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【初心者歓迎】オリキャラ/能力創作相談所【キャラ会話歓迎】/844


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自分のトピックを作る
581: てんてん [×]
2016-04-24 18:39:18

感想いきますっ

名前:ハーゼ・H (はーぜ・へるつもんと)
性別:?(外見は女性)

テラ「ほほう。外見はそうでも集合意識故に性別は無い。みたいな感じかな?」

一人称:私(わたしたち)
<ある種の集合体なんですねっ

二人称:貴様(きさまたち)
テラ「強い言葉使いだね。格好いいよ!」

体重・身長:61.5㎏・172㎝

秀人「身長に比べてちょい軽いかな」

能力
『集団思考』
負の感情の集合体故の能力。戦闘だけに限らず常時発動しており、多角度・多方面・様々な感受性からの思考が可能となっている。

朝日「情報処理能力がかなり高いそうだな」

『久遠なる偶人』
自身を隷属とする存在が消失しない限り魔力が底を尽きない。ただし虚偽の事実であっても本人が死を信じてしまうとこの能力は消失する。(生死を再認識することでふたたび能力が戻ることはある。)

秀人「逆に主人が死んでいても生きてると信じていれば能力は保てる……のか?」

『潜影』
自身の体の体積よりも大きな影の中へと潜伏する能力。潜伏中の影は攻撃範囲として規定できる。

夜宵「建物の影に入られると厄介ですね」


技術
『不浄の吸血黒旗』
地面に黒い一本の旗を打ち立て、そこを中心とし血で染まった触手を増殖させる。この触手は人間の呼気に反応し獲物の血を啜ることで無尽蔵に活動し続ける。中心となる旗を破壊することで触手の増殖を止めることが可能。

昼中「主人と似た術を使うのね。やっぱり似てくるのかしら」

『吸血公最期の領地』
使用者の主《ヴェルナー・フォン・ヘルツモント》が人としての最期を迎える際に入れ込まれた棺。神滅の魔力が込められており、この棺の内部に半日入れ込まれた物質は問答無用で神殺しの性質を得る。

朝日「対神に特化した能力か。基本的には前者の技と能力で戦うんだな」


解説
吸血公《ヴェルナー・フォン・ヘルツモント》に仕えた従者・傭兵の自責の念が集まり集合体となった存在。主人が人外に堕ちた後、永い時を経て存在を確立したため主人の側にいれていない。当面の目的は彼と合流すること、そして彼に過去の謝罪を述べること。
夕凪「迷子……なの?」


吸血公の形見である棺を常に身に付け、今なお彼への忠誠心は衰えていない。

朝日「見上げた物だな。思念だけになってもか……」

余談ではあるが名前にヘルツモントではなくHを用いる理由は主と従属の線を引くため、らしい。

設定
外見は艶掛かった紺色の長髪にメイド服を纏った女性。手首や足首には過去に民に捕まった際に付けられた拘束具が残っている。主人に対しては粛々とした態度で誠心誠意忠誠心を誓っており、主人以外の人間に対しては見下した様な態度を取り下賤なゴミと見なしている。

<メイドさんに蔑まれる………あれ、何だか悪くないような気も………

秀人「駄目だコイツ……」


過去にヴェルナー・フォン・ヘルツモントに仕えたすべての従者の意志が統合されているため即座に多数の思考を巡らすことが可能になっている。


「我が主よ、私(わたしたち)にもう一度だけあなた様に仕える権利を。」

42「数百、数千にも及ぶ意識の集合体か。人間の念というのはこのような現象も引き起こすのだな」


テラ「人徳のある方だったんだね……」



ヘルモンドさんを探してさ迷ってるんですね……ヘルモンドさんも旅行好きという事ですし中々会えそうに無いですね……ヘルモンドさんはハーゼさんの存在は知らないのでしょうかね

以上、感想ですっ

582: てんてん [×]
2016-04-25 21:47:14


名前:配達員
年齢:不明
性別:不明
身長:2m
体重:98kg
容姿:デニムとシャツを着たネズミのような生物の着ぐるみ
趣味:噂話、井戸端会議、観察
特技:ウィリー
好物:氷水、可愛い女or男の子
武器:配達バイク……見た目はスー◯ーカブ(1500km/h。ライトからビームも撃てるし空も飛ぶし日本海溝の底まで潜水可能、山道だろうが凍った道だろうがエベレストの頂上だろうが走る事が出来る。)
技:轢き逃げアタック
能力:不死身……死んでもいつの間にかその辺から現れる
詳細:テラの屋敷に新聞を運ぶ人物。見た目は着ぐるみで中は誰も見た事がない。サボり癖があり暇があると目を付けた女or男の子を追い掛けて抱き締めている。特に何もせず解放するが怪しさMAXの危険人物……

声は電子音のような感じで男女の区別がつかない。総じて謎だらけの人物だが、テラ曰く「見えている姿だけが真実」とのこと
一言
「新聞でーす」


テラ「何時もより6時間遅く来たねえ、何してたの?」

「ひ み つ」

テラ「ま、詳しくは聞かないけどね」


583: 枯窓 [×]
2016-04-26 01:42:40

感想いきます。今回は珍しい組み合わせです。
「こんにちは。僕は狂骨と言います、よろしくお願いいたします。」
「こんにちは、僕の名は晴原トーヤ。まぁ、一端の何でも屋さ。それにしても久しぶりだね狂骨君。」
「確かにお会いするのは久方ぶりですね。なかなか予定が合わないみたいでしたね。」
「色々あるからね。それにしてもこの前は…いや、この話はやめておこうか。」


名前:配達員
「本名ではなく職業柄ですね。名札とかは付けてないんでしょうか?」
「最近は色々と物騒だからね。仕事だから名前を教える、っていうのは少し違うのかも知れない。もしかしたら自営業かも知れないしね。」

年齢:不明
性別:不明
身長:2m
体重:98kg
「高身長ですね。これ以上成長しない僕から見たら羨ましい限りです。」
「そうかい?身長はある程度あったらいいと思うけど。むしろ、高身長の人間の方が不便な事柄の方が多いくらいだ。」

容姿:デニムとシャツを着たネズミのような生物の着ぐるみ
「不思議の国、ですかね?」
「十中八九、マスコットキャラクターだろうね。こうしてまだおじさんの知っているキャラクターがいるのは嬉しい限りだよ。最近はラムちゃんも伝わらないからね、僕の青春だったんだけど。」
「その辺とは知名度の差ですよ。というか今の子にラムちゃんは難しいです。」

趣味:噂話、井戸端会議、観察
「いやぁ、これは話し甲斐がありそうだね。」
「程ほどにしてくださいね。ホンナも少し煙たがっていましたし。」
「大丈夫、大丈夫。その辺は自重するよ、僕も大人だからね。」

特技:ウィリー
好物:氷水、可愛い女or男の子
「(臨戦態勢)」
「そう構えない構えない。完全にお兄ちゃん、入ってたよ今。ま、妹持ちだと分からなくも無いけど、狂骨君の方が狙われる可能性もあるんだぜ?」
「僕にそっちの気はありませんからお断りですね。可愛いとは程遠いですし。」

武器:配達バイク……見た目はスー◯ーカブ(1500km/h。ライトからビームも撃てるし空も飛ぶし日本海溝の底まで潜水可能、山道だろうが凍った道だろうがエベレストの頂上だろうが走る事が出来る。)
「完全に兵器の類いだね。アクロバンチも熱かったけどやっぱり僕はゲッターロボだね。」
「スゴいコアなとこですね…。そういえばトーヤさんは免許お持ちなんですか?」
「いや?僕は持ってないよ。歩くのが好きってのもあるけど、大学遊んでたら取る時期逃しちゃってね。実家の方では専ら妹に運転してもらってたね。」
「…………………。まぁ、散策好きそうですしね。」

技:轢き逃げアタック
「比叉子ちゃんのお父さんなら即発砲なんでしょうね。あの人、普通にSAA使ってましたし。」
「僕が比叉子ちゃんに話し掛けた時に偶然側を通り掛かったみたいでスッゴい剣幕で詰め寄られたよ。今では話の合うお父さんだよ。」

能力:不死身……死んでもいつの間にかその辺から現れる
「この手のは追求しても追及しても追究しても無駄だね。僕たちの管轄じゃない。同期にこの手の存在を専門にしてる奴もいるけど…。」

詳細:テラの屋敷に新聞を運ぶ人物。見た目は着ぐるみで中は誰も見た事がない。サボり癖があり暇があると目を付けた女or男の子を追い掛けて抱き締めている。特に何もせず解放するが怪しさMAXの危険人物……
「トーヤさんも十分、危険人物ですけどね。」
「ハッハー、なかなか刺々しいな。お姉さんには色々喋ってはいるけど詮索はしないでくれよ?」

声は電子音のような感じで男女の区別がつかない。総じて謎だらけの人物だが、テラ曰く「見えている
姿だけが真実」とのこと
「真実というより侵実だね。」
「侵実?」
「そ、真実を侵しにくる存在。まあ、気にしすぎかも知れないけどこの手の存在は目を付けといて損は無いからね。話も聞けるかも知れないし。」

一言
「新聞でーす」


テラ「何時もより6時間遅く来たねえ、何してたの?」

「ひ み つ」

テラ「ま、詳しくは聞かないけどね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そういや話の途中に不思議の国って出てたけど狂骨君は不思議って単語の語源を知っているかい?」
「不思議………。不可思議とかでしょうか?」
「鋭いねえ。そう、不可思議。もともとは仏教用語で神通力や形容しがたいもの表す言葉だったんだけど意味が転じて人間の判断力が捉えられないもの。更に転じて常識では判断できないもの。ってのになったのさ。」
「それでいくと神様や仏様は常識では判断できないという意味合いになりますね。」
「正確には常識では捉えられないのではなく僕たちが常識という網で捉えようと躍起になってるだけなのかも知れないね。それに、」
「それに?」
「不思議という単語は常識では考えられないという意味から更に転じて『10の80乗』という多大な数の単位にもなっているんだ。」

「80という数字は姓名判断などでは健康運が悪く、全てにおいて努力しても成功に繋がらない凶運の数。という意味なんだよ。」



以上、感想でした。
最後のはちょっとした出来心で書き連ねてしまいました。すいません。
………後ろからネズミのマスコットが抱きついてきたらスゴく怖そうですね。ホンナとか比叉子はパニック起こしそうです。

584: てんてん [×]
2016-04-26 23:31:26

感想いきます。今回は珍しい組み合わせです。
「こんにちは。僕は狂骨と言います、よろしくお願いいたします。」

配達員「よろしく。新聞とらない? 今なら電気ケトル付けるよ」

「こんにちは、僕の名は晴原トーヤ。まぁ、一端の何でも屋さ。それにしても久しぶりだね狂骨君。」

配達員「よろしく。新聞とらない? 定住していなくても届けるよ」

「確かにお会いするのは久方ぶりですね。なかなか予定が合わないみたいでしたね。」
「色々あるからね。それにしてもこの前は…いや、この話はやめておこうか。」
<何があったんですかねっ


「本名ではなく職業柄ですね。名札とかは付けてないんでしょうか?」

「最近は色々と物騒だからね。仕事だから名前を教える、っていうのは少し違うのかも知れない。もしかしたら自営業かも知れないしね。」

配達員「名前……あれ。何だっけ」

テラ「配達員さんは配達員さんだよ」


「高身長ですね。これ以上成長しない僕から見たら羨ましい限りです。」
「そうかい?身長はある程度あったらいいと思うけど。むしろ、高身長の人間の方が不便な事柄の方が多いくらいだ。」

配達員「着ぐるみの身長だから中味はもう少し小さいよ」

テラ「はて、中味なんてあったっけ」

配達員「無かったかな」

テラ「さあ。そう言えば見たことがないんだった」

「不思議の国、ですかね?」
「十中八九、マスコットキャラクターだろうね。こうしてまだおじさんの知っているキャラクターがいるのは嬉しい限りだよ。最近はラムちゃんも伝わらないからね、僕の青春だったんだけど。」
「その辺とは知名度の差ですよ。というか今の子にラムちゃんは難しいです。」

配達員「好きよ好きよ好きよ!」

テラ「好きよ好きよ好きよ!」

配達員「まあ、個人的にはうる星やつらよりらんま1/2の方が」

テラ「実は私も境界のRINNEの方が……というか高橋先生は仕事し過ぎだよね」

「いやぁ、これは話し甲斐がありそうだね。」

配達員「よし、配達なんて辞めたっ! 喫茶店でお話しよー」

「程ほどにしてくださいね。ホンナも少し煙たがっていましたし。」
「大丈夫、大丈夫。その辺は自重するよ、僕も大人だからね。」

テラ「配達員さんにも自重して欲しいねえ」

「(臨戦態勢)」
「そう構えない構えない。完全にお兄ちゃん、入ってたよ今。ま、妹持ちだと分からなくも無いけど、狂骨君の方が狙われる可能性もあるんだぜ?」

配達員「可愛いのかい?」

「僕にそっちの気はありませんからお断りですね。可愛いとは程遠いですし。」

配達員「違うのかい?」

テラ「多分、イケメンタイプじゃないかな」

「完全に兵器の類いだね。アクロバンチも熱かったけどやっぱり僕はゲッターロボだね。」

配達員「3つの心が1つになれば、1つの正義は100万パワー」

テラ「げったー?」

「スゴいコアなとこですね…。そういえばトーヤさんは免許お持ちなんですか?」
「いや?僕は持ってないよ。歩くのが好きってのもあるけど、大学遊んでたら取る時期逃しちゃってね。実家の方では専ら妹に運転してもらってたね。」
「…………………。まぁ、散策好きそうですしね。」

配達員「実は私も……」

テラ「え?」


「比叉子ちゃんのお父さんなら即発砲なんでしょうね。あの人、普通にSAA使ってましたし。」

配達員「コルト?」

テラ「りろーどたいむがこんなにも息吹を!」」

配達員「こいつは世界で最も高貴な銃、シングル・アクション・アーミーだ」

「僕が比叉子ちゃんに話し掛けた時に偶然側を通り掛かったみたいでスッゴい剣幕で詰め寄られたよ。今では話の合うお父さんだよ。」

配達員「怖い」

テラ「怖い」

「この手のは追求しても追及しても追究しても無駄だね。僕たちの管轄じゃない。同期にこの手の存在を専門にしてる奴もいるけど…。」

配達員「見た目が同じなだけで別人かもよ。着ぐるみだしね」

「トーヤさんも十分、危険人物ですけどね。」
「ハッハー、なかなか刺々しいな。お姉さんには色々喋ってはいるけど詮索はしないでくれよ?」

配達員「そんなー言うほど危険じゃないよ」

テラ「危険だよ。間違いなく」

「真実というより侵実だね。」
「侵実?」
「そ、真実を侵しにくる存在。まあ、気にしすぎかも知れないけどこの手の存在は目を付けといて損は無いからね。話も聞けるかも知れないし。」

配達員「そんな大それた事。ただの新聞配達員だよ」
テラ「基本的にはね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そういや話の途中に不思議の国って出てたけど狂骨君は不思議って単語の語源を知っているかい?」
「不思議………。不可思議とかでしょうか?」
「鋭いねえ。そう、不可思議。もともとは仏教用語で神通力や形容しがたいもの表す言葉だったんだけど意味が転じて人間の判断力が捉えられないもの。更に転じて常識では判断できないもの。ってのになったのさ。」
「それでいくと神様や仏様は常識では判断できないという意味合いになりますね。」
「正確には常識では捉えられないのではなく僕たちが常識という網で捉えようと躍起になってるだけなのかも知れないね。それに、」
「それに?」
「不思議という単語は常識では考えられないという意味から更に転じて『10の80乗』という多大な数の単位にもなっているんだ。」

「80という数字は姓名判断などでは健康運が悪く、全てにおいて努力しても成功に繋がらない凶運の数。という意味なんだよ。」

配達員「何をやっても無駄無駄って事?」

テラ「君の正体を追うこともそうだねえ」

以上、感想でした。
最後のはちょっとした出来心で書き連ねてしまいました。すいません。
………後ろからネズミのマスコットが抱きついてきたらスゴく怖そうですね。ホンナとか比叉子はパニック起こしそうです。

配達員「可愛いね。ちょっと行ってくる」

テラ「駄目だよっ!」

585: てんてん [×]
2016-04-27 22:13:56

あげます

改めてキャラのプロフを見直すと気になる部分も多々ありますねえ。機会があればちょいちょい手直ししたいですね

何かキャラについて分からない事があればじゃんじゃん聞いてくださいなっ!

586: 枯窓 [×]
2016-04-28 15:05:31

今夜にでもコラボ作品上げると思います。

587: 枯窓 [×]
2016-04-29 04:26:31


三々五々。
人が疎らになりだし町全体も閑散とした風景を作り出す。
中心街より少し離れるとビルディングや集合住宅は数を減らし、それに呼応するかのように季節飾る山や無作法に放置された植物が点々と現れる。
赤々とした夕陽が照り、アスファルトの大地をゆっくりと熱する。

「あまり此方の方に来なかったから分からなかったけど駅一つ越えるだけで大分、町の雰囲気も変わるな。」

「いやー、ホントそれ。パないわぁー、流石にここまで変わるとアイデンティティークライシスでしょう!」

学生服を着た男子高校生が二人。
月島望(つきしまのぞむ)。片方は少し伸ばした黒髪に整った顔立ち。引き締まった筋肉質な身体に柔和な雰囲気。
引篠健(ひきしのたける)丹念に染め上げた金髪・両耳に2つずつ開けたピアス。此方も鍛え上げた筋肉質な肉体。
お互い同学年でサッカー部の二人、望が部の中心として動き健はその隣で助力という形をとっている。
夕刻ともなり本日の部としての活動を終えた二人は帰路の道すがら、
「そういやさ、この町ってアレっしょ?ネットとかで有名なスピスポがあるじゃん?ちょっち、帰りに寄ってみません、望パイセン。」
という健の一言によって偏屈な神社を目指している。

「でもこの前のはマジバビったわー。日向光華チャンだっけ?ヤマナデ感溢れる娘だったわー。ぶっちゃけ望君も惚れてんじゃね?」

「いや。それは無いかな。スゴく魅力的な娘だとは思うけど恋愛対象にはなりにくいな。」

「っべー、望君マジ漢だわ。そうそうハーティングは掴ませないって懐深すぎでしょ。日本海溝の域越えてね?」

そんな他愛もないとりとめもない会話を続けていると眼前、路の外れより影が差し掛かった。
現れたのは自分達と変わらないくらいの歳の女性。
黒い髪を腰辺りまで伸ばし、少しはだけるように羽織った花魁衣装。町中であれば奇異の視線を集め、ともすれば職務質問されかねない姿だ。
確かに目を引く様な装いをしているがそれ以上に何故か望は視線を離すことができない。
金縛り、とも違う不思議な感覚。
形容しがたい不可解なもの。あえて例えるならそれは別の世界のモノを見つめるような。

「っ君。望君!?」

隣から肩を揺さぶられ大声を出され我にかえる望。
少し心配そうな面持ちで自分を見つめる健を傍目にもう一度花魁少女を見ると、彼女は怪訝そうな表情で此方を一瞥すると元来た道を戻っていった。

「どしたしガチ目リアルに病み入ったと思ったわ。」

「わ、悪い。さっきの娘、何かこの辺りじゃ見かけない格好だなと思ったから。」

「まあ確かに?この辺にはレイヤー少なthingだし、あの娘もかなり可愛い感じだっけーどさ。」

「(アレはコスプレの類いなのか?趣味にしては気合いが入り過ぎてるというか…。それにあの娘の脚、一瞬だけど人骨みたいに白く…。)」

「てかアレっしょ?ぶっちゃけ、光華ちゃんに続いてヤマナデ2連チャンでリーチ掛かってると思ってんしょ?分かるわー、俺も結構暖まってきてんよねー。」

「部活内から犯罪者が出るのはゴメンだからな。そこんとこは自重して妄想で保管しとけよ。」

「っべー。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

謎の花魁少女とも離れ、望と健はすっかり陽も落ち暗くなった道を歩き神社前へと辿り着いた。
石で作られた階段は所々磨耗しており手入れが行き届いていない。
落ち葉やゴミなどは無いものの信仰対象を奉るには些か古びすぎていて、業者の入りもあまり無いことが伺える。
鳥居は辛うじて原形を保っているも何時倒壊してもおかしくないレベルで腐蝕している。
極めつけは神社本堂。
完全に瓦解・焼失しており、お世辞にもその意味を成していない。(神棚や賽銭箱はあるものの栄えてはいない。)

「マ?スピスポってか心霊でしょこれ。ガセネタってやつッスかぁ~…。ショウミ、これじゃお話にならないでしょう。」

急勾配の石階段を登りきり鳥居をくぐり抜けるも不平不満を漏らす健。
折角、町外れまで来たもののこのような有り様であれば誰でもそうなるだろう。

「いや、一応寂れてはいても神社ではあるしスピリチュアルスポットであることに間違いは無いんじゃないの?」

「心霊つか怨霊のクラブでしょ。パリピもイかしたチャンネーもいないならクラブですら無い感じはあるよねー。つか、ここオヤクションのお仕事でしょ?マジ萎え、論者ガタ堕ち。」

「辛気臭くて悪かったの。資金が集まり次第建て替えする所存なのじゃ。」

「お世辞にも資金とは言ってもこの調子じゃ難しくないですか?素人目の僕でも分かるくらいには酷い有り様………え?」

休憩がてら石階段に腰掛けハズレだハズレだと愚痴りながら話していると不意に後ろから会話に参加する声が聞こえた。
声の元は境内よりずっと内側から発せられ、狛犬が喋っていた。
否、阿形の台座より発声を行っていたのは少女だった。
長く伸ばした白髪にシワ一つ無い和装。頭部よりフサフサとした犬科に生えているような耳が伸び、臀部より時折ピョコッと動く尻尾が生えている。

「コラコラ、そんな所に座ってちゃ駄目だよ。所有地みたいだし怒られちゃうよ?罰当たりだし。」

望は本堂近くまで歩み寄っていくと台座に座る少女に向かい、諭すように話しかける。
出来るだけ柔和な表情を心がけ、笑顔も交えながら諭すように。

「ハー…またこのやりとりかの。良いか青年?鎮音はここの仮の神主なんじゃ。それに罰当たりというならそち達もこの地を愚弄するだけ愚弄して賽銭すら入れておらぬではないか。」

「ウッ…。確かに…。」

諭すつもりが逆に諭されてしまい、挙げ句の果てには便宜上の常識まで説かれてしまった。

「(ここは敬意と謝恩の意味も含めてある程度は入金…奉納した方がいいだろう。)」

鞄より財布を取り出すとその内より千円札を3枚取り出す。
金額でどうこうなるとは思えないがここは気持ちということで奉納し、礼儀を学ぼう。
望は折り畳んだ紙幣を賽銭箱に入れると『仮神主』と『犬耳コスプレ』という腑に落ちないものを感じながら少女に軽く頭を下げ、石階段の方へと戻っていく。
注意しにいく筈が謝罪してお賽銭を入れ戻って来てしまった。
心には敗北感にも似た感情が燻り、何とも不完全燃焼な形となった。

石階段に戻る途中、後ろを振り返ると賽銭箱より千円札を3枚取りだし小躍りするように跳ねる少女が目に映り少し気が晴れた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうして望と健の不完全神社巡りは幕を閉じた。
望としてはかなり不満が募っているのだろうなと思っていたが、

「ヤマナデ女子3連とかこれはもう確変入ったも当然でしょ!やっぱ失敗しても成功者の夢は諦め切れないでしょ!!!」

と本人は完全に別の熱が入っていた。

588: 枯窓 [×]
2016-04-29 04:32:24

ということでコラボ作品でした。
相も変わらず低出力で申し訳ありません。

最後の方がgdgdになるのをどうにかしたい!!
コラボ作品を上げる上でもう少し自分でも文才をレヴェルアップしたいのですが難しいですね。

作品に出てきた健君ですが詳細まで作る気力がありませんでした…。
もういっそ投げる勢いでしたので…。もしアレでしたら設定とか(丸投げ



589: てんてん [×]
2016-04-29 06:35:27

おおっ! 望を書いていただいてありがとうございます! チャラ男な感じの健君ですが茫然としている望を心配してくれたりと性格はイイ人そうですねっ!

お賽銭を貰ってはしゃぐ鎮音さん(ですよね?)も可愛かったですっ!

健君の設定は喜んで考えますっ! 地の文だと同学年とありますが健君は望の事をパイセンと呼んでましたね? 同期なのか後輩なのかどっちで考えればいいでしょうか

590: ねぎま [×]
2016-04-29 06:47:26

名前:悪乃(アクノ)
年齢:17歳
性別:女
身長:160cm
体重:「…」
趣味:折り紙 切り絵
特技:写真撮影
好物:ガム ずんだ餅 飴玉
武器:髪 拳 最終手段として小さな白い蛇が巻き付いた黒い銃
容姿:毛先がうねった黒髪を足首の辺りギリギリまで伸ばしている 瞳の色は赤で、右目の瞼が縫い付けられている 白いタンクトップにジーパン スニーカー着用

能力 「黒いゆりかごの中へ」
詳細 相手の弱みや辛さに漬け込んで行き、相手が自分に心を許した時に完全な操り人形にする
一言
「ねぇ、もしも私に心があるなら」
「やり直せるわけが無いんだ」



「私を壊してくれればよかったのに」



新キャラ 
眠華の過去になんらかの関わりがあります

あ、因みにin率があれなのは学校があったからです(がくぶる)

591: てんてん [×]
2016-04-29 06:51:56

ついでにgdgd駄文のナニかも……もっと文章力を上げたい…

裏通りに面した小さな喫茶店は毎週木曜日は定休日のはず。偶々通りかかった常連の男は首を傾げた。店の中から女の賑やかな話声が聞こえてくるのだ

華やいだ雰囲気に惹かれ男は中を覗き

そそくさと後にした

何故ならば

「比叉子さんのお父さんは警察の方なんですか。私の知り合いにも警察の方がいるんですよ」

「そうですの? 父と面識があるかも知れませんわね」
「そうですねえ」

「ねえねえ、この人形焼き美味しいね! どこで売ってるの?」

「あ、それは人形町の老舗で買ってきたんですよ。いやあ、気に入っていただけたようで何よりです」

「本当に美味しいですわね」

「他にも餡蜜やお汁粉も美味しいんですよ」

「なら、今度皆で行こうよ!」




「はあ、私もさあ……そろそろ…いい人と出会いたいのよねえ」

「アタシもさあ…もう28よ? 昨日も高校の同級生から招待状がっ」

「私には沢山いるわよお。タクトでしょ、ジョージでしょ……」

「「ホストは論外」」

「気長に待てばいい人が見つかるさ。アンタら、気立ては良いんだからね」

「そりゃあ、静江は重田がいるから余裕なんだろうけど」

「よおし、馴れ初めやノロケ話をお姉さんに話してみなさい」

「アタシの方が歳は上だよ」


「………」
「………」

「…………お団子……食べる?」
「ありが、とう、美味しい」



完全に女の世界だからだ。男の入り込む余地など無い

いや、興味本位で覗いただけの彼はどうでもよい。問題はこの会合に同席している男性陣の方なのだ

「姐さん…また酔っぱらって」


「静江の奴……何話してやがる」


狂骨、重田の2人は勢いづいている女性陣に圧倒されていた

この女子会は以前から計画されていた物で、本来なら男2人はそれぞれの仕事があるはずだった。しかし2人共予定していた仕事が予想外に早く終わってしまい手持ち無沙汰のまま何となく喫茶店に集まってしまったのだ

女性陣は互い互いに年頃や気性の近い者通しで盛り上がっているのだが、真面目な好青年タイプの狂骨とアウトローオヤジの重田とでは、年齢もタイプも違い過ぎる、ついでに言えば生きてきた世界も大きく違っている。両名ともポツリポツリと天気や最近の株価についての当たり障りの無い話をするのが手一杯だった

「…………狂骨よお」

「なんです……?」

「場所変えるか。寿司でもどうだ?」

結局、2人も女性陣の邪魔をしないようこっそりと店を出るのだった



暇をもて余し、昼寝を決め込んでいた片山秀人は重田からの電話で叩き起こされてしまった


「はい……何か用すか……」


「今から狂骨君を連れてそっちに行くからな」

用件だけ伝えて叩き切られた電話を恨めしげに睨み
つけ。秀人は頭を働かせる
「ああ……女子会か」

今日、静江の店で何が行われているか思い出した秀人は2人が行き場もない事を理解する。特に狂骨は自分の見た目を気にしている節があり人の多い場所に行くのは彼に不快な思いをさせる可能性が高い

「それで俺の所か、デビットの部屋は狭いしな……酒は……無いな」


買いに行くかと腰を浮かせた秀人は奥の部屋で休んでいる「バイト」に声をかけ事務所を後にした




「片山さんの事務所はこんな所にあるんですか」

秀人の事務所が入っているマンションを見上げた狂骨は違和感を覚えた

「なんだ? 裏路地の汚いビルにでもあると思ったか?」

「いや…そこまでは……でも。こんな立派なマンションだとは思ってませんでしたよ」

1階には保育施設があり子供達の賑やかな声が通りまで聞こえている。裏社会に生きる如何わしいブローカーの事務所があるとは思えない雰囲気だった

「さ、行くぞ」

「あ、はい」

オートロックでは無いらしく寿司を持った重田はマンションへ入っていく。マンションを観察していた狂骨も後を追いかけた


「……何かしらあの人達」

「さあ……ヤクザかしら?」

「時代劇の俳優さんとマネージャーかも」


不審げに見詰める住人には気付かぬままだったが……

インターホンを押した重田は向こうから聞こえてきた女の声に眉を潜めた。秀人が誰かを雇っているとは聞いてなかったからだ

「あなたが重田ね。話は聞いているわ」

狂骨ははて……と首を傾げる。声に聞き覚えがある気がした

直ぐにドアが開き高校の制服姿の女が現れた。重田は目を丸くしている

「どうぞ。片山は直ぐに帰ってくると言っていたわ」

「お、おう…ありがとよ」

「丘本さん……」

丘本はちらりと狂骨に目を向け小さく会釈する

「何だお前ら。知り合いか?」

「ええ、少しは……丘本さん、何でここに?」

「理由を貴方に話す必要性は無いと思うわ。入らないの?」

「おっと。悪かったな」

積もる話は後で良い。重田と狂骨は秀人の事務所に足を踏み入れた

「前来た時は結構散らかってたんだがな。女手があると違うもんだ」

リビング兼用の事務所内をグルリと見回し、重田が呟く。秀人……重田もだが、基本的に自由人である2人は怠け癖がついてしまっている。料理が趣味な秀人はキッチン回りは綺麗に保たれているのだが。事務所や寝室は「とりあえず整理されているように見える」という程度にしか片付けずにいた

今は書類やファイルが順番に並べられ、必要な物は手近に置かれるなど機能的に整理されている、寝室はどうか分からないが少なくとも事務所には胸を張って客を招く事が出来るだろう


「片山さんは何処へ?」

「アルコールを買いに……雨ね」

「結構強いなこりゃ」

突然降りだした雨に重田と狂骨は溜め息をつく。傘は持ってきていなかった



同じ頃、秀人も溜め息をついていた。天気予報では雨の予報など出ていなかった事もあり傘を持たずに出てきたのだった

コンビニでビニール傘を購入し事なきを得たがマンションまでは小一時間歩かなければならないのだ

普段はマンション近くのスーパーに売っている安いワインで満足している秀人だが、来客用ならもうもう少しレベルの高いワインを用意したいと思い行き付けの専門店へと足を伸ばしていた

「ついてねえなあ」

バス停には長い列が出来ており、雨で濡れた人達でごった返しているであろう
事は秀人にも予想がついた

蒸し風呂に近い状態のバスは避けたい。ならば歩くかタクシーに乗るかだが。この雨の中ではタクシーも早々捕まりはしないだろう

(取り合えず歩こう。運があればタクシーも捕まるかも知れない)

楽観的な考えの元、秀人は雨の中を歩きだした


592: てんてん [×]
2016-04-29 06:56:56

結局、タクシーを捕まえる事が出来ずに歩きで帰ってきた秀人は、マンションのエントランスで意外な人物を見かけた


「異? 何してるんだお前?」

まさか自宅があるマンションで彼女と出会うとは予想していなかった秀人は間抜けな声を上げた



「雨宿りを」

短く簡素な答えに秀人は小さく吹き出す。

「……そうか……ククッ。お前でも雨に濡れるのは嫌なんだな……ははは」

異の人間味のある部分を始めてみた秀人は中々笑いを抑える事が出来ない

異は自身が笑われた事に気にした様子も見せずただ空を眺めている


「悪い悪い。俺の部屋も此処にあるんだ……雨宿りするなら部屋に来ないか? 重田の親父もいるぜ」

ひとしきり笑い、漸く落ち着きを取り戻した秀人は物は試しと部屋へ誘う。異は始めて秀人に顔を向けた

「ご迷惑で無ければ。お願いします」

立ち尽くしているのが嫌になったのか。異は秀人の誘いにあっさりと受け入れた。秀人はエレベーターへ向かいながら再び込み上げる笑いを堪えるのに必死になっていた



秀人に続き部屋に入って来た女性を狂骨は失礼にならない程度に観察した。彼女が静江らからたまに聞いていた異という賭博師であるとは目の前に座る重田の様子から察しがついた

「始めまして。僕は狂骨といいます。よろしくお願いします」

「異、と呼ばれています。始めまして」

無表情のまま軽く頭を下げる異を見た狂骨に妹の骨女の事を思い出した。表情に乏しい様が似ているのだ

ただ、骨女は慣れない人物には無表情に見えるというだけで狂骨達から見れば感情は人並みに豊かである

異も骨女と同じタイプなのか、本当に感情が希薄な無感動な人間なのか。狂骨には判断出来ない

少なくとも取っ付きにくい人物には違い無さそうだ。狂骨はそう結論つける

思考を巡らしている狂骨をよそにテーブルの上を眺めていた異が口を開いた。抑揚の無い声だった

「ゲームの途中で邪魔をしてしまったようですね」

テーブルの上にはトランプが散乱していた。3人は暇潰しにとババ抜きに興じていたのだ


「ただのレクリエーションよ」

素っ気なく稚怜が答える

「何か、似ている気がするなこの2人」

やり取りを聞いていた重田が狂骨に耳打ちする。狂骨も頷き肯定の意を示した




秀人と異を入れてババ抜きが再開された

重田が持ってきた寿司と秀人が購入したツマミ類を食べながら数回プレイして狂骨はある事に気がついた

それは

秀人は弱いという事だ

ジョーカーを引かされた時、表情に出してしまうのだ

重田と異は流石本職。狂骨は2人の表情や仕草からも何の情報も読み取る事が出来ない。稚怜も冷静な性格故かポーカーフェイスを貫いていた

この場では秀人が一番のカモであるのは疑う余地が無い

「だあ。またドベだ」

何回目かのドベになり秀人は財布から千円札を取り出し異へと渡した

博打打ちの性なのだろう。数回前から賭けが始まっていた。博打打ち3人の誰が先に上がるかで勝負をしている

3人の内、先に上がった者に最後に残った物が千円を払うという決めだ

秀人の提案で、一番負けているのも秀人だった



「あの、片山さん。そろそろ辞めた方がいいんじゃ」

「はあ、そうだな……」

がっくりと項垂れる秀人を宥めながら狂骨は確信した

この人は勝負事に向いていない……と



ポーカー、大富豪とゲームを重ねる中、重田と狂骨の携帯がほぼ同時に鳴り響いた

「やれやれ、静江からだ。どうやら助けが必要らしいな。狂骨は?」

「僕も似たような内容ですね」

苦笑を浮かべ、重田は立ち上がる

「って、わけだ。悪いな秀人。俺達は帰らなきゃなんねえ、傘借りてくぜ」

「片山さん、お世話になりました」

いそいそと荷物を纏め、玄関に向かう2人に秀人は声をかける

「待ってくださいよ。人手はあった方がいいかも知れない。俺も行きますよ。それに雨は強くなってます、タクシー呼びますから待っていてください」



喫茶店内はかなり荒れていた。大人も少女も大体が酒に酔い収集がつかない有り様だ

「あー、きょおにい! 何処に行ってたのさあ…こっちきてよお」

「…………う……ん…きょーにい…」

「……狂骨さん。お帰りなさいませ……比叉子寂しかったのですよ」

狂骨に手を振るがしゃ、気持ち良さそうに寝息を立てている骨女、何処となく妖艶な笑みを浮かべている比叉子

3人の頬は桃色に染まっていた。どうやら酒を飲んで酔っぱらってしまったらしい

同じく酔っぱらってはいるが、3人よりは酔いが浅い夜宵が狂骨に話しかける

「あ、狂骨君、お酒を勧めたら皆さん酔っぱらってしまって」

「飲ませたんですか! 貴女も皆も未成年者でしょう!」

至極正当な突っ込みを入れる狂骨だが夜宵は何処吹く風と受け流す

「あはは。お酒に興味があるようだったのでつい。いやあ、すいません」

とって付けたように詫びを口にし夜宵は楽しそうに笑った。狂骨は頭を抱え、深い溜め息をつく

「ほら、きょおにいっ! こっち来てってば!」

「そうですわ。積もる話もありますし」


がしゃ、比叉子が狂骨の腕を両脇から抱え自分達が座っていた場所へと引き摺り込む

「きょーにい…来たの?」

その騒ぎに骨女も目を覚まし狂骨に摺りよっていく

「わっ、ちょっと落ち着いて」

戸惑う狂骨を夜宵はケラケラと笑いながら眺めていた



「静江、かなり飲みやがったな?」

「たまにはいいじゃないかあ。楽しい宴会だったよ」

「それにしたってなあ」

ぐったりとテーブルに突っ伏す静江を睨み、重田はやれやれと肩を竦める

遼子、弥菜、昼中も静江と同じように酔い潰れてしまっているようだ

「こりゃ、どうしようもねえな」

「片付けましょうかね」

秀人がテーブルの上の皿やグラスを、転がっているゴミを拾い上げて袋に入れ始める

女性陣も寝かせた方が良いのかも知れないが、重田も秀人も酒に酔って服装が乱れている彼女達を世話するのは躊躇いがあった

「稚怜も異と狂骨は彼女達を頼む、片付け俺達でがやておくよ」

「わかりました」

「仕方ないわね」

「はい……わかりました」

狂骨が何か言いたそうだったが

「きょおにいと一緒じゃなきゃ」

「いや……」

と、自分に甘えてくる妹達を放っては置く事は出来なかったのだ

「さあ、2階に行きますよ」

「うーん、もっと飲むう、離してえ……」

「まだまだ、夜はこれからなんだけどねえ」

「お姉さんはあ、全然酔ってなんかいないわよお」

「ねえねえ……アタシと付き合ってよお」


「何だか……回りがぐるぐると……目が回りますわ……」

「あふ……私も眠くなってきましたねえ」


「時間がかかりそうね」

「そうですね」

稚怜の予想通り、彼女達を寝かせ店内の掃除を終えるには2時間近くかかった。外は暗く、雨足も強くなっている



「今日は泊まっていけよ。リビングで雑魚寝になるが」


「まあ、仕方ないっすね……狂骨は?」

「妹に挟まれて眠っているわ」

「そうか……難儀な奴だな。稚怜、異。風呂にでも入れよ。疲れたろ……って異は?」

異は忽然と消えていた。何時出ていったのか秀人は記憶していなかった

「借りるわ」

風呂に向かう稚怜を尻目に秀人は辺りを見渡す。腑に落ちなかった

異がマンションで雨宿りしていた時より雨は激しくなっている。何より真夜中だ。外に出るのは躊躇われるのではないか

そう考えたとき秀人の脳内に嫌な考えが過った

異は自分を待っていたのでは無いか

重田が事務所に来ること、秀人が賭けを提案する事を異は勘のような物で察したのかも知れない


「俺は奴にカモにされた、……のか?」

呆然と呟く秀人の肩を重田は慰めるように叩いた



無駄に長い&キャラ崩壊、すいませんでした

593: てんてん [×]
2016-04-29 07:12:59

学校御疲れさまです! 新年度に入って忙しいのでしょうね、お体に気を付けてくださいっ!


名前:悪乃(アクノ)

42「む、名前だけか? 本名ではなく通称と言うことなのかもしれないが」

年齢:17歳

遼子「若いわねー」

性別:女
身長:160cm
体重:「…」
趣味:折り紙 切り絵

重田「和風だな。いい趣味してるじゃないか」

特技:写真撮影

テラ「どの分野の撮影が好きなのかな? 」


好物:ガム ずんだ餅 飴玉

秀人「ずんだ餅って宮城で食われてる枝豆餡の餅だったか?」

重田「かなり甘いらしいな」

武器:髪 拳 最終手段として小さな白い蛇が巻き付いた黒い銃

千夏「髪を伸ばして締め上げたりするのでしょうか。手入れが大変そうですわ」

朝日「白蛇は神の使いらしいが。曰く付きなんだろうな」

容姿:毛先がうねった黒髪を足首の辺りギリギリまで伸ばしている 瞳の色は赤で、右目の瞼が縫い付けられている 白いタンクトップにジーパン スニーカー着用

<目が痛々しいですね…何があったのでしょうか……にしてもタンクトップか……

秀人「なに考えてんだよ」

能力 「黒いゆりかごの中へ」
詳細 相手の弱みや辛さに漬け込んで行き、相手が自分に心を許した時に完全な操り人形にする

ディスト「ほう、私好みの能力だな、相手にしてみれば親愛する者に操られるのだから本望だろうよ」

一言
「ねぇ、もしも私に心があるなら」
「やり直せるわけが無いんだ」



「私を壊してくれればよかったのに」


能力は悪役系っぽいですが台詞を見ると良い人みたいな印象もありますね。過去が気になる所です

以上、感想ですっ

594: ネッギィマ [×]
2016-04-29 22:34:54

かんそうふぇんすぃん!

名前:悪乃(アクノ)

42「む、名前だけか? 本名ではなく通称と言うことなのかもしれないが」
「名前…?忘れた」

年齢:17歳

遼子「若いわねー」
「まぁ、見た目はな」
性別:女
身長:160cm
体重:「…」
趣味:折り紙 切り絵

重田「和風だな。いい趣味してるじゃないか」
「暇になって気がついたら鶴折ってる時もある」

特技:写真撮影

テラ「どの分野の撮影が好きなのかな? 」
「やっぱり人とか背景だな、訳のわからない者も映るが」


好物:ガム ずんだ餅 飴玉

秀人「ずんだ餅って宮城で食われてる枝豆餡の餅だったか?」

重田「かなり甘いらしいな」
「甘いものが食べたいときはずんだに限る」

武器:髪 拳 最終手段として小さな白い蛇が巻き付いた黒い銃

千夏「髪を伸ばして締め上げたりするのでしょうか。手入れが大変そうですわ」
「…あの女、プロフに重要な事書き忘れたな」
朝日「白蛇は神の使いらしいが。曰く付きなんだろうな」
「ははっ、まぁそうだ」

容姿:毛先がうねった黒髪を足首の辺りギリギリまで伸ばしている 瞳の色は赤で、右目の瞼が縫い付けられている 白いタンクトップにジーパン スニーカー着用

<目が痛々しいですね…何があったのでしょうか……にしてもタンクトップか……

秀人「なに考えてんだよ」
「…この背後は健康そうな服装が好きなようだな」

能力 「黒いゆりかごの中へ」
詳細 相手の弱みや辛さに漬け込んで行き、相手が自分に心を許した時に完全な操り人形にする

ディスト「ほう、私好みの能力だな、相手にしてみれば親愛する者に操られるのだから本望だろうよ」
「それはどうだか…」

一言
「ねぇ、もしも私に心があるなら」
「やり直せるわけが無いんだ」



「私を壊してくれればよかったのに」


能力は悪役系っぽいですが台詞を見ると良い人みたいな印象もありますね。過去が気になる所です

以上、感想ですっ



「あの白髪葱、私の種族を書き忘れたらしいな…とりあえず、書いた奴おいとく」


追記・悪乃の種族について

蛇神と人間のハーフ
髪を自由に蛇にしたり元に戻したりする事が可能

メデューサのようなものだが目を見ても石化はしないので安心して頂きたい



595: 枯窓 [×]
2016-04-30 00:26:34

わはー。コラボ小説返しですです。
ありがとうございます!!
やはりこの方達は酒乱の星の元にいるのでしょうか…。重田さんもお気の毒に…。
そしてまさか稚怜がお世話になっているとは……。

健に関しては同学年という設定でお願いいたします。パイセンと呼んでいたのはノリ、というかその場の空気に従っていただけですのでお気にせず。チャラいので軽く乗っかってるだけです。

596: 枯窓 [×]
2016-04-30 02:20:34

感想いきます。
「今回は鎮音かのう。」

名前:悪乃(アクノ)
「姓は、語らんようじゃの。まあ無理強いはせんて。」

年齢:17歳
性別:女
身長:160cm
「鎮音には成長という概念が無い故、これ以上身長が伸びんのじゃ。160もあれば十分じゃろうて。」

体重:「…」
「まあ、そうなるじゃろうな。羞恥するのは普通のことじゃし、聞く方も聞くじゃ。」

趣味:折り紙 切り絵
「古風な趣向じゃの。栄枯衰退、いつかはこの文化も消えると考えるとちと哀しいの。」

特技:写真撮影
「見聞はしているのじゃがどうにも仕組みが分からんの。風景画とはまた違うのじゃろ?」

好物:ガム ずんだ餅 飴玉
「ガム?フム…聞いたことのない単語じゃの。並びからして甘味の類いなのじゃろうか?」

武器:髪 拳 最終手段として小さな白い蛇が巻き付いた黒い銃
容姿:毛先がうねった黒髪を足首の辺りギリギリまで伸ばしている 瞳の色は赤で、右目の瞼が縫い付けられている 白いタンクトップにジーパン スニーカー着用
「旧友の蛇神に似とるの。そちはあやつと違って気が触れて無さそうで安心じゃ。横文字は苦手なのじゃが要は西洋の装いのことかの?」

能力 「黒いゆりかごの中へ」
詳細 相手の弱みや辛さに漬け込んで行き、相手が自分に心を許した時に完全な操り人形にする
「それは揺りかごというよりは鳥籠に近いの。能力の性質故、そち自身は猜疑心が高そうじゃのう。」

一言
「ねぇ、もしも私に心があるなら」
「やり直せるわけが無いんだ」



「私を壊してくれればよかったのに」


「清濁飲み干して、というやつじゃな。また暇があれば神社の方にも顔を出してくれるとありがたいの。」

597: てんてん [×]
2016-04-30 12:39:25

秀人「あの後医者に見せようと思ったけどマトモな医者には連れていけなくてな……闇医者に見せた後は家に寝かせて置くしか無かったんだ」

重田「俺より狂骨君が大変だったな」


名前:引篠健(ひきしの たける)
年齢:17
性別:男
身長:175
体重:66
容姿:金髪、両耳にピアスをしている。日に焼けた健康的な肌、服装は流行に合わせるが基本的には清潔感のある白系を好む
趣味:サッカー、その他スポーツ
特技:サッカー
好物:女の子!
能力:動体視力がよい
運動神経は抜群
一言
チャラ男街道まっしぐらの高校生。サッカー部に所属しており。鍛えられた筋肉質な体と日に焼けた健康的な肌色のスポーツマン。裏表の無い性格で見た目の軽さとは裏腹に友達思いの良い奴である為、チームメイトからの信頼も篤い。チームのムードメーカー的な役割を担っている

女の子に良く話し掛けるがテンションが高いからか上手くいかない事も多い

最近スピリチュアルにハマっているとか

一言
「ちわーっす! 今日も部活頑張りましょう!」


と、こんな風になりましたっ! 台詞が……上手く書けなくてすいません…

598: 枯窓 [×]
2016-05-01 01:31:48

キャラ作り感謝です。感想いきます。
「鎮音じゃ。そちは…先日、境内にいた若者じゃな。」

名前:引篠健(ひきしの たける)
「健やか、という字列じゃな。素朴じゃが良いの。」

年齢:17
性別:男
身長:175
「う、む…。今の時代柄なのか平均身長は高いようじゃの。」

体重:66
容姿:金髪、両耳にピアスをしている。日に焼けた健康的な肌、服装は流行に合わせるが基本的には清潔感のある白系を好む
「日本国の髪質も変わったものじゃな。金色の頭髪なぞ神属の類いだけかと思ったわい。」

趣味:サッカー、その他スポーツ
特技:サッカー
「さっかー?聞かぬ単語じゃな。それは流行か何かなのかの?」

好物:女の子!
「いつの時代も男は馬鹿なものじゃの。おなごの尻ばかり追いかけおって…。」

能力:動体視力がよい
運動神経は抜群
一言
チャラ男街道まっしぐらの高校生。サッカー部に所属しており。鍛えられた筋肉質な体と日に焼けた健康的な肌色のスポーツマン。裏表の無い性格で見た目の軽さとは裏腹に友達思いの良い奴である為、チームメイトからの信頼も篤い。チームのムードメーカー的な役割を担っている

女の子に良く話し掛けるがテンションが高いからか上手くいかない事も多い

最近スピリチュアルにハマっているとか

「ちゃ、チャラ?スポーツ…テンション?駄目じゃ、全然理解できん。横文字は介しておらぬのじゃ。すまんの。指導鞭撻願う。」

一言
「ちわーっす! 今日も部活頑張りましょう!」


キャラはそんな感じで全然OKです。是非是非使ってやってください。

599: てんてん [×]
2016-05-01 20:00:12

返信いきます
「鎮音じゃ。そちは…先日、境内にいた若者じゃな。」

健「よおろしくう! 鏡音ちゃんね! またいくよっ!」

「健やか、という字列じゃな。素朴じゃが良いの。」

健「そそ! 名前通り風邪すら引かないんだよなあ」

「う、む…。今の時代柄なのか平均身長は高いようじゃの。」

健「そうだねえ、学年でも真ん中くらいだし、もう少し欲しいなあ」

「日本国の髪質も変わったものじゃな。金色の頭髪なぞ神属の類いだけかと思ったわい。」

健「あ、いや。これは染めてるだけ……」

「さっかー?聞かぬ単語じゃな。それは流行か何かなのかの?」

健「そりゃもうね! そだ、今度試合でも見に行こう!」


「いつの時代も男は馬鹿なものじゃの。おなごの尻ばかり追いかけおって…。」
健「そんなあ、恋愛ってのは。大事なことでしょう!」
「ちゃ、チャラ?スポーツ…テンション?駄目じゃ、全然理解できん。横文字は介しておらぬのじゃ。すまんの。指導鞭撻願う。」

健「いいよ、鏡音ちゃんの事もさあ、教えてくれるなら……あ、そんな冷たい目で見ないでっ!」

600: てんてん [×]
2016-05-02 00:01:00

名前:フレイア・ハーツ
年齢:23
性別:変異可能
身長:173/168
体重:63/53
容姿:金髪で長め、露出過多な服装をしている
趣味:入浴、スポーツ、恋愛
特技:話上手
好物:恋愛、自由、美味しい物
能力:肉体を変える機械を持っている
詳細:カンツィオ星という惑星出身の異星人。ツアー会社の社員であり、地球には観光資源を探しにやってきた。カンツィオ星は科学の発展により何不自由の無い暮らしを実現しており住人は快楽を追求する事を命題としている。恋愛観も良く言えばおおらか、悪く言えば節操が無く相手の性別や年齢は関係ない。勿論無理矢理なやり方は忌避されるが……。性別を変える機材を持っている為に相手に合わせる事が出来る。本人としては男性で行動するのが性にあっているらしいが

何よりも快楽を優先する国民性故に騒ぎの種になる事が多いが基本的には心優しい人物

クラークと美保を気に入っているようで何かとアプローチをかけている

理性を重んじるフリートとは相性が悪い


一言
「なんだい。もっと思うがままに行動するべきだ! これじゃ君達はロボットじゃないか! なあ、クラーク、美保!」

フリート「君の意見は分かった。だから2人を離すんだ」


42「地球の言葉では……ロリコンとか言うのかな」


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