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乱心者。/49


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ID:68306568e 2016-02-29 10:43:42

>影狼様
…――――ひとを化かすのは、狐と狸だけだとばかり思っていました…
(夜空に浮かぶ星を摘んで詰めたような色とりどりの砂糖菓子は見目も非常に美しいが一つ食べてしまえば満足。狼であれば運動量に併せた量の食事を摂取せなばならないのではなかろうか、仮にそうだとしたら自身の小さな手におさまる程の少ない量では足りないのではと差し出してから思い至るも受け取らない辺りお気に召さなかったらしい。ではやはり自らが食材になるしかないかと何処か片隅で思い、次は腕を差し出そうと思っていたところ座敷牢内を照らす月が雲間に掻き消えると代わりに人の影が浮かんで呟きを零し、相手の姿をしかと視界におさめて改めて挨拶の言葉を紡ぎ)…こんばんは

>白雪様
昨夜、……此れまでの人生ではじめて"嬉しい”と思える贈り物を頂きました。はじめて、"私”に宛てた贈り物を頂きました。――けれど、私自らの手では受け取れず…それを悔いておりました。
(暗闇に浮かぶ白くうつくしい其の姿はあの日私の心を釘づけて離さず、心の一部を持っていかれてしまったよう日中は勝手に椿の君と彼女を呼んで再会の刻を待ち望んでいた。万病、怪我を癒す巫女でも、お金儲けの種でも畏怖の対象としてではなく私個人に宛てられた椿の花は息を呑むほどに美しく、ほんの幽かでもいいから昨日の逢瀬の痕跡を傍に置こうと此の黒髪に赤を乗せたには記憶に新しい。私の我儘で叶った再会の場に佇む彼女もまた花のように、はたまた今にも溶けだしてしまいそうな白雪の如く儚さを残し。今と謂う時間を噛みしめて一度閉ざした唇を再度開いて、ゆっくりとした語調で語り花飾りにふと片手を寄せて冷たさを帯びた花弁を指先で撫で遣り睫毛を伏せ、頭から胸まで手を下したなら両手のひらを見詰めて握りしめ。
けれど、後悔を取り戻す機会は思いのほか早くに与えられた。格子まで座ったまま足を引きずる形で這ってゆくと差し出された真っ赤な椿を受け取ろうと格子の向こうに向け両手を差し出し。やっと、受け取れる。漸く触れられる)

私も。…私も、あなたさまと同じく"一度でいいから再び見(まみ)えたい”と強く願いました、…そして、叶った(それがただただ嬉しくて。宝石を産み血肉を薬としてしか求められぬ身、初めて会った存在へ焦がれる気持ちは大きく昨夜互いを知ったばかりにも関わらず視界が歪んでゆき双眸からはらりと涙がこぼれ出し、その水滴は私の皮膚を離れた瞬間に妖しい煌めきを宿した宝石に変貌を遂げて)
――私は、鴇と申します。…あなたさまのお名前を、お聞きしても宜しいでしょうか

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