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83:
匿名 [×]
2015-10-18 05:37:40
流れに逆らって>72でいう④の展開を考えてみた。色々穴だらけだろうけど妄想だから緩めでお願い。
ちょっとした擦れ違いからいつもの仲間達と大喧嘩してしまい、人目を避けるように一人で外出していた亜美。
そんな彼女の前に、無数の腕を持った"キャタピー"と名乗る芋虫のような怪物が現れた。
この星を守っているという噂のセーラー戦士と勝負をして、簡単に負けたり逃げたり降参したりするような弱虫なら
遠慮なく宇宙の彼方から仲間の大軍勢を呼び寄せて地球を滅ぼしに来ると言う。
仲間達と喧嘩中の亜美はつい意地を張ってしまい、誰にも知らせず自分一人でキャタピーと戦う事にする。
人目に付かないよう、そして仲間達の手を借りないよう、近くの廃ビルの中に入る。
自分一人でだって戦える!とセーラーマーキュリーに変身し、そして・・・>77の結果となる。
人並み以上にくすぐったがりな反応でキャハキャハひぃひぃ泣き笑い悶え苦しみつつも、地球の皆を守りたいという一心で想像以上の粘りを見せるマーキュリー。
キャタピーも此処まで来たら何としても降参させようとムキになっており、全力で彼女の身体をくすぐり回している。
青くて光沢のあるブーツを脱がせて裸足にさせ、足の裏や足の指と指の間まで余す所なくくすぐったり、
コスチュームの隙間から伸縮自在の腕を何本も突っ込んで敏感な素肌のあちらこちらを直接くすぐったりする。
しかし、それでもマーキュリーはキャタピーの執拗なくすぐり責めに屈しようとはしない。
廃ビルの中で可愛らしくも悲痛な笑い声が響き渡り続ける・・・。
およそ2時間後、虚ろな瞳から溢れた涙は耳まで真っ赤に染まった顔をグシャグシャに濡らしており、
湯気が立つほどに火照って汗ばんだ全身はピクピクと痙攣し、掠れ気味の笑い声は咳き込み混じりで呼吸も絶え絶え。
どう見てもとっくに限界を超えているが、それでもマーキュリーは諦めようとしなかった・・・。
・・・キャタピーは不意にくすぐりの手を止めて、マーキュリーをその場に解放した。
力無く倒れ込んだマーキュリーはゼイゼイと息を荒げながらも必死に顔を上げてキャタピーを睨みつける。
その眼には何としても地球を守ろうという正義の炎が今尚消えずに燃えさかっていた。
「俺の負けだ・・・地球侵略は諦めるよ」
キャタピーが静かに、しかしはっきりとマーキュリーに自分の負けを告げる。
それを聞いたマーキュリーは一瞬微笑みを浮かべると、そのまま気を失ってしまった。
「・・・そろ・ろ・・・時間・・・・・あの世へ・・・」
「・・・・ありが・う・・うらな・・バ様・・・・」
「・・・その娘・・・近・将来・・仲間達と・・本当・・・地球を・・・」
「・・俺も・・思う・・・」
「・・・」
「・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・ゃん・・・!亜美ちゃん・・・!」
「しっかりして!マーキュリー!目を覚まして!」
次にマーキュリーが目を覚ました時には、彼女はいつもの仲間達に介抱されていた。
目を開けて体を起こすと皆の心配そうな表情が安堵の表情に変わっていく。
何があったのかと聞かれて、慌てて周りを見回すが自分を苦しめた怪物の姿はどこにも見当たらない。
皆の話によると魔女のような格好をした不思議な老婆から亜美の危機と場所を知らされ、
急いで駆け付けた時にはマーキュリーが一人で倒れていた状態だったそうだ。
結局あの怪物は何だったのか、本当に地球侵略を企てていたのか、全ては分からず仕舞いとなってしまう。
亜美はバツが悪そうにもじもじしながらも、勝手な行動を取ってしまった事を皆に謝る。
そんな姿を見て大体何があったのかを察した皆は、それ以上何も聞かずに亜美を優しく受け入れる。
仲直りして絆をより強めた彼女達は、これからも協力してこの星の平和を守ってくれる事だろう・・・。
④最後まで耐え切る HAPPYEND
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