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(  蜩や けふも誰れ呼ぶ かなかなと  )bml/4


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■:  [×]
2015-11-17 19:01:54 











『だいじょうぶ、だいじょうぶ。ぼくはここにいるよ』












1:  [×]
2015-11-17 19:07:35











_______嗚呼、蜩が鳴いている。


自棄に懐かしく聴こえる。
自棄に優しく聴こえる。

何かを語りかけるような。
何かを問いかけるような。


瞳を閉じたら、脳裏に浮かぶあの顔。



「いつかはわすれられてしまうんだ。やさしくしてもらったキミにも、ぼくはかならずわすれられる」



『だいじょうぶ、だいじょうぶ。ぼくはここにいるよ』


_______嗚呼、蜩は、泣いている。






2:  [×]
2015-11-17 19:33:35











『ごくごく普通の生活を送る社会人』 × 「神社に住む青年」



人々に忘れ去られた神様がおわすらしい。

蜩のよく鳴く季節、神様は人々との交流を楽しんでいた。
しかし、その交流期間は長くはなかった。
蜩が鳴き止めば、神様は人々の記憶から消えてしまうのであった。

神様は人が好きだった。
だが、人は神様を長い間記憶に留めておくことが出来なかった。

だからいつしか神様は、人々と深く関わるのを止めた。
遠くから、見詰めているだけにした。
_そうやって、心にぽっかりと空いた穴を、それ以上拡げないようにした。



故に神様は、蜩のよく鳴く季節であっても人々から忘れ去られたままだった。
蜩が鳴いても鳴き止んでも、神様はひとりぼっちのままだった。


でも。


『ねぇ、なんでそんなところにいるの?』


少年は、神様を覚えていた。


『おりてきなよ。ぼく、かみさまとおはなしがしたいんだ』


少年は、神様を求めた。


「__うん。わかった」


神様は、少年を求めた。



神様は少年と仲良くなった。
二人きりで遊んだ。

でも突然、少年は神様の前から姿を消した。
神様は待ち続けた。
少年は戻ってこなかった。




幾年か経っては、また蜩が鳴き止み、ひとりぼっちの季節。
少年は、青年になって神様の前に現れた。

だが。


『こんな所にまだ人、居たんですね。
俺、子供の時にここを引っ越したんですけど、久し振りに戻ってきたらびっくりしました。すっかり過疎地域になってしまったんですね』



少 年 だ っ た 青 年 は 、 神 様 を 覚 え て い な か っ た 。


でも神様は__



「そうだね。僕はずっと昔からここに居るんだけど、物凄い速さで過疎化が進んでしまった」



それでよかった。
例えまた忘れ去られるとしても、心の穴を拡げることになろうとも構わなかった。


__神 様 は 彼 を 愛 し て い た 。






3:  [×]
2015-11-17 19:43:49














/■ルール■/

荒らし等禁止
ロル60から
参加希望者様→プロフ、ロルテセットで提出
       募集キャラは『少年だった青年』「神様」どちらでも構いません。
>選定式とさせて頂きます。
置きレス推奨(当方1日1~2レス、3日に1レス程度)
展開話し合い可能





>募集期限は明日の23:00までです。それまで参加希望者様がいらっしゃらなかった場合は引き延ばし致します。

では、レス禁止解除です。素敵な縁があることを願っております。





4:  [×]
2015-11-18 16:46:12






  募集上げです。





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