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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
新堂カイト [×]
2016-06-09 23:39:11
そっち終わったらこっちも手伝えよ。(中々慣れた手付きで黙々と作業を進めていく相手を横目で見つつ、此方も使う食材をカットしていき。元々料理が嫌いではないのもあるが、決して会話が多く行き交うわけでもないこの空間に不思議と居心地の良さを感じてしまう。そんな中相手にかけた言葉は刺々しさはなく自然な響きで。その時、捲っている袖からすらりと伸びた彼の細い腕にふと視線がいく。何となく眺めている内に無意識にそこへ向かう手。気付けば腕を掴んで軽く此方へ引き、その細い手首や指先までまじまじと見つめながら率直な気持ちを口にしていて)
相変わらず細ぇな。筋肉付いてんのかよ。
(/いえいえ!此方こそ遅れたりしますし、来て頂けるだけで嬉しいですのでっ)
42:
藤村伊織 [×]
2016-06-10 19:17:34
っ•••!何だ、いきなり•••。準備が遅れるだろ、
(相手が誰であれ元々口数は多い方ではない為視線を感じてはいたものの特に気にする事もなく黙々と作業をしていて。そんななか不意に掴まれ引き寄せられた腕。ーあ、またこの感じ。少し前にもこんな事があった、相手に腕を掴まれた時に感じた違和感。触れられた所が熱くなっていって。相手に、しかも同性に触られたぐらいで何をこんなに混乱しているんだろうと自分を落ち着かせようとするもなかなか上手くいかず、それどころか頬までも薄っすら赤く染めつつ顔を背け。弱々しく腕を振り払うとコホンと咳払い零しなるべく相手をこれ以上視界に入れないように鍋に具材を入れ煮込み始めて)
(/お優しいお言葉ありがとうございます...!;_;)
43:
新堂カイト [×]
2016-06-10 22:47:55
あ?なに赤くなってんだよ、ちょっと触れたくらいで。…なァ、カブキ(腕を掴んだ瞬間から彼の動揺が伝わり不思議そうに見つめれば、何処と無く落ち着きがない態度にみるみる赤く染まる頬。異性に免疫がないらしいのは薄々感じていたが、まさか同性にまでとは思わず瞬きをひとつ。弱々しく己を振り払い、羞恥からか顔を合わせようとしない彼を見ていると悪戯心を擽られ自然と口角が上がる。明らかに悪巧みしていそうな笑みを浮かべながら再び距離を詰めては肩を組むようにするりと腕を巻き付け、顔を覗き込んで態とらしく声をかけ)
44:
藤村伊織 [×]
2016-06-11 16:42:47
おい、いい加減に•••。急に掴まれたら誰だって驚くだろ。別にお前に触られたぐらいで•••どうって事は無い。
(さっきから様子がおかしいのは自分自身が一番よく分かっていて、だけど相手にからかわれるのはやはりどうしても嫌で鋭い目で睨み付け。大体何でここまで自分に構ってくるのだろうか、最近そのおかげで調子が狂っているというのに。更に相手が距離を縮めてきて顔まで覗き込まれると、いつもは憎まれ口だの嫌味なんてものがすぐに出てくるのに言葉に詰まってしまい溜息を吐く事しか出来ず。とりあえず他の仲間に見られたら何を言われるか分からない、変な誤解は招きたくない為肩に回っている腕を剥がし軽く相手の肩を押して距離をとり)
45:
新堂カイト [×]
2016-06-13 23:08:39
どうって事ない、ねぇ…。まぁ今はそういう事にしといてやるよ。(彼にしては弱々しい部分が垣間見えたのも束の間、次に向けられた視線は普段通り鋭いもの。警戒するような様子からしてもやはり嫌われている事には変わらないらしい。とはいえ此方も少しも怯む事なく相手を観察するようにじっと見据え。何か言いたげなニュアンス含む言葉を残すも、空腹感が強まるばかりの今は食事の準備最優先でいきたいところ。気持ちの切り替えは早い方なのか一旦大人しく引き下がれば、相手が煮ている野菜にそろそろルウを投入しようと何種類かある中から迷いなく甘口のものを選んで分量を取り出し)
もちろん甘口で決まりだろ。この前ヒナタが作ったのは辛くて食えたもんじゃなかったからな。
46:
藤村伊織 [×]
2016-06-16 18:54:55
また味付けがどうこうでお前と争っていたらいつまで経っても夕飯に辿り着けないからな•••せめて中辛のと半分ずつにしたらどうだ?
(ひとまず引き下がったらしい相手の様子にほっと胸を撫で下ろしつつ、なるべく自分としても早くこの作業を終えて相手と二人きりという気まずい空間から抜け出したい為初めは大人しくルウを選ぶ姿を眺めていたものの流石甘党なだけあって甘口を選ぶ相手に苦笑零し袋の中から他の種類のルウのパッケージを眺め。此方があまり攻撃的な態度で発言すればまたいつものように口喧嘩が始まりなかなかこの空腹を満たせないと思ったのか少し控えめに中辛のパッケージを相手に差し出し首を傾げながら尋ね)
47:
新堂カイト [×]
2016-06-16 22:25:55
はァ?冗談だろカブキ。カレーは甘口で作って蜂蜜を混ぜるのが常識だろうが。(甘口で作ろうとルウを入れる直前で制止を掛ける声。自己中心的で少々ズレた“常識”も甘党の己にとっては当然の事。中辛を混ぜてはどうかという相手に正気かと言わんばかりの視線を向け。しかしあくまで提案という形らしく、その声色や表情に普段の対抗意識のようなものは見受けられず。然り気無く首を傾げるその様が普段よりもあどけなく見え、忽ち毒気を抜かれてしまう。決まり悪さに視線を泳がせた後、諦めたように溜め息つけば相手が差し出す中辛を渋々受け取って)
…わかったよ。今回だけだからな。
48:
藤村伊織 [×]
2016-06-18 07:09:36
ああ。お前と二人で食事を作るのもそうそう無いだろうしな。
(いつもの刺々しい態度は何処へやら、渋々ではあるが自分の提案を受け入れてくれた事に意外だなと多少驚きつつも相手がルウを入れて煮込んでいる間に自分は後片付けをして人数分の皿も用意しておき。相手は今回だけだと言ったが今日に関しても響也と蒼星の手が空いていなかったから仕方なく二人で夕食の準備をしているだけ。そう何度もこういう機会は訪れないだろうと内心思いつつ何とか無事に完成しようとしているカレーとそれを煮込んでいる相手に交互に視線を配りつつ自然と表情も和らいでおり。一足先にエプロンを外せば相手の肩にぽんと手を置きそのままメンバーを探しにキッチンを後にして)
もう米も炊けてるし•••皆を呼んでくる。
49:
新堂カイト [×]
2016-06-19 18:59:40
あ、ああ…さっさと来ねぇ奴の分はねぇぞって伝えとけ。(肩を軽く叩かれるという想定外の出来事に一瞬反応が遅れるも、取り繕うように普段の調子で返し。他のメンバーを呼びに部屋を出ていく彼の後ろ姿を見届けていると、完成間近なカレーの良い香りが鼻先を擽り、我に返ったように鍋に視線を戻して。「…なんだアイツ。いつもは俺に近付きもしねぇくせに」甘口と中辛がミックスしたカレーをゆっくりとかき混ぜながら、誰も居ない空間でポツリと溢す。_正直驚いた、奴の方から触れてくるなんて。己も己で、普段なら自我を貫き通していただろう所で彼の意見に耳を傾けている。妥協のようで悔しい気もするが、そうした事でいつになく柔和な彼の表情が見られるのは何となく嬉しいのも確か。ほんの少しだけ彼との距離が縮まった気がし、思わず頬が緩んでしまいそうになるのを堪えながら、完成したカレーから一旦手を離すと用意された皿にライスを盛り付け始め)
50:
藤村伊織 [×]
2016-06-20 18:52:40
(ひとまず取材が長引いている二人以外のメンバーの元に向かい夕食の準備が出来た事を伝えると一番元気な返事をして駆け出していった昴に思わず溜息が溢れ。他の皆もそれぞれ自分のペースで動き出し自分は後を追うように一番後ろをついて歩き。食卓へ向かうともう既に取材が終わったらしい響也と蒼星が席に着いており自分は再び相手のいるキッチンへと戻ればもう全員分の盛り付けが終わろうとしているところで、自分は盛り付けられた皿を皆の元に運んでいき。「それにしても珍しいな、カイトと伊織が二人で夕食作りなんて」と微笑ましいといった様子で仁がポツリと言葉を零すもあくまでもやりたくてやった訳ではないという事を理解して欲しくて顔を顰める。まあ結果としては以前より相手に対しての意識が変わったような気もするけど。そんな事もちろん相手に言える筈も無い為さっさと食べてしまおうと手を合わせ食べ始め。小さな揉め事はあったものの味付けも問題無く程良い辛さが自分には丁度良くて小さく頷き相手目掛けて声をかけ)
やっぱりルウをブレンドして正解だったな。俺の言う通りだったろ?
51:
新堂カイト [×]
2016-06-21 21:36:43
…まぁな。ま、ほぼ俺が作ったんだから美味くて当然だろ。(人数分のカレーを盛り終え席に着けば、皆と共に手を合わせ早速スプーンで掬い先ずは一口。選択肢に甘口しか無かった自分としては味の方に多少不安もあったが、程好い辛さが良いアクセントとなり、これはこれで中々いけるし食も進む。新発見に小さな感動を覚えていると相手から同意を求める声が。思わず頷きそうになるがそう簡単に素直になれる筈もなく、慢心の笑みを浮かべながら得意気に返し。しかしこのカレーが美味しく感じられる理由はルウをブレンドしたからだけでなく、少なからず彼の米の炊き方もあるのだろう。此処は素直に誉めてやろうかと口を開いた瞬間、隣の席の陽向から横やりが。「でもカイトくんが人の意見聞いて協力して作るなんて珍しいじゃん。この前ボクが作ってた時はダメ出しばっかしてたクセに。おまけに蜂蜜まで入れようとするし、ほんっとあり得ないんだけど」等と不服そうに頬を膨らませつつもからかい混じりの視線を向けて来て。それは受け取り方によっては彼が特別だというようにも聞こえるニュアンスで、思わずドキリとし目の前の彼を一瞥し。万一彼にそう取られてしまっては癪であり気恥ずかしい事この上ない。目の前のグラスを手にすれば水を喉に流し込み、誤魔化すように突っぱね)
俺は優しいから今回は仕方なく譲ってやっただけだ。いい加減腹も減ってたしな。次こそは絶対甘口で蜂蜜入れるからな。
52:
藤村伊織 [×]
2016-06-24 09:49:49
そう何回もお前と二人で食事を作る気は無いんだが•••。次は勝手にしてくれ。俺は手伝わない。
(ほぼ自分が作ったと豪語する相手を見て流石に呆れ果てたのかはあとわざとらしく大きな溜息を吐きそのまま陽向の言葉に耳を傾け。確かにいつもなら自分の意見は意地でも押し通す相手だが今回は案外あっさり受け入れてくれたしそもそも普段から言い争いが絶えない自分なんかとよく一緒に作る気になったものだなと内心感心していて。そうとなると自分の方も本来なら絶対に相手と二人で何か作業をするなんてご免だし今まではそういう機会はなるべく避けてきたというのに何故今回に限ってすんなり協力なんかしていたんだろう。そしてさっきから何だか表情に落ち着きが無さそうな相手を見て此方も違和感を覚え。無意識に相手と同じタイミングでグラスの水を飲み干しなるべく相手を視界に入れないように俯きながらブツブツといつものように憎まれ口を叩き早く食べ終えて個人練習でもしようとペースを早めて)
53:
新堂カイト [×]
2016-06-25 13:10:52
ダメだ、お前にはまた手伝ってもらう。今後俺が夕食の準備を担当する時、俺の助っ人はお前に決めた。拒否権は無しだ、認めねぇ。(勝手にしろ、もう手伝わない、そんな彼の言葉が何故かチクリと胸に刺さる。僅かに感じた痛みは、拒絶されたような気にさせられたからだろうか。煙たがられている事は以前から感じていたが、今日一日で少しは縮まったよう気がした彼との距離。それは思い過ごしだったのかもしれないと思うと、悔しさと惨めさでかっと血がのぼり。手にしていたグラスをテーブルに叩きつけるかのように置けば、真っ直ぐに相手を見据えながら有無を言わさぬような強めの口調で言い放ち。_理不尽な事を言っているのは自分でも理解している。しかし彼が自分を受け入れようとしない事がどうしても許せない。つい熱が入る様子にどうしたんだと驚く者、相変わらずの横暴さにやれやれと呆れる者、両者の視線を浴びる中、陽向だけがニヤニヤしていて。その反応がやけに不快で、眉間に皺を刻みながら「あ?何だよ」と問えば「つまりカイトくんはいおりんと一緒がいい、そういう事?」と悪戯な笑みを浮かべながら返され。思いがけない言葉に言葉を失い、問題の彼にちらりと目を向ければバチリと視線がぶつかって。その瞬間、陽向の言葉の意味を理解し、急速に顔に熱が集中して反射的に視線を逸らしてしまい)
な…ッ、…んなわけねぇだろうが!お前や体力バカみたいに無駄口叩かねぇ分、カブキとやるのが一番効率いいと思っただけだ。ヒナタのクセにふざけた事言ってんじゃねぇ!(わけもわからない羞恥心を抱え一気に捲し立てると、思いきり陽向の頭を小突いてガタリと荒っぽく席を立ち。急速に上がる熱で恐らく赤く染まっているだろう顔を見られたくなくて、小さく舌打ちすると空になった食器を持ちそそくさとその場を去り)
54:
藤村伊織 [×]
2016-06-26 06:57:23
ー•••、何なんだ一体•••。
(個人的には何気無く放った一言に過ぎず、むしろいつもと同じ調子の発言。勝手にしろと言ったのも特別相手が嫌いだからとかそういう訳ではないというのに、何が気に障ったのか急に荒々しい態度でつらつらと言い放つ相手に驚き俯いていた顔を上げ。何故そんなに自分に手伝わせようとするのか。只でさえ普段からウマが合わない自分なんかに。そこで飛び込んできた陽向の言葉、自分と一緒がいい?あの相手がまさかーそう思う反面、他にも料理の得意なメンバーがいる中わざわざ自分を選んでくれた事による優越感に似た感情。素直に嬉しいと思ってしまった自分がいて、勿論皆の前で表情に出すようなことはしないものの、あえて何も気にしていないといった様子で自分も食べ終えた食器を片付ければ「大丈夫だ。俺が何とかする。」と此方を見ている皆に言い残し相手が居るであろう練習室まで向かうと案の定室内に姿を捉え、未だ苛々が治まってなさそうな様子の相手にやれやれといったように溜息を吐きながら壁に凭れそのまま声をかけるもやはりどうしても優しい言葉なんて言える訳もなく)
•••オイ。皆が心配してるぞ。何がそんなに気に入らないんだ?お前は俺が嫌いなんだろ?放っておいてくれればいいのに助っ人だの何だの•••訳が分からない。
55:
新堂カイト [×]
2016-06-29 22:26:06
─…何が一緒がいい、だ。ガキじゃあるまいし、んなわけねぇだろうが。そんなわけが……、(とにかくその場から逃れたくて向かった先はレッスンルーム。とはいえこんな気分では稽古に打ち込める筈もなく、前髪を乱暴に掻き上げながらやもやした感情を吐き捨てるように独り言を洩らし。先程陽向に指摘された事を否定したくてもしきれない上、二人きりの時間が終わってしまう事に名残惜しさを感じたのも事実。己を拒絶しようとする彼に無性に腹が立ったのは、恐らく彼に受け入れて欲しいから。他人に認めて欲しいと思う事は誰しもあるが、己のこの感情が純粋なそれとは少し異なる事に気付き始めていて。認めて堪るか、何かの間違いだ、そう思う程に胸の奥でざわつく感情に落ち着かなくなってくる。_何でこの俺がアイツの事で悩まなきゃならない。焦りや困惑が溜め息となって零れたその時、背後からかかる声にピクリと肩を跳ねさせ。振り返らずともわかる声の主。顔の赤みこそおさまったものの、依然もやもやした感情は健在で。自分の中ではっきりさせたいという思いからゆっくり振り返れば、視界にしっかりと相手を捕らえ口を開き)
…ああ、そうだな。お前と居ると無性に苛々する。苛々して…落ち着かねぇ。
56:
藤村伊織 [×]
2016-07-01 20:29:50
ッ•••、そうだな。生憎俺もお前と居ると息が詰まりそうだ。
(苛々する、落ち着かない。相手から放たれた言葉に眉間の皺がぐっと深くなり。そこまで嫌悪感を抱いているなら尚更先程の料理の件で自分を選んだ相手が理解出来ずじっと見つめてくる視線に耐え切れずふいっと顔を背け。ーさっき一瞬でも喜んでしまった自分が馬鹿みたいだ。大体何でこんなヤツに。腕を掴まれた時の感覚といい、自分を選んでくれた時といい。そして面と向かって苛々すると言われた今この瞬間。全てにおいて自分の感情に違和感があって。触れられては頬を染め、相手の言葉で喜んだり、ショックを受けたり。これじゃ相手の思うツボだし、まるで相手に好意があるみたいじゃないか。そんな事はある筈が無い、あってはいけないと何度も何度も自分に言い聞かせながらあくまで平常心を保ちつついつも通りの返事をポツリ。ただどうしても顔を上げて相手を視界に入れる事が出来ない。こんな自分はどうかしてる、追いかけてくるんじゃなかったと酷く後悔しながらこのまま二人きりでいると余計な事を口走ってしまいそうで部屋から出ようと歩き出し)
邪魔して悪かったな。皆には俺から上手く話しておく。
57:
新堂カイト [×]
2016-07-03 07:08:39
─…待てよカブキ、…おい…!(視線の先の相手が顔を背ける。こんな事何度もあった筈、なのにチクリと胸に指す痛みに眉をひそめ。己が吐いた言葉で傷付けてしまったのかどれだけ視線を送ろうとも此方を見ようとせず、やがて言葉を残して去ろうとする相手。このまま逃したくない衝動に駈られ、咄嗟に距離を詰めれば、腕を掴んで引き寄せ腕の中に収めてしまって。そんな自分の行動に戸惑う中、初めて間近で伝わる彼の感触や匂い、体温にドクンと鼓動が跳ねる。その一方で胸が締め付けられるようなこの感覚─‥、切なさに似た愛しさを自分は知っており。彼に抱いていたもやもやとした感情が何なのか、今はっきりと自覚する事が出来て。_あぁそうか、俺はコイツが…。認めたくなかったそれを認めざるを得ず、無意識に抱く力が強まり。けれど気持ちを自覚した所で彼が己を受け入れる筈がなく、寧ろ今まで以上に拒絶されるだろう。真面目な彼を悩ませてしまうのも目に見えているし、チームワークも重要である稽古に支障を来す事がないとは言い切れない。この感情は出来る限り隠し通すべきだ、そう直感すると腕の力を緩め、その場を凌ぐため苦し紛れの言い訳をしながらゆっくり離れ)
……悪い、一瞬目眩した。
58:
藤村伊織 [×]
2016-07-03 16:55:59
•••っ、!
(相手の声がしたと思えば途端に視界が揺れ一瞬何が起きたのか理解出来ず目を大きく見開いて。後から感じる体温に漸く抱き締められているんだと実感すれば一気に鼓動が速くなりどうする事も出来ずにそのまま立ち尽くしてしまい。ー早く、早く突き放せ。頭ではそう思っているのにどうしても出来ないのは相手の心臓の音が嫌というほど伝わってくるから。男に抱き締められているくらいで何をこんなに緊張しているのか、そもそも何で相手は自分なんかを腕の中に収めているのか。色々と混乱する思考の中相手が離れると力が抜けたように座り込み壁に深く凭れ嘘くさい言い訳もぼんやり聞き流しては未だバクバク跳ねている鼓動を落ち着かせるように大きく息を吐きくしゃりと前髪を掴んで辛そうに眉を潜め。ずっと感じていた相手への違和感が確信に変わった瞬間。言ってしまえば全てが壊れてしまうだろうか、そう思うと怖くてたまらずどうせなら泣き出してしまいたいくらい胸が締め付けられ俯いて)
•••ふざけるな、冗談じゃない•••••お前のせいで無茶苦茶だ、お前のせいで、俺は•••••
59:
新堂カイト [×]
2016-07-06 18:20:02
…っ…そんなに嫌、なのかよ…。(解放した途端、力が抜けたように座り込む相手。“ お前のせいで、” そう繰り返す彼の表情はとても苦し気でいて今にも泣き出しそうに見えて。色恋沙汰に疎いだろう事は感じていたが、ほんの僅かな時間抱き締めるというだけでこの状態。触れる事さえ許したくないような相手に抱きつかれた事が余程堪えたらしい。ズキリと傷んだ胸はやがて持続的な重い痛みに変わる。彼にそこまで嫌われている上、これ程辛そうな表情をさせてしまうなんて。ショックの余り呆然と立ち尽くし、相手を見下ろしたまま喉奥から絞り出すようにポツリと溢し。壊れてしまいそうな彼を優しく抱き締めたい衝動と、これ以上苦しめてはいけないと制止する理性がせめぎ合い、苦悩に顔を歪め。俯く相手の前に腰を下ろすと、迷いで宙をさまよっていた手をそっと相手の肩に落とし、どうにか誤魔化しきろうと試みて)
…悪かった。マジでふらついただけで他意はねぇ。さっきのは無かった事にしていいから…気にすんな。
60:
藤村伊織 [×]
2016-07-06 21:22:09
•••、無かった事に•••?お前、本気で言ってるのか•••?
(相手の消え入りそうな呟きが聞こえる。ー違う、そうじゃない。そう言いたいのにすっかり思考は停止していて上手く言葉が出てこない。きっと相手は嫌われていると思っている、確かに初めは何もかも相性が合わない相手を自然と苦手な人物だと意識していたが今はー。このどうしようもない気持ちをそのまま相手にぶつけられたらどんなに楽なんだろう。そう思いながらもどんどん気は重くなっていくばかりで相手の手が肩に触れる事すらぼんやり受け流せば途端に降ってきた言葉。無かった事にしていい、相手にしては弱気なその発言に苛立ちとショックが沸々と込み上げてきてはもう今更抑える事も出来ず縋るように相手の腕を掴み、相手が相手なだけにこういう時は一体どうしたらいいかわからず視線は相変わらず下に向けたまま掠れた声で呟き始め腕を掴んでいる力も自然と強くなり)
お前は無かった事に出来ても、俺は出来ない•••。俺がおかしいんだよな。お前に抱き締められたぐらいでこんな•••情けない。
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