TOP > 1対1のなりきりチャット

魔法仕掛けのフェアリーテイル【NL/募集】/19


▼下へ
自分のトピックを作る
■: 魔女 [×]
2016-10-18 17:21:56 


昔々、あるところに暗く恐ろしい魔法の森がありました。

空は淀み、風はすすり泣き、黒くねじれた木の上で骸骨がからから笑う、世にも恐ろしい魔の森です。

勇敢な若者や獣たち、そして魔物たちは森を恐れることなく踏み込んで行きましたが、誰ひとりとして帰ってきた者はいませんでした。

彼らは皆、森の奥に住む怖い魔女に食べられてしまったからです。


…そんなおはなしはぜーんぶ嘘です。やさしい人間もオオカミも、ツノのはえたガイコツも、みんなみんな森の奥でずーっと幸せに暮らしました。

どうしてかって?だってみんなみんな、魔女のことが大好きだからです。

みんなも森に遊びに来てください。ずーっと幸せに暮らしましょう。

めでたし、めでたし。


1: 魔女 [×]
2016-10-18 17:31:16

【あらすじ】

一度足を踏み入れたなら二度と生きては戻れない…そんな恐ろしい噂が囁かれている、鬱蒼と広がる町外れの森。そこへ踏み込んでしまった貴方は怖いもの知らずの勇者かはたまた哀れな迷い人か、それとも?
何はともあれ不気味な木々の間を進み、最も暗い森の奥へとやって来た貴方はひとりの少女と出会います。少女は貴方を見つけると嬉しそうににっこり笑ってこう言いました。
「ここまで会いに来てくれたお礼に、貴方を私の使い魔にしてあげる!」
そう、彼女こそが森に住むという魔女だったのです。魔女は逃げたり、嫌だと言ったら貴方を殺してしまうと脅かします。そうして貴方は仕方なく彼女の使い魔とやらになり、暗い暗い森の奥深くでふたり暮らし始めることになったのです。
――めでたし、めでたし?


【登場人物】

提供
・森の魔女。貴方にご執心なヤンデレ、女性ですが攻め寄り。

募集
・魔女の森を訪れた男性。一般人だけでなく変人、人外、異形など個性的な設定も大歓迎です。森へやって来た理由もご自由にどうぞ。


【約束】

・サイトのルール、マナー厳守
・ロル100~無制限
・置きレス可能。一ヶ月ほど無言でリセット
・keepは24時間、延長可能。万が一複数の参加希望者様がいらっしゃった場合は選定式とさせていただきます。

2: 魔女 [×]
2016-10-18 17:35:39

【魔女について】

名前/エピスミア(愛称スミア)
性別/女
年齢/見た目13歳
容姿/あっちこっちへくるくるねじれた巻き毛は毛先にかけて色が深まる淡いラベンダー色で、ボリュームも多く、跳ねたり絡まったりしたまま腰にかかるほど無造作に伸ばしっぱなしにしている。花びらや葉っぱ、果ては蝶などが絡まってしまってもそのまんま。自分では手入れをせず貴方に丁寧に髪をとかせて綺麗に結ばせて花やリボンを飾ってもらうのが彼女のとっての幸せで、貴方を捕まえてからは魔法で更に伸ばしたり短くしたり、貴方の好きな色に染めてみたりとすっかり貴方と遊ぶための玩具扱い。猫のように目尻が釣り上がったアーモンド形の瞳を持ち、爛々と輝くルビーのような眼球を自慢するようにいつだって大きく見開かれたそれはピンと長い目尻の睫毛ややっぱり猫らしい縦長の瞳孔も含めて見る者に強い印象を残す。目の他にツンと上を向いた小さな鼻や血を滲ませたように赤くぷっくりとした唇を囲む輪郭は子供っぽくふっくらとした丸みがあり、身長140cmと小柄ながら女性らしい柔らかさも併せ持つ体格も含め幼さと妖艶さの間に位置するような容姿。服装は貴方が来るまでは無頓着で身につけたものはネグリジェに似た黒のワンピースと編み上げブーツのみ、時折フード付きのケープを羽織るだけ。胸元に生きたまま縫い付けた蝶のブローチだけが唯一のお洒落だったが貴方がやって来てからは見せびらかしたい褒めてもらいたいと様々な工夫を懲らしている様子。

性格/勝ち気で自由奔放、この森のものは全部自分のものだと信じて疑わず好き勝手に振る舞う我が儘な女王様のような魔女。自分の言う事を聞かないものは絶対に許せず植物でも動物でも「ねぼすけな眠り姫の刑」「シンデレラの姉の刑」など己の魔法を使ってへんてこで恐ろしい呪いをかけ、苦しむ姿を見てきゃあきゃあと大喜びするのが一人ぼっちの世界での楽しみ。トランプで遊ぶこともカエルを風船に変えて破裂させることも大差ないと考えるほどに善悪の区別が無く、幼い子供のように残酷で無邪気なだけにたちが悪い。殺した命を蘇らせる魔法を知っているのに使わないのはむやみに命を奪ってはいけないという概念を知らないからで、倫理も道徳心も無視しているというより教えてくれる人がいなかったから知らないだけ。そういった歪みに目をつむれば人間の女の子と何ら変わりなく好奇心旺盛だったりおませだったり。人並みに甘えたがりの寂しがり、というよりずっと一人ぼっちだった分他人への執着は並外れていて突然やってきた貴方にすっかりお熱。貴方には使い魔だけでなく友達になってもらいたいし兄や父親にも、そして恋人にもなってほしいととにかく貴方を欲しがり歪な愛情表現を押し付ける。前述の独裁癖もどこへやら、惚れた弱みか貴方なら自分の言う事を聞かなくても拗ねたりちょっとしたおしおきをするだけで見逃す甘々っぷり。その代わり森から逃げ出そうとすれば足をもいででも引き止めるし二度と外へ帰すつもりは無い。それもただ純粋に貴方と離れたくないからという異常と純情を併せ持つヤンデレな少女。

備考/一人称は「私」「スミア」。ずっと昔から森の奥深くにあるレンガ造りの小さな家にひとり暮らしている。外観はとても小さいが中に入ればたくさんのドアがあり、その先には広いお風呂や天まで届くような本棚の書斎、魔法の鍋がぐらぐら煮える勉強部屋などたくさんの空間が広がっている。その家も森さえも皆スミアが魔法で作り上げたものだけに何でもスミアの思い通りに働き、家では箒やフライパンが勝手に仕事をしてくれるし森の木々は真冬でも甘い花と果実を実らせ、そして通り掛かった誰かさんを誘い込み一人ぼっちを寂しがるスミアの元へと連れてきてくれる。そんな風に魔女としては優れた力を持ち、何でもできるからこそ思い通りにならない貴方の心がもどかしくて仕方が無い。

3: 魔女 [×]
2016-10-18 17:47:37

【貴方について】

名前/
年齢/
種族/
容姿/
性格/
備考/
魔女やお話に対する希望/(何かあればで構いません)


【忘れもの】
書き忘れを何点か。

・お話の傾向はほのぼの~シリアス、ダークまで何でも対応しておりますのでお相手様の希望に合わせて変更可能です。二人で森から抜け出し新たな世界で暮らすハッピーエンド、生死は問わずバラバラになってしまうバッドエンドなどの設定も勿論アリです。

・ただしほのぼのであってもスミアの異常性は変わりません。残酷な描写等も含まれますので苦手な方はご注意ください。後々常識を教えてまともに修正する等は可能です。

・以上の点もふまえて進行の相談に乗ってくださったり、意見を述べてくださる方だと有り難いです。


それではこれより募集開始とさせていただきます!

4: 常連さん [×]
2016-10-18 18:17:32

(/参加希望です。プロフ提出までしばしお時間をください。)

5: 魔女 [×]
2016-10-18 18:33:07

>常連様

(/参加希望ありがとうございます!こちらの勝手な都合で申し訳ないのですが、プロフィールを確認させていただけるのは早くても本日の深夜か明日になってしまいそうなので、常連様も急がずどうかごゆっくり作成なさってくださいませ。)

6: 匿名さん [×]
2016-10-18 20:20:08

(/選定式ということで、よろしければ参加希望させていただいてもよろしいでしょうか!)

7: 匿名さん [×]
2016-10-18 22:24:25

(/6の者です。背後の都合で参加が難しくなってしまったので辞退させていただきます、レス消費失礼致しました)

8: 魔女 [×]
2016-10-19 16:17:31

>6、7様

(/この度はお声掛けありがとうございました!トピックに興味を抱いていただいただけでも有り難いです。6様が良いご縁に恵まれますようお祈りしております!)

9: 魔女 [×]
2016-10-20 00:03:48

(/期限を過ぎましたので再度募集をかけさせていただきます。常連様、この度はお声掛けありがとうございました!)

10: 名無しさん [×]
2016-10-20 11:56:48

(/参加希望させていただいても宜しいでしょうか…?遅くても本日の夜までにはプロフの方を提出させて頂きますので宜しくお願い致します。)

11: 魔女 [×]
2016-10-20 18:16:25

>名無し様

(/参加希望ありがとうございます!プロフの提出期限は明日の昼までとなりますので、どうぞごゆっくり作成なさってください。素敵な息子様をお待ちしております!)

12: 名無しさん [×]
2016-10-20 20:55:18

(/お優しいお言葉有難う御座いました…!案が2人程出てしまい少し悩みましたが提出させて頂きます。短めな設定になってしまいすみません…;変更点や不備等がありましたら遠慮無くお申し付け下さいませ。御検討頂ければ幸いです…!)

【pf】

名前/ ロルフ

年齢/ 18歳

種族/ 人間

容姿/ 項にかかる程度の長さのサラサラとした指通りの良い髪は雪の様に真白く、月明かりの下では光を反射させ僅かに輝く白銀の色で澄んだ空を右目に、深い海を左目に映した瞳を持つ。身長は170cm前半で決してガタイの良い体格ではなく、何方かと言えば華奢な方だが貧弱な印象はない。ただ足に大きな負担をかけないようにクッション材の入った靴を左足に、高さを合わせるために低めをヒールが入った厚底靴を右足に履いているので元の身長より高く見える。
服装もシンプルな黒のパンツに、白いシャツを着てボタンを上まで締めている。上には生成りなカーディガンゆるく羽織り首元には留め具に白くて小さいオレンジの花が埋め込まれた水晶のループタイ、と中はきっちりと着こなす割に外側はゆるめの軽装。

性格/ 良くも悪くもマイペースで穏やかだが駄目なものは駄目、良いことは良いと素直ではっきりと口にする。
又手先が器用で身の回りの事は全て自分でするし、他人に頼る事を躊躇いがち。頼られるのは抵抗が無く寧ろ歓迎的。
時折融通の利かない生真面目で頑固なところもあるが、元の生活環境が影響してお兄さん気質な面も。それ故か彼女のことも保護するべき対象として接している。流れで使い魔として囲われる結果にはなったが特別悲観している訳ではなく、これを機に己の知識欲を満たそうと無意識下に考えるように。

備考/ 一人称は「僕」。彼女のことは名前や魔女という総称で呼ばずに「お姫さん」や「お嬢さん」と一線を置いた呼び方をする。
森には意図せず入ってしまい、噂自体小耳に挟んだ程度で知らなかった。ましてや魔女に出会ってしまうなど夢の延長線上のものじゃないかと最初は疑っていたほど。
それまで平凡に可もなく不可もなく過ごして来たこともあり、突然の出来事に頭が追いついていない。
ただ家族仲が良好であり自分がいなくなった後がどうなっているのか心配で一刻も早く家に帰らねばならないという思いが強く胸の内に秘めているが、それを言動として形に出来ないのはこの場に少女1人を置いて行くという行為が躊躇われるから。けれども少々の不自由に目を瞑ればこれまでの生活と変わらなく、彼女に悪意があってのことではないと思っているのでこれはこれで構わないと思っている自分もいる。
右目は生まれつき盲目で視界半分が存在しなく、右側に立たれると気付かない場合が多い。左足は昔ちょっとした事故に遭い軽い麻痺障害持ち。けれど両共生活面には支障が無い程度なのであまり気にしていない。

13: 名無しさん [×]
2016-10-20 21:33:51

(/書き忘れていた部分があるので追記した文を再提出させて頂きます。炉留は豆から長までお相手様に合わせて対応可能です。ですが長くなれば長くなる度に遅レスになる傾向有。ほのぼのからシリアス迄どんな展開でも好きです。度々すみませんでした…;改めて御検討の程宜しくお願い致します。)

【pf】

名前/ ロルフ

年齢/ 18歳

種族/ 人間

容姿/ 項にかかる程度の長さのサラサラとした指通りの良い髪は雪の様に真白く、月明かりの下では光を反射させ僅かに輝く白銀の色で澄んだ空を右目に、深い海を左目に映した瞳を持つ。総合的に人受けのする顔つきで優し気な印象を受ける。身長は170cm前半で決してガタイの良い体格ではなく、何方かと言えば華奢な方だが貧弱な印象はない。ただ足に大きな負担をかけないようにクッション材の入った靴を左足に、高さを合わせるために低めをヒールが入った厚底靴を右足に履いているので元の身長より高く見える。
服装もシンプルな黒のパンツに、白いシャツを着てボタンを上まで締めている。上には生成りなカーディガンゆるく羽織り首元には留め具に白くて小さいオレンジの花が埋め込まれた水晶のループタイ、と中はきっちりと着こなす割に外側はゆるめの軽装。

性格/ 良くも悪くもマイペースで穏やかだが駄目なものは駄目、良いことは良いと素直ではっきりと口にする。
又手先が器用で身の回りの事は全て自分でするし、他人に頼る事を躊躇いがち。頼られるのは抵抗が無く寧ろ歓迎的。
時折融通の利かない生真面目で頑固なところもあるが、元の生活環境が影響してお兄さん気質な面も。それ故か彼女のことも保護するべき対象として接している。流れで使い魔として囲われる結果にはなったが特別悲観している訳ではなく、これを機に己の知識欲を満たそうと無意識下に考えるように。

備考/ 一人称は「僕」。彼女のことは名前や魔女という総称で呼ばずに「お姫さん」や「お嬢さん」と一線を置いた呼び方をする。
森には意図せず入ってしまい、噂自体小耳に挟んだ程度で知らなかった。ましてや魔女に出会ってしまうなど夢の延長線上のものじゃないかと最初は疑っていたほど。
それまで平凡に可もなく不可もなく過ごして来たこともあり、突然の出来事に頭が追いついていない。
ただ家族仲が良好であり自分がいなくなった後がどうなっているのか心配で一刻も早く家に帰らねばならないという思いが強く胸の内に秘めているが、それを言動として形に出来ないのはこの場に少女1人を置いて行くという行為が躊躇われるから。けれども少々の不自由に目を瞑ればこれまでの生活と変わらなく、彼女に悪意があってのことではないと思っているのでこれはこれで構わないと思っている自分もいる。 僅かに彼女が見せてくれる魔法とふわふわとしたグラデーションのかかる髪を気に入ってたり…。
右目は生まれつき盲目で視界半分が存在しなく、右側に立たれると気付かない場合が多い。左足は昔ちょっとした事故に遭い軽い麻痺障害持ち。けれど両共生活面には支障が無い程度なのであまり気にしていない。


14: 魔女 [×]
2016-10-21 02:21:10

(/素敵な息子様をありがとうございます!魔女には勿体ない優しいお兄さんにドキドキしています…!
ロルについては多少情景や心理描写があった方が物語にも深みが出ますので、最初に記載した通り最低100文字の中~長ロルでお願い致します。勿論遅レスで構いませんのでロルフさん本体様のやりやすい頻度・字数でやりとりしていただければと思います!

早速ですが始まりのロルフさんが森に迷い込む場面、もしくは他の進めやすい場面からスタートさせていただいてもよろしいでしょうか?
どんな展開でも大丈夫ということで、ほのぼのになるかシリアスになるかは流れを見て後々決めていければと…!どうぞよろしくお願い致します!)

15: ロルフ [×]
2016-10-21 07:14:22

(/そう言って頂けるととても嬉しいです…!此方こそお目に入れて下さり有難う御座います!

ロルの件、畏まりました。場面に合う様に炉留の長さを調節させて頂きますね!

勿論です、是非是非!
何方の場面から始めましょうか…?個人的には最初の炉留雰囲気を掴む為魔女さまの本体様にお願いさせて頂きたいのですが……、図々しい申し出で申し訳御座いません;此方からでも始められますのでその時はお手数ですがおっしゃって頂ければ…!
では展開の方はあまり気にせずに魔女さまと接させて頂きますね!此方こそどうぞ宜しくお願い致します!)

16: エピスミア [×]
2016-10-22 04:20:53

(/遅くなってしまい申し訳ありません!
では最初の場面、森に入り込んでしまったロルフ様とスミアが出会う少し前のシーンから始めさせていただきます!初回から長々と書いてしまいましたがロル数はこちらに合わせたりせず、本体様のお好きな長さでお返事をいただけると嬉しいです。
またやりづらければ書き直しますのでお気軽にお申しつけください!)


――ねぇねぇ聞いて!今夜はお客さんが来てくれたの、スミアだけのお客さん!これでもうずーっとひとりぼっちじゃないわ!
(痩せこけた木々の隙間から覗く夕空は不気味な赤紫に染まり、方々から帰ってきたカラスの鳴き声が不吉にこだまする魔女の森。暮れかけた陽など届かず真っ暗闇に沈む森の奥深く、炎を燈した鳥や獣の頭蓋骨のランタンに囲まれてきゃっきゃとはしゃぎ跳ね回るのは来訪者の存在を虫づてに小耳に挟んだからで。長い長い間待ち焦がれていた瞬間に高鳴る胸元を押さえ、そこに縛り付けていたブローチ代わりの蝶を一匹手に取ればくるりと指を回し光輝く魔法をかけて「ちゃーんと私のところまで連れてきてちょうだいね?もし逃げられちゃったら、羽根を潰して芋虫に戻してあげるから」心底楽しそうな笑顔で釘を刺してから金色に輝くそれをふわりと放ち、来訪者の道案内をするようにと森の入口へ飛ばした後もじっと待っていることなど出来ずむやみにフードを被っては脱いだり、水溜まりに姿を映して身嗜みを整えたりとあちこち忙しなく動きながら鼻歌混じりにまだ見ぬ相手を待ち構えて)

17: ロルフ [×]
2016-10-22 09:58:30

(/いえいえ、お気にならないで下さいませ…!
有難う御座います!此方こそやり辛い場合や何か要望等がありましたらお気軽に仰って頂ければ幸いです!)

道に、…迷ったかな?
(陽が沈む頃迄には家に帰ろうと町の外れまで出て来た筈なのだが何処で道を間違えたのか、はたまた同じ場所をぐるぐると回ってしまっているのかもしれないが、橙の空はすっかり赤から紫へとその色を変えていた。しかしどうも森が静かな気がする。本来なら小鳥のさえずりや、うさぎやリスなんかが草木を揺らす音が聞こえるのではないのか、今日はそれがない。強いて挙げればカラスの声が先程から鼓膜を揺らすだけ。カァカァ、カァカァと此方を見ながら真っ黒な首を傾げているのはもしかしら此処で力尽きるのを待っているのかもしれないと柄にも無く不吉な事を考えてしまうのは何時まで経っても帰路の見えなく景色の変わらない続く道に弱気になっているからであろう。重くなる足に比例して気分も暗くなっていくが、ふとそこに光が射す。喩え話ではなく、今目の前で。金色の正体はよく目を凝らせば蝶と分かった。ひらり、ひらり、と舞うそれはまるで道を示すかのように先に進んでいく。もしかしたら此の先に家があるのかもしれない、と小さな期待と願いを込めて輝きを追って、)

18: エピスミア [×]
2016-10-22 18:43:52

(/了解致しました!では本体はそろそろ引っ込みますので、また何かありましたらお呼びください!)


お客さんはどんな人かしら?美味しそうな人間?怖ーいお化け?誰だって良いわ、私と遊んでくれるなら。
(使いの蝶が闇に吸い込まれていくのを見送った後、相変わらず切り株の上でくるりくるりと踊りながら集まるカラス達に足首へ絡む毒蛇に語りかけるが返事など返ってくるはずもなく、また元より求めてさえいない。これからもっと愉快な話し相手がやって来るのだから、無口な草木や相槌さえ知らない生き物達へ話しかけるのもこれで最後だと期待に胸を膨らませつつまだかまだかと背伸びをして周囲を眺め。と、ようやく木立の向こうにキラキラ瞬く蝶の明かりと薄ぼんやりとした人影を捉えては足元の草花を蹴散らしてそちらに駆けていき、その姿が確かに見える距離までくるとぴたっと足を止め「……すごくきれい。お月様が遊びに来てくれたのかと思っちゃった」金色の光に照らされた白銀の髪を見開いた瞳に映して呟き、それからにんまりと嬉しそうな笑みを浮かべて飛びつくように駆け寄って「私に会いに来てくれたんでしょ?こんな綺麗な人間が来てくれるなんて夢みたい!」何の躊躇いもなく勢い良く抱き着き、一方的にきゃあきゃあとはしゃいだ声を上げて)

19: ロルフ [×]
2016-10-22 20:43:25

(/畏まりました!では此方も引っ込ませて頂きますね!続きの方も何卒宜しくお願い致します!)

ーーッ!…き、君は…?いきなり飛び出して来ては危ないよ。怪我はしていない?
(蝶を追いかけ進んだその先で、やっと家路についたのかと思う間も無く、人影のようなものが目の前に飛び出して来れば反射的に抱きとめ、その衝撃と瞬かせた瞳が映し入れた景色に小さく息を詰める。人影の主はまるで幼い頃に読み聞かされた御伽噺の主人公の様な雰囲気を纏った可憐な少女。淡い色の髪が少女の動きに合わせてふんわりと揺れ、きゃらきゃらと楽しげに笑みを浮かべるその姿は純粋に可愛いらしいと思える。だが体格差もあり、衝突の際に怪我はないだろうかと心配するも見る限り負傷はしていない。少女自身から不満の声も上がらなく、そんな心配は杞憂に終わったようだった。ふと周囲を見渡せば未だ森の中、それも元いた場所よりももっと奥深くに来てしまっているだろうと予想する。何故こんなところに、と小さな疑問からむくむくと膨れ上がり聞きたい事はいろいろある。けれど今尋ねるべき事はそれじゃないと口を噤んでは密着した体を離す様に距離を取って安心させるように相手の手をそっと握り、少女と目線を合わせるようにしゃがみ込む。「もう日が落ちきってしまうだろうし、こんなところにいては危ないよ。帰り方は分かる?1人で心細いと言うなら僕も近くまで送るし…、」目を伏せつつ言葉を発してしまうのは少なからず自分を棚に上げているという罪悪感だろう。だが蝶が示した道を進んだお陰だろうか、迷子を発見出来て良かったと自己完結へと向かい安心した様に眉を下げて微笑み、)

▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle