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Key-0219 / 非募集/178


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自分のトピックを作る
101: 劉 詠凛 [×]
2017-03-23 16:35:14


__このドレスを着たい日はもう決まっているの。来たる日が一週間後か一月後か、何年も先か……それすらも分からない曖昧な目標ではあるけれど、そのために私もこのドレスに見合う対価を準備させて頂くわ。
(素晴らしい作品ほど作者は手元に置いておきたくなるのが芸術家の性というもの、駄目でも仕方のない唐突な交渉であったにも拘わらず嬉しそうに快諾してくれた相手に思わずふわりと表情を和らげると焦がれるような視線をドレスに落として。早速自分に合わせたサイズへの仕立て直しの準備を進めてくれる相手の邪魔にならないよう身動きを固めたまま口を開くと、目の前に置かれたままの鏡越しに自らの姿を今一度目に映しながら静かに語り出し。優美なドレスを着て行きたいと思うのは舞踏会でも茶会でもなく、ただ一人この姿を見せたいと頭に浮かんでしまった彼との大切なその時に。いつか彼が自分の名を思い出し改めて愛を誓ってくれると約束してくれた"いつか"が訪れた日には彼が褒めてくれた瞳の紫にも、彼を象徴する赤にも感じられるこのドレスを着ていたい、自分自身気が早すぎる上少々ませた考えだとは自覚しつつも大切なドレスだからこそ纏うのは特別な日にしたいと願ってしまい。照れくさそうに、少しだけ困ったように言葉を残すと「……だから、どうかこのドレスのことは来たる日まで貴方と私だけの秘密にして」ドレスを求めた上その存在を暫し二人だけの秘密に、なんて我儘な願望を続けるとそっと自らの唇に人差し指を添えて)



102: 帽子屋 [×]
2017-03-23 18:58:15


へぇ、___なら晴れ舞台に着れるようにアタシも張り切らなきゃ駄目だね。(少しばかりボリュームを抑え体のラインに合わせただけでもグっと引き締まる様にボヤけていた印象はハッキリと鮮明に変わり、ドレスに恋をする少女の様な眼差しを向けられてしまえばそれ以上己が彼女の要望を断るなんてこと出来るはずも無く。何よりも有り触れた日々、何でもない日に全力でお祝いを行うのが自分たちこの屋敷に住まう者たちであれば、明確な日の決まっていない曖昧たるシーンもなんてことは無い。身体のラインがより一層と綺麗に出る様に固定を終えては「こっちの方が綺麗じゃない?……あとは欲しいデザインとか、希望が有れば教えて欲しいな。折角アンタがこうして喜んでくれるドレスなんだもん。アタシに出来る事は何よりも素敵なドレスの完成、でしょう」不敵と得意げに胸を張りながら凛と笑みを浮かべながら鏡越しに目配せの要領で瞳を向けて。このドレスが彼女の物語のどれだけを占める役割を持つのかは己に推測する事も出来ないが、それでも秘密の共有をするように可愛らしく頼まれてしまえば断るはずも無く、同意を示す為に己の唇にも真直ぐに伸ばした人差し指をスと宛がって「可愛いお友達からのお願いなら断る訳にはいかないよね」髪の毛をハラリと揺らすように頭を縦に頷かせる際にハラハラと宙を舞わせて「その時にはヘアメイクだってちゃんとしてあげる。新しいドレスには新しいスタイルじゃなきゃ」唇に添えていた指先を降ろしてから冗談めかすように軽さを含む声色で付け加えて)


103: 劉 詠凛 [×]
2017-03-24 14:01:43


ふふ、意欲的な芸術家さんね。今でさえこんなにもこのドレスに魅了されているのに、これ以上なんて思いつかないわ。
(流石仕立てのプロと言うべきか手早く慣れた手つきで施された手直しだけで一層ドレスが自分を引き立たせてくれるようになり、ぴったりと体のラインを美しく見せるシルエットに満足げな笑みを浮かべながらそっと腰に手を添えてみて。今でさえこれほど魅力的な作品だというのに更なる進化を求める姿勢は常に美を追求する芸術家特有の感覚なのだろう、何とも頼もしい相手の言葉に小さく首を横に振りながら答えると相手の方に視線を移すよう上体を捻って。「嬉しい申し出だけれど、髪はもう先約が居るの。貴方より不器用で、髪の扱いなんて慣れていない……でも、私の髪を好いてくれる可愛い人」きっと相手の手に掛かれば髪型もドレス同様美しく仕上げてくれるのだろうが自分の髪を任せるのは本当に大切な人、友人よりも深いこの世界ではただ一人にだけ許した領域であり、少しだけ困ったように眉を下げながら断りの言葉を続けると露出した肩に掛かる長い三つ編みを弄ぶように指に巻き付けて。しなやかに指に巻き付く黒髪に視線を落とし、意中の人物が自分の髪と格闘する様を想像したのかふと笑みを漏らしながらちょっとした惚気を口にすると「代わりと言ってはあれだけど、貴方にはお化粧を指南してもらえないかと思って」自分が唇に紅を引くだけの簡易的な化粧とは違う、完成された相手の彩りに視線を再度向けながら緩く首を傾げて)



104: 帽子屋 [×]
2017-03-24 16:32:11


モデルが良いからね。じゃなきゃアタシだって気合が入らないよ(デザインや現状での雰囲気を認める様に言葉を貰えば"ふふ"と微笑交じりに応えて、己を見ながら愛しげに語られる内容をちゃんと耳に通してはそれ以上を申し出る程野暮じゃ無く、寧ろ断られても尚、嫌な気に成らずにアハハと笑い声を上げてから「折角のドレスが食われちゃうね、__アイツが誰かの髪を弄る所なんて見た事無いもん」彼女が許す誰かなんて具体的な例題が無くとも誰のことを示しているのかが直ぐにシルエットとなり脳裏に浮かび、冗句をめかした明るく軽い声色で言葉を送ってから彼女の気遣いか、代わりに上げられた頼みごとに頭を縦に揺らして「勿論、化粧は女の武器だから。覚えといて損は無いよ」此処の住人であれば正に自分だけが彼女のこの願い事を叶えることが出来るだろうと自信を持ちながら視線を返し、「さ、針が通ってるから脱ぐときは気を付けて。__城に戻るのが遅くなったら騎士に嫌味を言われちゃう」このまま女子トークに花を咲かせるのも良いが、アトリエに置かれる時計を一瞥すればパチンと仕切り直しを意味するように両手を合わせ。肌に刺さらないように針の向きには十分と気を配っているものの、それでもと心配を見せる様に声を掛けてから夕暮れ掛かる空が覗く窓に目を向けて。「アタシ、先に中庭の方に戻ってるからさ。着替えが終わったら最初の所に来れる?」扉の奥へ彼女を見送る際にはア!と思い出したように声を掛けて着替えを終えた後の事を指示してヒラリと小指から順に人差し指まで波打ちを行う様に揺らめかして)


105: 劉 詠凛 [×]
2017-03-29 20:15:24


( / お返事が遅れてしまっていてすみません!暫くの間レス返しが不安定になってしまうかと思われますので、そのご報告だけでもと思いお声掛けさせて頂きました。以前お話し頂いたリセット期間に入るほどは途切れないかと思いますが、もし今以上に顔出しが不安定になる際は再度ご報告させて頂きますので……何卒ご容赦下さいませ。
頂いているレスには数日中にお返事をさせて頂きますので今しばらくお待ちいただけると有難いです。)



106: 赤の女王 [×]
2017-03-29 23:29:57


(/ご丁寧なご連絡を有難う御座います。以前報告を受けておりましたので、不安になる事無く安心して待たせて頂いておりました。本体様の負担にならないペースで、お互いに楽しくやり取りが出来れば嬉しく思いますので忙しい際には後回しにして頂いて問題ありません!どうぞ、季節の変わり目と言う事で体調にだけお気を付けください。優しい報告に感謝致します!)

107: 劉 詠凛 [×]
2017-04-02 18:31:16


__お待たせしちゃったかしら。ドレスは初めに着せられていたトルソーに戻しておいたから。
(まるで女の子同士の語らいの様に楽しく弾む会話の数々、けれどそれに入り込むあまり時間を忘れてしまっていたらしい。相手の言葉にふとその視線を追い此方も部屋に置かれていた時計に目を向けると訪れたはずの時間から短針も随分と進んでしまっていて、着替えを促す相手の言葉に頷いてから先程着替えに使った相手の自室へと再び籠り。普段の着慣れたドレスに袖を通し一時外しておいたかの騎士から預かっている時計を胸に、それから部屋を出ると相手の手直しにより針が通されたドレスをそっとトルソーへと戻し。何度見ても見惚れてしまうような美しいシルエットのドレスにほう、と溜息をつくもののあまり惚けていても相手を待たせてしまうと歩みを進めれば先程相手が待つと告げた中庭へと戻っていき。そこに佇む相手の傍へと歩み寄り声を掛けると興奮のせいかまだ少しばかり熱っぽく感じる自分の両頬をそっと手で覆いながら口元を緩め「ふふ、まだどきどきしてる。今日は素敵な出会いに満ちた一日だったわ。貴方とも、あのドレスとも……長い時間お話し相手になってくれて本当にありがとうね」様々な出会いに今日という一日の思い出が輝いているように感じながらそんな時間をくれた相手への感謝を続け)

( / 大変長らくお待たせいたしました!今後も少々本体の事情で顔出しがまちまちになってしまうこともあるかと思いますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
上記は長くお待たせしてしまったことに対しての謝罪のようなものですのでお返事は不要です。それでは本体はこれにて失礼いたします。)



108: 帽子屋 [×]
2017-04-03 17:28:22


―――アリガト、助かるよ(中庭では持ち帰りに適したお茶菓子と、お気に入りの茶葉が入る小瓶を詰め合わせてお土産の準備を、必要以上に凝ってしまうのは既に性分であり、数種類のリボンを使い元はシンプルな箱を華やかに飾っては持ち歩きやすい様に袋に入れて。背に感じた声を聴けば振り返りながら感謝の言葉を、そんな気遣い一つが嬉しいと目元をギュウと瞑るように細め上げ「そんな畏まらないでよ、アタシだってアンタと出会えて嬉しかったんだからさ」アハハと明るい声色で笑い声を零してから片手をパタパタと仰ぐように揺らし、出会いを喜んでくれる言葉とは嬉しいが嬉し過ぎて照れ臭い。クスクス、と笑い声を零しつつ「じゃぁ、城まで案内するね。……暗いから転ばない様に気を付けるんだよ」自然と片手を出してはもう片方の手にお土産を詰める袋を持ち、暗くなる森は一層と歩きづらく、暗いと言うだけで気分まで滅入らしてしまうと言うもの。それでも、誰かと話しながらだと話は変わり、一転して夜の探検でも行っているような不思議な気分となり。普段よりも短く感じる道を進めば見えてしまった城に名残惜しさすら感じて「これ、今日の紅茶の茶葉が入ってるから。良かったら飲んでね」持っていた袋を差し出してからバチンとウインク、「ドレスはちゃんと仕上げとくからいつでもアノコに会いにおいで。きっとドレスだってアンタに会いたいはずだから」視線は我が邸のある方角へツイと送り、片方の口角を持ち上げると「モチロン、…アタシがアンタに会いたいのも理由の一つなんだけどさ」冗談めかす様な笑い声交じりの軽い声色で付け足しを一つ、それから踵を返すタイミングにて片手をヒラリと揺らせば"じゃーね"とこれ以上名残惜しくならない内に、と別れの挨拶を添えて)


109: 劉 詠凛 [×]
2017-04-07 20:09:49


(見た目こそ女性的であっても気遣い上手な相手の案内は紳士的と称するに相応しい仕草で、暗い森でも彼が傍にいるというだけで恐ろしさを感じることもなくて。足元を心配してか差し出された片手にそっと手を預け導かれるままに帰路を辿っていき。会話に花を咲かせていた時間が酷く短く感じた様に帰り道すらも相手に連れられるといつもより近く感じてしまうのはそれだけ彼との時間がどんな時も楽しかったという証拠だろう、程なくして見えてきた城の風景に少々名残惜し気に息をつくと眉を下げ。「まあ、とても嬉しいわ!ふふ、今度伺う時のお返しを楽しみにしていて頂戴ね」道案内の最中から聊か相手の荷物が多いような気はしていたがまさか自分への土産の品だったとは思わず、嬉しいサプライズに思わず明るい声を上げてしまい。差し出された袋を受けとりながら何処か悪戯っぽくウインクする彼にぱちりとウインクを返し言葉を続けると、良くしてもらったお返しはまた会う日に、暗に次の機会を自分も楽しみにしている旨を伝えて。別れの言葉と共に屋敷への道を辿っていく背中を静かに手を振りながら暫しの間見送り、その姿が森の影に溶け込むように紛れていく頃漸く踵を返せばすっかり帰りが遅くなってしまったことへの言い訳など考えながら自らも城への歩みを進めて)



110: 劉 詠凛 [×]
2017-04-07 20:22:36


御機嫌よう、女王陛下。

今日はこれから白兎さんのところでお手伝いをする予定なの。
また欲しいものが出来てしまって……ふふ、魅力的なものが多すぎるのがこの世界の唯一の欠点ね。

勿論欲しいもののためにお金が欲しいのは事実だけれど、今日はそれ以外にも用事があってね。
少し、彼に確かめたいことがあるの。
……ええ、とても大切なこと。きっと大切な、思い出さなくてはいけないこと。

ああ、引き留めてしまってごめんなさいね。
それでは女王陛下、行って参ります。



111: 白兎 [×]
2017-04-09 12:21:53


(早朝、未だ薄紫の空の下を規則正しくピシとした皴一つない軍服で城内を進み。冷たい風に冷やされた薔薇は普段よりも匂いを潜めて幾分か過ごしやすく庭園の散歩を。散歩を終えれば城内に戻りコックの作る朝食を少しゆっくりと摂り、こんなにもゆとりの在る過ごし方にも理由は有る。珍しく重なっていた仕事が落ち着いているからで、そんな折に仕事の手伝いが有ると話を受ければ長い耳を持ち上げてからその相手を聞き、休暇を共に過ごしてもらおうと考えを変え承諾し。外へ出る支度を行うと彼女の部屋の前へ、数回のノックをトントンとハキハキした動きで行い「詠凛、迎えに来た」短いながらも堂々とした声色にて此処へ来たことを伝え、折れる事を知らないような背筋と耳をピンと伸ばしながら堂々とした佇まいをより強める様に腕を組んではその扉が開くことを待ち)


112: 劉 詠凛 [×]
2017-04-09 14:10:12


__あら、今からお部屋に伺うところだったのよ。ごめんなさいね、お手伝いに行く私がお迎えをしてもらうだなんて。
(着慣れたドレスに袖を通し今日もきっちりと髪を結い上げる、そうして毎日の身支度を済ませたところで来客の予定などなかったはずの部屋をノックする音に視線を動かして。扉越しに聞こえてきた声はこれから向かう予定だった人物のもの、驚いたようにぱちぱちと数度瞬きをしてから足早にそちらへと出向いて行けば扉を開け、未だ少しの驚きを滲ませた表情で相手を迎えて。仕事を手伝いに行くはずの自分がわざわざ相手の手を止めさせ迎えを受ける等事情を知らない身からすれば申し訳なさを感じてしまう状況、時間には気を付けているつもりだったがもしや身支度が遅いと見かねての来訪か、などと思わず悪い方にばかり考えが言ってしまえば眉を下げながら申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にして)



113: 白兎 [×]
2017-04-09 17:32:07


(仕事依頼を出した時間よりも僅かに早い時分で有れば部屋の中に彼女がいるだろうと踏んでおり、想定通り、ノックを見せた扉の奥より人の気配を感じられる音が聞こえると表情には浮かべないものの安堵の気持ちを落とし扉が開くのを待ち。見てわかる程の物腰で申し訳なさを伝えられると、たんに己が早く来ただけなのだと説明を鋏む隙間を見つけることが出来ずに頭を左右に揺らすばかりで。それから閉じていた唇を開き「いいや、私が早くに着てしまったのだ」と謝罪の言葉を受けた後に彼女が持っている考えを否定するべく短い言葉を伝えて、「今日は溜まっている仕事が無いのだ、__どこかへ出かけるにも一人では行き辛い。……だから、もしお前が良ければ私に付き合ってくれないだろうか」どこかへ行きたいと思えど一人で出向くことを考えればその空しさだけで諦めてしまう、だが、相手が一緒ならば気負う事も無くたまの休日を使えるだろうと、期待を持ちながらも伺うように真直ぐな目を向けながら戻ってくるだろう返事に息をひそめて待ち)


114: 劉 詠凛 [×]
2017-04-09 23:31:04


……ふふ、直々のご指名なら断る訳にはいかないわね。謹んでお受け致しますわ、白兎の君?
(いつも書類に追われている姿ばかりを目の当たりにしていたせいかまさか相手が暇を余しているなどその口から語られるまで想像することもなく、続けられた誘いにすら暫しの間言葉をなくして。とは言え仕事の約束をしていたにしろ貴重な時間を過ごすためにわざわざ部屋まで誘いに来てくれたことは非常に嬉しく、すぐに口元を綻ばせると何度か小さく頷いてみせて。少しばかり冗談を交える言葉と共にドレスの裾を摘まみ軽く礼をすれば早速自分の部屋を出て、慣れた様子で部屋の施錠まで済ませれば改めて相手に向き直り「__さて、と。それじゃあ何処にお供しようかしら?きっと貴重な余暇なのでしょう、普段行きそびれていた場所があるなら言って頂戴」普段相手と過ごす書類の音とインクの匂いだけが静かに存在するあの空気感も勿論好きだが、余暇のお供として過ごす新鮮な時間に胸が弾んでしまうのもきっと仕方のないこと、どこかわくわくと高まる気持ちを表情に滲ませながらこの後の行き先などを探ってみて)



115: 白兎 [×]
2017-04-10 16:11:47


先日、珍しくフラミンゴが城に顔を出したんだ。手土産と持ってきた菓子詰の中に入っていたキャロットケーキが今まで食べたそれよりも美味しくて、どこのケーキかを聞いたら森のお菓子屋さんだと教えられてな。(持ちかけた誘いを承諾されれば少なかれ安堵の気持ちで力の籠る口元を僅か、緩めて。続く探りの質問に待っていたとばかりか厳格な表情は変わらずともソワソワと少し落ち着かない雰囲気と普段よりも饒舌と忙しい口で説明を始め、「場所さえわかれば誰かの買い物のついででも良かったんだが……店の隣にあるレストランでは出来立てが食べられるそうなのだ。」落ち着きなく言葉を並べていたことを自覚すると今更ながらコホンと咳き込み誤魔化しを一つ、「一人でキャロットケーキを食べるのはどうにも勇気がいる。お前が共に来てくれるならばとても心強い」歩みを進める中でチラリと横目に彼女の姿を捉えて、人の目が気になると言う訳じゃないがどうしたって己の性分からして似合わない物と言う自覚は持っているようで。薔薇の庭園を抜け、森の中へ歩みを進める中、「それに、こんなことお前にしか頼めない」誘えば来るかもしれないが騎士を連れてレストランでスイーツとはそれこそ好奇に晒されてしまうと暗ににじませながら口にして)


116: 劉 詠凛 [×]
2017-04-10 18:27:12


ッ、ふふ。確かにそれならご指名頂けた理由も納得できるわ。
(嬉々とした様子で一人キャロットケーキを頬張る相手など誰が想像できるものか、実際今想像した自分でさえ思わず何ともシュールで愛らしい情景に笑みを押しとどめることが出来ず口元に指先を当てながら小さく吹いてしまって。確かに自分を連れての入店であれば傍から見れば付き添っているのは相手の方に見えるはず、納得の理由に小さく頷いてから腹の中で燻る笑いの虫を収めると相手を見上げ。心なしかいつもより落ち着かなく揺れる兎耳を見れば相手がどれほど件のケーキを楽しみに焦がれているかなど一目瞭然で、普段仕事の手伝いをさせてくれている相手がこれほど願う目的のためなら自身も尚のこと尽力してやりたい想いが募り。「実はね、この間のお茶会からずっと次の機会を狙っていたところだったの。貴方を魅了するキャロットケーキもすごく楽しみだし、役得ってこういうことね」以前催した簡素な茶会以来もう一度相手と共にゆったり語らう時間を設けることが出来ればと狙っていた節もあり、相手の願いとは言いつつも密かに抱えていた此方の願望をも含んだひと時に嬉しそうに声を漏らすと時折森を行く道に続く石畳に合わせてとんとん、と歩みに弾む様な調子をつけて。そうして進むうちにどこからともなく香ってきたのは甘く何かが焼ける様な匂い、目的の場所が近づいていることを感じながら和やかなひと時に口元を緩めて)



117: 白兎 [×]
2017-04-10 19:34:52


(囀りのような鈴の転がる笑い声を聞けば己が今言いたかったことを汲んでくれた事が伝わり、こうして交流を持つ彼女ですらが思うのだからさして交流の無いアリスや住人と鉢合わせてでもしまえば、さぞ肩身の狭いバツの悪さを抱いた事だろうと苦々しい思いを胸に落とし。とはいえ、誘いを喜んでくれているとも伝わる返事を向けられれば気を配ってのことかもしれないが何よりも嬉しく「それは嬉しい。……私も同じように思っていた、騎士に遠慮せずとも良かったか」案外と嫉妬深い彼を思えばとからかいを含ませた言葉を添えて、レストランに隣接するスイーツショップは何とも華やかで此処を紹介してくれた人物が気に入っている事を納得する派手さを持っており、「帰りに土産でも見繕うか」と先ずは目的であるそれに気が向いてしまい、横に並ぶ彼女へ顔を向けてから一声を。ピンと張るせすじはいつもよりも凛としているようで期待が覗き、出迎えたウェイトレスに窓際の席へ誘導されればそこへ腰を下ろしてから「好きなのを、」と己は注文が決まっている為かメニュー表を差し出して)


118: 劉 詠凛 [×]
2017-04-10 22:54:16


あの方と連れ添っていくには少しくらい妬かせた方が丁度いいのよ。博愛の罪深さは、身を以て味わった者だけが知るのだから。
(互いに親しいかの騎士のことだからだろうか、普段真面目な彼から出た意外な揶揄いの色を含んだ言葉にふと薄く笑みを浮かべると悪戯っぽく紅を引いた唇に人差し指を当てながら囁くような言葉を漏らし。騎士の博愛は彼の誇るべき美点であり、そんな彼だからこそ城の召使やトランプ兵にも慕われていることは同じ城で過ごしていれば分かること。けれど彼を女性として愛しく想う身からすれば時折その美点が嫉妬を燻らせてしまう火種になるのもまあ事実で、意表返しほど意地悪な意味合いは込めていないにしろ時には他の住民と二人で出かけ博愛が生む暗い面を彼にも理解させられたら、そんな密かな企みを明かして。「……でもそうね。あまり虐めるのも可哀想だし、慰め位はしてあげようかしら」博愛を時に疎ましく思えどもその嫉妬の寂しさを知っているからこそあまり彼を悲しませたくないのもまた本心で、困ったように肩を竦めながら相手の提案に頷くと帰りに土産を見繕うことを頭の片隅に置いてから案内される席へと進み行き。「ふふ、あれだけ愛おしそうに語る貴方を見て他を選ぶほど無関心じゃなくてよ。キャロットケーキと……そうね、レモンティーを頂こうかしら」メニューを受けとりながらも目で追ってしまうのはやはり相手が此処に赴くに至る理由となったキャロットケーキの文字で、さらりと全体に目を通してからさして迷う様子もなく注文を口にするとメニューをウェイトレスに手渡して)



119: 白兎 [×]
2017-04-11 00:54:55


(この場にいない彼の性分を知るからこそ彼女が抱くだおう心配もわからない事は無く、それでも心から理解が出来ると言いきれないのは女心という物が全くと言うべく知らないからで。それでも悪戯めかした雰囲気で伝えられた内容が普段澄ましたあの男をどれ程までに慌てさせるのだろうかと想像を行うだけでも十分すぎるほどの楽しさを現して、土産をと持ち掛けた提案に乗りかかるその雰囲気すらも二人の仲の良さを伝えられたようで、友人恋愛話とは今までに聞かない物だからこその気恥ずかしさと言うのか少々の照れくささを胸中に覚え。そんな感情を誤魔化すべく「飴と鞭の使い方が上手なようだ、__今度は私が学びに行こう」少しばかり口角を持ち上げながらからかいの言葉を添えて。自分が食べたかったものを強要したわけじゃ無く、彼女も選んでくれると言うのは嬉しいもの。続くように己も又、キャロットケーキと紅茶を頼んで「___……随分と大変なようだな」正面の彼女を見やれば共通の人物だからこそ騎士の事をつい話してしまうのか、時間を見つけては多くの地へ出向いている彼を頭の片隅に、愛しい人を思えばこそそんなにも頑張る事が出来るのかと関心を、また誰よりも目を掛けている彼だからこそ誇らしいと思っていることを語り)



120: 劉 詠凛 [×]
2017-04-11 20:16:52


大切なものほど取り戻すのは難しい、それは彼も私も分かっていたことよ。
(こうして言葉を拾い揶揄いを向けてくる相手など初めて出会った時の真面目で何処か頑なな姿からは想像できなかったことで、そんな彼との他愛もない語らいを交わすことでそれだけ親しみを持ってくれたのだと感じられほわりと胸が温かくなり。そうした言葉のやり取りの間に浮かぶのはやはりと言うべきか互いに親しく思う彼の話、そっとテーブルに重ねて乗せた掌を組み直し指先を絡める様に交差させながら自身の手元に視線を落とすと静かに呟きを漏らして。「……だからこそ、彼の覚悟を容易いものに貶めないために私もひとつの覚悟を決めたの」そのまま続けた言葉は少しだけ重みのある雰囲気を孕んだ声で、そっと伏せた視線を相手に戻すと真っ直ぐにそちらを見つめながら「__近いうちに、貴方の仕事部屋にある私の書類を見せてほしいの。アリスは皆同等である以上私の書類の存在は確実のはず、かつ「アリスを降りた者」に「アリスを降りた者の書類」を見せたところで問題はないと思うのだけれど……如何かしら?」元々相手の元に行くと進言した根源の理由であった事柄を口にして。発端は先日自覚した自分の記憶の欠落、愛しい人が自分のために記憶を探っている最中その穴を見て見ぬ振りをすることなど到底出来ず。この世界で名を無くした騎士と違いこの世界に訪れる前の記憶が混濁している自分がそれを確かめる術はそう多くはなく、だからこそ確実にアリスの来歴としての記録が残っているはずの相手の情報を求めて)



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