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個人用・練習用
自分のトピックを作る
■:
(b`・ω・´)bグッ [×]
2017-01-21 13:21:16
_一つ葉のクローバーは『初恋』。
_二つ葉のクローバーは『素敵な出会い』。
_三つ葉のクローバーは『愛』。
_四つ葉のクローバーは『幸運』。
これは4人の男子高校生の物語。
☞オリジナル小説です。感想やアドバイスや雑談等は『_ふわり_』トピへ。
1:
(b`・ω・´)bグッ [×]
2017-01-21 14:15:40
登場人物紹介
△犬飼 奏汰 (イヌカイ カナタ)
櫻庭高校一年
4月24日生まれ AB型
身長 159cm 体重 46kg
性格/いつも気怠げ眠たげ。周りにあまり興味がなく気分屋。低身長なのをかなり気にしており弄れば極刑。
◯真城 歩 (マシロ アユム)
櫻庭高校一年
6月18日生まれ O型
身長 172cm 体重 53kg
性格/明るく単純ないわゆる犬型男子。ムードメーカー的な存在で以前つき合っていた彼女にこっぴどくフラれ只今彼女募集中。
◎一ノ瀬 真紘 (イチノセ マヒロ)
櫻庭高校一年
10月26日生まれ A型
身長 175cm 体重 55kg
性格/面倒見の良いオカン気質。頼まれたら断れない性格の為苦労人。中学からつき合っている彼女持ち。
◇望月 司 (モチヅキ ツカサ)
櫻庭高校一年
1月1日生まれ B型
身長 169cm 体重 50kg
性格/適度に明るく社交的ないわゆるイケメン君。ところがどっこい重度の中二病患者さんでキザな態度がよく目立ち女子からは距離を置かれる残念なイケメン。素はヘタレで恋愛にも奥手な中学生みたいなやつ。
(/ひとまず、メインの子達。他の登場人物達は後々出していきます。)
2:
(b`・ω・´)bグッ [×]
2017-01-21 16:10:10
「では只今から『どうしたら奏汰君に彼女が出来るかどうか会議』を始めさせていただきまーす!はい、拍手~」
「はぁ?」
右手に持っていたメロンパンをくしゃりと握りしめ隣に座っている相手をみつ…いや睨みつけ心底面倒くさそうに苛立ちと呆れが入り混じった溜め息をはいて。
…俺の彼女どうこうの前にお前だって彼女いねーじゃん。
「わぁ、奏汰君こわぁい。まるで死ぬ間際に腐った卵押し付けられながら女をとられた戦国武将みたぁい(笑)」
「いや意味わかんねぇ」
「奏汰、潰れる潰れる」
「…ムグムグ…」
慌てて俺の手を止め苦笑いしているのは一ノ瀬真紘。先程からウザく絡んでくるのは真城歩。両手持ちであざとく焼きそばパンを食べているのは望月司。潰れかけたメロンパンにかぶりついた俺は犬飼奏汰。俺達は只今昼休み中で購買で買ったパンやら弁当やらを屋上にて食べている所だ。4月の屋上での昼食は最高だ。眠気をそそる。歩のウザ絡みをスルーしてまたメロンパンを堪能していると
「ムグムグ…フッ、奏汰例えお前に彼女がいなくても俺達は、いや俺はずっと奏汰のbestfriendだぜ…」
「はいはい、どーも」
彼女問題掘り起こすなよ中二病野郎…。焼きそばパン永遠に食ってろよ…。
「ぶっちゃけ奏汰には彼女つくって欲しくない」
「…なんで」
「話持ち出してきた歩がそれ言うか…?」
ホントそれだよ。お前が持ち出してきた癖になにいってんだ。というかお前だって彼女いねーじゃん。(2回目)
「だってさ、いつもクラスでずっと寝てる奴がある日突然キリッとした感じになったら女の子かなり落ちるんじゃない?…まぁ、今でも狙ってる子多いけど」
「そんな単純な子いるかぁ?」
「gapというやつだな…!」
いやおい、ちょっとまて歩。後半どういう意味だ、狙ってる子とは???詳しく。
「司っちにもつくって欲しくないけどねっ!」
「へっ!!?」
「いやいや、司はねぇだろ。だってコレだぞ?」
「コレはないな。」
「あ~、うんよく考えたらないね。だってコレだもんね」
「コレってなんだよっ!??」
半ベソな司を無視し3人でコレ呼ばわりしながらモテないことを再確認して。購買の袋に入った牛乳を取り出してストローを差し飲み、
「…んぐっ、そう言えば歩、元カノにこっぴどくフラれたって話俺まだ聞いて無いんだけど?」
「ぶっ!?ゲッホゲッホッッ!…はっ、話すわけないじゃん馬鹿なのっ!??」
「ああ、それについてはな…」
「ちょっ、マヒ!話さなくていいってっ!!」
歩は自動販売機で買っていた苺オレを飲んでいる最中に俺に元カノについて聞かれたことに驚いたのか盛大にむせて大声でそういい、真紘はニヤニヤしながらソレについて話そうとすると慌てて止めて。
…ますます気になってきた。
「なぁなぁ司は知ってんの?」
「ん?ああ知ってるぞ!相島さんのことだろ?」
「って、おおいっ!なんで司っちが知ってんの?!?」
目の前に座っていた司に聞くと例の相手らしき人物の名前が飛び出し真紘の頬を苺オレのパッケージでグイグイ押し付けていた歩は司の発言に肩をビクリっとさせ苺オレのパッケージを今度は司に投げつけて。
「痛てっ!」
「えっ!相島さんって三組の相島雪歌?マジか高嶺の花じゃん!そんな奴にフラれたのお前!ダッッッサ」
「うっせっ!」
苺オレのパッケージを投げつけられた司は額にナイスヒットさせられ床にのたうち回って。それを真紘が慌てて駆け寄り『苺オレパッケージ被害者の会』を開こうと司の体を揺さぶって。櫻庭高校の相島さんといえば一年生にとっての高嶺の花。艶のある黒髪に透き通った美白の肌。とびきり美人で男子にも女子にも人気や人望がある。あの相島さんに告るとなればかなりの勇気かかなりの自信がないと無理だと言われていたが本当に告る奴がでるとは。しかも歩。笑わずにはいられねぇ。
「ホントっマジ馬鹿じゃねぇの?なんて言ってフラれたんだよ?」
「…最初は俺と付き合ってって言ったらいいよって言ってくれて。俺本当、嬉しくてクラスの男子グループラインで『よっしゃっw 高嶺の花ゲットしたったっwww秒でキスすんわww』呟いたんだけど…」
「……。」
「間違えてたった今交換した相島さんのラインに送っちゃって…秒でキスするどころか『貴方みたいな私をポケ●ンgoのポケ●ンみたく扱う人は此方から願い下げです。さようなら。』って言われて秒でキスするどころか秒でフラてラインもキモいって送られてからブロックされた…」
……こいつやっぱり馬鹿だったわ。
ガチ泣きしている歩の顔を見ながら心底呆れた顔をしていると後ろの司真紘は必死に笑いを堪えるようにうずくまっており。
「…うん、まぁ、色々言いたいことあるけどとりあえずドンマイ」
「ドンマイだ歩…!ふっ、w」
「うわぁぁぁ!俺のばかぁぁっ!!!」
「あはは、ほんと無理笑い止まんない。腹よじれそうw」
「うるさい!リア充ばーかばーか!」
「餓鬼か…リア充様に嫉妬しないの、」
大泣きしている歩を宥めながら笑いを堪えている俺と司。ほぼ遠慮なしに大笑いしている真紘にキレて小学生かと思われる暴言をはきながら拗ねたようにうずくまり。
「はぁ、ほんと面白い…」
「涙目になる程笑ったのかよ真紘…ほんとリア充様は余裕ですねぇ?」
「余裕ってわけじゃ無いけど…まあ、幸せだよね。彼女の愛がしみるっていうか?」
「ノロケってんじゃないよっ!ばーか!」
涙目になる程笑っていた真紘の顔を覗きながら尋ねると世間一般でいうノロケを聞かされキレ泣きしている歩は真紘の足をゲシゲシと蹴って。
「いや痛いよ。はぁ、もうごめんって笑いすぎたな」
「いいよっ!もう、俺だって相島さんなんて目じゃない程可愛い子彼女にするしっ!」
「多分いないと思われ…」
「…それは禁句だmy friend…」
涙目になった目を指でふき取り足を蹴り続けている歩に軽く謝ると歩は開き直ったかのようにそういって。
まぁ、なんとか落ち着き食べかけのメロンパンを手に取りまた食べようとすると、
キーンコーンカーンコーン…
「はぁっ!?もう昼休み終わりっ!?俺まだメロンパン食い終わって無いんだけどっ!」
「俺なんかまだ苺オレしか飲んでないんだけどっ!もう、奏汰君がモテない~とかいうからっ!」
「いやソレ言い出したの歩だぞ?まぁ俺は弁当食ったからいいけど。」
「俺も神の食物であるbreadを食したから大丈夫だ…!」
「いやそこ2人の食べたものを聞いているのではなくてだね?…苺オレだけで二時間持つかな…」
「俺はご飯一杯で三時間持ったぞ」
「riceはお腹にたまるからな…!だが苺オレの場合は…糖分だし大丈夫なんじゃ…?」
「いいから、奏汰、司歩の3人は早く自分のゴミ片せよ!」
色々言っている間にも五限目までの時間は過ぎていく。急いで自分達のゴミを片付けて屋上から降りる階段を二段飛ばししながら降りて。
さぁ、残りの授業頑張りますか。
…やっぱ、寝よ。
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