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 勿 忘 草 /22


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自分のトピックを作る
3: 思音 [×]
2016-01-25 00:03:33





 遠くでは、虫のなく声が聞こえる。何が哀しいのだろう。彼の語る恋物語に泣いているのだろうか。
 泣かないで、泣かないで。
 ふと耳を澄ませると、なき声がもうひとつ。

 嗚呼、あなたの語り声は、どうしてそんなに深くて、痛くて、哀しい叫び声のような。
 涙を流さずとも、人は泣けるのだということを、わたしはあなたに教えて頂いたのです。

 いつか、わたしもこの物語を、誰かに語る日が来るのでしょうか。



――『御伽噺』






4: 思音 [×]
2016-01-25 20:30:18





今晩和






5: 思音 [×]
2016-01-25 20:31:37





今日は満月なんですね
昨日と一昨日は、月がいやに目に入るものだから、嗚呼、美しいなぁなんて見ていたけれど。
思えば、いざ満ちた時には、いつも見逃している気がします。






6: 思音 [×]
2016-01-25 20:41:50





どんなに欠けていても、自分で見つけて美しいと感じた月はとても美しい。
どんなに満ちていても、人に教えられて見上げる夜空は、どこか狭くて苦しいです。
けれど、きっと、大切な人が教えてくれる空であれば、何より美しく輝いて見えるのでしょうね。






7: おはな [×]
2016-01-25 21:01:37



こんばんは。何だか素敵な呟きだなぁと立ち寄ってしまいました。

お一人のスペースでしたら、申し訳ありません。



8: 思音 [×]
2016-01-25 21:07:25





こんばんは。嬉しいお言葉をありがとうございます

ひとりの場所というのは、特に決めていません。気が向いた時に立ち寄ってくださいな






9: 思音 [×]
2016-01-25 21:10:51





ひとりというのは、不思議なものですね。

その空間にひとりで居るのに、そばに誰かが居るような気がする時もある。
たくさんの人の中に居るのに、ひとりだと感じる時もある。

どちらが良いということも、どちらが寂しいということも無いのですが。時として、どちらかを羨んでしまうことがあります。






10: おはな [×]
2016-01-25 21:18:10



どうもありがとうございます。どうにも不思議とほっこりするのです。

勿忘草、好きです。ぽつり。



11: 思音 [×]
2016-01-25 21:29:05





誰かの心を穏やかにしたいというのは、常々思っていることですので、そう言っていただけるのはとても嬉しいです。

素敵な花ですね。可愛らしい形と色、持っている言葉も。ご存知かもしれませんが、わたしの名前の読みと同じ読みを持つ花は、勿忘草の花言葉と対になるようなものなんですよ。






12: 思音 [×]
2016-01-25 21:29:52





嗚呼、つい興奮して下げ忘れてしまいましたね。

特別決めているわけではないので、自由なのですけれど。






13: おはな [×]
2016-01-25 21:56:45



あぁ、本当だ。今調べた所、対になる花言葉が出てきました。わからないけれど、何故だが少し切なくなりました。

私にも、勿忘草の花を贈りたい人がいるのです。




14: 思音 [×]
2016-01-25 22:49:37





わざわざ調べてくれたんですね、ありがとうございます。言葉も耳にするもしくは目にする時によって、その人の気持ちや状況が反映されるのかもしれませんね。

それが悲しいことなのか、幸せなことなのか分かりませんが、花を送りたいと思える人が居るというのは素敵なことです。
そして、人に花を送りたいと思えるあなたの心を、どうか無くさずに居てくださいね。






15: 思音 [×]
2016-01-25 22:50:15





さて、早いですがそろそろ休みましょう。
眠る時間を遅くするのではなく、起きる時間を早くしようと思うのです。






16: 思音 [×]
2016-01-25 22:55:20





人と人が思い合う気持ちは、足して百になるのだ。
そんな言葉を、どこかで見かけたことがあります。

自分が六十ならば、相手は四十。
自分が四十ならば、相手は六十。

きっと、五十と五十で居られる時など、本当に刹那的なことなのでしょう。


はて


人を思う気持ちは、決して良いものばかりではないのでした。

自分が六十愛していても、相手が四十憎んでいることもある。ええ、そうでした。






17: 思音 [×]
2016-01-27 00:27:06





今晩和






18: 思音 [×]
2016-01-27 00:28:57





好きだと伝えるのに
いやだと言うために

どうして周りを気にしなければいけないのでしょう


好きな人に好きだと伝えてしまうと、その人だけでなく、周りの人も離れてしまう。

嫌なことを嫌だと言うと、好きな人も離れてしまう。


そんな捩れた世界の中は、ひどく狭苦しく感じます。






19: 思音 [×]
2016-01-27 00:29:58





けれど、だからこそ、ぽつりとひとりになった時、広く自由な世界を幸せに思い、淋しく感じることができるのでしょう。






20: 思音 [×]
2016-01-27 00:31:37





さびしい、は嫌いではありません。

きゅ、と胸が狭くなる感覚も、青と白の空気も、苦いような酸っぱいような香りも、どこかで大切に感じることがあるのです。


さびしい、の香りは、珈琲によく似ています。






21: 思音 [×]
2016-01-27 20:05:50





今晩和






22: 思音 [×]
2016-01-27 20:10:12





時々、いま自分がひとりで居られることが夢のように思えます。

部屋の扉を叩く音がするんじゃないか
怒声や罵声が聞こえてくるんじゃないか

そんなことをふと思いついて、ひとりで震えることがあります。

けれど、もうそんなことをする必要は無いのだと思い出した時、ふっと体が軽くなるのです。


それでも鉛のように染み付いた何かは、消えてはくれませんでした。






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