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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
Nereus [×]
2016-08-03 08:03:17
( いつもと変わらぬ勉強会。各々で異なる作業をしているのは今に始まったことではなく、寧ろそうすることの出来る心地良さというものがある。但し、今日の相手の様子は何か違う。普段は黙々と紙に向かっている彼が、百面相をしたり体勢を変えてみたりと忙しなく動いている。そして何より、手に持っているペンは見慣れない代物だった。カチカチと音を立てるそれは、インクに浸すことなく文字を書くことができる。以前見せてもらったような気もするし、本で見たような気もする。ぼんやりと考えながらその手元へ視線を遣ると、書き連ねているのは英語ではなかった。彼の母国語であるそれは、自分には到底理解できるものではないが、文字数や動作からして、どうやら内容に行き詰まっているらしいことは間違いないだろう。彼が日本に帰っている姿は見たことがないし、交友関係についてもあまり聞いたことがない。手紙について触れるのは良くないだろうかと考えあぐねてから、そうだと思い当たり鞄へ手を入れ込み、そこにあるはずの物を探り始めて。「これ、貰い物だけど少し食べるかい? 糖分は脳に効くって言うから、勉強会にちょうどいいかと思って持ってきたんだけど」言いながら、自分の口には合わなかったという友人から譲り受けたプディング味のチョコレートを机へ置き )
(/ありがとうございます! 今は此処を覗くのが日々の楽しみのひとつとなっていますので、その場を無くすことのないよう、無理はしないように致しますね。
えええなんてこと……。とても読みやすくて独創性のある、素敵な文章です。何度も読み返してしまいました。
こちらこそあまりに拙い文ですので、何かありましたら気軽にお申し付け下さいね!)
22:
Len [×]
2016-08-03 10:13:14
…悪い。ありがとう。
( 彼の声が届いて数秒後、ゆっくり上げた視線の先には甘いお菓子が置いてあり。これは君が貰ったものなのに、と申し訳なさがふつふつと湧いて出たがせっかくの好意を無駄にする方が如何なものかと思い、ぽつりと礼を告げては一応図書館内なのでこそこそとペンを置きそれを手に取って。変な色はしていないので普通のチョコレートだろうと判断し、口内へ放り込んだそれを静かに咀嚼する。日本では味わえない風味が鼻孔をくすぐるのを感じつつ、「美味しい」と短く告げれば再度ペンを手にとって。 )
俺って話題とか持ってないし、話していて面白い男でない事は分かってるから、文面上では特になんだけど、天気の話を始めたりしてしまうんだよ。どうでもいいのにね。
( 伝えたい事は一つなのに、それを伝えるために筆を執ったのに、そこに辿り着くまでが長いというか、上手い切り出し方が見つからず糖分の補給をもってしても進まない文章についため息が漏れる。くるりとペン回しをしながら、一人称はどうしようだとか日本語圏ならではの悩みにぶつかりつつ、やっと走り出した筆記具は天候の話題にシフトしていて。顔を上げないままぼそりと上記を呟くと、落ちてきたサイドの髪を耳にかけつつ今度は交友関係について綴り始め。「宛先の__まあ母なんだけど。いつまでたっても心が若いあの人の好きな恋愛話でも綴ろうと思ったんだけど、知っての通り俺に浮いた話はないし、身近な美人を聞かれた時君の名を挙げる事に全くためらいがない始末だから…というか、これはいつになったら本題に入れるんだろう?」なんて、仮にも勉強中の相手にべらべらと己の筆が進まないもどかしさをぶつけて。が、冗談交じりの軽口に返答を期待しているわけではないので、視線はあげないまままた落ち着きなく足を組み替えて。 )
( / とっても嬉しいです…!私もこれからの展開を楽しみにしております!
そんなお褒めの言葉をいただいていいものか…!ありがとうございます、素敵な文章だなんてそちらこそです…!ですから拙い文だなんてとんでもありませんよ。 )
23:
Nereus [×]
2016-08-03 17:45:29
いいや。どうも見た目から食べる気が起きなくてね。君が美味しいと言うなら間違いないね。
( 少し迷った様子の相手を見て、味の感想を聞けばほっと胸を撫で下ろし。食べる前に少し逡巡していた姿から、それを振り払うように冗談めかした言葉を続け。それから続いた相手の話を聞きながらチョコレートを一口分手で割って口へ放り込むと、声にこそ出さないもののその味の組み合わせと意外な美味さに驚いたように頷いて )
日本には時候の挨拶、というのがあるんだろう。本題に入れないのは君ひとりの習性ではないんだろうさ。
( 指先についたチョコレートをぺろりと舐め取ってから、頬杖をつきながら相手の顔へ視線を移し。「幸運が逃げるぞ」と溜息を掴み取る動作をして笑って見せてから、再び動き始めたペンの動きを目でなぞり。文字の意味は分からないが、繊細で丁寧な字だ。流れるような英語とは違って、ひとつひとつがしっかりと形を持っている。すべてを真剣に考え過ぎてしまう相手に似ているかもしれない、と思い当たってつい笑みを漏らし。「へぇ、お母様に。そんなに褒めてもらっても、僕は日本語の手紙を代筆することは出来ないぞ。……その本題というのは一体なんなんだ?」自分の興味は今や完全に相手の方へ向いており、手に持っていた羽ペンはチョコレートへ姿を変えているのだが、先程からこちらを見ない相手はきっと気がついていないだろう。突然頬を摘んでみたりしては怒るだろうか、なんて巫山戯たことを頭の片隅で考えつつ、相手の悩みの種を解消してやれないかと身を乗り出して )
(/真剣に悩むレンくんに対して、ちょくちょく茶化しを入れようとする息子ですが……どうなるか(笑)
ええそれはもう。自信を持って気楽にやってくださいな。
そう言って頂けて少し安心しました! がんばりますね…っ
背後の会話は、続けても終えてもどちらでも構いませんので!
些細なことでも、何かありましたらいつでも伺いますからね!)
24:
Len [×]
2016-08-03 19:17:03
はは…難儀な風習だ。
( 思ったより律義な返答を受け勉強の邪魔をしてしまったなと少しの申し訳なさを抱きつつ、ふっと息を吐くような笑いを零しながら上記を述べる。冗談っぽい台詞を耳にするとやっと顔を上げ、茶目っ気のある笑みを湛える彼の透き通るような瞳と視線を交わらせて。次いでこちらも「逃げたものは追わないよ。その幸せは君にあげる」なんて軽口を述べると右手の人差し指でつい、と彼の拳を指し示し。とは言ったものの、幸せというものが消耗型であったなら、人生において一回分の幸せを彼にあげてしまったことになる。幸せ、だなんてセンチメンタルな言葉はどこかむず痒くて口にするのは少し苦手だけれど、ここで過ごす日々を、毎日を、幸せ以外の言葉で形容することは難しかったし、たった一回分の幸せの譲渡で優しい彼にお礼ができるのなら、それに全く異論はなかった。 )
でも割かし冗談じゃないから問題なんだよ。日本では子供向けの絵本に出てくる王子様が、皆君のような髪、君のような目をしてるってこと、知らないでしょ。
( そんなに褒めてもらっても代筆は出来ないと言われると、勿論そんなつもりで褒めたわけではないのだが、「残念だ」なんて言いながら肩をすくめてみせ。集中するあまり前のめりだった姿勢を起こし椅子の背もたれに背中を預ければ、またくるりとペン回しをする指先に視線をやりながら何でもないように上記を述べた。しかし話し終えるとペンを弄んでいた指先をぴたりと止め、それでも視線は変わらないまま少し考え込むような顔つきをして。やがてゆっくりと口を開くと丁寧に言葉を選び、落ち着いた声音で説明をして。 )
父の訃報を伝えようと思って。…いや、死んではいないから訃報は間違いなんだけど。職を退いて聖マンゴに入院しているらしいものだから、きっと死ぬんだろうな。俺も最近知ったんだけどね。
( / レンはニリアス君の勉強を邪魔しすぎですけどね(笑)
了解いたしました。こちらこそ、進行に関しては勿論その他にでも何かございましたら遠慮なくお声掛けくださいね。それではこの辺で背後は失礼させていただきます。 / 礼 )
25:
Nereus [×]
2016-08-08 11:06:41
自分の息子からの手紙が多少冗長気味になって煩わしがる親は居ないよ、……いや、うちの母はどうか分からないが。
(よくある家族の一般論というやつを挙げてみてから、ふと自分の親の顔が過ぎり。無駄なことが嫌いというより、本題以外に興味の無い母は、きっとそんな文章は読まずに飛ばしてしまうだろう。そんなことを思うと苦笑浮かべぽつり付け足して。「じゃあ君の幸せを1つ僕が有難く頂くとして、今度何か返さないといけないな」握りしめた拳を開きぱくりと口に放り込む動作をして笑うと、次は相手のペンの動きへ珍しそうに視線を移し)
こっちでは大して珍しくもないさ。そりゃ、ごろごろ居ると言うわけでもないけどね。僕は君のこの繊細な黒髪の方が好きだよ
(さらり、と相手の髪に指を通し、その流れでペンを持つ手元へ腕を伸ばすと、静かに相手の指を解いていきするりとペンを抜き取って。どうやったのだろう、なんて不思議そうにペンを観察してから、見よう見まねで指に挟んでゆらゆらと揺らし始めて)
聖マンゴ? ……見舞いには行かなくていいのか?
(思いがけず出てきた言葉に先ほど思い浮かべた母の顔が再び過ぎってぴたりと手を止めるが、すぐに何事も無いようにペンを揺らし始めると、視線はそちらへ向けたまま尋ね)
26:
Len [×]
2016-08-10 19:56:12
そう、か。…ありがとう。
( ゆらりとこちらに伸びてきたその白い手を、どこか他人事のように目で追っていた。するとなんでもないように髪をすり抜けていったそのぬくさに小さく肩を揺らし、ちらりと彼の瞳へ視線をやるも交わる事は無く。ペンを抜き取られたことに気付いたのは数秒後で、ワンテンポ遅れてはしまったがどこか照れを滲ませた声色でお礼を述べ。ペンをゆらゆらと重力に従って指の隙間で揺らすその仕草は、彼が何を真似ているのか推し量るのに十分で、ふっと小さく頬が緩んだ。 )
俺達は来月に何を控えているんだっけ…。夏休みになってもまだ生きていたら、まぁ、検討しようかな。
( 見舞い。病を患う人間に会いに行くという意味では、その言葉以外にふさわしい何かは思いつかなかった。それでも、会ったことのない父息子間の対面の場を見舞いと言ってしまうのは何だかしっくりこないのだ。少しの気恥ずかしさがあったかもしれないが、こちらを見据える彼の視線から逃げるように宙を仰いでは問いかけられた言葉をかみ砕く無言の時間ができてしまい。ややあってから落ち着いた口調で上記を述べると、彼が持っていたボールペンを今度はこちらがするりと抜き返し、思う様に進まなかったレターセットを丁寧にかき集め。あまり音を立てない様後ろ手で椅子を引いて立ち上がると、「今日は邪魔をして悪かった。そろそろ閉館だよ」と告げ勉強道具の片づけを促して。 )
27:
Len [×]
2016-08-21 10:59:58
( / 暑さは依然変わりませんが、台風が近づいて来たりと秋の訪れを感じますね。季節の変わりめは体調を崩しやすいといいますし、お身体の方、ご自愛なさっていらっしゃいますか?お仕事が大変な時期と伺っておりますが、なんともなければそれで良いのです。
ただ、私が何か嫌なことをしてしまっていたり、返しづらいロルだなと感じてらっしゃるのなら、遠慮せずにお話していただければなと思います。置きレスで、と言い出したのはこちらですが、素敵なご縁に巡り会えたと年甲斐もなくはしゃいでいた手前、もう来てくださらないのではと少し不安になってしまいました。
待たれている事自体が負担になっているというのであれば、すみません。あげますね。 )
28:
Nereus [×]
2017-04-21 21:31:05
(/お久しぶりです……っ
言い訳にしかならないのですが、仕事の忙しさがピークに達していたこと、家庭の事情で私生活が慌ただしくなったこと、それに伴い体調を崩してしまったこと等、様々な要因が重なったことで、ロルが書けなくなってしまっていました。
それでもこの場所はいつまでも大切で、時折この短くも重厚な会話を読み返しておりました。
もしもまだいらっしゃるのであれば、またお話の続きをさせて頂く事は可能でしょうか。
ただでさえ拙い文章が、より見苦しい物になっているかもしれないのですが……それでもお許し頂けるのであれば、是非お相手をお願いしたいと思います。)
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