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We're making our time. 非募集 /501


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自分のトピックを作る
241: 槇村 篤 [×]
2015-07-01 22:15:38

(「離れてあげない」と言われてしまいクスリと笑みが零れる。彼がこれ以上不安にならないようにしっかりと抱きしめて)あぁ。分かってる。だからこれからもずっと一緒に居ような(そう言うと首筋に顔を埋め、鎖骨の下あたりに唇を当てて強く吸い付いた。もちろん自分の所有の証を付けるためだ。ここなら薄手のシャツでもそうそう見えることはないだろう。彼を誰にも渡したくないという自己満足の為の大人げない行動だということは重々承知だがそうせずには居られなかった。ベッドヘッドに置いたサイドランプに照らされて、赤く色づいた肌を満足そうに眺めて指でなぞりながら)真尋は俺のもんだ。誰にも渡さない(膨れっ面の顔をこちらに向けて唇を重ねた。最初は軽く、そして徐々に舌を絡めるような深いものへと変えていく。今日も数えきれないほどのキスをしたが、その度に胸が締め付けられるほどの高揚感にのまれてしまう。彼とのキスはそれほどに中毒性があるのだ。最初のきっかけはどうあれ、嵌ってしまったのは自分の方)真尋…。好きだよ。

242: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-01 22:52:52


(離さないとばかりにしっかりと抱き締められ"ずっと一緒に居よう"と未来を共にと望んでくれる言葉に自分も同じ気持ちだと思いを募らせるが「そんな当たり前な事、いちいち言わないでよね。」と彼に寄り添う様に凭れ掛かり照れ隠しに軽口を叩く。不意に首元に顔を埋められ擦れる髪を擽ったく感じていると小さな痛みの様な感覚が走った。「…ん、…」肩を竦めながら小さく声を洩らし何をされたか察しがつくと自分は彼のものだと言われた。痕を付けられた位置は彼が考えてくれたのか問題のない場所だし、何より珍しく独占欲を露にし行動に示してくれた事が嬉しい。一生消えなければいいのに、いや、消える前に何度も付け直して欲しいとまで思える。まぁ、そんな事口には出さないけど。「僕は篤だけのものだよ。」と顔を上げると表情は一転して照れくさげに微笑む。お互いに顔を寄せ合う形で口づけをする。軽いキスには慣れてきたものの深いのはまだ慣れない。「…ふ、ん…ん…」唇の隙間から声が洩れる。唇が解放され好きだと告げられると「ん、僕も。」と今度はこちらから口づける。)

243: 槇村 篤 [×]
2015-07-01 23:34:44

(何度唇を重ねても恥じらうような新鮮なリアクションを取る彼が可愛くて仕方が無い。拙い仕草で返してくれるキスにこちらからも応える。休日が終わらなければ良いのに。なんて子供みたいなことを思っても時間は無慈悲に過ぎて行く。明日は彼も朝から授業があると言っていたのでこれ以上付き合わせる訳にもいかない。夜が明ければ、また普段通りの忙しない日常が待っている。だが、今日のような休日を2人で過ごせるなら、そんな日常だって悪く無いと思えてくる。彼の存在自体が自分の活力になっているのだ。サイドランプに手を掛け電源を落とし、再び彼を抱きしめて額に口づける)今日は一緒に居てくれてありがとう。おやすみ。真尋。(こうしていると、自分と彼の心音が一つになって行くような錯覚を覚える。暫くは寝つけないかもしれないが、彼を抱きしめているだけで身体が休まるような気がして、いつの間にか心地よい睡眠に落ちていくのだった…)

244: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-01 23:57:59


(唇を離せば気恥しそうに視線を逸らし唇を硬く閉じる。口内にまだ彼の舌の感触が残ってる…あの自分を求められている感じが堪らない。キスが気持ちいいなんて知らなかった、彼に出会うまでした事もなかったから。徐々に眠気が出てきてうとうととしてくれば彼がサイドランプを消してくれ再び抱きしめられる。緩く抱き返し額の口づけを大人しく受ければ彼の胸元に顔を埋め「ん、おやすみ。」と返すと目を閉じる。静かな部屋な時計の針と自分と彼の心臓の音、息の音だけが響く。今日は本当に楽しかったな…明日からも頑張ろう。彼の温もりに包まれながらスッと眠りに落ちた。)

245: 槇村 篤 [×]
2015-07-03 00:59:01

(枕の下から伝わる振動に気付き、手を差し入れて携帯を取り出しアラームを止める。時間を見るときっかり6:00と表示されている。そのままあと10分程2度寝をしようとも思ったが、起きられないことは過去の経験から十分に分かっているので、観念して起きることにした。横を見ると小さな寝息を立てる彼の姿が目に入る。あんまり気持ち良さそうに寝ているものだから、つい鼻でも摘まんでやろうかとも思ったが、起こしてしまうのも忍びなく可愛らしい寝姿を目に収めるだけに留めることにした。そっと身を起こしベッドから抜け出すと、大きなあくびとともに伸びを一つ。リビングに出てカーテンを開けると昨日とは打って変り曇天が広がっており、週明け初日としては良くない幕開けのようだ。それでも、コーヒーを点てて昨日彼と買ったカップに注げば、陰鬱な気分も幾分か晴れてくる。彼が選んでくれたカップから暖かいコーヒーを口に含めば、先程までの憂鬱が消え去って行くのを感じる。洗面所に向かいそれなりに体裁を繕ったあと、寝室にそっと戻りスーツに着替えると普段の仕事モードの完成だ。時計を見ると時刻は7:00を指している。そろそろ彼を起こして家を出る時間だ。睡眠を妨げてしまうことに少々気が引けながら、いつものように顔に掛った髪をそっと掻き上げ頬に口づける)おはよ。真尋。俺、先に出るから。遅刻しないように学校行きなよ。あと、今日はちょっと遅くなるかもしれないから、先に寝てて良いからね。じゃぁ、行ってきます。(目が覚めたのを確認すると、安心したように部屋を後にする)

246: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-03 20:13:06


(朝になった事にも彼が起きた事にも気が付かず規則正しい寝息を立て未だ夢の中。頬に何か柔らかいものが当たる感触に眉を寄せ薄ら目を開けると彼の顔が視界にぼんやり入った、いつもこうして起こしてもらうからもう驚く様な事はない。ぼんやりとしていた視界が次第にはっきりしてくるとむくっと起き上がり「…おはよ…。…ん、行ってらっしゃ~い。」片目を擦りながら空いている方の手で軽く手を振り彼を見送る。自分もそろそろ起きなくてはと小さく欠伸をしながら思い切り腕を上に上げて伸びをしベットの側の自分のスリッパを履き洗面所へと向かう。洗面台の鏡に写ったぴこんと跳ねた髪を見て「…どうして寝癖って付くんだろう…。」と不服そうに呟き、歯磨きと洗顔を済ませ手を水で濡らして跳ねた部分に軽く触れると、濡れた所為か跳ねがおさまった様に思えるとこれでいいやと洗面台を後にする。寝室で適当に着替え、キッチンで昨日お揃いで買ったカップに紅茶を入れながら思わず頬が緩む。シンクの側の水切り台の上に彼のカップが置いてあるのを見て嬉しくなると柄にも無く小さく鼻歌を歌いながらリビングへと向かいいつも彼が座る方の椅子に腰掛ける。テレビを付けると天気予報が流れ今日は曇りだという、確かに部屋の中が少し暗い。雨は降らないみたいで傘は持って行かなくても大丈夫そうだ…篤、天気予報見て行ったかなぁ…紅茶を飲みながら彼を思う。今日は頑張り時だ、彼が帰って来るまでに夕飯とお風呂の準備を済ませておかなきゃ。時計を見るともう8時30だ、そろそろ家を出ようかな。飲み終えたカップをシンクで軽く洗い、鞄を片手に戸締りをしっかりとして家を出る。)


247: 槇村 篤 [×]
2015-07-04 00:15:41

(駅に着くと改札をくぐっていつもの車両に乗り込むと、身動きもとれないままの満員電車で会社へと向かう。毎日のこととはいえこれには心底辟易してしまうのだが、周りを見渡せば自分と同様の顔で時間をやり過ごすサラリーマン同志達ばかりなので敢えて不満を飲み込む。自分の職場も漏れなく主要駅の最寄なので、駅に着くや否や同志達と共に吐き出されるように電車から降りるとぐったりしながら会社へと向かう。昨日の彼とのデートではあんなに楽しかった電車移動も、この状況では苦痛でしか無い。電車から降りて外に出ると、あいにくの曇空にますます気が重くなる。一応天気予報では降らないようなことを言っていたがこの季節だ。せめて帰るまでは持ってくれよと恨めしそうに空を見上げてしまう。駅から会社までは徒歩5分。これだけが我が社の取柄だと思っている。あとはまぁ…推して図るべしだ…。始業時間よりも少し早めに出社するようにしているため、オフィスには自分の他にちらほら居るだけでまだスタッフ全員は揃って居ない。PCが完全に立ち上がるまで少し時間が掛るだろうと判断し、煙草でも吸いながらコーヒーを飲んで時間をつぶそうと喫煙所に向かうと、家を出る時まで眠っていた彼のことを思い出しポケットから徐に携帯を取り出してメッセージを送る『TO:逢崎 真尋 SUB:RE ちゃんと起きたか?降るか分かんないけど傘持って行った方がいいかも。』どうでもいいメッセージだがそれで構わない。ただ自分が彼にメールを送りたかっただけなのだから)

248: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-04 17:38:20


(曇天の空を見上げ「…昨日は良く晴れてたのになぁ…。」吐息混じりに呟き駅までの道を歩く。改札を通りちょうどいいタイミングで来た電車に乗り込むとちらほらと傘を持った学生やサラリーマンを見かる。満員とはいかないが割と詰め詰め状態の中、やっぱり傘持ってきた方がよかったかな…小さく後悔をしているとズボンのポケットに入れていた携帯が鳴った。液晶画面を見るとメールが一件と表示されておりメールの画面を開くと送り主の名前を見るなり僅かに表情が緩む、内容を確認すると傘を持っていた方がいいかもと書いてあった。更に後悔が募る、彼は持って行ったのだろうか。返信画面を開き『宛先:槇村 篤 件名:ちゃんと起きた。 本文:傘、持ってきてない。篤は?持って行った?降らない事を願うしかないね。』打ち終えると送信した。なんとか降らずに1日終わればいいなぁ…傘は家にあるしビニール傘を買うのは勿体無いし。下りる駅のアナウンスが聞こえると扉の方へ移動し下りる。改札を抜けながら一緒に下りた人達をチラチラと見ると傘を持っている人の方が多そうだ。大学への道を歩いていると後ろから友人に声を掛けられ「おはよ。」と返したわいもない雑談をしながら大学へと向かった。)

249: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 11:38:26

(メールを打ち終え時間を見るとそろそろ始業の時刻に迫っていた。手に持ったタバコが吸い口まで灰になってなっていることに気付き慌てて灰皿に放り込んだ。事務所に戻ろうとエレベーターに乗り込み扉を締めようとした瞬間、外から待ってくれとの大きな声が聞こえたので慌てて[開]ボタンを押すと、飛び込んできたのは同僚の佐伯だった。大体、毎日時間ギリギリで来るからこんな焦る羽目になるんだと心の中で毒づくが、社内でも数少ない同期入社ということもあり案外ウマが合う。仕事は非常に出来るが、少々軽いところがあるのが難点なのだが…。息の整い始めた相手を見ながら呟く。「入って来るのがお前だって分かってたら開けなかったのに」「はいはい。助けてくれてありがとうございました」2人して下らない話をしながら事務所まで向かう途中、携帯が振動するのを感じて取り出すと彼からの返信だった。いつものシンプルなメッセージについ目元が緩んでしまう。「朝からそんな顔して、槇村やーらーしー。相手誰?」「内緒。お前には言わない」そう伝えると急に小声でこちらに近づいてきた。「今週末なんか予定ある?コンパの頭数足りなくてさ。お前来てくんない?」何の話かと思えば下らない…。確かに以前はそう言うこともあったが、今はそんな気は更々無いのでキッパリと断ると、考えておいてと言い捨てて相手はデスクへと去って行った。朝からげんなりしながら自分もデスクに付くと、そんなことに付き合っている暇も無く、雑務に忙殺されながら時間は過ぎて行く)

250: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 13:47:16


(校門を通ると他にもちらほらと登校してきている人達が居る。やっぱりみんな傘持ってる…隣の友人、拓未を見ると彼は傘を持っていなかった。「今日、雨降ると思う?」「俺の天気予報では降らない予定。」「拓未の天気予報は当てにならない。」何故か自信満々に言い放った彼を横目に溜め息混じりに返す。彼に聞いたのが間違いだった、頭は良いのに何時も訳の分からない適当な事ばっかり言ってくる奴だ。同じ講義を取っているから同じ教室へと向かい、大体何時も座る席へと来れば昨日課題を教えろとメールしてきた翔太が既に来ていた。自分が来たことに気付くなり「真尋!待ってた!」とまるで大きな犬の様に飛び付いてくるのを押し返し「課題でしょ?分かったから離れて。」と攻防の末やっと離れてくれた。自分と翔太の様子を笑って見ていた拓未にじとりとした視線向けつつ、三人で近くの席に腰掛けると拓未も一緒に教えてやってくれるみたいで教科書を捲り始めたのを見て「もう拓未に教わりなよ。」と面倒くさそうに机に肘を付きその様子を眺めると翔太からブーイングが来るが聞こえてないフリをする。そうしていると後ろに誰か座ったのに気付き振り返ると親友とお互い認識している優一郎だった。「おはよう、優。」「おはよ、真尋。」と挨拶した所でチャイムが鳴り「珍しいね、ギリギリに来るなんて。」「ちょっと寝坊してな、焦った焦った。」二人して笑っていると先生が入って来たのに気付いた。前を向き教科書や筆箱を用意すると、拓未と翔太も勉強は一旦切り上げ授業の準備をしていた。もう任せてしまおうかな、なんて考えながら授業を受け始めた。)


251: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 14:18:33

(メーカーへの問い合わせ、クライアントへの回答、現場の進捗確認。週明けの月曜はやることが山のようにある。加えて伝票処理だ。片付けることが些か苦手なためにデスクの上は泥棒でも入ったかのような有様なのだが、一応どこに何があるのかは分かっているので次々に資料を積んでいると、隣の席から苦情が聞こえる。「槇村さん!資料はみ出してる!つか、探してたのに無いと思ったらそっちにあったんですね。使ってないなら貸して下さい」こちらの口を挟むまでも無く山と積まれた中から問答無用にカラーサンプルを奪って行ったのは4年後輩の野上ユキちゃん。入社したての頃はあんなに可愛かったのにどうしてこうなった…。大体うちの会社の女子は気が強すぎるんだよ。それに比べてうちの真尋ときたら。うっかり現実逃避しそうになったところで我に返り、PCのモニターに映る13:30という時間を見ると、先程までは何とも無かったのに急に空腹を覚えた。仕事の消化具合を考えると昼食を摂る時間も惜しいところなので、適当にコンビニで何か買いに行くかと席を立とうとすると、こちらへ手を振りながら近づく人物に気付く。佐伯だ。)

252: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 15:07:53


(午前中の講義を二つ終え昼休みを迎えると三人と一緒に食堂へと行く。カレー、唐揚げ定食、ラーメンとそれぞれ食べたい物を選び四人掛けの席へ座る。今日は何だかがっつり食べる様な気分ではなく公売で買ったサンドイッチを食べる事にした。「真尋、そんなんで足りんの?」と翔太が心配そうに尋ねてくるが別に体調不良とかではないと思うし「大丈夫、これが食べたい気分だったんだよ。」と適当に理由をつけておいた。それから食事をしながらバイトや講義、色んな事を話していると「真尋、これありがとう。」と声が聞こえ、其方を向くとひょんな事から仲良くなった女の子、香菜だった。そう言えば辞書貸してたんだったと思い出し「ん、参考になった?香菜の持ってるやつよりは詳しく載ってると思うだけど。」「分かりやすかったよ、また借りてもいい?」「いいよ」「じゃあ、またね。」数回会話をして彼女は去って行った。自分の恋事情を知っている優一郎以外はニヤニヤとして見てくるが無視。優一郎はというと「真尋は良く好かれるね。」なんて言ってくる。不服そうに見ながら自販機で買ったオレンジジュースを啜る。食事が終われば、結局拓未が翔太に教えてくれる事になり二人は図書室へと行った。優一郎と二人になればじっと見詰められ「何?」と聞けば「んー?真尋は愛されてるなぁと思って。」と鎖骨辺りを指さされ昨夜痕を付けられた事を思い出し顔を赤らめると「屈んだ時に見えたんだよ、たまたま」と笑われ言葉を無くす。)


253: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 15:42:58

(涼しい顔でこちらに向って来るところを見ると、段取り良く仕事が片付いているらしい。全く嫌味な奴め。課が違うために滅多にこちらまで来ることは無いため珍しいと思っていると、どうやらランチの誘いのようだった。本当ならそんな余裕は無いのだが今朝会ったのも何かの縁だと快諾することにした。昼食に出ると周りに告げ、佐伯と2人して事務所を後にする。大企業という訳では無いので社食なんて便利なものは無い。社員行きつけの定食屋に入ると、ランチタイムを少し過ぎたこの時間は客の数も疎らだった。ここは安くて美味いということで12:00には満席となってしまう人気の店だ。店内入口に掲げられた小さな黒板を見ると今日の日替わりは鯖の味噌煮らしく、考えるのも面倒になりそれを注文することにする。店員さんを呼び止めオーダーすると、目の前に座る男は唐揚げ定食を頼んでいた。昼にこいつから声を掛けられることなんてそうそう無い。テーブルに置かれた冷たい緑茶に口を付け一息入れるとこちらから会話を切り出した。「で、なんでメシ誘いに来たんだ」「最近、槇村まっすぐ帰るしさ。何かあるのかなぁって思って」こちらの反応を楽しそうに待つ相手に疲れがどっと出るのを感じながら、ここで取り繕っても納得しないだろうと観念し「別に何もないよ。家で待たせてる子が居るから。それだけ」そっけなく答えると、注文した味噌煮に箸をつけた)

254: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 16:18:42


何処見てんのさ、スケベ優一郎。
(赤い顔を何とか冷まそうと手で仰ぐ素振りをしながら睨む。そもそもそんな所を見ている方がおかしいと告げれば再びたまたまだと言われる。本当なのかどうなのか良く分からない奴だ。あんまり篤の事をペラペラ話さないと約束したんだ、約束は守らないと。「篤の事はもういいでしょ、普通に仲良くしてるよ。」とこれ以上彼の話をするなとばかりに話を終わらせようとすると不思議そうな顔をして「何時もなら自分から惚気けてくる癖に。」と揚げ足を取られたが、そこはスルーした。不思議に思うくらいでそこまで気にしていなさそうな様子にほっとし時計を見ると14時半に差し掛かっていた「僕、そろそろバイトの時間だから行くよ。」と席を立つと「俺は午後の講義もあるし、拓未達の所行くわ。」と彼も立ち上がる。「邪魔しないようにね、二人にまた明日って言っといて。」と注意と伝言を告げると大学を後にする。バイトは15時半から19時半まで、午後の講義がない時は大体この時間帯が多い。相変わらずの曇空を見上げてまだ降らない事にもう少し頑張ってと何故か応援しながらバイトしている図書館へと向かった。)


255: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 16:50:55

(家に待たせている子が居る。そう告げると余程驚いたのか、目の前の男は咥えていた唐揚げをぽとりと皿の上に落とした。そりゃそうだ。今までの彼女については佐伯には全て話していたので、同棲なんてしたことも無かったし家に入れることも稀だったことも良く知っている。ここに来て一緒に暮らしているなんて聞かされてさぞ驚いたことだろう。「という訳だから、コンパにも行かないよ」「マジか…。で、どんな子?今度紹介してよ」自分の話から余程興味を持ったのか、やたら食いついてくる。「しっかし…。来るもの拒まずだった癖に操立てちゃって。どうしたの急に」「別に。なんとなくだよ」急に照れ臭くなって言葉を濁す。以前は一人と付き合うだけでは満足出来ずに色々な女の子に手を出していたが、今は違う。大切な彼だけが居ればそれで十分なのだ。これ以上付き合っていると面倒臭いことこの上ないと判断し、先に食べ終わり店を出ようとすると「コンパの件は分かったから今度飲みに行こうぜ。話詳しく聞かせろよな」と声が掛る。振り向くのも面倒で後ろ手に手を振り店を去った。よし。仕事に戻るか。)

256: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 18:04:48


(バイト先は家の最寄駅から歩いて15分程の所にある。駅まで辿り着くとちょうどいいタイミングで来た家の方面に向かう電車に乗った。殆ど人の居ない時間帯で選び放題な程空いている席を見渡して一人掛けの席に座った。彼処でバイトを初めて3年くらいになる、初めこそ戸惑う所もあったが今となっては慣れて貸出の手続きをしながらお年寄りや子供と会話する事も出来るくらいだ。館長と司書、司書になりたての人達と仲良く出来ているし本が好きな自分としては凄く幸せだと思う。そうこうしていると直ぐに駅へ着き下りると改札を出てそのままバイト先へ直行する。家の近辺なため見慣れた道を歩いていると何処から現れたのか綺麗な白い毛の猫が着いて来ていたのに気付き立ち止まると、足元に擦り寄ってくる様にきゅんとしてしまいしゃがむと優しく撫でてやりにゃーなんて可愛らしい声を発されると口元が緩んでしまう。「何処から来たの?迷子?名前は?」答えられる筈がないが小さな子供に聞くように尋ねてみる。未だに擦り寄ってくる猫に「僕、これからバイトだから遊んであげられないんだよねぇ。」困ったなぁと呟けば猫は何処となくしょんぼりした様子で脇道へと去って行った。その様子を少し眺めるとよいしょ、と立ち上がり再びバイトまでの道を歩く。)


257: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 18:52:17

(事務所に帰ると、やりかけの仕事に手を付ける。デスクの上には「要折り返しTEL」のメモが山積みになっているので急用の物から片付けて行く。その中の1件が問題だった。下請け業者からの電話に掛け直すと、今日の作業に必要な資材が届いていないというでは無いか。資料を確認しても、確かに出荷されていることになっている。納期の迫っている現場なだけに1日でもロスしてしまうと致命傷になってしまう。メーカー、運送会社に問い合わせると、どうやら別の現場に配送されてしまっていることが分かった。ここで誰を責めても問題の解決にはならないと考え、自分が取りに行くことを決めて各方面に連絡を入れる。なんだって今日に限ってこんなことになるのか…。幸い今出れば間に合う時間だ。社用車の鍵を手に取り、ホワイトボードの行動表に書き込む。出掛ける準備をしていると隣の席のユキちゃんから慰めのつもりだろうか「ドンマイです」の言葉とともに一口包装のチョコレートを差し出された。たまには優しいところもあるのだ。ありがとうと返し事務所を飛び出した。車に乗り込みしばらく走ると、ぽつぽつと窓を雨粒が叩きだした。信号待ちの中、残業確定の事態に諦めの境地で左右に揺れるワイパーをぼんやり眺める)

258: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 19:26:32


(もう直ぐそこに図書館が見えた所でポツポツと腕や顔に冷たい物が落ちてきた。「わっ、降ってきた。」自分の願いは叶わずとうとう降り始めてしまったか…悔しい様な気持ちになりながら図書館の入口まで走る。屋根のある所まで来れば髪に着いた雫を手の平で払っていると図書館に訪れた小学校達に「こんにちはー!」と元気良く声を掛けられ振り向くと「はい、こんにちは。」と柔らかい笑みを浮かべて挨拶し返す。何時もは関係者の入口から入るのだが雨も降り始めたため公共の入口から入ると「真尋くん、濡れてるけど大丈夫?」と司書のおばさんに声を掛けられ「大丈夫です、とうとう降ってきたみたいですね。」と苦い笑みを向けて制服に着替えるため男子更衣室へと向かう。更衣室へ入るとそそくさと着替えを始める。少し湿っぽくなってしまった私服をハンガーに掛けロッカーに仕舞う。白いシャツと黒いズボン、名札を付けて更衣室を後にした。受け付けへと来れば先程は居なかった人の姿に声を掛ける。「こんにちは、木村さん。」「逢崎くん、今日はバイト入ってたんだね。」「はい、今日は最後まで居る日です。」「そっか、一緒だね。」彼女は1年程前に司書になったばかりだが、とても優しくて温和で一緒に居ると何だか落ち着く。なんというか近所のお姉さんって感じ。隣の椅子へ腰掛けると受け付けの準備を始める。)


259: 槇村 篤 [×]
2015-07-05 20:09:16

(なんとか荷物を引き取り現場へ向かう。通常なら怒鳴り声の一つでも飛んでくるところだが、今回の現場は馴染みの下請け会社だったので職人も現場監督も快く待っていてくれて、今日のうちに作業を終えることが出来た。お詫びに気持ちばかりの差し入れのドリンクを渡すと「設計さんも大変だ」と逆に労われてしまった。大手ならこんなこと設計の仕事では無いのだが、残念ながらうちのような中小はなんでも自分でしなくてはならない。初めのうちは何でこんなことをしなくてはならないのだと思ったこともあったが、こうやって現場に出るようになると勉強になることも沢山あり、今ではそんなに苦では無くなった。一通りの段取りを確認を終えて礼を告げると、再び車に乗り込んで会社への帰路を辿るが、夕方という時間もあり案の定渋滞に巻き込まれてしまう。漸く着いた頃には18:00をとうに過ぎており、自分が居ない間に仕事が片付いている訳も無く山積みの書類という現実が待っていた。はぁ…。ため息しか出ない。仕方ないと思いながら一つ一つ片付けていると、涼しそうな顔で「お前、まだやってんの?早く帰ってやれよ~」と自分に声を掛けながら退社する佐伯を恨めしそうに見やる。気分転換でもするか…。一旦デスクを離れて、唯一の避難所である喫煙所へと向かった。タバコに火をつけ煙を吸い込むと幾らか気分が晴れたような気になる。外は段々雨脚が早くなり、傘を持って行かなかった彼のことが心配になった「TO:逢崎 真尋 SUB:RE 結構降ってるから気を付けて帰るように。こっちはもう少し掛かりそう」メッセージを打ち込んで送信ボタンを押す)

260: 逢崎 真尋 [×]
2015-07-05 20:39:28

(今日も沢山の本が貸出され返却された。料理の本を借りていくお年寄りの人とは意気投合し少し話し込んでしまったが、子供達には"真尋お兄ちゃん"と慕われ沢山本を読むんだぞと仕込んでおいた。外も暗くなり始め時計を見ると18時半、そろそろ本の整理をして閉館の準備をし始める頃だ。受け付けを木村さんに任せ自分は本棚の整理へと席を立つ。斜めに置かれた本を直し、読むためのスペースにある椅子を整頓しブラインドを下げる。一通り見回りを済ませると19時を少し回っていた。公共の出入り口に閉館の看板を立てると必要以外の電気は消し、受け付け周りの整理をする。すると彼女から「今日もお疲れ様。」と声を労いの言葉を掛けられ頭を数回撫でられた。彼女は自分の事を弟の様に思ってくれている事を知っているので特に驚きはしない。それより自分は4時間程度だが彼女は正社員なため8時間働いていて明らかに彼女の方が疲れているに違いないのにと思えば「何言ってるんですが、木村さんの方がお疲れでしょ?さ、早く帰りましょう。」と自分の手元も整理し終えると館内の最後の電気を消そうとスイッチに手を添え彼女に更衣室へ行こうと促す。「そうだね。」と立ち上がり彼女が此方に来れば電気を消し更衣室へと向かう男女向かい合わせになっていて扉の前で挨拶を済ませた。最後の戸締りは正社員である彼女の役目、男子更衣室へ入り自分のロッカーを開ける。湿っていた服も何とか大丈夫そうだと着替える。一足先に関係者の出入り口で彼女を待ち二人揃って戸締りの確認をして終了だ。「真尋くん、傘は?」と雨足の強くなった空を眺め尋ねられると「ここの、一つ借りて帰ります。」とちゃっかり片手に傘を持って来ていた。「そっか、よかった。それじゃあね。」と片手を振り合い別れた。さて、今からスーパーに買い物に行かなくちゃ。)


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