいるんだ。そして時期女王陛下を決める時期に有るこの国は、女王候補の人間を選んで迷わせる。今の君みたいに迷いこんだ人間が老若男女問わず"アリス"と呼ばれる。呼ばれたアリスは一般的にさっきの庭園の奥に有る赤の城を滞在地にし、普段の生活ぶりを見て誰を女王にするかを決める。」一つずつ説くように、物語でも言い聞かせるような口調で続けるのは簡潔にまとめたこの国の全てで。「これがこの国の全て」話の終わりを示すように今一度ティーカップに口を付けて、この話を聞いた彼は。とそのリアクションを余すことなく見る為に目を逸らさず集中し眼を向けて)



932: ジーク [×]
2017-12-30 19:27:07


>三月兎

(置かれたティーカップの中身を覗き込む。室内にふわりと漂う甘い香りに騙されて毒なんて飲まされてはたまったもんじゃない。相手の口から語られるお伽話のような夢物語や、それをつらつらと話す相手自身をも疑っているのだから。濁りなく透き通るオレンジ色、カップに鼻を近づけ爽やかな林檎の香りの感じれば紅茶に詳しくなくとも毒が仕込まれていないことだけは確かで。自分の手には小さいカップを人差し指と親指で摘みあげるようにして口元に運べば身体を温めるにはちょうどいい熱さのそれを一口いただく。紅茶の酸味と林檎の香り、アルコール漬けの舌だってその美味しさくらいは分かる。満足のいく味ならば一言褒めればいいものを日頃言い慣れない言葉はそう簡単に出てこないのか、「悪くない。」とだけ相手に聞こえるか聞こえないくらいの声で呟いた。だが気分が安らいだのも僅かなひとときだけ。待てども待てども自分が求める答えが相手の口から出てこなければ幾分柔らかくなったはずの表情は逆戻り。不必要な時間を置かれて漸く返事をされるころには眉間のしわに加え、片足のブーツを床にカツカツと打ち付けていて。しかし、そんな悪態も簡潔に纏められた相手の説明が終わるとぱたりと止んでおり。鵜呑みにできるほどファンタジーを信じるタイプではないが、かと言って相手が嘘を並べているようにも見えなかった、どっしりと構えているつもりが話を聞く前よりも己の中で困惑が大きくなってしまったように感じる。「女王?アリス?……さっぱり分からん。どちらにせよ俺はすぐには帰れないのか。――蜂蜜の菓子を食うんだろう?」質問を重ねてもきっとこの不思議の国にいる限り答えは出ないのだろう、そう思えば諦めの溜息を吐いてから普段はそう欲しない甘味を相手へ片手の手のひらを差し出すことで“よこせ”と求め)



933: 三月兎 [×]
2017-12-30 19:48:21



>ジーク

(驚いた、慌てふためく事は無いにしても幾許かの戸惑いや不安を生じた顔を拝めると思っていたのに。実際の反応と言えば凛々しい顔つきは変わらずに、状況を嘘だとか冗談だとかで言い切らずに少なかれ認めてくれたのだと言うのは、現実主義者にも見える彼を通せば矢張り驚いたと感想を落としてしまう。そして同時に、彼と言う男をもっと知りたいと貪欲なる興味が沸いて。求められたその手を見たことで忘れかけていたそれを思い出し「これも、これも、色は君みたいに綺麗じゃないけど味は絶品。」先ずはと取り出したのはボンボンショコラと蜂蜜プリン、ショコラは蜂蜜が練りこまれる他、仄かに洋酒が利いたビターチョコレートで作られており、蜂蜜プリンはビターチョコレートの苦みを和らげる温かみのある甘さが特徴的である。そして得意げな笑みを口元にほんのりと浮かべれば「これは君みたいに綺麗だよ。こっくりした淡い色、」ナッツの蜂蜜漬けが入る小瓶を披露するように見せて。光に透かし、彼の髪と見比べれば同様の色に満足し三種類をテーブルの上に並べ"好きなのをどうぞ"と声を添えては差し出されているその手をピンと爪先で弾いてから「__先に伝える。直ぐには帰れない、んじゃなくて帰れないし、僕は君を気に入った。だから帰さない」引くことも怯むことも無い楽しさを含んだ眼で"くすり"と吐息交じりの笑みを落として。打てば響く様なやり取りに、抱いた興味。だからこそ、本来告げなければならない名前を忘れては帰る事が出来なくなると言う説明を故意的に飲み込んで)



934: ジーク [×]
2017-12-30 20:37:43


>三月兎

(美しさや綺麗なものを好まないのだから己の髪のことも一度たりともそうだと思ったことがない。蜂蜜と髪色とを比べられ綺麗だと言われるならば不満そうに顔をしかめるだけ。一般的にスイーツと呼ばれるそれらをあまり食べる機会がなかったため、テーブルに並べられた中身がどんな味をするのか予想がつかずまるで異文化に触れたように瞳孔が開く。黄金色の蜜に絡むナッツの小瓶を見ればつい、髪色云々とは関係なく綺麗だと思ってしまった。感情とは恐ろしい、嫌で嫌でたまらない綺麗だの美しいだのという気持ちだって無意識のうちにこうして抱いてしまうのだから。そんな小瓶の味を知ってしまうのは僅かにではあるが怖かった。今以上に心が揺さぶられてしまいそうな気がして――。だから、無難そうな茶色いショコラを摘みあげ、今度はそう警戒せずに口に入れる。洋酒の香りを感じたかと思えばすー、と綿飴のように舌の上で溶けて言ってしまうそれ。名残惜しく舌先で口内をつつきビターチョコの余韻を求めつつ相手の発言は真に受けていないのか「こちらに“来れた”んだから帰れないわけないだろう。それにそんな甘い言葉を吐かれたところでどうにかなる俺じゃない。口説く相手を間違えているぞ。」と、冷静に返すのは気に入ってもらえるような人間じゃないと他の誰より自分がよく知っているからで。読めない相手の笑みをじっと見つめながら「何が目的だ」と裏を探るようにもとよりきつい目を鋭いものに変えた)



935: 三月兎 [×]
2017-12-30 20:54:08



>ジーク

(選ばれたのはショコラだった、シンクロ二ズムを刻むように己も同様とショコラに指先を伸ばしてからコロンとした小さい一口サイズのそれを口へと運んで。普段食べる時よりも苦味の中の甘みが際立ち、より鮮明に感じることが出来たのは視覚による効果の為だったのだろうか。甘い蜂蜜色の彼を視界から外さずに確りと捉えながら口内の程よい品のある甘さを紅茶を飲むことで洗い流して。まるで己が何かを企んで居るということを前提に述べられるその発言に少しだけ肩を持ち上げ頭を傾け「迷い込んだばかりのアリスに企むことなんて何も無いよ」返事として選び述べたのは綺麗事の嘘、とぼけている、それを隠すつもりがない白々しい空気のまま「僕は芸術家だから、綺麗なものは手離したくない。ただそれだけ、」尋問に会っていると錯覚させるほどの強い眼差しに応えることなくマイペースを貫きつつ「この国も悪いところじゃない。__美味しい紅茶と美味しいお茶菓子、綺麗な薔薇が、これだけ揃ってるんだ。君みたいな奇特な男が気に入る″何か″だってすぐに見つかる」普段、言い聞かせて説くような台詞をいけしゃあしゃあと申し立てても違和感が生まれることはないのに、彼が己よりも年上だと思われる珍しい存在だからか下手な台詞は寒くなるように思え、美しくない。気休めの発言と言うよりも己がそうなのだから相手もそうだと決めつける強引な思考のままそれを続け)



936: ジーク [×]
2017-12-30 21:43:38


>三月兎

(何なんだこの男は。ここまできても暴君、それも中年のじじいを美しいと例えるか。企みがないなんて言葉も信じやしないが自称芸術家だというのもいよいよ怪しくなってくる。しかし、問い詰めようにも態度を崩さない相手を見ればそれも無駄な時間のように思えて、鋭い視線を相手から外し目の前のプリンへ落とす。「舌が痺れるような酒と、朽ちた花弁、――俺が気に入りそうなものは残念ながら今のところないがな。」そう言いながらも、求める手を止めることができず細いスプーンを取ってプリンを食べた。甘いもの続きだというのにくどくないその味は何個でも頬張れそうな気がして「くそ。」と舌打ちをしたのは結局紅茶をはじめ相手の薦めるものが何から何まで己の味覚に心地よく広がるから。プリンを食べ終えれば熱さに気をつけずともよくなった紅茶をごくごく流し込む。残ったナッツの蜂蜜漬けは一拍間を置いて悩んだのち食べないことに決めるが、返す気はないらしく机に置いていた軍服帽の上に乗せることで自分の物だと示しておこう。慣れない甘さを摂取し過ぎて胸焼けがする。それはやけにリアルだが、夢かもしれないという一縷の望みは捨てられず背凭れに体重を預け深く腰かければ「おい。今日はもう寝る。案外奇妙な夢で終わったりするかもしれんからな。起きたら、いつものベッドに戻ってることを祈るばかりだ。」と、狭さは否めないが椅子の質がいいからら座ったままでも辛くはない。ブーツを脱げば行儀悪くもその足をテーブルの上に放り、一応ティーカップなんかに当たって落とさぬように気をつけつつ、すっかり寝る姿勢を作り上げては最初よりも視界に捉えるのが嫌じゃなくなった端正な顔に視線向けてからゆっくり瞼を閉じた)
――夢じゃなけりゃあまた会おう。

(/亀レスで申し訳ありません。長時間楽しい時間を提供していただきありがとうございます。翌日に飛ばそうかと思うのですがきりもいいですし、時間的に主様が落ちるようであればこのまま終了してくださっても構いません。主様のご都合に合わせたいと思っております。)



937: 三月兎 [×]
2017-12-30 22:02:00



(/此方こそ亀レスとなってしまい申し訳ないです…!とても素敵な交流時間を有難う御座います!本日、未だお相手が可能ですので是非翌日に飛ばしてお相手を続けさせて頂ければと思います…!つきまして、引き続き三月兎とのお相手と帽子屋にチェンジしてのお相手とどちらが宜しかったでしょうか!)



938: ジーク [×]
2017-12-30 22:18:06


(/ゆっくりお話しできてありがたいです。まだ交流可能とのこと、嬉しく思います。それでは今度は帽子屋さんにお相手お願いしてもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。/蹴り可)



939: 帽子屋 [×]
2017-12-30 22:34:06



>ジーク

__。はぁい、起きて。(アリスを連れて帰ってきた、三月兎より伝えられたのは今朝のこと。ここを滞在地にするかはわからない、まだ城にも連れて行っていないと頭を抱えてしまうような連絡ごとを受けると頭を抱えてからどの部屋を使っているのかを訪ね。教えられたのはお茶会の会場だと言う、あんな所でぐうぐう寝られるのは家のネズミくらいな物だと思っていた。寝ているその姿に声を掛けると「連れてきたならちゃんと部屋まで案内しなさいよ」と既にアトリエに篭ってしまった当事者である三月兎をボヤくように呟いて、「体は痛くない?」打って変わって相手に向き直ると訪ねかけるように言葉を添えて)



940: ジーク [×]
2017-12-30 22:49:57


>帽子屋

(幼い頃よく病棟を抜け出して野宿をした。冷えたベンチの上の時ならマシな方、コンクリートだったり大きなゴミ箱の中で一晩過ごしたりもしたのだ。場所がどこであれこんなふかふかの椅子があれば熟睡することなんて簡単で、深い眠りの中目覚めを促す声が囁かれるとふるり、長い睫毛を震わせる。しばらくしてぐーっと背筋を伸ばせば次第にはっきりとしてくる視界に相手の姿が映し出されて)
――誰だ。



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