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 現代異能 × 閉鎖都市 【 3L/途中参加歓迎 】/495


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130: ぬし [×]
2016-07-10 03:45:41




〔 異能者 〕
 名の通り異能を持つものである。異能は生まれつき持っているもので個人差が激しく、似たような力はあれど全く同じ力を持つものはいない。4年ほど前の『異能狩り』によって、そのほとんどがトウキョウ・アンダーグラウンド・シティに収容された。自身が知覚できないほど些細な力などもあり、そういったものは見つからずに地上で暮らしている場合もある。30年前に初めて英国で確認されて以降世界各地で報告が上がり、今ではその数は新生児の1割ほど。ミュータント(突然変異)と呼ばれることもあり、その出現に関して法則性はない。



〔 異能狩り 〕
 ニホンでは4年前に行われた、異能者アンダーグラウンド・シティ強制送還政策の通称。世界中でも似たような動きが多発し、異能者のほとんどは地下へ追いやられた。異能狩り以前は異能者も普通に地上で暮らしていたが、異能による犯罪が後を絶たず問題視されていたために決行された。



〔 トウキョウ・アンダーグラウンド・シティ 〕
 東京の地下に位置する都市。異能の力を恐れた人間たちによって10年ほど前に造り始められ5年ほど前に完成した。地下であるからして仄暗く、光は人工のものだけである。世界各地にアンダーグラウンド・シティは存在しているが、そのどれもが異能者を隔離するためのものである。地上と変わらぬ生活ができるアンダーグラウンド・シティもあるが、トウキョウ・アンダーグラウンド・シティは格別異能者たちの人としての尊厳を無視した仕組みとなっている。都市の端や天井は特殊な素材で作られており、能力による破壊などはできない。食事は地上から送られてくる携帯食料などが主で、手の込んだ料理には滅多にありつけない。異能者は子供も多いため学校が存在するが中等教育までで、15歳以上は基本的に仕事をしている。また異能者たちはデータベース化され管理されており、その情報は『β+』以上に開示される。



〔 セキュリティ・カード 〕
 異能者の名前、性別、異能、階級、顔写真が記されたICチップカードである。オリオン・ビルによって異能者一人一人に渡され、偽装やコピーなどは作れない(そういう異能の持ち主は別)。記載されている内容はオリオン・ビル機密事項としてデータベースに保管されており、β+以上に開示されている。3か月に一度更新がある。失くすと次回更新までワンランク階級が下げられるペナルティがある。マネーカードとしての機能も備わっているため、失くさないよう肌身離さず持っている人が多い。マネーは階級によって違うが異能者全員に毎月交付される。当然、死亡が確認された人物のカードの機能は停止される。



〔 階級 〕
 トウキョウ・アンダーグラウンド・シティにおいて人柄や能力、そしてなにより職業により振り分けられる階級である。階級により待遇に差異がある。本来異能者たちは皆平等であるのだが、暗黙の了解として階級による上下関係が存在する。理由として階級上位者は基本的に人格者であり、強い能力を持っている場合が多いからである。たまに上級階級者への賄賂を用いて成り上がるものも存在する。以下高いものから。
■『α(アルファ)』
 最高階級。唯一地上とのやりとりを行いトウキョウ・アンダーグラウンド・シティの維持を務める。都市中心に存在するオリオン・ビルのワンフロア(33~35階を1人ずつ)を住居として与えられており、それなりの自由が利く。政府にとって都合の良い人物が選出されており、地上を目指す異能力者たちにとって敵。現在は3人いる。
■『β+(ベータ・プラス)』
 単純に+とも呼ばれる。この階級になるにはα3人の許可が必要となり、トウキョウ・アンダーグラウンド・シティを脅かす秘密結社を潰すのが仕事。オリオン・ビル32階の一室を住居として与えられており、そこそこの自由が利く。現在は7人いる。
■『β(ベータ)』
 ここまでが上位階級。医者や教師など必要不可欠と思われる職についている。その他オリオン・ビルにて受付や雑務をしているものもいる。特徴としてγの監視が仕事のものがおり、それらは特別に『秩序の守護者(ガーディアン)』と呼ばれている。正当な面倒臭い手続きさえとれば、ある程度必要なものが手に入れられる。住宅街の集合住宅の一室を住居として与えられている。
■『β-(ベータ・マイナス)』
 一番人数が多い普通の階級。学生は基本的に此処に所属している。他には店の店員などをしている場合が多い。住宅街の集合住宅の一室を住居として与えられているが2人~3人でのルームシェアを強要されている。あまり自由はなく、不満が溜まりやすい。
■『γ( ガンマ )』
 地上にて犯罪を犯した前科持ちの異能者。異能の使用の有無に限らず前科持ちであればここに所属する。γから階級が上がることは滅多にない。ガーディアンと行動を共にすることが義務付けられており、一切のプライベートはない。住宅街の集合住宅の一室を住居として与えられ、ガーディアンと共に暮らす。



〔 オリオン・ビル 〕
 『β+』以上の居住地およびトウキョウ・アンダーグラウンド・シティの公的機関。全35階建て。誰でも自由に出入りできるものの、『α』の暮らす33階、34階、35階と『β+』の暮らす32階への立ち入りは禁止されている。31階より下は全て何かしらトウキョウ・アンダーグラウンド・シティを統括するための場所で、セキュリティ・カードの更新や個人的な物資申請などを行うならココ。



〔 秘密結社 〕
 トウキョウ・アンダーグラウンド・シティに不満を持つ異能者たちの集まり。表だって認知されることは少なく、小さいモノを含めれば数えきれないほどあると思われる。その中でも参加人数が多く、公然となってしまっている秘密結社が2つある。
■『不死鳥/フェニックス』
 幾度となく『β+』等と衝突し、壊滅をしているものの何度でも甦る様からこう呼ばれている。大きなものの中では一番古くからあるとも言われており、リーダーがいないのが特徴。破壊活動を主としており、全体的に過激。
■『アンチ・オリオン』
 比較的穏健派で、上位階級者の協力を目論む。複数人上位階級者も所属しているとかしていないとか。リーダーは『β-』の異能者。



【※ !時系列! ※】(要チェック)
■30年前
 英国で初の異能者が発見され、その後世界各地に異能者が生まれるようになった。
 以降、異能を用いた犯罪が後を絶たず問題視されるようになる。
■10年前
 異能を用いた犯罪への対策として、トウキョウ・アンダーグラウンド・シティの建設が始まる。 
■5年前
 トウキョウ・アンダーグラウンド・シティが完成する。
 異能者の人権などが考慮されて、自主的に入ることを決めた者や犯罪を犯していて決定権のなかった者(一部)のみが収容されることになった。
■4年前
 世界各地で『異能狩り』と呼ばれる異能者の隔離政策が行われたのをきっかけに、ニホン政府も異能狩りを行う。
 この時点でほとんどの異能者はトウキョウ・アンダーグラウンド・シティに収容された。
 もちろん無理やり連れてこられたものも多く、それらの反感を買うことを危惧した政府により『階級制度』『オリオン・ビル』が作られる(オリオン・ビル自体はトウキョウ・アンダーグラウンド・シティが出来た当初からあったが、今のような機能を持ったのはこのとき)。政府にとって都合のよい異能者であるαは当初2人(桜木・駿河/鈴路は2年前から)で、αによるβ+認定制度もこの時からあった。




(/色々設定を直したものを作ってみました。まだまだ見づらい部分もありますが、こちらを参考にしていただければと思います。ちょっと後出し設定もあります(というか、主に時系列の階級制度発足時期について)。今プロフを受理した方々は大丈夫だと思うのですが、ちょっと矛盾が生じちゃうんだけど? という方がいらっしゃいましたら一声かけてくださいませ! あと名前を出しちゃったキャラの背後様、了承なくやってしまってごめんなさい。)

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