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【暗殺教室/BL】カルマ小説置き場/309


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172: 前カルlove [×]
2017-02-17 22:44:09


____迂闊だった。
今は、浅野と壁に挟まれている状態。
所謂壁ドンだ。

浅野の部屋に入り壁に寄り掛かって座ると、浅野が真っ直ぐ俺に向かってきて、俺を自身の両腕で逃げられないようにした。

『…どういうつもり?』
「見たまんまだが?」

浅野は妖しい笑みを浮かべている。

…やられた。
やはりついてこない方が懸命だったのだ。

浅野の顔が近付いてきた。
息のかかる至近距離で、浅野は言う。
「君を弱点を探す」
と。

精神的な弱点か。
肉体的な弱点か。
もしくは____。

唇に柔らかい感触。
突然のことに驚き少し開いた口に、舌をねじこまれる。

『んん…………ッ、』

幸いにも、腕は拘束されていない。
両手に力を込め、相手を押し返す。

しかしその勢いを利用してか、浅野はその手を避け、倒れた俺を床と自身で挟んだ。
ついでに腕も拘束されている。

…しまった。
もう反抗は出来ない。

『ふ、ぁ…………ッんん……』

流石に息苦しくなってきて、離してくれるよう必死に相手の名前を呼ぶ。

『ん、ふ………ッ、ぁ…、さの……。
はな、し………、』

意外にも素直に離してくれる相手。
浅野と俺の唇が、銀色の糸で繋がれる。

視界は涙で霞んで、息も荒くなっている。

「……ふ、可愛いな」

いつもなら簡単なはずの返事さえ、まともに出来ない。
熱をもった頬を、涙が伝っていく。

不意に、首筋を舐められた。

『ひぅ……ッ』
自分のものとは信じられないくらいの高い声。
それが恥ずかしくて、さらに顔に熱が集まる。

逃げようとする。
残りの力を振り絞って。

しかしいとも簡単に引き戻され、耳を甘噛みされた。

『ひぁあッ!』
耳に甘い痺れ。
声が抑えられない。

「弱点は耳…、か」

首筋よりも耳の方が痺れが強い。

耳を舐められる。
と同時に押し寄せる何か。

『や、ぅ……んッ』

「………ッは……」
浅野の息が耳に掛かり、さらに快感が押し寄せる。

……え? 快 感 ?

『……も…、やだぁ……』



【ここで切りますね!また明日!】

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