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ノック・ノック   NBL / 募集 //32


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自分のトピックを作る
21: シャム [×]
2017-02-11 16:02:28



knock knock…knock knock…ドアを開ければ悪魔の来訪、knock knock…knock knock…甘い夢の後は地獄だけ、たらららん!最後は哀れ、小児性愛のオジサマ一人処刑台に上げられたッ(雑に裁断された布にペットボトルのミネラルウォーターをたっぷり浸し、即席の鼻歌を歌いながらゴシゴシと遠慮なくベタベタのその顔を髪ごと拭い。既にがなり懸命たる彼の叫びなんて興味の一つにもなっておらず、先の布を裁断した際の大振りのハサミを意味も無くじょきんじょきんと鳴らしてから、暴れんばかりのその椅子の前に佇んでズイと距離を縮め顔を覗き込むように近づいて噛み付く様に唇を重ね。上唇を少し強めに噛み締めては蜂蜜レモンにも近い味を口内に残してペロリと舌なめずりを一度。にんまりと口角を上げてから「パァパ、動いたら麻酔なしの開腹手術になっちゃうわよう。嫌なら大人しくして」注意をするように感情がサーと消える冷め切る声色で告げて、言葉通り裾にハサミを向ければ下から上へジョキンジョキンとベタベタの服を開く様に切り出して「AHA!すってきぃ!惚れ惚れしちゃぁう。麗しの小説家!Mr,ABCD?ABC?ACE?なんだっけ忘れちゃった、マぁいいわ。なんでも。__ファンの数が止まらないMr,のストリップショータイム!」ジョキンジョキン、甚振る様に少しずつ、弄ぶように時々薄皮膚を共に切りつける。穴ぼこのように殆ど衣類の役割を無くした所で「uhhuh……もういらないでしょう、これ。」穴ぼこの一つに長い爪の片手を忍ばせて、肌を摩る様に手を這わせる。ふざけて刃をたてたか所から薄らと滲む血を人差し指に付ければそれを引き戻しベロリと舐めて「シャミィのこと好き?シャミィはパァパのことだぁいすきよ。パァパがシャミィのこと好きって言うなら体もちゃーんと拭いてあげる、もうベタベタするのはイヤでしょう?」ダイニングテーブルに腰を掛け言葉遊びでも楽しむ様に「チック・タック、チック・タック。 さぁ、早く言わないとレオくん戻ってきちゃうわよぅ。それともちょっと位ベタベタぬらぬらしてた方が都合良いのかしらん。だってほらぁ、パァパったらシャミィを犯した時みたいに潤滑剤なんて用意してないでしょ?チックタァクチックタァク、___ねーぇパァパ。シャミィのこと好き?」テーブルの上に落ちるケチャップを人差し指で掬い上げれば先程血を舐め取った時を真似る様に今一度ペロリと赤を口に運び。チクタクの声に合わせて足先をパカパカ開いて下品に挑発を、口にするのは取引の様なただの脅しであり。くすくす、と溢す様な笑い声だけは未熟な少女のようにあどけなく「言わないならシャミィいいこだから気を利かせてレオ君とパァパを二人きりにさせてあげる。それとも三人が良い?パァパったらエッチねぇえ」A-HAHA!!目尻を吊り上げる様に細めて笑う仕草は先のあどけなさとは打って変わり最下層の娼婦か、片膝を抱え頭を傾け「みっつ数える間に教えてちょうだい、ひとぉつ。ふたぁつ……___みぃ、」っつ。片方の手を数字に合わせて一本また一本と立て上げて。昨日の出迎えてくれたその様とは別人の様な姿を瞳に写し、何もついていない己の首を戯れに掴んでは”BOWWOW”なんてからかうような鳴き声を浴びせ)

22: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-12 12:50:54


Son of a bitch !
(嗚呼、同じ言語を操るからといって言葉が通じるとは、意思が通じるとは限らないのだと自らの扇情的な振る舞いを棚に上げてアレックスの失態を楽しげに罵り歌う少女の奇行を睨め付けながら嫌というほど実感する。普段は意識的には口にしないスラングが苛立ちのあまり突発的に口を衝く。一体全体どういう思考回路の元で裁ち切り鋏片手に中年男の唇に吸い付き、皮膚まで傷付けながら嬉々として若い頃に妻が編んでくれたセーターを切り刻んでいくのか、到底理解出来ない、否、したくない。同じ人間だとも思いたくない。じくじくと不快な痛みを発する裂傷から掬い取った血を挑発的に舐めながら出された要求には耳を疑って思わず「は?」と上擦った声を吐き出し、ねっとり濡れた長い前髪の向こう、テーブルに座ってその我儘ボディを生かした艶やかで品の欠片も無い愛らしい仕草で愛情表現を強請る彼女を唖然と凝視し、どうやらソッチの気があるらしい連れ合いを材料に無邪気に脅し立てる少女を見ていると何故だか次第に笑いがこみ上げてきて、「とんでもないビッチだな!ああ反吐が出る……一度でも、お前のような基地外に欲情してしまうなんて。慰める棒が欲しいなら十字架でも突っ込んでろ、お前の顔は悪魔に取り憑かれたリーガン・マクニールにそっくりだ!」カウントダウンが終わる前に、無謀にも拒絶の言葉をスラングと共に吐き捨てた。どうせリンチされるのならガキのご機嫌取りなんて真っ平だ!)



23: レオパルド/シャム [×]
2017-02-12 23:41:41


シャム:(嗚呼、この男はどちらの選択肢を選ぶのだろう。チクタクチクタクと焦燥感を募らせる為だけのカウントダウンの中で付きたてられたのは酷い暴言、隠すことない嫌悪感を丸出しにした馬鹿げたほど正直な彼の本音。傷つきショックに身を捩り泣き出す反応も、苛立ち切って殺気を抱くことも不思議と無く。正直すぎる程の剝き出しの感情に、我ながら可笑しいほど酷い興奮感情を得ていることに気づいてゾクゾクと背中を走る震えに体を躍らせて「AHA!パァパ最高。でも残念、憑りつかれたんじゃなくて___生まれた時から悪魔なの」長い舌をだらりと極限まで垂らせばウインクをばちり。「奥様ったら趣味が悪いのね、こんなの布巾にするにも微妙よぉ?着るなんて考えられない!」先ほど顔を拭うのに利用した布切れを広げれば元々が衣類だったことを匂わせる発言を、グシャグシャと彼の思い出までも踏みにじる様に広げた布を再びグチャグチャと丸めて雑な動きで放り投げ。戻って来たレオパルドを見れば"あ!"と反射的に声を上げて今にも大口を開けてキャハハと笑い声を上げそうになるのを口の中を奥歯で噛む様に痛みを与えて何とか堪え、ぷーだのふーだのと堪える呼吸が唇の隙間から溢れるのを片手を口にしっかり宛がうことで隠し「どーしたのぉ?それ、素敵ねぇ。ペニーワイズだってそんな面白い顔してないわよぉ」両足を棒のように伸ばしてから反動を利用して腰かけていた体を起こしタッタと歩み寄り。褒めて褒めてと両目を細めれば言われた通りに鎖を付けたのを披露して、コアラ宛らにしがみつきムギュウと抱き着いて撫でられるのを嬉しそうに受け「シャミィちゃぁんとできたから褒めてぇ。___え~んえ~ん、シャミィのことビッチって言ったの。ぐすんぐすん、シャミィかなちい…なあんて、自分のナニでもしゃぶってろ!」レオパルドに引っ付いていた体を離し自由の利かない彼を良いことに椅子に横座りをするような体制で馴れ馴れしく図々しい座り方をして、両手の中指を立てれば顔をぐしゃりと顰めて吐き捨てる様に言い切りキャハハと高笑いを一つ。ちゅっちゅっちゅとリップ音だけを立てる様にじゃれ付くと「パァパ、for the win」”さいこう”と言い残し座っていた体を起こして「Thank you・Thank you!愛しきダディ,ラビュウラビュウ!シャミィもお色直ししてくるわん!see you」片手の指先だけを波を起こすようにちらちらと揺らしてカツンカツン床を靴で叩きその場を後にし)

レオパルド:Me, oh my, I loved him so,(顔に掛けるサングラスは誰の物かも分かりやしない、顔にかかっていた前髪も首に触れていたバックの髪も全てを一つに纏めて括り上げ、煙草を吸い部屋を散策する中で見つけた妻の遺品だろうか化粧ケースを荒らし、目の周りには黒いアイシャドウを唇には真っ赤なルージュをこれ以上ないほど雑に塗りたくり。口遊むのはアメリカ民謡、ジョニーは戦場へ行ったの一節。機嫌よく煙草の残り香を体に纏い時折わざと物を壊して部屋を回る、使えそうなものは拝借しジャケットのポケットへ忍ばせる「Johnny has gone for a soldier.」揺蕩う歌は先へ進むばかり、一曲うろ覚えのまま時折鼻歌を交えながら歌いきる頃に再び残した二人の元へ姿を現して。現れるなり己に駆け寄るシャムを支えては言った通り重たげな鎖が彼の自由を奪ったことを確認し「oh my god!流石シャミィ、お前は本当にお利巧だ。お利巧は愛しい、当たり前だ!もちろんなァ」ワシャワシャと頭部を撫でまわしてから振り払うようにその体を離し、小説家の彼がどの舞台で使うのかわからないネクタイをジャケットのポケットから取りだして「oops,おいおい、なんてこった。アレックス、お前の目つきは少しキツすぎる。そんな目見てたら欲情が堪えられねェなあ。だから隠してやるよ、抉っちまったら愛しい文章がもう書けやしないだろ?」最初こそ演技でもするような大げさな動きで馬鹿にする為だけの猿芝居として片手を自身の目に宛がい肩を大きく竦ませて、今度はその手を下ろし動きを抑制するように「俺はお利巧が好きなんだ、頼むから暴れんなよ」舌なめずりを一つ、ご機嫌に腰を振りながら部屋の散策に向かうシャムの名を呼べば「少しじゃなくていい、俺にも二人きりで楽しませろよ」直ぐに戻るなと釘を刺し先のネクタイを彼の目を隠す為に括り、「I'll dye my dress, I'll dye it red,」"ドレスを染めよう、赤に染めよう"口遊むのは先の歌の繰り返し、口笛を一つヒュウと鳴らせば「足は要らねぇな、小説書くのにゃ腕がありゃ十分だ」片手を顎に当てハーン、と考える様に呟く。閃きを大事にダイニングテーブルに乗るシャムの使っていたフォークを手に取れば太ももに躊躇いなく突き立てて、歌詞に添いパンツがジワリジワリと赤く染まる中その傷口をグリグリと広げ「愛し合おうぜHoney,」穴だらけのセーターなんか要らないと残りを引き千切り暗転、全てをかき消す大きなレコードが狂ったように繰り返し鳴り響く中其の儘放置で一日が終わり)



24: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-14 23:13:06


……私に子どもはいない。
(傍若無人な彼らへの恐れが無いと言えば嘘になる。だが、どれだけ家を荒らされたとしてもペットのように首輪を付けられ鎖で繋がれていたとしても、アレックスがこの家の主であることは変わらないと、それだけが残されたちっぽけな矜持であった。売り言葉に買い言葉かのような罵倒の応酬をする少女の可憐な赤い唇から紡ぎ出される無垢な顔立ちに不似合いな暴言、けれどそれを払拭してあり余る愛らしい無邪気なキス、己を父と慕う愛情表現は彼女が妻のワンピースを無残に扱っていなければまた懲りずにベッドに組み伏せていたかもしれない。だが今はそんな劣情も遠く、ピエロかパンクバンドかと見紛うメイクを施しダイニングに姿を現した青年と入れ代わりに去っていった細い背中へ小さくぽつりと呟いたのはアレックス自身場違いにも程がある見当違いな呼称の訂正であった。本来の用途とはかけ離れた使い道を選ばんとする青年が手にしているネクタイを最後に身に着けたのはいつだったか、最新作の著者近影だったかもしれないし妻の葬式であったかもしれない。そんな持ち主の記憶も定かでない衣類まで引っ張り出してきた男の鼻歌はそれほど悪くなく、だがこのクレイジーなサイコパスにその民謡はあまりに噛み合っていなくて、「ハ…ならお前がコーヒーを淹れてくれ。私が思う物語を代筆でもしてくれれば、腕だって要らないだろう」新たに足に付け足された刺し傷が齎す酷い痛みのために冷や汗がだらだらと額から零れ落ち、それでも男に、アレックスに執筆させる意思が垣間見えたことに喜びすら覚えてしまう。脳味噌の中に浮いては沈む無数の言葉の数々は既に澱のように体内に滞っていて、表現しなければ狂ってしまいそうだった。「悪くない歌声だ」第九が懐かしい。残された数少ない自由の一つであった視界さえ奪われて、昨夜とは立場の逆転した不逞を晒すことになり、男から微かに漂うアイシャドウの香りが罪悪感を掻き立て、再び亡き妻に心から謝罪する。「I love you, __.」これほど朝陽が恋しい一日はきっとこれから先もずっとない。薄汚いダイニングルームにまた朝が来る。)



25: レオパルド/シャム [×]
2017-02-15 16:52:23

(がなり立てるレコードは日夜を問わずに同じメロディばかりを刻み、清潔感ある綺麗な部屋は既に姿を消して飾られる写真は破られ割られ、余すことなく落書きを。真白な壁にすらわざと下手糞に描いたような筆跡でシャムとレオパルドの名を刻み、離れの壁紙は既に破られている。大きな液晶のテレビは持ち込んだアダルトビデオがボリュームゼロで繰り返し繰り返し下品に上映会を繰り返し)

レオパルド:シャミィいつまで寝てんだ、仕事だろ。可愛い可愛い猫でも被って来い!(繰り返した情事は暴力を交えた一方的な乱暴そのもの、労わる気など端から持ち合わせていない。朝日が昇る頃、抱く彼に意識が有るのかなんて既に興味も無く椅子から離した身体を自由だけ奪う様に両手両足を結んだまま、様々な液体が浸みる床に転がすだけ。我が物顔でシャワーを浴びて再びお決まりの服へ身を通し、来客を示すインターフォンの音に一度目を大きく開けば大きな声を上げさせない様に、意識が有るかどうか分からない彼の元へ戻り。目隠しとして使ったネクタイを今度は口枷として猿轡のように口に回し、ソファで眠るシャムを叩き起こす様に叱咤して。無理強いをするように呼吸の自由ごと口を覆えば「Honey,一言でも声を出せば……__アレックス、俺はお前の声帯を傷つけたくない。お前の声を聴いていたいんだ、だからわかるな。今は喋るな」ちっちっちっち、優しい舌打ちは野良猫でも誘き寄せるときの様で。転げた彼の上半身を起こすと抱き抱える様に自身に寄せて、揺り籠のように座り込んだ体を少し揺らすと顔を寄せ言い聞かせるような口ぶりでゆっくりと諭し、片腕を滑らせて途中喉を摩り声を上げさせない様に塞ぐような口付をネクタイ越しに行って。)

シャム:__レオくんぐっもーにん、ふわあ。___!?(その後気分のままに部屋を荒らし、面白い物を探しては落書きをする。廃墟で騒ぐ若者の方が未だ可愛げがあるそんな過ごし方を繰り返し、疲れたころにボリュームを消したテレビに映像だけが流れるビデオとレコードに紛れて聞こえる生々しい音を子守唄に変えソファで眠り。切り付けられた切り口から綿が零れるクッションを抱き抱えて眠っていると唐突に起こす様なレオパルドの声に体をビクリと震わせて、未だぼんやりとする頭を冷静にさせたのは繰り返しもう一度鳴ったインターフォン。傍に有った適当な服を身に纏い、ちゃっかり髪を手ぐしで整えてから「__おはようございます、叔父さんの知り合いの方?…えぇ、そうなの。私、叔父さんの姪っ子で」唯一綺麗なままの玄関でくすくすと笑い声交じりに談笑を、やってきた客人は編集部の人間のようで締め切りの作品を取りに来たと言う内容。"うーん"と困ったように顔をしゅんとしょげさせて「叔父さん、暫く何処か遠くへ旅行に行くと言っていたの。執筆業を一度離れて体も心も休めたいって、それで……恥ずかしいんだけど、わたし、親と上手く行ってないから。叔父さんが留守の間は此処に住んでいいって言ってくれたの。」自分の事や家主の事を問う客人に今閃いた嘘をしれっと伝え「行先もわからないし、電話もつながらないの。…だから、もし叔父さんのことがわかったらすぐ伝えるわ。名刺を頂いても良い?」頭を傾け、客人を引き払う。車の音が遠くに消えるまでニコニコと愛想よく手を振り見送ればバタン、助けが消えるようにドアを閉め鍵を掛けて)



26: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-15 22:21:40


(――寒い。あれほど望んでいた筈の朝陽はダイニングルームの床の惨状をより際立たせアレックスに凄惨たる現実を突き付けるだけ、奇しくも目を開いた濁る視界の中に真っ先に入り込んだのは昨日少女が刻んでくしゃくしゃに丸めた亡き妻のワンピースの一部で、最早体の何処が痛いのか自分自身正確に把握出来ないまま脳裏を過る一晩の記憶。男から叩き付けられるように与えられた暴力と僅かな快楽は、愛情はおろか思いやりが塵一つとして感じられないもので、比べるのも癪だが少女を組み敷いた時の方がよっぽど男として満たされたものだった。もう罵倒する声も助けを乞う声もとうの昔に枯れ果てて、耳鳴りのように鳴り響く煩雑な音楽だけが唯一つ意識を繋ぎ止めている。これが悪夢ならいい加減夢から覚めようか、そう思い微睡みに逃避しようとした矢先、インターフォンの音がこの爛れた光景の中異質なノイズとして我が耳に届き、光を失いかけた双眸に生気を宿して。だがそう、これはアメリカンヒーローの存在しない小説より奇なる現実である、神の救いなど呆気なく嘲笑われ一蹴に伏されるもの。「……ぐっ、う…」望まぬ情事の最中青年の姿からアレックスを守ってくれていたネクタイが言葉を奪うものへ変わり、濁り揺蕩っていた意識を無理矢理現実へ引き戻し、舌打ちをしたかったがそれさえも許されぬ今はただ男から齎される乱暴な口付けに、腹立たしいが彼の思惑通り沈黙を選ぶ他ない。玄関から聞こえるやり取りによって付属された設定を今すぐ訂正してやりたい。あの編集者は担当作家の家族構成も知らないのか!結局、縛られた体を芋虫の如く身動がせた弾みで中身のワインごと倒してしまったグラスの音も届かず、編集部の連中は少女の顔をした悪魔の舌先三寸を鵜呑みにして帰ってしまった。「なんて無能な奴らなんだ!」そう悪態を吐いたつもりだったが、実際は言葉にならずネクタイの隙間から間抜けな呻き声として吐き出されるだけ。言語を失った今、唯一出来る抵抗は目の前の侵略者たる男を睨め付けるのみ。)



27: レオパルド/シャム [×]
2017-02-16 16:48:03


レオパルド:(明るい日差しの中で覗く顔はこの家に訪れた土砂降りの雨の夜と比べられない程、人生の労苦を凝縮してうけた打ちひしがれてすらいる、今にも吹き散りそうな弱弱しい物に変わっていて。落ち着いた安らかに心を休める睡眠を取れていない事、目の下に色濃く沁みる隈一つを切り抜いても彼にとって過ごした時間が地獄だと言う事が伺えて。血色の悪い顔色なのに、唇ばかりは歯を立てられ強制的に赤みを出されているのだから性的思考を煽るなと言う方が難しい、這わせた舌先、伝う唾液でヌメヌメと光る唇は唾液なのか血が滲んでいるのかその違いすら分からない。事実、少女が住んでいる事と家主の居ない現状から嘘が事実になり遠ざかる車のエンジン音を聞き終えた所で噛ませていたネクタイを口から外し「Good morning,アレックス___螺子の外れた仕事仲間で助かったよ」A-HAHA!睨まれる目付きすら可愛らしい物、もしも客人が作られた普通を疑い中に入ってきていたならば形勢は変わっていたのかもしれないと、逆を言えば離れに有るこの住宅に訪れるのは仕事仲間位だろう。此処を乗り切れば暫くは何も心配が無いのだと心底楽しそうに声を上げ、既に何に濡れているのかすら分かりかねる前髪を指先で掬い「食いたいもんは?、……気分が良いから好きなモン作ってやるよ」口に噛ませていたネクタイを床に転がせ、上機嫌のまま問いかけて。上機嫌になるのも当たり前と、ずっと傍を寄り添っていた小説の著者、恋をしていあ文章の生みの親。憧れに焦がれていた彼を、組み敷きやりたい放題に肌を交わしたのだから。一仕事終えたシャムが戻ってくれば宥める様に片手を立てて「__ってぇ。Thanks,シャミィ。お前は本当にお利口だ」ヒステリックに頬を叩く手の平の衝撃を耐えては、そんな彼女を抑え込むためパチパチ拍手を数回共にして賛辞の言葉を送り)


シャム:ねえねえ!パァパ!この名刺いるぅ??(阿呆が帰ったとばかりに車が消えた時点でバタバタと騒がしく戻ってきて、指の間に挟まれる名刺をちらつかせながら問いかけるも大きな目を一層と剥いてわなわなと怒る様に肩を震わせ「bitch ! bitch ! bitch ! 酷っどぉい!シャミィだってパァパとラヴラヴしたいのに!レオくんばーっかり独り占めしちゃって!___Boo,」正に雌犬、ギャンギャンとヒステリックに声を荒げてバチンバチンと躊躇うことなく一人一発とレオパルドにも彼にもビンタを行って、次ぐ宥める様な褒め言葉で漸く振り翳す手を止めると、レオパルドに支えられる彼の上へ跨る様に座り込み豊満な胸へその顔を押し付ける様に独りよがりのハグを行って「パァパったら可哀想。あっちもこっちも血だらけだわぁ、シャミィがよしよしってしてあげるぅ」押し付けたままの後頭部を言葉通りに撫でまわし、両手で頬を持ち顔を固定すると鉄臭い口紅をぽてっとした己の唇に移す様に、寧ろ唇から滲むその血液を堪能するように、ぺちゃ…ぺちゃと繰り返し湿った音を立てるキスを行って、ディープなキスで舌を差し込み糸を垂らす様に唇を離すと「パァパ。レオ君がご飯作ってくれてる間にシャミィがお風呂に入れてあげるわ、昨日ワインのお風呂をいれたのよ。体を洗ってる間に追い焚きすれば直ぐに入れるわ__AHA!今更恥ずかしがることなんて何もないでしょう?」カチャカチャと首に回した首輪を指先で弄べば犬の散歩に使うようなリードを括りつけ「ゆっくりでいいわよう、歩けないでしょソレじゃぁ」手首足首を固定するような括りを見ればリードの先を持ち立ち上がり、クイクイと引っ張りながらも「ほーら、あんよが上手!おいでぇ、」なんて屈託なく笑い声交じりに呼びかけて)



28: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-17 22:57:36


っは、冗談も程々にしろ……お前のようなサイコパスに料理なんて出来るものか!
(この家から徐々に遠退いていくエンジン音は最早手足の自由を奪われていることよりも強い不快感をアレックスに与えるものとなり、口角に食い込んで痛みを生み出していたネクタイが漸く外され、己の唾液に塗れて僅かに質量を増したそれが床に転がる様を見届けつつ肺臓に詰まっていた二酸化炭素を吐き出し新鮮な空気をゆっくり吸い込んでいく。更に欲を言うなら他の拘束具も取り払ってくれるなら万々歳だがこのバイオレンスな男女がそんな甘ったれた優しさを発揮しないことは重々承知していて、けれどもだからと言ってこのように身勝手な振る舞いをする彼らに従順になりご機嫌を伺うなんて考えただけで虫唾が走り、いやに機嫌の良い青年に対し暴言を吐き捨てる。本音を言えば空腹が全くない訳ではなく、喉も渇いているので何かしら体に取り入れたい欲求も幾分かあることも確かで、このまま食事をしなければ消耗は必至である。一晩の内に腹に凝っていた怒りを更にぶちまけようと開口したがそれは少女の喚き立てる声と激しく頬を打つ平手によって遮られ――嗚呼悲しいかな、反抗しようという意思は彼女の豊満な胸を前にしては儚く散ってしまった。今ばかりは男としての本能が憎たらしくて仕方ない。「いっ…!」熱烈なキスを施される唇には裂けたような傷があり、肉に直接染みる唾液が痛くてしょうがない。顔を振って逃れようにもしっかりと顔を掴まれてただ無為に呻き声を発して乱れた頭髪を揺らし、碌に抗えないのだから腹立たしい。開放された頃には口許は女の唾液でベトベトに濡れていて、こうなれば少しの恥がなんのことかと顔を床に擦り付けて拭おうと。だがそれは風呂に入れてくれようと宣う無邪気で優しい筈の少女が首輪に追加で付属されたリードを引っ張って遮られた為叶わず、その上、あろうことか両手足を括られたまま動けと言う。「Holy shit!私に芋虫ごっこでもやらせる気か?」せめて足か手か、どちらかが自由だったならまだマシだったろう。だが今は少女がそう囃すような赤ん坊にすらなれず、誰が言う通りにするものかと身を捩って少しだけ足元に近付き、上体を少しだけ起こせば彼女が履いている靴に血液混じりの唾を思い切り吐き捨て。)



29: レオパルド/シャム [×]
2017-02-18 16:40:39



シャム:ねぇねぇ、レオくん。このままだとパァパお風呂場に釣れて行くだけでシャミィ疲れちゃう!だからぁ、足だけ解いても良い?キュートな芋虫は連れて行きたいけど…疲れちゃうのはイヤだもん(導く様に首輪を鎖でグイグイと引いて、何とか距離を詰めて傍までやって来た彼が吐き出したのは赤みを帯びた唾で。"Boo"と唇を尖らせて不服がる様に短いスカートの内、下着が見える事も一切気にせず恥じらいの無いまましゃがみ込んでは吐き出された唾を人差し指で拭ってから自身の口へ運び。唾を吐かれたことはさして怒りの糸に触れず、それよりも僅かな距離を動くのに所要した時間とバスルームまでの距離感、到着する頃にはすっかり疲れ果てている自分の未来、げんなりと言う様子で文句を告げる様にレオパルドへ告げて。「手は繋いだままだし、足だって可哀想に怪我だらけだもの。それに……パァパはいいこよぅ?シャミイを困らせる事なんかしないわよ。ちょっとしかね」唾液に濡れる顔をゴシゴシと手の平を押し当てる様にして拭ってから言うが早く足首を固定する縄だけを解き、「さぁ、パァパ汚れを落としに行きましょ」語尾に大きなハートでもつける様にじゃれつく表情で、手の内には変わらず首を繋ぐリードを持ち「レオくん、シャミィ美味しいハンバーグがたべたい!デミグラスはイヤよぅ。AHA!ケチャップを使ったのが好きなの」座ったままのレオパルドへちゃっかりとブランチの注文を告げるとちゅっと投げキッスを一つ、ばちんと大きな目をぎゅうと瞑るウインクを一つ向けて。)


レオパルド:uhhuh……俺が駄目だって言ったって解くんだろ?好きにしろよォ。(ヒリヒリと鈍い痛みが残る頬を摩る様に片手を頬に宛がいぐにぐにと固い皮膚の中でも柔らかな頬を摘まみ、玩具のようにリードを引かれ強制的に体を動かされるその仕草は哀れと形容するほかなく。なんと可哀想な事だろう、と馬鹿にするようなそのやり取りをクラップハンズで出迎えて、パチパチと馬鹿にする拍手の音だけを手の内から響かせて許可を委ねるシャムへ何とも適当な返事を返し。大口を開く欠伸をクアアと漏らしてから落としていた腰を上げ「俺みたいなサイコパスが作る料理を楽しみしてろよ、アレックス。驚くぐらい美味いもんを食わせてやるよ、早々にくたばられちゃ面白くないからな」A-HA-HA!片手をヒラリヒラリと揺らしながらゲラゲラとした笑い声を響かせて。歩くことを拒むものが何一つと無ければあっさりと隣を追い抜いて「頼むぜシャミィ、__アレックスが欲しがったら直ぐに呼べよ。いつでも抱いてやるさ」通りすがりに品性の欠片も無い戯言を一つ、合わせて臀部の形をなぞる様な手つきでツウと触れては優しさなんて持ち合わせていない様に今度は力強く指先で揉みしだき、鷲掴んでいた手を離せば。暴力染みたロックミュージックの音楽を口づさむ様に鼻歌を、彼の綴る文章の世界だけではない彼の全てを手にしたのだと言う征服感に拗らせる程の上機嫌で既に落書きのされた写真立てをガシャンと一つ割る様に落としてパリとそれを靴の踵で踏みつける縁起でもない音を立てキッチンルームへ向かって)


30: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-22 14:48:03


>レオパルド、シャム

全く酷い目に遭った!今後は顔出しを控えるべきか……否、もう遅いか。一度メディアに露出したからにはウェブ上では既に私の顔は出回っているだろうしな。
被害届は出さないでやろう。生きているだけ私は幸運だ。出来ればお前達とは普通に話をしてみたかったが、それは愚考か。もし平和で甘ったれた出会いであれば記憶に残らなかっただろう。そういう意味では、天才とも言えるか。
私は筆を置き表舞台から去るが、お前達はまだ若い。悪魔となってまた誰かの家の扉をノックするのだろうが……それに私の責任はない。思う存分無垢で粗暴な愛を叩き付けてやるがいいさ。柄ではないが最後くらいは幸運を祈るとしよう。
――Good luck,baby.


>背後より主様へ

(/背後から失礼致します。
先ずは連絡が遅くなって申し訳ございません。急な予定が入ってしまい、二月中のレスが難しい状況となってしまいました。大変楽しくやり取りさせて頂いていたため本心を言えば引き続きお相手をお願いしたい気持ちで一杯なのですが、当方の一方的な事情によって主様をお待たせすることが非常に心苦しく…大変申し訳ないのですが、お相手の解消をお願いしに参りました。
一月弱という短い間でしたが、バイオレンスで甘美な時間をありがとうございました!主様の良縁を心よりお祈り申し上げます。)



31: 濡鼠 [×]
2017-02-22 15:31:06


>アレックス背後様へ

(/ご丁寧な連絡をありがとうございます。先ずは前以て教えて頂けたこと、とても嬉しい気持ちです。そして、私事では有りますが、アレックス様が余りにも理想過ぎる小説家さんでしたので此方の我儘の元、是非お相手を続けていければ嬉しい限りです。勿論、背後さまの負担になりませんように、レス頻度はお暇な際にと言う形で大丈夫です。これから先に、レオパルド、シャムと二人の相手をして頂くにあたり、アレックス様以上に魅力的で探し求めていた方に出会える気がしないのです。
ですので、一月に一度でも、二月に一度でもレスの頻度は背後さまの生活を第一に考えたペースで大丈夫ですので、お相手を続けて頂ければとお願いのお返事になることをお許しください。
通知設定を入れておりますので、どんなにゆっくりとしたペースでのお返事でも構いません。貴方様の綴る文章と、それを元に動き交流が出来るアレックス様とのご縁を切りたくないと言うただの我儘ですので、無理であればこのまま蹴って頂いても大丈夫です。
前述通り、レオパルドとシャムの問題児二人のお相手はアレックス様と共にある事でよりらしさを出せると思うので、他の方を再度募集することは有りません。
本当に素敵な、三人の物語を覗き見している掛け替えが無い不思議な交流を有難うございます。
引き続き交流できることを夢見て、この場はこのまま背後さまとの物語の場として残すことをお許し下さい。)


32: アレクサンダー・B・キャロウ [×]
2017-02-28 23:39:18


>レオパルド/シャム

あ……あ、嗚呼、__。
(少女の都合とはいえ自由が許された足の皮膚と肉に食い込んでいた縄が齎す痛み、叶うなら其処を撫でて一時でも自らを慰めてみたかったが今は下肢が動くだけでも喜ぶべきと上体を捻り、視界に入る彼女の女性たる象徴の一つを覆い隠す布面積の狭いそれから双眸を外しつつ右足を、遅れて左足を床に膝を付きフォークで傷付けられた太腿の傷口からじんわり滲み出す粘っこい血の不快な感触に耐えながら腰を上げる。そうして一日以上経って漸く括られていた椅子よりも高くなった視界に映り込む部屋の全貌に思わず言葉を失い、微かな摩擦さえ痛覚を刺激する唇からぽつりとケチャップだらけの床に零れ落ちるのは愛しい妻の名。アレックスが欲しいと、視界に入れたいと欲した場所に張り巡らせていた妻の喜怒哀楽を切り抜いた写真は無邪気な悪意に散らされ、汚され、今は見る影もない。男に組み敷かれた夜でさえもこれほどの絶望をアレックスに与えることはなかっただろう。それと自意識に捉えることも出来ぬうちにベタつく頬を一筋の雫が流れ落ち、だからこそ、亡き妻の残像に暴挙を働いたであろう手で尻肉を触られると心臓を素手で鷲掴みにされたかの如き鮮烈な怒りが全身に突き抜け、女の要望を聞き入れて肉の塊を調理するのだろうキッチンに向かう青年の背中に食らい付かんと足を踏み出すもそれは首輪と少女が持つリードによって阻まれてしまい、目標を失った上下の歯が青年の肩の数ミリ手前の空間を掠り虚しくガツンと歯を噛ませる間抜けな音をダイニングに反響させて。「外せ、これを外せ、外せぇッ!!」風呂もハンバーグもどうでもいい、ましてや体裁など無価値も甚だしく、心臓を介して四肢の末端にまで満ちていく怒りと憎悪が獣のような唸り声となって体現され、無機質な拘束具が首に食い込み皮膚が破れようと構わず繋がれた鎖を断ち切らんばかりに必死にもがく様は無害な郵便屋にさえ吠え立てる番犬と然して変わらぬ無様なひとり遊び。それでも表現し足りぬ憎しみをレコードを打ち負かす怒声でぶちまけ。)
__がっ……彼女が一体何をしたって言うんだ!死人の顔に泥を塗って何が楽しい!?お前らにとってはただの紙切れでも、私にとってはそれが彼女を見ることの出来る唯一なんだ!!詫びも何も要らない!だから返せ!彼女を、返せぇええええッ!!



>主様へ

(/背後の都合で身勝手を突きつける非礼を働いてしまったにも関わらずそのように身に余る言葉を頂いて、拝見した際、心臓が締め付けられる思いでした。
お待たせしてしまう申し訳なさばかりが先立ってしまい、一方的に勝手な判断をして本当に申し訳ございませんでした。長らくなりきりをしておりますがこのように引き留めて頂いたのは初めての経験であり、感無量で言葉もありません。斯様に不肖な背後ではありますが、主様のお言葉に甘えてもよろしければ…更なる勝手をお許し頂けるのであれば、引き続きお相手を願えれば嬉しい限りです。また、これまでと比べて大幅にレス頻度が落ちてしまいますこと、重ねてお詫び申し上げます。
繰り返しになってしまいますが、この度は振り回してしまい本当に申し訳ございませんでした。)



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