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 理想都市‐utopia‐ 【 創作/置/40~ 】/9


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2017-10-10 02:36:48



中央都市は地下都市を完全に隔離する事で中央都市民の安寧を約束し、更には高度な教育や医療、仕事を約束。子供は2歳、4歳の時に知能判定を無料で受けられ、その知能判定で最高判定が出た者は将来を約束される事となる。そのお陰か少子化問題も改善し、明るく平和な街として歩んで行く。その筈だったのだが。

ある日街の公園で恐ろしく老化をした遺体が発見される。発見者は市内の監視を担当する年若い青年。街中に設置されたAC感知機能付カメラに移り込んだ人間の足に急いで駆け付けた所、その遺体を発見。政府でACの情報を読み取ると20代後半の男性という事がわかった。何故急に老化したのか、何故急死したのか、全てが謎に包まれた事件に政府はお手上げ状態であった。
同じ様な遺体がぽつり、ぽつりと現れ始め、市民は漠然とした不安から逃れる様に中央都市に縋った。

それから5年。物語の始まりへと繋がる。

遺体の出現から5年、年に数体の遺体が発見される以外は何の問題も無く政府の取り組みは進んでいた。市民も政府に依存してはいるものの、遺体については何事も無かった様に聞き流している。そんな中、地下都市の人間が中央都市に入って来たと速報が流れた。政府の人間達を振り切り逃走を続けているらしく、政府は市民に家の中で過ごす様に告げる。
それから数日後の嵐の日、中央都市に住む青年は銃で撃たれて倒れていた地下都市の人間を拾って治療をする。この青年は周りと少しだけ感性が違っており、電子書籍よりも紙の本を好み、自分の意志を持つ事は大切だと思っている青年だった。地下都市に嫌悪感を抱くどころか見知らぬ土地に好奇心を募らせており、地下都市の人間である人物を拾ったのもその好奇心からであった。生きながら死している様な、中央都市の人間達に違和感を感じていた青年は、目覚めた地下都市の人間と話すことでその好奇心を更に増幅させた。地下都市の人間も、久々に感じる人の温かさがとても心地良かったのか。その日は一つのベッドに潜り込み、中央都市の青年に沢山の質問をしては笑い合った。いつの間にか眠りについた青年に、地下都市の人間は「 俺が世界を見せてやる 」そう告げて立ち去って行った。

それから更に数日。ACによって地下都市の人間を治療し匿った青年は政府に捕まった。手首には手錠をかけられ、黒塗りの車で連れ去られた青年だったが、ボロ布を纏った男の手により政府の人間達から逃れる。IDカードを棄て、用水路を使って地下都市へと逃げ延びた青年は何故、助けたのか男に問うた。そんな青年に男はボロ布を剥ぎ、「 俺が世界を見せてやる、って言ったろ? 」と不敵な笑みを見せた。そう、その男は数日前に青年が助けた、地下都市の人間だったのである。
これはその2人が中央都市で起きた死の真相を追い、様々な出来事を経て成長していく物語。


20年前‐知能判定制度開始
05年前‐初めて老いた遺体が発見される
 現在‐物語開始



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