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【刀剣乱舞】絶望からの救済【非募】/48


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自分のトピックを作る
21: 三日月宗近 [×]
2015-08-14 00:07:49



(一動作や挙動に彼の明るい気質が伺えるものでありつられて此方迄も緩く微笑んで。主以外の他者と会話したのはここ数日で久々の事、やはり交流を持つことは心嬉しい事だと刀剣乍も感じたのは一瞬不意に詰められた距離に困惑していれば眼前に、ぱ、と開かれた掌は何やら煤けており更に彼の行動の意を汲めず。疑問を含んだ視線で彼を見やれば、諭すように告げられた言葉は何故だかすんなりと心に入っていく。納得する、とはこういったことかと一考していれば一瞬の間不意に引かれた手に意識をやる暇も持たずして彼に引かれ部屋から踏み出し。中々に活発的な人間だ、それに故に真に現状を変えられるのではないかと願掛けてしまう。眼前の人物から与えられる手に感じる暖かみは、当たり前だが閏で主に与えられる煩わしい熱とは大違いで心地よい。久しく思える温もりは振り払おうとする異様な迄の警戒心を払拭するもので彼の動向へ暫く身を任せようとし。其にしてもつくも神が憑き物に苛まれるとは可笑しな事もあるものだ。元を正せば同じだというのに己は主の執念に憑かれていたのか。はっきりしなかった感情に漸く名前が見つかり心晴れやかな気さえして。自然と浮かぶ笑い声を押し殺.すことなく眼前の彼へ子供の様に笑みを含んだ楽しげな声音で語りかけ)
はっはっは、憑き物か。そうか。一緒に、か。はっはっは。そなたは中々に面白き事を言う。それに手、とても汚かったな。そなたには俺もあの様に見えていたか?



22: 月詠螢 [×]
2015-08-14 08:14:32



>三日月ちゃん

(相手が声を出して笑ってくれた。その事実は紛れもなく喜ぶべき事なのだろう。しかし幼子の様にそう笑いながら言ってくれたからこそ”自分はあのように汚く見えていたか?”と問われた時、一瞬言葉に詰り。自分で発言しておいて難だが、神職的な観点から見て正直なところを言うと、相手に憑いているような邪気や瘴気を視認した時の汚れは、些か手に着く汚れとは異なる。”付いている”では無く”憑いている”と表現したのはその為だった。そういった穢れは身体に直接付いているのでは無く、煙のように、鎖のように纏わり憑くのだ。だから刀である彼自身が穢れている訳ではない。相手自身が汚い訳でも、罪があってそれに引かれて穢れが憑いた訳でもない。また失言しちゃったわ、と再び思い落ち込んで小さく眉を下げるも、相手を不安にさせまいとすぐに笑顔に戻し「正確に言うとちょっと違うけど、まぁそうね。でも貴方のせいじゃないしょう?それに、汚れは目に付いた所から落とす!掃除の鉄則よ!」と、あくまで彼が余りに穢れていたから払う訳では無いと明言し。そう言うやいなや、「アラ、忘れてたわ」と呟いたかと思えば部屋に戻り入り手持ちの風呂敷を漁れば、中から政府から支給された和紙に包まれた榊の葉や御神酒の入った酒瓶等の祓いに必要な道具を次々と取り出し相手に向き直れば「私のやり方は少し特殊なの。月の満ち欠けを使ってやるから昼間は準備しか出来ないし、全部終わるまで一ヶ月くらい掛かるけど、その代わり効果は保証するから安心しなさい。」と簡単な説明をし、優しく微笑み「さーて準備、準備!」と意気込む様に述べ再び廊下へと歩み出し)





23: 三日月宗近 [×]
2015-08-14 14:02:41



(若干開いた間に何か不味いことを聞いたか、小さく眉を下げた彼に一抹の不安が生まれ。然れどそれは一瞬の事、再び笑みを浮かべる彼は恐らく己を心配させまいと配慮してくれたのであろう。なら此方も応える迄であり「そうか」と彼の言葉に素直に頷き。再び部屋に出戻る彼の後ろへ付いて歩けば風呂敷を広げ穢れを祓う為に使用するらしき道具を次々に取り出す彼の姿を興味深げに眺め見て。同じ刀派である大太刀に加持祈祷を得意とする御神刀が一振りいるが彼とは勝手が違うようで初めて目にする道具や彼の説明に逐一小さなと相槌をうち。最後に聞こえた『安心しなさい』との言葉と優しげな笑みにやはり気を使われているな、と苦笑が漏れてしまうが「あいわかった」と頷いて。然し本丸内で唯一清浄な気を放つ彼はそれ故に目立つ。己がこの部屋へひかれた様に直に他の刀剣も彼の存在に気付く事だろう。再び廊下へ歩みだしたその後ろ姿に「準備ならなにか俺も手伝おう。なに、煩わしければ只の守刀と思えば良い」守刀としては大き過ぎるが人間に対し隔てなく敵意を抱く刀剣が多い現在、運悪く気性の荒い刀剣と出会えば否応なしに斬り掛かられる事は確実といっていい。その際何も持たずの彼を庇えるのは現在己しか居らず本丸の救世主である彼を護る役目を担うのは妥当といったところで)



24: 月詠螢 [×]
2015-08-14 16:48:48


>三日月ちゃん

(相手が自分を守刀と思えと言ったのが耳に入ると、思わず目を丸めて歩みを止め振り返り。祓いの準備の手伝いだけでなく、守刀__つまり相手は自分の守り刀になってくれると言うのだ。自分の発言や行動によって、心なしか相手の雰囲気や表情が優し気な物に変わって行くような気はしていた。だが、まさか守刀になると申し出て来るのは予想外だった。己が守るべき存在であると相手に認められたという事は驚きである以上にとても嬉しい。相手が少し前に己に斬り掛ろうとしたのは、恐らく審神者のせいで人に対する信用を失っていたせいだろう。ならばこの先この本丸で過ごすとなると、彼と同様に人に不信感を持つ他の刀剣男士と諍いになるのは避けられない。此処の審神者は、人間としてはどうしようもなく破綻しているが、審神者としての才は中々の物だ。彼を、三日月宗近を顕現させた事もある程だ。怪我の具合を考慮したとしても、現在この本丸には相当な強者が居る筈である。神職をたかが数年やっただけの己が彼らに遭遇したらひとたまりも無いだろう。相手からの申し出は有難く素直に受けようと思い「ふふっ…アタシは煩わしいだなんて言えるような身分じゃないわよ?是非お願いするわ」と快く了承し「よろしくね」と述べては、先程のリベンジと再び己の片手を差し出し。その直後ふと、このやり取りをきっかけに自分が相手の前に立っている事の違和感に気が付いた。己は今日この本丸に来たばかりで、此処の間取りなど全く知らない。頼りといえば、入り口でこんのすけに貰ったこの部屋までの簡易的な地図だけだ。そんな身であるにも関わらず、人間不信の刀剣男士の居るこの本丸を先陣を切って闊歩しようとして居たのだ。こうも己が愚かであると、恥を軽く通り超して頭が痛い。そう額に手を当て反省すれば、若干落ち込んだ口調で「…この本丸で比較的綺麗で他の刀剣男士の来ない場所に案内して貰えないかしら?御神酒を入れ替える容器も欲しいから、比較的炊事場に近い所が良いのだけど…。」と申し訳なさそうに問いかけ。)




25: 三日月宗近 [×]
2015-08-15 12:15:56



(再度伸ばされた手に一間躊躇するように視線を落とせば先刻のやり取りを思い起こし眉根を下げ緩く口許を綻ばせて手を取りその暖かさに驚いた様に瞳を大きくし。顕現されてこのかた、人の熱と言えば纏わりつく煩わしい熱ばかりで先入観から他人の体温を厭とっていたのだが彼の掌は以前人の手により刀の役割を果たした際を想起するもので自然と触れても嫌な気はせず。「……嗚呼、よろしく頼む」今度は確りと彼の瞳を見据え告げて。手を離せば考え込む様に僅かに間を置いた後額に手をやる彼の姿に首を傾げ。何事か次の言葉を待てば落ち込んだ声音で『炊事場に近く比較的綺麗で刀剣男士が訪れずれない場所へ連れていって欲しい』とのこと。彼が身に負うだろう悲劇を忌避する旨を伝えてくれたことは喜ばしいが、問題なのは場所。脳内で本丸内の間取りを思い起こしつつ暫く悩んでいれば二ヶ所ばかり条件を合格できる場所を思い当たり。合格と行ってもどちらも彼自身が賭けに出ることを免れないのだが。「ある、といえばあるのだがな。一つは厨からはそう遠くないが周囲に人気の無いやや距離のある空き部屋。もう一つは食糧庫だな。厨からの距離は近いがその分時刻によって人の出入りがある。…怪我を負って尚俺達の食事を作ってくれる刀がいてな。まあ、どちらにせよ負はある。そなたの判断に任せよう」彼がどちらを選んでも連れていってやれる。只、一つ気掛かりなのは主の事。今の時刻ならば自室で日課の処理に取り掛かっている頃だろうが何時切り上げ気紛れに此方を訪ねるかは全くの不明であり。居る筈の部屋に己の姿が無いとすれば血眼で探し当てるだろう。其ほど迄に嫉妬深く狂った思考を持つ彼女の動向は予測できず回避のしようがない。もし行動を共にしている所を見られ機嫌を損ねようものなら主命が下りればやむを得ず彼を斬り捨てなければならない。忌避しつつ彼を連れるのはやや難題ではあるものの守刀と告げた分仕事は果たさなければいけない。潜考しつつ彼の答を待ち)




26: 月詠螢 [×]
2015-08-15 16:50:09



>三日月ちゃん

(己と瞳を合わせて今度こそこの手を取ってくれた相手に満足気にくしゃりと顔を綻ばせて笑い。握られた相手の手から陽だまりのような温かさを感じ取った事で、己が胸の中に抱いていた自論が確証に変わったような気がして思わず目を細める。刀であろうと神であろうと、こんなにしっかりとした温かみを持つ者が人と同じ心や感受性を持っていない筈がない。人格や、道徳を無視して接して良い筈がないのだ。彼は今確かに此処で生きて、己と同じ時間を共にしている。そう実感するだけで何故だか心が満たされる。それと同時にこれから彼が取り戻して行くであろう様々な喜怒哀楽の色を側で見ていたいと自然と思った。その為にはこの本丸を、そしてあの審神者を変えなくてはならない。もう手は離れた物の未だその手に残る温もりを確かめる様に拳をしっかりと握り締め、相手の言葉に耳を傾ける。顎に手を当て、空き部屋と食糧庫ね__。と頭の中で復唱し暫く考え込むも、ふとある事に気が付き少し目を見開き。この場合何方行っても、失敗した時に結果的に拙い状況に陥るのは目の前の彼だ。この行動に於いて最も好ましく無い自体は移動途中や、行動の中で彼に心酔する審神者に遭遇する事だが、刀剣男士と諍いになり騒ぎになっても木造建築のこの本丸では彼女が気付かないとも限らない。いくら自分の成りや口調が女性的とはいえ、自分と彼は男同士。彼女の妬みの対象となるとは己には到底思え無いが、この状況では無いとも限ら無い。何方にせよ己に味方している今彼は誰かに遭遇すればタダでは済ま無いのだ。そう考えれば、些か判断を渋るような不甲斐ない回答であると思いつつも、申し訳なさそうに眉を下げ「__判断を任せてくれるのは嬉しいわ。でも、三日月ちゃんはどっちが最善だと思う?」と遠慮がちに問いかけては「何かが起こった時に拙い状況になるのはアタシってより三日月ちゃんよね?ならアタシの一存では決められないわ。」と述べ。恐らく相手はあの審神者に自分の意見を聞き入れられた事は無いと見受けられる。だがそれで昨日今日来たばかりの己の命令や判断に従うのは何かが違う気がしたのだ。どんな意見や相談でもした方が良いというのが自分の信条である。)




27: 三日月宗近 [×]
2015-08-15 22:54:20



(決定打の片やを委ねられるとは意図せず彼の問い掛けに動揺し何方の返答が来ようと用意していた了承の言葉を飲み込んで口を噤んで驚愕を滲ませた瞳で相対する藤色の瞳を見つめ。次いで彼が口にした言い分は理解出来る。勿論その見解は正論でそれ故につい先刻出逢ったばかりの人間に何故一存を任せたのか己の感情に疑問が生まれてしまう。動揺する最中脳内で導き出したのは否定を許さない主に使役されるうち自暴自棄とはまた違うがいつの間にか思考を手離す事を常としていた、という答え。相手は主ではない。自己を強制する訳でも憐憫する訳でもなく対等な立場で意見を求めてくれる己にとっては初めて身近に思える相手で。「……俺は」不馴れな行為に声音に意図せず迷いが覗けるがそれを消し去るように再び口を開き。「俺は、空き部屋が良いと思うぞ。やや距離はあるが先程言ったように人気が無いことは保証できる。まあ、廊下は余程騒がない限り誰も駆け付けないだろう。後は…食糧庫か。そこの出入りは俺でも予測できないのでな。なに、人の身とは脆いだろう?何か事が起こったとしてそなたの身を完全に保証出来ない」今度は迷い無く上記を真っ直ぐと彼を見据え述べて。危機的状況に陥れば穏便にやり過ごすつもりだが相対する刀の精神が錯乱状態であれば人間の身である彼の存在は刺激でしかないだろう。だが事態に陥った際、易々と仲間に刃を向けられるか?そう問われれば簡単に頷く事は難しく、護ると宣言した上防護に回る事は確実。騒ぎを聞き付けた主が表れる可能性や鉢合う刀剣が一振りではない可能性を考えれば距離があっても人気の無い其方を選ぶのは妥当で。しかし意見を求められたといえ自身の一見解であり彼はどうかと己より少し下にある顔を伺い)




28: 月詠螢 [×]
2015-08-16 01:50:03



>三日月ちゃん

(驚いたように三日月を浮かべた青瞳を見開き、暫く口を噤む相手を見て『相手が今まで意見を述べる立場に居なかったのではないか』、という己の考察がやはり当たっていたのではないかと思いショックを受け。進言すら許さないとは正に独裁国家と形容しても可笑しくはない。そう思うと自分がどのような表情をしているのか少し不安になった。審神者への憤りは勿論有るが、相手の状況を察して感じ取った事が憐れみかと云えばそれは絶対に違う。しかし今彼は審神者の支配意識の中から一歩踏み出す重要な局面に居る。そんな場で自分が不自然な表情をしてはならない、となるべく平静な顔を保てば相手の返答に静かに耳を傾け、その返答を聞いては満足気に微笑み。正直な所を言うと、己は意見の質には着眼点を置いて考えていなかった。彼が自分の口から己の想いを伝える。それが出来れば此れから共に歩んで行く上での気持ちが少しでも軽くなるだろう、と期待していたが帰って来た言葉は期待以上の物で「ふむ…そうねぇ。」とそれを聞いた上で小さく吐息を漏らしては再び思考を始め。相手の意見を先程の自分の考えに織り交ぜ考えてみても、やはり第三者との接触は出来るだけ避けたい。ならば彼の言う通り多少遠くとも後々の安全性を考慮すれば、行くのは空き部屋が最善だろう。己の身を案じる言葉を意見の中に含めて話してくれた彼の優しさを嬉しく思い、頰を緩ませれば「__アタシも空き部屋が良いと思うわ。……やーね、これでも神職を囓ってるのよ?貴方みたいなイケメンに守られるのはオイシイけど、いざとなればアタシも戦うわ。」と返答し相手を見上げ得意気に微笑み、上衣の襟を片手緩めて墨書きの呪符を数枚取り出し。その呪符は政府より支給された物に己で色々と手を加えて、複雑な術式を飛ばして簡易結界や式を展開出来る優れ物だったが、自分の神力を使って発動させるとなると審神者に勘付かれる可能性が高い。身体は男性であるのに宛ら姫の如く守られるというのは些か気が引けた為、彼には自分の能力を誇示する為に一応見せたが、事が起こる迄は出来る限り使わない方が良いだろう。)




29: 三日月宗近 [×]
2015-08-16 20:40:10



(神妙な面持ちで彼の言葉を聞いていればやはり彼も空き部屋に賛成らしく事は決まった、といったところか。彼の上衣の襟からぱらぱらと眼前に躍り出た呪符を興味深げに眺め見ては「ふむ、戦えるとは良いことだ。しかしまた大仰な…」神職を囓っていたとの事だが呪符を操れる程の神力を持ち併せているとは清浄な神気が彼の周囲に流れる事に納得できるが不用意に用いれば主に勘づかれるだろう。彼もそれを見越して己に呪符を見せた筈でそれを踏まえある事に気付き眉を潜めて一考し。つくも神として神の末席に座すといえど一ヶ所に神力を込められた呪符を受ければ録な手入れを施されない刀剣には些か辛い物になる。最悪破壊に至る場合も踏まえれば彼の持つ呪符は恐ろしい物に見えてくる。もしもの事が起こった場合眼前の彼が進んで攻撃に出るとは思えないが先刻出逢ったばかりの彼の全てを信じるとは言い難く。間を置いて「無理を言っている事は重々承知で今から話すことを聞いて欲しい。つくも神とて弱っていればそなたの呪符は些か辛いものになるだろう。それ故中傷以上の刀は俺が相手をする。良いだろうか?身を護る為ならば使用は一向に構わない」提案を述べれば彼の言葉を真剣な面持ちで待ち)




30: 月詠螢 [×]
2015-08-17 13:41:37


>三日月ちゃん

(己の呪符を見るがいなや、神妙かつ真剣な面持ちになった相手に此方も口を真一文字に結び一言一句にしっかりと目を傾け。言われてみれば確かに相手の言う事は尤もだ。審神者の寵愛を受ける彼以外の刀剣男士は、出陣して中傷や重傷を負っても手入れすら受けていない状態。ならば己の術の強い弱いに関わらず放った結果最悪の事態になる可能も十分考えられる。しかし己は元よりその身が危機的状況に陥るまで呪符を使う気は無かった。それ程までに、自身でも不思議に思う迄に彼を信用していたのだ。しかし彼の重い表情を見る限り、彼は他の刀剣達をまるで血を分けた家族のように大切に思っている様子。今の彼らには脅威とも云える己の呪符を見せた今、此処で唯了承した所で再び信頼を得られるとは思えない。ならば其処に絶対的な信頼を置ける様な何かが必要であろう。そう考えれば呪符を再び襟元に戻し、今度は片手を相手に示し拳を握れば小指のみを出し「分かったわ。ならアタシも貴方の言う条件を守るって約束するわ。」と静かな口調で述べ。それは幼子のやる様な所謂指切りなのだが、する相手が神ともなれば話は違う。神と安易に約束をしてはならないという言葉がある位だ。それは約束というよりは謂わば契約。側から見れば危険な行為かもしれないが、己はそれ程までに相手を信頼していて。)

31: 三日月宗近 [×]
2015-08-17 18:14:16



……指切り、か。
(一神と約束事を交わすとは自分が惜しくないのか、彼の言葉に驚愕を滲ませた瞳で見つめ。神職に就いていた為らば如何様の可能性を踏まえた故の言動だと単純に理解出来るが無謀に感じ得るそれに緩く浮かべていた笑みを消し沈黙して。真摯な彼の表情は不山戯ている様には見えず差し出された指に上記を溢せば彼と小指を比べ見て。然し形を以て契約を望むとは__提案をしておいてだが危険極まりないその行為は相手が其ほど迄に己を信用している事を知らしめるものであり彼の決意を勘繰る必要は無く安易に理解でき。一向に迷いの色が見えない彼を今一度見つめれば此方も覚悟をきめ片手を伸ばせば自ずと小指を結び。「ならばこの三日月宗近、聢とそなたを護って見せよう」目には目を、同様に信頼には信頼を以てする事が今の己が彼に出来る至上の礼儀であり。凛とした声音で力強く前記を述べれば緩慢な仕草で指を解き緩く口許に笑みを乗せ)




32: 月詠螢 [×]
2015-08-18 12:52:16



>三日月ちゃん

__えぇ、ありがとう!改めてよろしく頼むわねナイト様!
(浮かべていた笑みを消し暫し沈黙した相手を見て、一瞬只の馬鹿で愚かな人間であると思われたかと思い若干不安そうな表情で生唾を飲み。しかし迷いの消えた凛とした瞳と声音で己を必ず守ると誓いその指を絡ませてくれた相手にパッと花が咲いたような笑顔になれば、その言葉を噛み締めるように深く1度頷き上記を述べ、軽く背伸びをしては彼の髪を片手でぽんぽんと優しく撫で。この誓いで彼との絆は強固になったと云えるだろう。吹き抜けの廊下に注ぐ、これから先の希望の様にさえ感じられる明るい夏の太陽を見上げ眩しそうに目を細めれば、再び相手に向き直り「それじゃあ早速空き部屋に案内して貰えるかしら?」と問いかけた後、思い出したように両手を合わせ「そうだ!折角だから行くまでの間三日月ちゃんの事、色々と教えて貰えない?好きな甘味とかあるのかしら?アタシにも遠慮なく質問していいから!」と知ってどうなる事でも無いような、当たり障りの無い会話をしようと明るい笑顔で提案し)



33: 三日月宗近 [×]
2015-08-18 15:40:35



(幼子にする様に撫でられれば刹那意図せずの接触に身体を強張らせるが髪に触れた手は暖かく瞳を細めて微笑んで。彼に触れても自然と嫌な気はしない自身に小さな疑問が浮かぶが些細なことであり彼の要望に頷けば隣に立ちやや先行し歩き始め。「俺の事か。ふむ…、甘味為らば京菓子が好きだ。美しい上に茶にも合うのでな」序でに彼の言葉に小首を傾げて表情に驚きを滲ませるが己を知ろうとしてくれる事は中々に喜ばしいものであり嬉々として答えて。以前主に貰った細やかな細工の施された京菓子を思い浮かべればふと隣を行く彼を見やり「そなたの髪色に似たものもあったぞ。涼やかな美しい菓子だった」瓶覗色の彼の髪に目を細めて溢し。髪色に注目すれば今更乍不意に彼の容姿や口調に純粋な疑問を抱き。己よりも線は幾分か細いが骨格は男性のもので美麗な顔造りだが完璧に女性と見紛う事は無く出逢った直後こそ疑問を浮かべる事は無かったが余裕が出てくれば不思議に思うもので。本丸にも異性装をする刀剣は居たが彼は如何様な理由なのだろう。「……質問といっては今更だが、そなたが女子の様な振る舞いをするのは何故だ?なに、答え辛いものだったら答えなくても良い」質問を許されたといってずかずかと相手内に踏み込む事は失礼だろう、言葉の節々に気を付けつつ優しげな口調で問い掛けて)



34: 月詠螢 [×]
2015-08-18 20:01:19


>三日月ちゃん

京菓子ね〜…流石雅な雰囲気の三日月ちゃんに良く合ってるわ!アタシの髪色みたいな色のお菓子があるなら是非食べてみたいわね。折角教えて貰った訳だし!
(嬉しそうに京菓子が好きだという相手の返答を聞き、その微笑ましい表情に目を細めて小さく微笑み。京菓子といえば花や兎や鳥といった華やかな物をモチーフにした和菓子だと記憶している。雅な雰囲気の菓子はまるで平安の貴公子のような風貌の相手に良く合っているように思え、納得が言った様子で数回頷いては上記を述べ。己の髪の色は寒色系統であり、己の色の趣味も寒色系統の物が多い。そんな色味の菓子があるなら是非食べてみたい物だと述べれば「アタシはマカロンっていう西洋の御菓子が好きなの。とっても可愛くて美味しいから、今度三日月ちゃんに持って来てあげるわ!」とウィンクし。次は相手が己に質問する番であり、一体どんな問いが来るかと構えていれば来た問いは己のこの女性的気質に関する物で。現世に居る者に同じ問いをされれば”アタシ、オネエなのよ”の一言で済むが、刀剣男士の相手となるとどう説明して良いやら瞬時には考え付かず「う〜ん…そうねぇ」と暫し少し天井を見上げて考えれば「アタシね、男の癖に女の子が好きな可愛い物が大好きなのよ。お洋服も食べ物も話方も可愛い物が大好きだから真似してるワケ。ホント女の子に生まれたかったわ〜…。」と女性が心底羨ましいといった様子で噛み砕いて説明しては「要するに心が乙女って感じかしら?」と纏め、己自身も説明の曖昧さは理解している様で小首を傾げ)



35: 三日月宗近pl [×]
2015-08-20 13:14:54

 

(/唐突にレス蹴り申し訳ありません!背後がリアルに立て込んでおりまして三日ほどお返事が返せない状態です…(土下座)もとの亀レスが更に鈍足化何て申し訳なくて頭が上がらぬばかりです。こんな背後と三日月さんでよければお付き合い頂ければ幸いです)



36: 月詠螢PL [×]
2015-08-20 16:07:53


(/レス返の件了解致しました!いえいえ全く問題ありませんよ!リアルを優先して下さいませ!!

少し寂しいですが、三日位余裕で乗り切れる程我が脳内には三日月さんと螢との妄想が渦巻いていますので大丈夫です(ふへへ/←)

ではでは御帰還お待ちしておりますので、お仕事(?)頑張って下さい!)

37: 三日月宗近 [×]
2015-08-20 21:52:30



(/フアアありがとう御座います!お優しい言葉に更に頭が上がらぬばかりです(震え声)←がんばります!!
 
三日間お返事返せないと言いつつも、あいた時間でレス返していきますので!此方若干お時間頂いてしまうのですが確りストーリ展開しましょう!!
その妄想お聞かせ願いたいですぞ!←

背後様と螢さんを待たせるわけには…!ぐぬぬ時間が恨めしいです)



ふむ、『まかろん』か。西洋には不思議な名の菓子があるのだな。いつか食べてみたいものだ
(初めて耳にした不可思議な響きを口内で転がす様に呟いてみれば姿形が想像もつかない『まかろん』を思い描いて眉を下げ柔らかな笑みを浮かべ。甘味ならば実際主から貢ぐ様に毎度渡される如何にも高価な和菓子しか知り得ない、何て言ったら厭きられるだろうか。それにも嫌気が差し途中から内密に短刀達に分け与えており菓子等口にしたくないと感じていたのだが彼の話には何故か興味を惹かれ彼や仲間と菓子を食す未だ見ぬ何時かに思いを馳せ。天井を仰ぎ暫し空いた間に不躾な問い掛けだったかと彼の表情を覗き込むようにして様子を伺い。どうにも彼は男の身である上で女性的な物や動作を好むらしく噛み砕いて言えば『心は乙女』だそうで。彼の話に短く相槌を打てば暫し己よりやや低い位置にある彼の頭を右手をぽふりと撫で置き。「爺故あまり難き事はわからぬが……なに、そなたの言葉に気が救われたことは違わない。乙女心を持っているなら女子や其方に対しても上手くやれるのだろう?それはとても素晴らしい事だ」眉根を下げて口許を緩く綻ばせ前記を述べ。彼がどう捉えるかは知らぬが口から出たのは本心で)



38: 月詠螢 [×]
2015-08-21 15:20:38


>三日月ちゃん

(/おぉ!!?今までのお返事を読み返して萌えを蓄積しようと戻って来たらまさかのお返事が…ッ!!!
此方こそすぐに気が付かなくて申し訳ないです!


では御言葉に甘えまして私の腐った妄想の一部をお聞かせしましょう!(←)

まずフラグ回収も兼ねて一緒にマカロンを食べるのは鉄板ですかね!?こういうほのぼの要素は随時入れて行きたいと考えてておりますw
シリアス面だと、何かの拍子に二人で池か川に落ちたりとか螢が逆上した審神者に髪を切られたり〜とか妄想してます!

あまり御期待に添える展開でなかったらすみません!あくまでリアルを優先して頂いて結構ですので、息抜きにでも此方に立ち寄って頂けたら嬉しいです!(ぐっ/))


ふふふ……すぐに食べられるわよ。アタシがちゃんと持ってきてあげる。何だったら落ちついたら一緒に作りましょう?
(彼が何気なく放ったであろう”いつか”という言葉に胸が締め付けられる気がした。主に縛られている彼にとっては此処が、この本丸だけがその目に映る世界の全てなのだ。自由に外に出る事、況してや部屋の外に出る事さえ許されず、現世の人々の様に食べたい物や欲しい物を買う事さえ出来ない。そんな彼にとって未だ見ぬ菓子を食す未来というのは明確な想像も付かない未知数の物であろう。思わず顔が強張る気がしたが、今この事に一々ショックを受けても折角僅かでも希望を持った相手を悪戯に不安にさせるだけだと考え、そんな様子など微塵も見せまいと朗らかな笑顔で上記を述べれば「じゃあ、コレは手付け金って事で!キャンディ…西洋の飴玉よ。あげるから食べなさい!」と袂に入れて置いた菓子の入った巾着から透明なセロファンに包まれた色取り取りの飴を数個取り出し、手の平に乗せては相手に差し出し。正直に言うと今まで己がこの様な気質を持つ事を語って良い顔をする者は居なかった。両親がその良い例だ。勉学に対してそこそこ優秀だった己は賞等を取ればいつも褒めて貰えた。だが、一度自分の秘密を明かせばどうだろう。結果は勘当。今まで築き上げて来た全てが無になった。今でこそ嘲笑された所で涼しい顔で無視出来るまでに成長したが、相手の反応は予想外であると同時にとても嬉しい物で。驚きで目を見開いた後、穏やかに微笑めば「えぇ、アタシこれでも女友達は多いのよ?」とおどけて見せ「アタシはまだ貴方を完全に救えた訳じゃないけど、その言葉は確実にこれからの行動の全ての糧になるわ。ありがとう!」と真夏の太陽に負けない位の笑顔で彼に心から礼を伝え)




39: 三日月宗近 [×]
2015-08-21 21:58:41



(/全部!!全部やりましょう!その素敵すぎる妄想全て実現させましょ…!!!!
期待に沿うどころか素晴らしい程に私得な内容にわくてかが加速しております!(震え声)
シリアスもほのぼのも大好物に御座います……
そして、オネェさんには大変申し訳無いですが髪を切られたり…という点に今日の一番萌えを感じてしまいました…←
オネェさんが髪とはいえ傷付けられた事に憤りを感じる三日月さんとか如何でしょうか!?主様の素敵妄想に全力で応えたい次第で御座います!(ぐわっ)

了解致しました!暫く返信の滞りが続くと思われますが何卒宜しくお願いいたします!!)



『まかろん』とやらは俺でも作れるのか。はは、楽しみだな。
(『一緒に作ろう』という彼の提案に瞳を丸くして上記を問えば次いで表情を綻ばせ小さく頷いて。刹那刀装さえ作成経験を持たずして己に何が出来ようか、卑屈を帯びた感情が芽生えるも一緒に、と朗らかな笑みを湛え述べる彼を見ていると根拠の無い自信が沸いて出る。そんな自身に呆れにも似た何かを感じつつ何故か己に生力を齎す彼を眩しく思い。手付金と称し彼の指先から掌に転がったのは透明な包み紙に被われた飴玉。「……なんと、硝子玉の様だ。然れど今は警護中だからな、後程有り難く頂くとしよう」掌に視線を落とせばその美しさにほう、と小さく息を吐いてしまう。礼を述べ微笑めば精巧な色とりどりの硝子玉の様なそれを懐へしまい。諧謔を弄した発言でも短時間接しただけで理解できる彼の性質からして友人が多いとは頷ける。続いた彼の言葉に、息が詰まる。此方に向けられた礼よりも浮かんだのは先ず己等を摯実に救うつもりであるのか、との安易な驚愕。これからの糧になると彼は言った。「__それは、よかった」改めて救いの手を差し伸べられた事を実感しその現実に胸奥がじんわりと暖かくなり。自身に向けたのか彼に向けたのか知れない上記を溢せば眉根を下げて緩やかに心からの微笑みを浮かべ。然し其れを隠す様に見えてきた厨の戸に視線をやりつつ「さて、厨房に着いたぞ。先ずは容器が必要だったのだな。……今の時刻は誰も居ないらしい。すきに見て良いぞ」厨の中を見渡せば彼を振り返り告げて)



40: 月詠螢 [×]
2015-08-23 15:44:50


>三日月ちゃん

(/同意して頂けて何よりです…!了解致しました!!全部やりましょう!(キリッ/)

髪の件は正直テンプレすぎて引かれるかな〜と思っていましたので予想以上の良い反応を頂けて良かったですw

おぉ…!何て素敵なアイディアッ!!では、その憤りで惹かれていた事を自覚する…とか、如何でしょう!?(鼻血/はよ拭け)
螢は基本的に自分の事に関してはかなりポジティブな奴なので大概何をされて物大丈夫かと思います!寧ろ「イメチェンね〜似合う?」とか笑い飛ばしますので御安心を!

最近は此方こそ低浮上ですみません!これからもお付き合い頂けたら嬉しいです!!)



そうね…作るのはアタシもはじめてたがらまずはクッキー……甘い御煎餅みたいな物から作ってみましょうか?何にしても楽しみね!
(相手の”自分でも作れるのか”という問いを聞いて、顎に人差し指を当てて少し考えれば、マカロンが中々難易度の高い菓子であった事と、度々菓子を作る己でも未挑戦の品であった事を思い起こしては先ずは比較的簡単なクッキーでも作ろうかと提案し、何を作るにしても彼とならきっと楽しいだろうと微笑み。現世で育った自分にはもう見られない飴玉数粒を見て感嘆の声を上げる相手の反応を初々しく思い頬を緩めれば、それを”己の警護中であるから”との理由で懐にしまったのを見て「貴方って本当に真面目ね〜。アタシそういう子大好きよ」と口元に手を当ててクスクスと笑い。彼の言う”よかった”という言葉が己に向けてなのか彼自身に向けた言葉なのかは計りかねた物の、どちらにせよ彼がこの少しの間で僅かなりとも希望を持ったのだと解釈して良いのだろう。そう思うと嬉しさで彼の後を追う足取りも自然と軽くなる。厨に着き彼の言葉を聞いては一応「お邪魔しまーす」と呟けば遠慮がちに中へと足を踏み入れ。彼がまだ食事の面倒を見てくれる刀剣男士が居ると語っていただけあって、中は想像したよりもずっと清潔感のある場所だった。己は審神者では無い為付喪神の神気に当たり過ぎるのはいくら神職の人間といえど良くない。何れ早くに自分で炊事を始めなければならない為、此処の刀剣男士とも信頼関係を築く必要があるだろう。そんな事を考えながら部屋の奥に設えられた木製の棚を開け、中を漁り必要そうな徳利や桶、小皿などを手際よく見繕った後再び戸を閉め「こんな物かしらね…。」と呟き相手に向き直り「お待たせ〜。じゃあ空き部屋に行きましょうか」と声を掛け出口へと向かう。長居をしないに越した事は無いだろう。)

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