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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
御狐様 [×]
2015-09-24 16:50:12
__どうだか。御前サンなら俺以外のモンでもバケモノじゃったら誰でも構いやせんようじゃけンど。
( "僕には貴方しか居ない"__其の言葉を聞いた途端に機嫌を悪くしたのか顔から笑みを消しては、馬鹿にする様に鼻を鳴らしながら上記を告げ。実を云えば先程から、折角此方が興味を持っているのに、彼は自分よりも興味の対象になるバケモノを見付けたのならそちらに躊躇いもせずに飛び込むのでは無いか、なんて少々自己中心的な事を考えていた。_もしそんな事が実際に起こったなら、有無を云わせずに喰い殺.して仕舞おう、と。もう何年も生きているのだから、自分の感情·思考のコントロールなぞ赤子の手を捻る様なものだと悦に入っていたものの、飽くまで己はバケモノ、そう易々とバケモノの本能を完全に隠す事は出来ないらしい。今迄一方的に握られていたような状態の手を、此処で初めて此方からも握り返す。尤も、其の力加減は彼にとって痛いものなのか否かは判断出来なかったが。 )
…我らバケモノは御前等よりも寿命が遥かに長い。じゃけェ御前の云う"今、もっといい今"を見る機会·時間も長うなってくる。_ニンゲンは息をしよる時間が短い故に、そう一瞬を必死に追い掛けるのかも知れんのォ。…全くニンゲンとは儚き者よ。
( ニンゲンは、どうして其処迄して生にすがるのだろうか、と云う自分の中の長年の問いの回答が、今出された気分だった。_ニンゲンは寿命が短い。故に一瞬一瞬を丁寧に記録するのだろう。そうしてこうごった返したような世界の中に生き甲斐を見つけ、又見つけ_繰り返す内に其の沢山の生き甲斐がある今が大切になり、死を忌み嫌い怖れ、生にすがるのだろう。…と考えては見たものの何百年もバケモノとして生きてきた自分にとっては、やはり理解に欠くものであった。_と、彼の口から”自己紹介”との言葉を聞けば「_”かめら”ッちゅうモン、中々おもろい答えじゃッた。…故に、俺は御相手サンが名乗るまで名乗らん質じゃが、御前サンには特別に教えちゃる。」顔を彼の方へと向け悪戯をする子供が浮かべる様な笑みを溢せば__云う。 )
__御狐様、とでも呼んでくれや。
22:
浅利 憂汰 [×]
2015-09-25 22:05:36
__!
( 出逢った当初から何が面白いのかニタニタと笑みを浮かべ続けていた相手。それが一変、気分を害したのか無表情へ変わるのを隣で眺め驚いたような顔をして。何を考えているのかここまで読み辛い相手は初めてだ。その理由を「バケモノだから」と片付けてしまってもよいものかどうかもわからない。と、そこまで考える事数秒。面食らったような顔から一転這い上がってくる言い知れぬ興奮を隠せず口角を吊り上げてはふふふ、なんて笑い声を上げ。バケモノってみんなこうなのだろうか、なんて純粋な期待と疑問。つかみどころのない男の表情を自分の言葉一つで変えてしまった征服感。どんな感情を刺激されてそこまで喜んでいるのかと問われればうまく答えられない。だけど表現するならゾクゾクと、背中を這う様な興奮は確かなものだった。....ほら、面白くないような顔をしてどうしたの?僕は今すごく面白いよ、なんて心の中でポツリ。__遥かに寿命が長い、その言葉は自分にとって何より甘美に響いた。ニンゲンは息をしている時間が短いなんて言ってのける程度には眼前の男は長生きらしかったし、きっと彼の生きてきた時間に比べたら僕が生きてきた23年は赤子以下なのだろう。嗚呼、うらやましい。思う事は生きたいなぁってただそれだけ。彼が静かに紡いだ言葉を聞きつつ、どんどんと俯き気味になっていく自分は何の言葉も返せずにいて。次いで、特別だと前置きして名__恐らく呼び名なのだろうが、を名乗った彼の方へ視線をやると笑みを取り戻したその糸目を覗きこんでぱちくりと瞬きをして。__僕みたいなのが彼の特別を貰ってしまってもいいのだろうか。握り返された手に視線を落として数秒後、また彼の顔へと向き直り、「....御狐様。」と確認するように、ゆっくりとなぞるように一文字一文字丁寧に発音してみる。そして一息ついては挨拶と共に自分の名前を名乗って。)
__はじめまして、アサリウイタです。
23:
御狐様 [×]
2015-09-26 09:53:06
__ウイタか。…良き名じゃ。
( 彼は何かに興奮する様な素振りを見せていたものの、自分は思考を読み取れる能力がある訳ではないし、何より些か不機嫌になっていた今では普段読み取れる程度のものも読み取れやしなかった。_然し、その苛々は彼の名前を聞いた途端に吸い込まれる様に消えていった。流石ニンゲンと云うべきか、我等バケモノとは構造がまるで違う其の名を反芻し、確かめる様に伏し目がちで微笑んではぽつりと小さく誉め。…どうやら彼はバケモノに詳しい様であったし、其れへの興味も好奇心も強い様であった。故に何時かは_此方が話さずとも俺の本名を知るかも知れない。考えすぎと云って仕舞えば其の通りなのだが、有り得ない話でもないのだ。バケモノに詳しい彼なら呪狐しか持たない特徴的な名前も知っていても可笑しくない。_本名が解ると同時に、呪狐だとも解る訳だ。又伏し目がちに微笑んでは、空いている手で煙管を吸った。 )
__こっから先はまるっきりバケモノの世界じゃア。下手に騒げば取って喰われるやも知れんけェ勝手な行動はせんように。…嗚呼、まあ喰われたいんじゃったら構いやせんけンど。
( 其の煙管を口にくわえ直しては、眼前に存在する巨大な鳥居の前で立ち止まり、些か真面目な口振りで注意事項を述べ。其から嗚呼、なんて思い出した様に付け足し、ニヤニヤと質の悪い笑みを浮かべ。恐らく彼が生に執着しているであろう事は解っていた。まだまだどんちゃん騒ぎの続くバケモノの世界への入り口__鳥居の前で、微かに聴こえてくる祭り囃に耳を傾けながら。 )
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