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背徳のAmbivalent / 〆/22


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21: Heinrich Ohlendorf [×]
2017-04-10 21:46:31



――…ッ!( 彼の主張は虚実ではなく、寧ろ人が誰しも生まれながらにしてその内に強い欲望を持つという点において事実であるものの、己に言わせてみれば然し其れは敬神の心を養い確固不抜たる精神を育てることで節制し得るものであり、欲に溺れ堕罪するなど敬虔な信者には絶対に有ろう筈の無い事として自負していて。そう持説を以て反論すべく再び口を開きかけるも、相手が片腕を持ち上げるのを視界の端に捉え反射的に身を後退させようとした先で敢え無く背に祭壇があたり、喉から発せられようとしていた声は両頬を掴まれた事により遮られ。先程迄とは違う手荒な行為からは明らかな彼の苛立ちが見て取れ、思わず気圧されて息を呑み )…っ手を離せ。舌を抜かれようが、口を縫い付けられようが構うものか!幾許かの苦痛など、主が十字架を背負った苦しみを思えば些細なものだ。( 現状を招いたのは自分自身であるとはいえ、悪魔の怒りを買ったとなれば既に命の保証さえ無きに等しいだろう。改めて内心に慄然とするものを感じ、遂に頭を擡げ始める虞を震えごと押し殺すかのように切歯して。今はただ、教会の宿敵である悪魔に神の御前で屈服するなど決してあってはならぬという強固な意志だけが己を鼓舞し、頬へと伸ばされたその腕を掴み )



22: Priest [×]
2017-09-28 00:00:50



お前の姿が見えなくなってから幾月もの日が経ったが…どうしたものか。真に悔しい事だが、こうして一人祭壇の前に立っていると、時折お前と共に居た時間…交わした言葉の数々を、不意に思い出す事がある。
忌まわしき悪魔が聖なる教会に足を踏み入れるなど言語道断!…などと強がってはいたが、思えばいつも、私はお前があの大きな翼で此の場所へ降り立ち、闇闇の内に私だけに姿を見せてくれる特別な時間を――存外愉しんでいたのかもしれない。悪魔を相手にこうも感情を揺さぶられるなど、よもや聖職者失格だな。神父としての席を追われても文句は言えないだろう。…だが、そんな事はどうだって良いんだ。身の振り方など幾らでも有る。

もし今、どこかで私の声を聞いているのなら最後に一言だけ伝えさせてはくれないか。
お前と過ごしたのはほんの僅かな短い時間だったが、私にとっては掛けがえのない大切な記憶だ。私などの教会に日々足を運んでくれた事に感謝する。
お前が私の知らない所で元気にやっているのならそれで良い。そうあることを祈っている。もし、またどこかで違う形で出逢う機会が有れば、その時は改めて宜しく頼むよ。…最後になるが、充実した時間をどうも有難う。



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