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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
281:
大倶利伽羅 [×]
2015-11-22 13:58:15
(本当のことを口にしたまでと言っているだろう。
…たちが悪い。否、少なくともお前の唇から出る言の葉ばかりは悪くないと思える。
たとえそれが分かっていて口にしたものでも、俺は一々と一喜一憂をするんだろう。
お前も後ろも炬燵の中にいれば分かる。こればかりは説明のしようもない。
らしくもないが、日々に余裕がない時。…無性にお前が恋しくなる。
文を綴っては消し、綴っては消し。莫迦みたいだろう。
…花見も、したいものだな。
そして待たせた、誤字脱字等あれば見逃せ。
炬燵で眠ることはもう極力しない、風邪ならとっくに引いたからな。)
282:
鶴丸国永 [×]
2015-11-25 17:52:12
(灰藍の空に控え目に煌めく星と浮かぶ盈月が地上を弱く照らす。溜息の混じる素気無い返答を追求する言葉も喉許で閊え、背に触れていた掌は情けなく緩慢と下りて離れ。 「そう、か。…分かった。すまない。」 装いを相手と揃えるべく身勝手に為した決断が誤りであった事は明確で、普段は唐紅の腰布が揺蕩う下半身に視線を落とし俯きがちに誤魔化すようなぎこちない笑みを浮かべて持ち堪える。視界の端に映る自らの紛いの竜の柄が途端に疎ましく感じ、密やかに背後に回して互いに見えぬように隠し。玄関を出ると我先に縁日の賑わいの元へ駆けて行く短刀や脇差、一部の打刀等の土を擦る音やじゃれあいの声が何とも微笑ましい。薄ら宵の中、催しの場まで誘うが如く等間隔に並んだ紅い提灯の朧な灯りが妖し気にも映り、夜戦向きでない故に夜の帳が下りた後の外出は稀な物で高揚に気も漫ろで。捕まえた竜の尾から少しばかり早い脈動が伝わり、交わった琥珀の眸が喜色と戸惑いに揺らぐ。手を振り払う事も無く沈黙が漂うと其れなりに不安も募るもので、頭部を横に傾けるよう殆ど表情の変わらぬ精悍な面を覗き込み反応を窺い。次いで同様に手首に細い指が絡んだかと思うと指の自由を奪うような一方的な繋ぎ方に変容する其れに、逸れない為という意図を理解していても猶胸中は甘く痛み、唯の戦道具の身に許されぬ愛おしさと恋慕の情は満ちてゆくばかり。その手を彼の手中で捩るように左右に動かし解かせると、指同士が噛み合うように繋ぎなおし、手の甲の角ばった骨を中指の腹で撫ぜ。先を歩む相手を追い抜かすよう手を引き駆け出しては、道を挟むように並ぶ露店の通りに差し掛かると歩調を緩め、活気溢れる声や鼻腔擽る香りに嬉々と周囲を見回して。) 分かっているさ。―…こりゃあ凄いな。夜だと言う事を忘れてしまいそうだ!なあ、まだその花火まで時間があるんだろう?何か食べようぜ。
283:
鶴丸国永 [×]
2015-11-25 17:59:42
(だからそれが狡いんだ。…君が嘘を吐かないのはよく分かっているさ。
君は本当に素直で愛らしい奴だなあ。だが、虚言を吐く心算はないから、安心してくれ。
そりゃあ人なら誰しも分かるだろうが、うちのは専ら毛布がお気に入りらしい。
……なんだ、君もかい?っはは、似た者同士か。驚いたぜ。
文字を綴って、満足いかないから消して、紙を丸め捨てて新しい便箋をとる。
そんな事ばかり繰り返しているんだ。…嗚呼もう、本当に君は…――。
花見はこの長い冬を終えたらだな。皆でわいわいとするのも良いが、君と静かに見たい。
全く、君達は。…近頃は冷えるんだ。風邪なんて何度引くか分からんだろう。
炬燵に入る前に褥に入って暖かくしてくれ。…それじゃあ。)
284:
大倶利伽羅 [×]
2015-11-28 05:49:59
(夕と宵の危うい境界線を遠巻きの鴉が線を縫うようには群れをなして飛び立って行く光景はより不気味な心地にさせ、宵の静けさが此れから訪れる合図に少しばかり耳を傾け。自分より後方を歩く彼の姿は当然のことながら見えず、あるのはほのかな自惚れとそれを助長させる胸の高鳴りだけ。其の彼が見せる飾ったような笑顔は何処か違和感を覚えるものの先程の発言も相俟って言及は苦しいながらも敢えてせずに。はしゃぐ短刀たちを先頭に、その後ろで太刀や打刀らが一つ一つ団体を作って移動する中でまるで自分と彼だけの世界を見ているかのような心地は更なる確かな恋慕をまた一つこの胸に呼び寄せられ。彼は太刀であるが故に夜目もあまり効かないことを自分なりの気遣いとして引率しようとした所でぎこちない手の繋ぎ方が忽ちほつれた糸と糸を強固に繋げるような握り方に変わると驚愕の色を隠せず、そのうえ甲をやんわりと擦る指つきは堪らなく込み上げてくる感情が溢れるままに此方からも彼と深い繋がり方となった手と手を確りと握り締めた途端に引っ張られていく腕の先。その先を見遣ると神々しいと言わんばかりな宵の中でも一際強く輝いて見える今や一匹の竜を纏いし彼の姿によってか、それとも彼の後方にある眩しいばかりな提灯の輝きによってか目を微かに眇めつつ歩調は緩んでもなお今にも走り出しそうな姿と好奇心旺盛な声を引き止めるように思わず腕の力を自分側に寄せながら立派な鳥居を潜った先に見える幾つものの屋台に物珍しいと言わんばかりな視線を向け。)国永。…分かったから、そう先に行くな。何を食べるかは、お前が決めればいい。
285:
大倶利伽羅 [×]
2015-11-28 06:04:15
(そう言われなくても、お前がそう嘘をつくような刀には見えない。
それこそ、俺は狡いとも思う。――結局は、お互いさまだ。
毛布。嗚呼…俺のところも、朝になれば出られないくらいにはくるまっている。
好い加減出なくてはならないのも分かっているくせに、中々出られなくて困っているらしい。…本当にどうでもいいな。
煩い。―…其の白紙なる便箋に込める想いは、ただ一つだけだ。
花見は結構だ、だが俺は奴らと馴れ合うつもりはない。…お前となら、それでいい。
後ろもさすがにそれから風邪には気をつけているらしい。
此れから師走の時期だ、より冷え込む。お前らも気をつけろ。
…それじゃあ。)
286:
鶴丸国永 [×]
2015-12-01 11:55:57
(夏の逢魔時の刻限、土の地面から立ち込める陽光の余韻と其れを冷やすような微温い夜風、そして縁日への道標となっている朧な朱の提灯が妖しさを助長させており。其れを意にも介さず無邪気に駆けて人混みに紛れてゆく短刀達を後目に、神社の鳥居をくぐった先の石畳の通りを挟むようにして立ち並ぶ活気溢れる露店を雀躍とした心中にて眺め。相手の気遣いなど露知らず、旺盛な好奇心ばかりが先走り双眸に映る馴染みの無い程良い喧騒に無意識の内に表情緩み、面妖な火薬の花を押し退ける勢いで空腹を唆る馥郁たる香りに些か眦を垂らし。然し無意識に逸る歩調を抑止するが如く、後方に引き寄せるような力に因って人の波を掻き分けるようにして強引に進行しようとした恣意も僅かながらに弱まり。加えて其れが手を繋いでいるという現状を実感するには十分すぎる程、徐に込み上げてくる緊張と蒸すような熱気により掌や首許に薄く滲み始める汗に気恥ずかしさは増し、自然を装いながら自ら深く絡めた指を緩めて掌の間に空間を作る。此方の意見を優先するような言の葉に周囲に目線を流すと、視界に留まった若鳥の唐揚げの屋台へと相手の手を引き歩を進め。数人の列の最後尾に立ち、額に浮かんだ汗を手首の甲で拭った後に、審神者から預かったがま口の小振りの財布を懐から取り出しながら、不意に脳裡を過るのは先程己に呼び掛けたものが銘であった事で。揚げ物の火とは別の熱さが頬の高い位置に張り付くのを感じながら、視線を合わせる事も出来ず所持金を確認するように財布の口を開いて。) あ、嗚呼。つい、目新しいものばかりで楽しくてなあ。…取り敢えず唐揚げにしようと思うんだが、俺ばかり好きなものを買ったんじゃあ、君は楽しめないだろう。何か食べたいものはないのかい?次はそこに並ぼう。
287:
鶴丸国永 [×]
2015-12-01 12:07:01
(俺は随分と信頼されているんだな。ありがとう。
君のところもか!俺の後ろも時間ぎりぎりまで褥に籠城しているんだ。
困ったもんだわな。…とは言っても、俺も最近は寒くて布団に丸まっているんだが。
へえ、奇遇だな。俺もいつも、同じ事を想いながら文字を綴っているぜ。
そうかい、それじゃあ皆に内緒で花見もしよう。桜餅でもずんだでも食べながら、な。
気を付けるのが遅すぎるんじゃないか?…兎に角、大切な身体なんだから自愛してくれ。
今日から師走だな。君と出逢ったのが春だから、これで全ての季節を共に過ごす事になる。
そう思うと嬉しくて堪らない。…嗚呼、筆を置き時を見失った。今日はこの辺で。またな。)
288:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-03 05:20:25
(夏の暁を思わせる空、時折新緑を優しく揺らす風は何処か物寂しさを思わせる。そんな中、神社の境内の中に足を一つ一つ踏み入れると目の前に広がるのは何処も彼処も人々の姿であふれかえっていて賑やかなようす。自分と彼の手が繋がれていることも目に留まらないのか談笑を続けながら人々は通り過ぎて行き、遠くで和太鼓を叩く音も耳にしながら活気が良く、それでいて行き交う人らの幸せそうな顔を後目にさまざま種類が違う露店に視線を彷徨わせるほどに祭りと言ったものに興味を惹かれ。彼方此方から香る、空腹をそそるような香りに気をとられつつも今にも走り出して駆けそうな彼をこの繋がれている竜と糸一つできちんと此処に繋ぎ止めるようにすることを忘れずに。そうしていると彼の手の引かれるがままに足をゆったりと歩いては目に飛び込んでくる‟からあげ”と言う大きな文字で書かれている屋台、それなりに混雑している人混みをかき分けて最後尾に辿りつく前に見えた、ふわふわとしていて見るからに甘そうな綿菓子に視線が行くともなくそれを今繋がれている先にいる彼と思わず重ねて見てしまってから気になりだすも順調に列が動く中まともに、ましてや想いを密かに寄せている彼の顔を見ることも出来ずに。自然と繋ぐ力が弱まり、それに気づいて自分も無意識のうちにしっかりと握り締めていた手の力も弱めつつ彼の挙動不審な発言は周りの喧噪にかき消されてか気づけず、次に此方の要望を問う彼の唇に少しばかり悩むように視線を下に落としつつたっぷりと沈黙を守るも意を決したように口許からようやっと名を告げながら二軒挟んだ隣側にあることを指先で示して見せて。)……、…わたあめ。…あそこにあるだろう。
289:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-03 05:32:09
(…信頼してなければこんなに想いを寄せていない。
気持ちは分からなくもないが、俺にとってはどうでもいいな。
いつまでも褥に籠城していても起こさないからな。
俺は今ほど春が待ち遠しいと思ったことはないだろう。
きちんと自愛はしている、心配には及ばない。
俺に言ってばかりだが、そう言うお前も気温の変動には気をつけろ。
春夏秋冬、これでお前と過ごしたことになるのか。…春が懐かしい。
共にすべての季節を感じられたこと、とても嬉しく思う。
お前とまた春を相見えることが出来るまで、あと少しだ。
…それじゃあ、また。)
290:
鶴丸国永 [×]
2015-12-06 03:00:11
(清涼感とは程遠い熱を帯びた夜風と真昼と大差ない体感温度に、風通し良い薄手の浴衣にも関わらず薄く浮かぶ汗の粒。手扇で申し訳程度の微風を送りながら人混みの中を歩み。男同士が手を繋ぐ事が一般的で無い事は知識として理解しているものの、活気溢れる祭事の熱気と心身の高揚に因り微温湯が揺蕩うような浮足立った思考に因り自覚に至らず。老若男女様々な声に紛れる事なく道中と比較すると明らかに大きくなった祭囃子の音を聞きながら、指の関節が組み合ったような危い繋ぎ方のまま歩を進めて。見本として置かれた大中小の器に入った揚げ物を眺めて思案を巡らせるも、遠慮するような間柄とは遠い互いの関係性故に悩まし気に押し黙るような沈黙には怪訝そうに首を傾げ言の葉を待ち。逡巡の名残をのせた蜜色の食指を辿った先に見えるは"わたがし"と記載された露店と、綿を模した真白い砂糖菓子を持つ表情を綻ばせた童。精悍且つ大人びた見目に相対する可愛らしい要求に愛おしさが込み上げ、胸を柔く締め付ける甘い感情に言葉を詰まらせ喉許まで上り来る科白を飲み込み。) っ、――はは、随分と愛らしいものが好きなんだな?彼方にも列が出来ているし、俺は唐揚げを買って君のほうに行くから君は先に並んでいるといい。 (平然を装うにも限度がある為、一度熱に浮かされたような思考を落ち着けるべく繋いだ相手の褐色の指を解放し。一人品を受け取り揚々と去っていく様子を一瞥し、次の次となった順番に気付くと寸刻のみ目線を交えては該当の露店を顎で指し示し。)
291:
鶴丸国永 [×]
2015-12-06 03:07:28
(流石は伊達の刀だ。君は寒さに強いんだなあ。
…おいおい、内番や出陣に遅刻すれば長谷部にどやされるんだ。頼むぜ。
嬉しい事を言ってくれる。雪も降っていない内から言うのもなんだが、雪解けが楽しみだな。
嗚呼、病に臥すような事にはならないようにするさ。
君が居るとどの季節も色鮮やかに映って好い。
最初のやりとりを見返して初々しい気持ちになったのは秘密だ。
それじゃあ、またな。)
292:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-10 00:15:22
(強いわけじゃない、お前がそう言った環境に弱いんじゃないのか。
長谷部の奴にどやされるのは自業自得だろう。…はあ、今回だけだ。
嗚呼、…雪解けはいつ頃だろうか。
俺は凍てつく雪のようなお前の色に、少しでも鮮やかに景色を染めることが出来ればそれでいい。
此れから時期的に任務に追われることとなる。
返書も綴ってはいるが、少し遅れがちになる。すまない。
それじゃあ。)
293:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-11 01:25:18
(熱気を孕む夏季の気圧、刻一刻と宵を刻む時の中で感ずる肌に浮かぶ暑さ故の微かな結露。彼の方に見える芽吹く桜を思わせる飾り、少しでも動く度に揺れるそれはまさに夏季だと言うのに其処ばかりは麗らかな暖かい春の中で自在に舞う花弁のような感を抱く。手を団扇に見立ててさほど感じられない風を送り込む姿は静かなものを思わせ、それによって微かにばらついて浮かぶ繊維のようにか細く白い髪を揺らす彼の所作は行き交う人々も流石に振り返っては噂を立てる。その中でもう一度彼に視線を向けると、そのようなことは知ったことではないと言わんばかりに目の前の食べ物で夢中な姿を一番近くで見られると言う何気ない優越感が心の底から突然水でも湧いて出たかのように醜い心持ちで占められ。その気持ちを振り払うよう、"わたがし"に視線を流してみると其処には幼い童ばかりが手にする甘そうな砂糖菓子。其れを彼によってからかわれてしまったような物言いは思わず眉根を寄せて不貞腐れた時と同じ心境となり。)――煩い、俺はもう行く。(繋がれた手元がふと弱まって離れ行く温もり、その名残惜しさを手のひらに感ずるもののもう一度手を伸ばしてしまいそうになる指を手のひらに向かって強く握り締めて抑え。夏の暑さばかりでなく、一つの感情から来る熱も暫く治まりそうにない。寸刻で交わされた視線、その唇が愉快そうに撓るとそれすらも甘やかな痛みを乗せた愛おしさで胸元を締め付けられ。持て余してばかりの感情に流されぬように列から逃げるように外れ、二軒先に見える"わたがし"と名が連ねられた屋台に伸びる列の最後尾へと足を進め。)
294:
鶴丸国永 [×]
2015-12-15 21:27:44
(俺は鶴だから寒さに強い筈なんだが、朝晩の冷え込みには敵わないらしい。
有難う。…何だかんだ言って君は優しいからな。頼りにしているぜ。
あっはは、俺も君も気が早すぎやしないかい?慌てなくても言葉を交わしていればすぐさ。
…鶴らしく、か?これ以上は控えてくれ。心臓がもたない。
師が走るとはよく言ったものだが、出陣や遠征と今や鶴が走っているぜ。
返書が遅れてすまない。明日か明後日にはしたためる。
――…嗚呼、最後に一つ。俺が卑怯とは何の事だ?…それじゃあ、また。)
295:
鶴丸国永 [×]
2015-12-17 16:29:42
(甚暑の宵、暑気払いとも言える祭祀に集まる人間とその内に紛れる刀の付喪。同時刻に本丸から出た他の刀達は既に遠くに見ゆる櫓に行ってしまったのだろうか、将又人混みに紛れたのか完全に姿を見失い。指先のか細い力で繋がった彼との関係や己達の正体を知る者は附近に居らず、それが群衆を掻き分け歩んでいるにも関わらず二人きりに隔離された空間であるような不可思議な感覚を齎し、胸中に満ちる水面に波紋を描く。精悍か顔立ちと薄手の和装を身に纏った竜姿に視線が集まる事も、日本国に住まう人間には異質めいた髪色に好奇の眼差しが注がれる事も薄々予測付いていた為に動じる事は無く。然しながら、傍らを歩む伊達男へと向かう恍惚を秘めた眼差しや、数多の女人を魅了しておきながら涼し気なかんばせを崩す事無く、見目と不釣り合いとも言える愛らしい甘味を求む相手を相伴している事実に優越感を抱き。) まあそう怒るな。後で俺にも一口分けてくれ。 (隻手を軽く揺らしながら仄かな揶揄を含めた笑声と共に見送りの言葉を添え。ほんの僅かな距離にも関わらず離れて列に並び立つまで相手を視線で流し見、掌を見下ろし自らとは異なる熱と刀を握る確りとした皮膚の感触の余韻を閉じ込めるように緩く握り締め表情を緩める。快濶とした声で語り掛けてくる露店の男に大中小の中の分量の品を注文し金銭と交換して。財布を懐に戻すと紙製の楕円容器に入った唐揚げの食欲を唆る芳ばしい香りに眦を緩めながら相手の居る屋台の方へと向かい。)
296:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-19 08:19:26
(それならば殊更暖かくしていろ。お前は目が離せないからな。
頼りにしてくれても困る、次はちゃんと自分で起きろ。
…今は、此の冬を楽しめばいんだろう。
その心臓がもたなければ、どうなる。
俺の方もそれくらいだ、すまない。
あれは、…お前が目の前で言ってくれるのであれば。
この身も全てくれてやるのに、と思った。どうでもいい戯言は聞き流してくれて構わない。
それじゃあ、お前も風邪には気をつけろ。)
297:
鶴丸国永 [×]
2015-12-19 18:05:52
(自己管理くらいは確りするさ。
なんだなんだ、つれないな。君も朝は弱いのかい?
嗚呼。…夏を終えたら、秋を飛ばして冬でも良いと思ってる。また考えておいてくれ。
さあ、…止まってしまうかもしれない。
謝罪は要らないだろう。御互い様だ。再三言っているがゆっくりで良い。
―—…。はあ、俺の負けだ。…というより、如何して俺だと気付いたんだ?
鶴のつの字も明かしていないのに…驚いた。)
298:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-20 07:04:49
(そう言って前に体調を崩したことがあっただろう。
うるさい。…朝はたまに寝坊助になる程度だ。
分かった、考えておく。
そう言ってくれると助かる、すまない。
此れからも、こうしてゆっくりやりとりが出来たら良いと思っている。
さあな、俺も良く分からない。
若しかしたら人違い…否、刀違いだとも思ったが…どうにも頭がお前だと言っていた。
これには俺も少し、驚いた。気持ちに駆られるままに文字を綴った、ただそれだけだ。
描写つきのものは少し待っていてくれ。)
299:
鶴丸国永 [×]
2015-12-21 14:02:56
(そんなの君だってそうじゃないか。御相子だ。
…寝坊助か。君こそ寝過ごしてしまいそうだなあ?
謝らなくて良いと言ったそばから…。
まあ、律儀なのも君らしい、か。
ああもう、本当に…。伏せた意味がないじゃないか。
でも、…文の内容はあれだが、気付いてくれて嬉しかった。
君の戯言とやらは大事に預かっておくぜ。
嗚呼。ゆっくりでいいさ。気楽に綴ってくれ。)
300:
大倶利伽羅 [×]
2015-12-24 02:11:44
(噎せ返る程の熱気が立ち込める夏の宵、既に頭上には微かながらも星が煌いて顔を出している頃だろう。先刻握り締めていた手元の熱も忘れられぬまま、そのけぶる熱を悟らせないよう彼の言葉を預かって逃げるような形で列から離れた先に見える目的の屋台。人混みの多くが浴衣を身に纏って小洒落た装飾をし、自分を魅せている者ばかりが視界の中に映り込むも頭の中に思い浮かべるは架空ながらも竜を腕に絡ませている彼ただ一振り。先ほど離れたばかりだと言うのに恋しくなる手の温もり、指も絡めた深い繋がりはそう簡単に色褪せることもなく。そんな物思いに耽りながらも行き交う人々の合間をなんとか縫って移動していると時折不意に肩が触れ合ってしまって「すまない。」と一言だけ告げ、立ち止まれないままようやく長い待機列の最後尾に並ぶことが叶い。少々大人も見受けられる童ばかりな列の中に混じって待つこと数刻、ようやく自分の番が回って来ると先ずは懐から紐つきの財布を取り出して其処から金銭を払って会計を済ませ。眼前の男が綿菓子を掻き混ぜるように作り始め、しばらくすると雪のように重なっては積もりだすさまを眺めている間に完成となったようで名前の通りの砂糖菓子を手渡されるままに受け取って次の人のために列を外れ。手にしたものは初めて見るものの何処となく想う彼に似ていることから自然と唇が微かに緩み、口許をうすらと開けて一口食べようとした所で此方までやって来たらしい遠目でも目立つ白銀の髪と見紛うはずのない浴衣の柄。不意に顔を上げた前方に見える姿、手には楕円状の皿の中に唐揚げが見える辺り先刻ほどに購入したものだろうと思わせる食べ物、行き交う中で彼だけを目にしつつ目の前まで来ると肩を並べて隣合い。「ほら、一口食べるんだろう。」手に持つ柔らかなものを思わせる綿を彼の方へと傾け、喧噪の中に混じらないように声を彼だけが耳に届くよう潜ませながら呟いて。)
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