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自分のトピックを作る
■:
チェシャ [×]
2016-09-12 17:28:58
原案:角川ゲームス「艦隊これくしょん」
__:コーエー「鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー」「鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー」
筆:チェシャ
【艦娘の咆哮~第零遊撃部隊異聞~】
>続
1:
チェシャ [×]
2016-09-12 17:43:04
序「未来への驚異」
_以下本編_
その世界でも人類は戦っていた。強大な軍事力を持ち、世界を暗黒の時代とともに支配する「ウィルシア帝国」と、それに対抗しうる「ナーウィシア国」を中心とする「解放軍」の二派に分かたれて。
ウィルシアの暴力に、世界は灼かれていった。解放軍として連合した周辺諸国が、そして単独でなお拮抗しうるはずのナーウィシア国でさえも。
ウィルシア軍が突如として戦場に送り込んだ巨大兵器群、通称「超兵器」の前に各国は敗走、ナーウィシア国も前線司令部を失い、帝国に抗しうる戦力は失われたかに見えた。
……転機は、ひとつの艦隊の出現だった。
>続
【捕捉】
「序」の本筋は2WSGだが、「帝国」と「解放軍」をそれぞれ2WSCのウィルシアとナーウィシアに当て嵌め、情勢もWSCに準拠。
2:
チェシャ [×]
2016-09-12 18:00:51
4隻の駆逐艦で編制された艦隊は「第零遊撃部隊」を名乗った。彼らをなし崩し的に艦隊に編入した解放軍の面々は、彼らの素性を調べるうちに不可解な事実を突き付けられる事となった。
軍の記録に無い所属部隊であることはもちろん、この戦争についての知識を何一つ持っていなかったのだ。この常識のズレについて改めた所、国家、文化、歴史等の、およそこの世界に常識的な知識を何一つ持っていなかったのだ。無論、彼らに発狂の様子はなく、至って理性的であった。
この事実に誰かが呟いた。「まるで異世界から現れた様だ」と……。
事の真偽はさておき、第零遊撃部隊は自らの生存の為に解放軍への参加を申請し、戦力に飢えた解放軍もまたこれを承諾した。
……後世、この取引は「史上最も偉大な決断」として語られることとなる……。
>続
【捕捉】
第零遊撃部隊の兵器タイプは日本型。また、「この世界」に来る以前は現実の第二次世界大戦と同じような世界から来た。時代としては1942年のミッドウェー海戦以前。
3:
チェシャ [×]
2016-09-12 19:15:20
第零遊撃部隊は、着実に各地で戦果を揚げていった。艦隊戦闘、通商破壊、船団護衛……。着任初期の任務はその多くが大局を覆すものではなかったが、それでも散り散りの解放軍の戦力再編に確実に貢献した。その活躍が認められ、各地の友軍から装備の供与を受け、第零遊撃部隊の艦艇が巡洋艦に更新された頃、転機が訪れた……。
>続
【お知らせ】
本作は不定期かつ不定量な連載です。続きを思い付いた時思い付いただけ書き足しています。
4:
チェシャ [×]
2016-09-13 17:17:52
超高速巡洋戦艦ヴィルベルヴィント。艦艇型超兵器特有の巨大な船体が実現した重武装、何より70ktに達する破格の速力を以て、北欧の海を支配した超兵器であった。
しかし、第零遊撃部隊は僅かに4隻の艦隊でこれを打ち破ったのである。
超兵器撃沈の報せは世界を巡り、解放軍に、ウィルシアの圧政に怯える人々に希望をもたらし、そしてそれは一時の奇跡に留まることは無かった。
実力を認められ、彼らは次第に最前線に姿を現すようになった。より過酷な戦場にあっても、彼らは勝利を掴んだ。彼らの前に立ちはだかった敵は、悉くが焼き尽くされていった。それは超兵器でさえも例外なく。
>続
5:
チェシャ [×]
2016-09-13 17:32:07
戦艦クラスの砲を装備した、超巨大爆撃機アルケオプテリクス。二隻の巨大な戦艦を連結し、「東亜の魔神」の名で恐れられた超巨大双胴戦艦ハリマ。艦首ドリルで全てを貫く「緑神」超巨大ドリル戦艦アラハバキ。……解放軍を恐怖に陥れた超兵器たちでさえも、彼らを止めることは叶わなかったのである。
追い詰められたウィルシア帝国は、超兵器によって反帝国勢力を国土ごと抹殺する作戦「エーヴィヒグランツ」を発令。
世界各国に脅迫を仕掛けると共に、なりふり構わない戦力投入によって一時は開戦時と並ぶ優勢へ持ち直す。
……しかし、その最中にも二隻の超兵器が海へと消え、「エーヴィヒグランツ」作戦にすら陰が指すこととなる。無論、第零遊撃部隊の手によって……。
【捕捉】
全部説明すると長くなるので、「ドレッドノート」「デュアルクレイター」「ハボクック」は省きました。鋼鉄の咆哮に興味が出たら調べてくださいねん。あと、二週目ボスはいませんが、主人公艦は二週目準拠です。
お気づきかと思いますが序編はゲームのダイジェストです。
6:
チェシャ [×]
2016-09-17 17:14:18
ウィルシア帝国最強の超兵器、超巨大戦艦「ヴォルケンクラッツァー」。艦首に装備された「波動砲」は地球の地殻をすら穿つ威力を誇り、「エーヴィヒグランツ」作戦において反抗勢力を文字通り消滅させる巨艦。それはなお戦局を覆しうる力であった一方、解放軍にとってみればこれこそが最後の壁であった。
人々は最早怯えなかった。超兵器は無くとも、彼らがいるのだから。第零遊撃部隊は、その戦力を十全に整え北の海へ向かった……。
【お知らせ】
次回からようやくリアルタイム(?)に。
7:
チェシャ [×]
2016-09-17 17:53:22
_________Loading...
「艦長、間もなく作戦海域です。ヴォルケンクラッツァーの物と思しきノイズを観測しました。」
第零遊撃部隊旗艦「常陸」夜戦艦橋に、副長の声が響く。超兵器はその身に宿したオーバーテクノロジーの影響か、周辺に強烈な電磁ノイズを発している。
報告を耳にした艦長は、全艦に戦闘指示を出した。旗艦全速、単縦陣。
「了解しました、全艦に通達!単縦陣展開!旗艦全速!」
対空・対潜警戒の為の輪形陣から、一糸乱れぬ単縦陣へ。そして全ての艦が、矢のように海を突き抜けていく。第零遊撃部隊の艦艇は、全艦が70kt以上という破格の速力を誇り、ヴォルケンクラッツァーの待つ湾内に突っ込んだのだ。
故にその瞬間は、唐突に訪れた。
「……目視確認!超巨大戦艦『ヴォルケンクラッツァー』出現!」
【捕捉】
第零遊撃部隊旗艦「常陸」諸元
あからさまなチート、しかしこの艦は本当に鋼鉄の咆哮で作ることが出来るぞ!
船体:双胴戦艦
大和型戦艦の船体を左右に繋げた、積載量と面積の大きな船体。
武装:61cm砲50口径×12
__:新型火炎放射砲×3
__:対潜ミサイルVLS×16
__:12.7cm高角砲60口径×12 配置が大和型と同じ。
__:新型パルスレーザー×6
__:40mm機銃4連装×41
__:もうひとつ何かあったはずだが忘れた
防御:46cm完全防御 大和型と同じ防御力が艦全体に……。
ボイラー:原子炉ε×12
タービン:標準タービンδ×4
↑機関は上記二つのはずだが、実はよく覚えていない。間違っていたらご免なさい。
速力:72kt 謎の装置を外すと55kt程になる。
補助兵装:電波探信儀β レーダー
____:音波探信儀β ソナー
____:自動装填装置β 61cm砲が127mm砲の如く連射できる素敵アイテム
____:発砲遅延装置β 弾のばらつきが小さくなる。
____:電磁防壁β
____:謎の装置α 耐久力&速力アップ
____:謎の装置γ 同上
____:謎の装置Θ 同上
探消灯:4基
射出機:2基
艦橋回りは全て大和型と同じ。原子炉を積んだらゲーム的には煙突は飾りになった。
航空機:瑞雲×3 鋼鉄の咆哮は空母も含めて航空機登載量が少ない。単純計算でも12機は積めると思ったのに……。
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