黒と白と灰色の黙示録[bml/戦闘/指定]/43

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自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
16： 桔梗　[×]
2016-02-26 18:40:46

>>all

…チッ。外道が---
(冬の肌寒さも少しばかり大人しくなりつつあるのは暦では立春を迎えた事によるものだろうか。しかしもう暑さも寒さも感じないこの身体にとっては頬撫でる風にも何も感じなくて、高層ビルの屋上の縁に落ちるか落ちないかのギリギリの所で立ちながらぼんやり群青に染まり闇を呼ぶ夜に染まりつつある東京の街並みを見おろして。ネオンがぼんやりと浮かんで遠くまでの音が耳に届き、遠くまでのものが見え、遠くまでの匂いが鼻につき。春の風が強く地上から吹き上げてはコートが靡き、その所為で鼻腔の奥に届いた甘美な香り、吸血鬼にとっては麻薬ともなりうるそれは血の香り。神経を集中させては遠くから聞こえた悲鳴と気配に白服でも黒服でもない流れ者、恐らく白服に変えられたものかもしれないがそれの仕業なのは検討がついて。気配の先、そこは都会のど真ん中で帰宅をする者が多いこの時間帯を狙ったのか、内心考えつつも上記苛立ちを現しては一瞬体が宙に浮くように飛び降りては時折ビルの壁を蹴り、路地裏に着地すればその目標の方まで強く地面を蹴り音に近い疾さで走り出して)

(>>14/一片)

---死体で我慢しておけ。
(特に職にもついていないので見回りも兼ねて外をのんびり歩いていれば年中同じ格好をしていて夏は目立つが寒くなっても目立つのはその美貌のせいか格好のせいかしかし敢えて目立たせておくことで近づいてくる者を疑う事ができ。ハンターも隙がないので常に気を張っていなければいけなくて、そんな中大通りを歩いていればふと生々しい程までにその甘美と恍惚とさせる香りを残したその匂いが鼻腔の奥、脳の奥まで届けば眉間へと皺を寄せ、不意に目の前が真っ赤になるような吸血衝動に駆られては路地裏へと入り、深呼吸をしてはそれを落ち着かせようとするもすぐには治まらずに足を進めその身にまだ新しい香りを纏っている相手の後ろ、少し離れた所の柱に隠れ衝動に駆られて目の色が赤へと変わりつつあるのを見られないように静かに声をかけて)

(/もう素敵すぎて鼻血が出そうですが堪えて頑張りますねッッ(ブッ)。駄文で大変申し訳ありませんが絡ませていただきました(うへぺろ)よろしくお願いしますネッ。)