TOP >
1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
84:
クライド・フィエルダー [×]
ID:b54531701 2016-02-04 14:30:27
(主人の言葉に、確かに派手な立ち回りをしてしまえば帝国の者の思う壺かとクライドは思い直して、出来るだけ戦闘を避けると言うことに対してしっかりと頷く。それにこれはもしかしたら只の妨害工作だけではなく、王国勇者が誰なのかを炙り出す為の罠かもしれない。旅立ってから早々に正体が露見するのは不利な状況に立たされるので、なるべく目立たないように峠を越そうと心に決めていれば。――ふと、考え事をしていた主人から続いて告げられた言葉を聞いていき、その内容にカモフラージュかと、主様の徹底した作戦に感嘆の息を零していく。しかも全てが嘘ではなく所々本当に近いことを織り交ぜているので、これなら益々バレる確率は低くなるだろうと見越して"その作戦でいきましょう"という風に再び力強く頷く。山賊へと金銭を払うのは少々癪だが、背に腹は変えられない。むしろそれで帝国の目を盗むことが出来るのなら安いものかと考えてしまうほどで。それにしても、主様は別に変人研究者などではなく知的好奇心の強い聡明な方なのだが、と素直に思ったものの、ここで訂正しようとしても主人自身が言うのだから口には出さずに心中で留めておく。――そして不意に、また何かお閃きになったのか。主人から向けられた視線にクライドは少し首を捻ったが、その話は最悪な事態を想定した時のものであった。こちらを勇者にすると言う、何とも畏れ多いことであった為に少し動揺し掛けたが、思い直してみれば影武者と言うことかと独りでに納得して、しかも実践すれば主様が狙われるリスクが下がるかもしれないと思えば一度首を下に振り)
ええ、その際はこのクライド。全身全霊をかけて勇者のフリをしてみせます。
(それに上手く言えば騙し討ちも出来るかもしれない。そんなことを考えていれば、主人に釣られて口角が上がっていたので悪巧みをしているような気分だと、くすりと笑みを零していく。――そうして看板を通り過ぎれば、いよいよ本題のマール峠へと足を踏み入れて行く。急斜面と言うほどではないが上り坂の山道を二人で進んで行くものの、山賊が暴れ回っているせいか魔物達は出て来ない。そのまま嫌に静かなマール峠を登って行き、山頂付近に差し掛かったところでガサリと物音がすれば脇道から獲物を持った山賊達が現れる。絵に描いたような極悪人面だと思っていれば「ここを通りたかったら200,000Gを払うんだな」と情報通り莫大な通行料を請求され、本当なら叩き斬ってやりたかったが騒ぎを起こせば帝国側に勘付かれる可能性が高いと、先程の主様との会話を思い出すと堪えて要望の金額を入れた小さな皮袋を山賊達に手渡す。その勘定を終えれば「よし、通っていいぞ」と道を開けられたので案外上手く事が運んだなと考えていると、その直前で「……いや、待て。そう言えばお前らは二人組だからキャラバンの者じゃねぇよな。この先に何の用だ?」と唐突に呼び止められれば探りを入れてくるように聞かれたので、事前の打ち合わせ通りに)
ああ、我々は流浪の者でそこにいるお方は古代魔術研究者だ。俺はその助手で、研究の為にこの先のカシュラ遺跡に用がある。
(何食わぬ顔でサラリと嘘をついていく。これで素直に通してくれるか、更に質問をされるかは運次第だが前者の方になれば良いとクライドは胸の内で思っていき)
(/いえいえ!むしろお忙しい中でのご返信ありがとうございます…! 従者はいつでも待ってますのでお時間がある時の返信で全然大丈夫ですよ! / カレンさんが持って来てくれるなんてクライドにとってはご褒美じゃないですか…!(歓喜) / 勇者交代大作戦!いつ使えるか楽しみです! あっ、本編での山賊の件ですが、そのまま通して貰うのも良し、更に怪しまれるのも良しですので、お好みの展開で大丈夫ですよ! / おお…頑張って下さい…!!)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle