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アウトブレイク【非募】/95


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自分のトピックを作る
21: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-07 23:33:40

(アメリカのペンシルバニア州から14時間強のフライト時間を経て日本に来たは良いが、数時間もしない内に平和だった東京の街の様子は一変して地獄と化した。......事の発端は数刻前。両親の家を訪ねるついでに観光をしようと、渋谷のスクランブル交差点を歩いていたところ急に近くから男の悲鳴が聞こえてきて、周りの日本人はそれに釣られるように一斉に悲鳴を上げると、その場から逃げ出していった。自身はその原因を確かめる為に視線をそちらへ移したが、目に入って来たのは‘ゾンビに似た何か’が男を食っている異様な光景だった。その‘ゾンビに似た何か’──否、最早ゾンビと言っても過言ではない。それはあらかた男を食えば他の日本人を襲っていき。しかも最低最悪なことに、食われて死んでいたはずの男がおもむろに目を覚ましたのだ。男は先程のゾンビと同じような動作で、周りを襲い始めた。まるでB級ホラー映画のような惨状に「Holy shit! 」と舌打ちをすれば自身も逃げて行き。__気が付けば数時間が経過し、慌てふためく日本人の波に乗って見知らぬ道路に出ていた。『立ち止まるな!国道に沿って逃げていけ!!』と、夕刻の中メガホンを持った日本人が灯火を振っていて。しかし、前方からもゾンビが来た為に集団は大混乱の状態になり。老若男女関係無く我先にと逃げ出そうとして、押し合いが開始されれば息が詰まりそうになって。圧迫死は御免だと、スペースのある一番右端にまで移動をしていき。混乱と悲鳴と暴力が混じり合う惨状を横目に、来た道を引き返そうとしていれば、集団に押されてしまったのだろうか。今は最後尾になっているこの付近で、不自然に人が飛び出たのが見え。側にはゾンビが数匹。無視した方が賢い選択だったのだが、その時の自身は損得勘定など考えておらず。集団を押し退けてそちらへと一気に駆け抜ければ、旅行カバンであるトランクケースを鈍器のように扱い思いっきり振りかぶろうとして、その直前に大声で)

──そこの日本人!
死にたくなかったら頭を下げろッ!!



(/殆どお返事蹴ってしまって申し訳ないです…! 取り敢えず初回ロルと言うことで長くなってしまいましたが、お相手様は中ロルで大丈夫ですので!私も次回からは中ロルになります! 現状:季節は4月半ば、時刻は夕方、場所は都会の国道沿い、人間はそれなりに渋滞するほどいますが既に散らばり始めてます。 礼央が莉子ちゃんを助ける形の方になってしまいましたが、それでも大丈夫でしたでしょうか?)

22: 楠原 莉子 [×]
2016-02-07 23:59:46


…ひィ、ッ!

(弟が暮らすマンションまであと少し。歩いて10分程経てば会えていたはずなのに__不運にも夕暮れの街は血と罵声が飛び交い。不安が押し寄せる。混乱しつつも人々が向かう方へと足は進み長蛇の列を成すそこに入り込んだのだが我先にという人の力に押され列からはみ出てしまうと、隙を狙った気持ち悪いモノ否_ゾンビなのだろう。生気を感じない怪物に襲われかけどうしようもないところに掛けられた声だけを頼りに、条件反射で頭を両手で覆いしゃがみ込み。)




(/どうぞどうぞ!無理せず蹴ってくださいな。問題ないですよ。礼央さんに助けてもらって命拾いです。他に何か相談事ありますか?もしなければ背後はドロンしようかと…。何かあれば呼びつけて下さい!)



23: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-08 00:15:35


──チッ、ゾンビの数が多過ぎる。
ここから逃げるぞ。アンタ立てるか?

(ゾンビのこめかみを思いっきりトランクケースで殴りつければ、よろけたところでその腹部を蹴り飛ばしていき。指示通りしゃがみ込んでいる日本人の女性の肩を揺すれば、迫って来ている他のゾンビから逃れる為にもその両足が機能するかどうかを早口で尋ねていき)



(/あっ、二点だけ…!恋愛要素なのですがどれぐらい(最初、中盤、終盤)で入れた方がお相手様の好みでしょうか?それと片想い、両片想いでしたらどちらが宜しいでしょうか?)

24: 楠原 莉子 [×]
2016-02-08 00:54:55


立てます!…ッ、

(短い人生そう悪くはなかったなどと覚悟決めていたが体に走る痛みはない。不思議に思いつつ顔上げてみれば日本人らしからぬ青年の姿にこんな状況であるのに、視線を奪われてしまって返答するのに間があり。立てると思っていたのにいざ立つとなると膝が震え、へなりとその場に腰を下ろしてしまい情けなくも動けずにいて。)




(/最初からうすーく入れていく感じで何らかのキッカケで急接近とか思い描いていたりします。両片思いにしましょうか!)



25: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-08 12:16:22


…立つのは無理そうだな。

(眼前の日本人女性の膝が震えているのは一目瞭然で、数秒もしない内にへたりと足腰に力が入らなくなっているのを確認すれば、この状況なら気絶しなかっただけマシだと考えていき。しかし、ゾンビはこちらの事情などお構い無しに『ゥヴウ』と雑音に似た呻き声を上げれば両手を突き出してきていて。囲まれたら一貫の終わりだと、内心では少し焦燥に駆られながらも非常事態なので相手の体を勝手に背負っていき。だが、背負うことへの了承を得なかったため一応「Sorry, 文句なら後で聞く」とだけ告げれば、混乱する日本人で埋もれている国道沿いから外れた路地を走って行こうとし。)



(/了解しました!両片想いからの両想いまで行けるようにしますね!それでは背後はこれにてドロンします!)

26: 楠原 莉子 [×]
2016-02-08 18:38:11


私のことは置いてって。貴方もヤツらの餌食になっちゃう

(逃げなければ殺される。そうわかっているのに体は言うことを聞いてくれない。情けなくも小刻みに震える指先が恐怖を訴えていてこのまま覚悟を決めようとした時ふわっ、と体が浮く感覚に思わず体を硬直させ。背負われていることに気づくとこれ以上足手まといにはなりたくないので人混みの中でも耳に届くようにやや大きめの声で。)



27: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-08 19:55:10


No way! and I'm not that heartless.

(雑踏の中で聞こえてきた相手の‘置いていけ’と言う主旨の言葉に、何を言い出すんだと驚いて、やや声を荒げながら相手が日本人だと言うことをすっかり忘れて、釘を刺すように母国語で "断る!それにオレはそこまで薄情じゃない" と告げ。その途中で、相手がよく謙虚と称される日本人だと言うことを思い出したので、今度は日本語で「…置いていくつもりだったら最初から助けていない」と溜め息混じりに付け加えていって。アイスブルーの瞳を動かして、前方にゾンビがいないことを確認すれば背負ったまま路地を抜けていき。)

28: 楠原 莉子 [×]
2016-02-08 22:18:57


__!??あそこ。あそこのビルなら塀もあるし、未だアイツらも入ってきてないはず

(急に流暢な英語で何か言われたことはわかっても日本語訳が全くわからず言葉を返せず。それから日本語で伝えられたことには感謝と申し訳なさがありギリっとリュックの持ち手握り締めれば今自分にできることをしようとまともに動く瞳を周りへと向けて。路地に入った先に見える周囲より一回り高いビルをやっとの思いで動かした指で示す)



29: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-08 23:30:11


──! あのビルだな、了解した。

(路地を抜けて別の通りに出たのは良いが、漢字は最低限しか読めない為あちらこちらにある漢字の看板の意味が分からず翻弄されかけ、また日本での土地勘も無いのでどこに身を隠せば良いのかの判断が遅れ。周りの日本人を参考にしようにも慌てふためいているため避難場所を知ることが出来ず、舌打ちをしたくなっていたところ。背負っている日本人の女性が丁度いい建物を見つけたらしく、唐突に指を差し始めて。自身もその示された建物__塀のある高層ビルを確認すれば頷き。急いで進路を変え進行方向を塞ぐ邪魔なゾンビを勢いよく蹴飛ばすと、門を開閉して塀のあるビル内へと入って行き。)

30: 楠原 莉子 [×]
2016-02-09 12:46:21


あ、あの_ありがと。さ、さんきゅー?もう大丈夫だから。歩けそう…

(ゾンビに物怖じしない相手にポカン、と口を開け。勇敢というか命知らずというか、頼もしい相手に頼りきりで。自分も何かしなくてはと思うもすっかり力の抜けた体ではどうにもできない。高層ビルのに入って後ろを見ても塀が高いこともあってかゾンビたちは塀の周りを取り囲むだけで未だ入ってこれる気配すらない。しかしいつ突破されるともわからない緊張感からかごくりと唾を飲み。ビルに入った安心も手助けしてくれたのか体の緊張が解け自分の意のままに動くことがわかれば、取り敢えず日本語と英語でお礼を伝えるも英語の発音に関しては自信がないらしく疑問系となってしまって。降ろして大丈夫だよという意味も込めて数度肩をとんとんと軽く叩く。)



31: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-09 14:11:18


ああ、分かった。今降ろす。
……少しここで待っていてくれ。この階の安全を確認して来る。

(塀があるとは言え、ゾンビ達がいないとは限らないので警戒をしてエントランスホールへと辿り着けば、唐突に日本語と恐らく英語でお礼を告げられて。更に歩けそうと言った言葉と肩を叩かれるアクションを受け取れば、ゆっくりと腰を落として日本人の女性を地面へと降ろしていき。色々と状況確認や情報交換を行いたいところだったが、まずは自分達の身の回りの安全を確保することが先だと考えてすぐに立ち上がり。この一階にゾンビがいないかどうかを手早く確かめて来ようと、現時点ではセーフゾーンであるここエントランスホールに相手を待機させれば、扉を一つ一つ開けて中を確かめていき。)

32: 楠原 莉子 [×]
2016-02-09 16:57:11


こんなのゲームでしか見たことないのに…、

(降ろしてもらえれば直ぐに行動に移して部屋の扉を片っ端から開けていく相手に改めてお礼も言えないまま。落ち着いて状況を捉えようとさっき目の当たりにした惨状や、あの気持ち悪いゾンビを思い返し少し吐き気を感じる。水でも飲もうかとリュックに手を伸ばすも食料さえもいまは貴重品だと思い直せばリュックを開けるがペットボトルには口をつけず、今一度自分の持ち物を確認して。夢か現実か。できることなら悪夢であってほしいと願いつつ気持ちは現実を見ておりしっかりと足に力を入れれば強い目で周りを見回し。)

アイツらの動きはそんなに早くなかった。きっと、1階にいなければ上の階にもいないと思うし安全だと思うわ。__今のところは、ね



33: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-09 17:53:24


今の所は、か。
──取り敢えず1階は問題無い。それでだが、休息を取るのは2階にしよう。あの化け物……オレは勝手に‘ゾンビ’と呼んでいるんだが、奴らはアンタが言った通り動きがトロいから階段を登るのに時間が掛かりそうだしな。
それに万が一囲まれても、2階程度の高さなら安全に窓から飛び降りて脱出できる。

(相手の話に耳を傾けつつ1階の全ての部屋のチェックをしていき、運の良いことにゾンビの姿や気配は無く。ビルの規模は然程大きくなかった為ほんの数分で確認が終われば日本人の女性に向き直って、上記の自身の考えを述べていき。それに、気が付けば外は既に太陽が落ち始めていて、色はオレンジからインディゴブルーに移り変わろうとしていた上にこのビル内は電気が点いておらず薄暗かったので、夜が来る前にさっさと安全地帯を確保しようと今度はビルの2階へと行き。)

34: 楠原 莉子 [×]
2016-02-09 19:32:34


貴方随分冷静だし頭が良いのね。私はまだ…整理がついてないし、恐怖の方が大きい。さっきも何も力になれなかった。_これからは自分のやれることはやる…!

(ゾンビと対峙した時の勇敢な行動もそうだがビルの確認も素早くこなしていた為思ったことを話して。状況の把握も万が一ゾンビに攻め入られたことを考えてそれに備えた提案にも非の打ち所がない。それに比べて自分は何もできなかったと嘆いても何も変わらないし、だから心を強く保って2階へ続く階段を進む相手の背中へ違うように宣言する。自分にも言い聞かせるように。幸い2階にもゾンビの気配はなくて_勿論生存者もいない、静まり返った廊下を進んだ1番奥の部屋に逃げるのにも適した窓があることに気づく。)

此処なら窓もあるし、簡易キッチンもある。冷蔵庫の中に食料もあるかも…



35: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-09 20:31:04

(相手からの賞賛の言葉を聞いて、案外自身も焦ったりはしていて、単に友人によく無愛想だとからかわれていたポーカーフェースのお陰で冷静に見えるだけだと思い。しかし、せっかく彼女が宣言をしたのにも関わらず、そこに水を差すような真似をするのは如何なものかと考えて黙っていき。それに、今の状況で同行者の不安を煽るような真似をしてもメリットが無い。そんなことを考えて、相手に背中を向けたまま まあ、頑張れ と言うようにヒラリと手を振れば2階に辿り着き。__2階の全部の部屋を開けてゾンビも生存者もいないことを確認し終われば、不意に日本人の女性が近くにいないことに気付いて。足音を頼りに進むと、自身が見落としていた1番奥の部屋にいたので後ろから声を掛け。)

──いないと思ったら奥にいたのか。取り敢えず、ザッと確認したが2階も安全だ。
……それで、この部屋は宿直室と言うのか。漢字の意味は分からないが、見たところ窓と簡易キッチンと冷蔵庫が置かれているな。アンタ、良い部屋を見付けたな。



36: 楠原 莉子 [×]
2016-02-10 13:04:27


部屋くらい私に見つけさせてもらわなくちゃ、肩身が狭いわ。__少ないけど食料も水も少しはあるみたい。今後のことも考えてなるべく我慢しましょう

(大活躍の相手と違い初めて役に立てたような気がしてほぅ、と胸を撫で下ろし。リュックを背中から下ろせば冷蔵庫を真っ先に開けて電気は止まっているもののバナナやリンゴ、今となっては貴重品となった水のペットボトルも残されている。そして良いのか悪いのか缶ビールもあり。しかし到底ビールで乾杯という気分でもなくてさっさとそれらを冷蔵庫から取り出せば相手にも見えるように並べる。見上げた視線が綺麗なブルーの瞳と重なるとハッ、と何か思い出したように軽く身なり整えてから手を差し出して。)

_私は楠原莉子。助けてくれてありがとう



37: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-10 16:04:34


……オレは礼央・スパイヤー。
さっきのことはこっちが勝手にしたことだ。気にするな、Miss.楠原。

(肩身が狭いなどと言った相手の言葉を聞いた為に、自分なりに考えて遠回しに彼女をフォローしている返答をすれば、相手から差し出された手を握って握手をし。軽く挨拶をし終えると手を離していって。念の為にドアには内側から鍵を掛けて、ゾンビ達が2階に来ても入って来れないようにしていき。同行人が冷蔵庫内で見つけて取り出していた食料を一瞥すれば、自身は水道の方を確認しに行って。蛇口を捻ると何の濁りも無い水が出てきた為に、電気は死んでいるが水道はまだ生きているらしく。しかし、人間がゾンビのようになった原因や感染源が分からない以上は、この水にすら手を付けるのは躊躇われてしまい。自身の両親が職業柄......あの時は東南アジアへと旅行をしに行った時だったが、病原体の感染経路には口煩く言われていた方だったので、結局水を使うのは止めて捻っても出ないように下にあった水道のバルブ自体を閉めてしまう。一通り部屋のチェックは終えたので、そのままキッチンを通り過ぎれば、元々置かれていた椅子に座って同行者に話しかけていき。)

……さてと、腹ごしらえの前に情報交換と状況把握といこうか。さすがにこんな状況とは言え、名前しか知らない外国人の男と二人っきりなのはアンタも落ち着かないだろう?



38: 楠原 莉子 [×]
2016-02-11 12:21:39


礼央。__ありがとう…

(此方が気にしないようにと気遣いある言葉をかけてもらえればこんな悲惨な状況の中でも心はほっこりするもの。名前を復唱するのと一緒にお礼も述べて。水道は出るようだ。だが飲むのは少し怖い気がする。栓を閉められれば水が出ることもないから飲みたい衝動に駆られることもないだろうと思い、椅子に座るのを見て自分も対面側にあったベットの端に腰掛けると自分からも聞きたかったことが相手の口から出てきたので首を縦に振り。)

いえ。1人でいるより貴方と一緒の方が頼もしいわ。…とは言え、そうね…情報交換はしておくのに越したことはないと思うし。私は日本人、23歳。田舎で看護師をしてるわ。
私は弟に会いに東京に出てきたの。バスに乗ろうと思ってたらあっという間にあの状態。遠くだからはっきりとは覚えてないけど最初はゾンビ_そんなにいなかった筈なの。ゾンビに襲われた人、いや正確にはゾンビに噛まれた人がまた他の人を襲っていた気がする……。ゾンビと格闘して傷を負った人がいるのも何人か見たけどそこ人たちは最後まで正気を保ったまま逃げていってたの。
ごめんなさいね。気が動転してて_はっきりわかるのは、これくらい



39: 礼央・スパイヤー [×]
2016-02-11 19:24:19

(相手の話から分かったことは、まず彼女がこの東京には土地勘があまり無さそうなこと。また、恐らく両親は田舎住まいでこの東京には弟しか住んでいないこと。となると、今はどうかわからないがその内に相手は弟の安否が気になって来るかもしれない。各言う自身も両親の安否が気になっているところで。それと、彼女は看護師ゆえに医療と手当の知識がありそうだ。こんな状況だからこそ、尚更その技能は重要だと感じる。更に重要な証言が一つ、ゾンビのことについて。今さっきの相手の説明を聞くに、ゾンビに噛まれた人間は時間を置かずにゾンビになったのだろうが、ゾンビに噛まれずに傷を負った人間はその場ではゾンビにならなかった。実際に確かめるのはあまりにも危険なので推測にしかならないが、恐らくゾンビに噛まれずに傷を負った人間の場合は時間を置いてゾンビになるか、そもそもゾンビにならないかの二択だろう。出来れば後者の方が良いと感じつつ一旦思考をするのを止めて、相手の瞳を見ていき。)

……なるほど。Miss.楠原、情報の提供を感謝する。
では、次はこちらが話す番だな。オレは日本人とアメリカ人のクォーター、厳密に言えば父親がハーフで母親が日本人。名前の読みはレオと外国人っぽいが、実際には礼儀の礼と中央の央の漢字で書く。年齢は24歳で、普段は米国ペンシルバニア州の大学院に通っている院生だ。
日本に来たのは、両親が仕事で日本に出張していたから大学院の休みを利用して、顔を見ようと考えていたからだ。但しその前に日本を観光しようと思って渋谷のスクランブル交差点にいたら、突然悲鳴が聞こえて来た。それでゾンビに日本人の男性が食い千切られて死んだんだが、数分も経たない内に起き上がってその男もゾンビと同じようなモノに変わり果てていた。周りの人間がパニック状態になっている中、列を辿ってあの道路を歩いていたら、アンタが危なそうだったから介入したわけだ。
…大体こんなものか。



40: 楠原 莉子 [×]
2016-02-12 18:37:01


日本に住んでいたことがあるの?とても日本語慣れしているように思えるけど…、

(すっかり英名だとばかり思ってレオと呼んでしまっていたけれど名前の漢字までしっかりと説明を聞くと名前の再認識をして。英語の発音も良かったものの流暢な日本語からして以前に日本に住んでいたことがあるのだろうかと質問を投げかける。話しながらジーンズのポケットにあったスマホの存在に気づいてはそっと手を差し込んで取り出し、弟や両親からの連絡を確認するも一切来ていない。それどころか圏外になっているのを見れば落胆の溜息をついて早々に電源オフ。誰かの連絡を待っていたい気もするが来るかどうかもわからない連絡の為に電気を消費するのはリスキーに思える。電気のない今は電池を1%でも多く残しておいた方が得策な気がして暗くなったディスプレイを見つめてポケットへ戻せば不安に襲われた表情をして、相手の経緯を聞くと相手の両親も自分の弟も安否が知れないことが余計に不安を煽り。情報量が足りないことも恐れに繋がるがそのためにゾンビを知るべく外に出るのは危険な気がする。途方にくれたようにベットに寝そべれば天井を見上げ。)

他の生存者や身内の安否が気になるけど、外に出るのも怖い。でもいつまでも此処にはいられない……。私達これからどうなるのかしら。ごめんね。弱音吐いてる場合じゃないことはわかってるの_頭では



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