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アニメ・マンガ・ドラマ・小説・特撮ドラマなどの名言&名文を伝える/310


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自分のトピックを作る
141: 土佐人 [×]
2015-01-01 08:04:36

ゲッター線の研究をつづけることによってか

そうだ俺達がやるんだ。たとえどのような未来がまちうけようと俺達は進むしかない!!

俺達はこのエネルギーによって生かされ…生きてたんだ…

ふざけるな
俺はこんなものに生かされてるとは思わねぇ

俺は俺の力で生きてる
俺の力で未来をつくる!!

ゲッター線が人類の進化をうながしたとしたら運命にはさからえぬ

運命か…

だれかがいってたぜ
運命にしたがうも運命なら
運命に逆らうも運命だってね!!

ふふ お前らしいな

お前と俺は根本の所でちがうのさ
だから面白い…

漫画『真ゲッターロボ』破滅への序曲 流竜馬 神隼人 より

142: 土佐人 [×]
2015-01-04 07:55:07

----結局、誰一人俺の説明なんか聞いてなかったわけか。俺が手術で大失敗したって、誰も気にも留めない。俺が外科医を辞めようが辞めまいが、大したことではない。天下の一大事と思っていたのは自分だけ。
世良は呟く。
-----そうか、そういうことなのか。
世良は大きく伸びをする。
どいつもこいつも勝手なレポートを書きやがって。こうなったら俺は、とことん外科医を極めてやる。この世界で大暴れしてやる。

海堂尊『ブラックペアン1988』6章 クラッシャー 本文 より

143: 土佐人 [×]
2015-01-04 15:47:39

そのことばを右京が聞きとがめた。いきなり語気を荒くして薫に迫る。
「無駄骨とはなんです。刑事の仕事は、きみが望んでいるように凶悪犯を捕まえることではありませんよ」
「え?」
「犯人を捕まえるだけなら、一般市民にだってできる。市民にも逮捕権がありますからね。しかし、彼らには捜査権はない。あれこれ調べ回る権利はありません。捜査権を持っているのは、警察官と検察官だけです。つまり、われわれの仕事は、無駄だと思える捜査をこつこつやること、無理だと思える調査に身を削ることです」
「すみません……」
「きみは心得違いもはなはだしいですね」
右京はいつも正論を吐くが、今回の正論には打ちのめされた。薫はうなだれるしかなかった。

ドラマ『相棒 警視庁ふたりだけの特命係』第二話「華麗なる殺人鬼」小説 杉下右京 亀山薫 より

144: 土佐人 [×]
2015-01-05 09:31:28

「右京さん、どうする気ですか?」
「どうするとは?」
右京の目には力がこもっている。獲物を追いつめる肉食獣のような鋭い目だ。薫は上司が怖くなってきた。
「こんなことあぶり出して、どうするんですか?」
「明日、滝沢署に行きます」
右京の答えには迷いがない。どうしてここまで強くなれるのか。薫には理解できなかった。
「怖くないんですか?」
上司の次の答えには、ほんのわずかな動揺が感じられた。
「怖いですよ。こんなことが積み重なって、警察が信じてもらえなくなるのが……怖いです」

ドラマ 相棒 第三話「亀山薫の憂鬱な日々」小説 本文 杉下右京 亀山薫 より

145: 土佐人 [×]
2015-01-05 10:29:26

「どうしました。行きますよ」
右京の声が無情に響く。薫はまだ身動きできないでいた。
「時に正義というのは残酷です。ですから、覚悟が必要なんです。これから行く末廣亭でも、どんな残酷な現実が出てくるかわかりません。覚悟がないなら、降りていただいても結構です」
右京が警察車両の方へ身体を向けた。薫は黙ったままそれに従った。

ドラマ『相棒』第三話「亀山薫の憂鬱な日々」小説 杉下右京 より

146: 土佐人 [×]
2015-01-05 12:34:40

『ウケると、パァッ!とウケる(笑)。
ウケないと、……自分の責任』

NHK『達人×達人』「春風亭昇大×山崎貢」春風亭昇大 より

147: 土佐人 [×]
2015-01-06 15:57:53

「われわれは特命係になにも期待していない。それだけだ」
言いたいことだけを言うと、刑事部の大御所ふたりは足早に去っていった。
後姿を見送りながら、薫が囁いた。
「右京さん、でもちょっと残念でしたね、警視総監賞」
「そんなものいりませんよ。それよりもきみはいつからぼくのことをファーストネームで呼ぶようになったのですか?」
「あ、すみません。つい、同志のように感じて」
「そうですか。同志、ですか……」右京が嬉しそうに微笑んだ。「あ、そうそう、そのマッチの塔の建築、ぼくも手伝いましょう」
右京が照れを隠すように慌てて付け加えたのが、薫には愉快だった。

ドラマ『相棒〜警視庁ふたりだけの特命係』第ニ話「華麗なる殺人鬼」本文 杉下右京 亀山薫 より

148: 土佐人 [×]
2015-01-07 09:48:23

ふたりが一階に下りると、佐古が待っていた。憑き物が落ちたような清々しい顔をしている。
「先日は暴言を吐いてすみませんでした」ふたりの刑事に向かって頭を下げ、「署長と副署長が処分されたと聞きました。あなた方が?」
「まさか」と、右京が笑う。
「今回のこと、赤井さんのご遺族にすべて話そうと思います。これから奥さんに会いに行くつもりです」
「彼女を苦しめることになるかもしれませんよ」
「わかってます。それでま頭を下げようと思います」
「許してくれないかもしれませんよ」
「でも、決めましたから」佐古の目には決意が宿っていた。「誰に命令されたのではなく、自分で決めましたから」
一礼して立ち去る元巡査部長の背中が、薫には大きく見えた。見送りながら薫が隣の相棒に訊く。
「結局俺たち、トカゲの尻尾を切っただけだったんですね」
「そうかもしれません。特命係はますます居づらくなるでしょうねぇ。我々も警視庁の中ではトカゲの尻尾ですから」
「そうですね。でも、切られたらまたすぐに生えてくればいいんですよね!」
薫が力強く言うと、右京は嬉しそうににっこり笑った。

ドラマ『相棒』第三話「」亀山薫の憂鬱な日々」本文 杉下右京 亀山薫 より

149: 土佐人 [×]
2015-01-10 09:35:34

取調室で萩原はすべてを自供した。
十五年前にも、疑惑を上層部に伝えたこと。富士見署でのポストを用意する代わりに、疑惑については忘れろと命じられたこと。出世と引き換えに、疑惑を封じこめたこと。心の重荷を分散させたくなって、蘭子の母親に手紙を書いたこと。そして、がんが今回の犯行を決意させたこと。
右京が最後に質問した。
「あなたは確かに今夜、北条氏を殺すつもりでしたか?あるいは、真相を知るために脅しただけとも言える。そのあたりがまだ判然としません」
「もちろん殺そうと思っていましたよ」萩原は迷わずにそう言ったあと、少しばかり躊躇した。「でもね、杉下さん、あなたの前では人殺しはできない」
「ありがとう」
右京が萩原の目を見て、つぶやいた。

ドラマ『相棒』第九話「特命係、最後の事件」小説 本文 より

150: ひろと [×]
2015-01-10 18:02:05

宇宙刑事ギャバンより

レーザーZビーム!

151: 土佐人 [×]
2015-01-11 09:18:45

「でしょうね」味を確かめるように、右京はさらにひと口飲んで、「しかし、カクテルにそんなドラマがあったとは……」
「カクテルはみんなそうですよ。どのカクテルにもドラマがあり、思い出があります。お客さまは自分の思いを話し、私はそれを形にする。だから、カクテルはバーテンダーだけのものではないんですよ」
三好がしみじみと語った。
「なるほど。それでお店の名前が(リメンバランス)なんですね。同じ“思い出”という意味でも、“リメンバランス”は“メモリー”ではない。単なる記憶ではなく“記念”ということですか」
「ええ。カクテル一杯一杯が小さな記念品。そんな意味を込めてみました」
よき理解者を得た店長が嬉しそうに語った。

ドラマ『相棒』第五話「殺しのカクテル」小説 本文 杉下右京 三好倫太郎(店長)より

152: 土佐人 [×]
2015-01-11 15:14:54

麻酔医の声を聞き流し、患者の体内をまさぐりながら続けながら佐伯教授は続ける。
「ブラックペアンは私自身への戒めだ。今日、ここまでこれたのは、このペアンが心の支えであったからだ。そして、ブラックペアンを使う時が来たら、それは私が外科医を辞める時だ、と覚悟していた」
器械台の上で、ブラックペアンが鈍い輝きを放つ。

(略)

佐伯教授の目が柔らかく渡海の身体を包み込む。佐伯教授は淡々と続ける。
「お前を教室に引き受けたのは、そうした経緯からだ。だがだからといってお前を特別扱いしたわけではない。お前は計り知れない外科の天分を持ち合わせていた。私は、見守るだけでよかった。私はむしろ、技術の継承以外の部分で、お前に芳しくない影響を残しただけのような気がする。それが残念だ」
渡海の眼をまっすぐに見つめ、呟く。
「お前を外科の正道に導けなかった。それが残念だ」

(略)

佐伯教授が、言い放ち、高階と渡海を押し退ける。
「ブラックペアン」
器械出しの藤原婦長の手が一瞬、止まる。それから、その指先が流れるように器械台の一番隅に置かれた黒いペアンをつまみ上ゲ、佐伯教授に手渡す。血まみれの手で受け取ったブラックペアンを無影灯に掲げ、佐伯教授は眼を細める。
「さらばだ、渡海一郎」
佐伯教授は、ブラックペアンを患者の身体の奥深く沈めた。一瞬だった。
ゆっくりと右手を引き抜くと、高階講師に命ずる。
「吸引」
吸引機の先端を骨盤こうに差し込む。ペダルをがこんと踏むと、鮮血が透明な管を通して吸引されていく。やがてジュースを空すすりような音が聞こえた。
「……止まった」
渡海が呆然と呟いた。高階講師と渡海は、賛嘆の眼差しで佐伯教授を見た。
佐伯教授は藤原婦長に向かって肥針器を命じる。
「閉腹する」
「え?」
「これは天祐だ。我が盟友、渡海一郎が力を貸してくれたんだ」
高階講師が不安げな表情で、骨盤こうを見下ろしながら、言う。
「ブラックペアンで止血した部位を結紮(けっさつ)しないと」
佐伯教授は首を振る。
「それは、できん。仙骨前面静脈ごうを破ったら、通常は止血は困難だ。ただ一度のチャンス、それが今の瞬間だ。このまま閉腹する」
「それでは術後撮影や、亡くなった時にペアンを留置したことがばれます」
「それがどうした」
佐伯教授は白眉をあげて、高階講師を睨みつける 。
「その時は肚をくくれ。それともお前は、エラーを避けたいというだけの理由から真っ正面から結紮を試みて、患者の命と自分の信念を天秤にかけるのか?」
高階講師は唇を噛んで黙り込む。
「それは患者のためを思っての言葉ではない。自己満足のためのいいわけだだ」
ぎらり、と視線を投げかける。高階講師は歯を食いしばり、ぎりぎりで踏みとどまる。わずかでも力を緩めれば、奈落の底に落ちていってしまいそうだった。
佐伯教授は眼を細めて笑う。
「ふん、かろうじて外科医の矜持(きょうじ)は残っているようだな」

(略)

「私は今回の事態の責任を取って、辞任する」
渡海の瞳が、黒々と闇に沈み込んだ。その眼に佐伯教授の白眉が移る。
手術室は静寂に包まれた。

海堂尊『ブラックペアン1988』10章「ラストダンス----十一月」本文 より

153: 土佐人 [×]
2015-01-11 18:53:45

あのね、映画の撮影かなんかでセミが鳴いてたのを音声さんが撮影中に拾ってたの。
あとで探すとセミがほんとに微かに鳴いてたの。

だから俺たち(役者)と音声さんとでは環世界がちがうの。

NHK『哲子の部屋』「人生を楽しくする哲学」第二回 マキタスポーツ より

154: 土佐人 [×]
2015-01-12 05:02:56

「ばかばかしい、やってられっかよ」
静寂を破り、声を上げたのは渡海だった。一歩身体を引き、紙マスクを乱暴に引きちぎると、床にたたきつける。
渡海は佐伯教授を見つめて、毒づく。
「今さら辞めれば済むと思っているのか?親父は不名誉な形で辞任させられ、世間から白い眼で見られ続けた。それなのにこれで幕引きだ?うんざりだ。こんなくだらないところは、こっちからおさらばだ」

(略)

渡海は笑う。
「何だ、世良ちゃんが俺を叩き潰すんじゃなかったのか?」
世良は、胸がいっぱいになって、言葉に詰まる。言いたいことがたくさんあるのに、口をついて出るのは憎まれ口ばかりで、肝心の言葉が出ない。そしておそらく、世良の言葉が途切れた時、渡海は病院を去っていってしまう。
-----何か言わなければ、何かを。
世良から、決して口にすることはないだろうと思っていた言葉がひとひら、こぼれおちた。
「俺はまだ、渡海先生から教わりたいことがたくさんあるんです」
渡海は世良を見つめた。
「残念だったな、世良ちゃん。チャンスの女神には前髪しかないものさ」
世良がうつむく。渡海は世良の肩を叩く。
「がっかりするな。お前は思い切りよかった。おかげで俺の一部を、お前に残せた」

(略)

世良は渡海を見つめる。
「どうして渡海先生は、今さらこの教室を守ろうとするんです?」
渡海は一瞬遠い眼をした。
「さて、どうしてかな」
それからゆっくり続ける。
「まあ、それでつじつまは合うわけさ。俺は自分のやったことの責任を取るだけ。飯沼さんの手術適応の判断は間違いだった。判断を間違えた外科医は退場するだけだ」
世良の視線の強さは変わらない。渡海は肩をすくめる。
「最後に熱い視線で見送られるなんて、夢にも思わなかったぜ」
渡海は振り向いて、世良を見つめる。そしてひと言。
「世良、立派な外科医になれよ」
その言葉の眩しさに、世良は思わずまばたきをする。
次の瞬間、渡海の姿は世良の視野から失われていた。

海堂尊『ブラックペアン1988』10章 ラストダンス-----十一月 本文 より

155: 土佐人 [×]
2015-01-12 11:27:12

あのね、この街はね。自分をさらけ出して生きていけるの。
自分のセクシャルとかそういうの気兼ねなくね。
毎朝、仕事終わったらここに食べにくるの。
お料理屋やって人につくってるからここでつくってもらうの。

NHK『ドキュメント72時間』「新宿二丁目、深夜のおふくろの味」より

156: 土佐人 [×]
2015-01-14 04:55:55

あたし、負けるて思うことはしないんです

ライオンのごきげんよう、澤穂希 より

157: 土佐人 [×]
2015-01-14 13:58:33

「その命の力を、逃げるために使うな!生きるために使わせるんだ!オルファンにも…………!」
自分の口をついて出た言葉の意味を、勇自身も気づいていない。感じたままを叫んだにすぎないのだが、それこそ、勇自身の行動が言葉通りのことを示していた。
「できるわけない!」
シラーの声は悲鳴だった。
「できる!」
ユウ・ブレンは、発射された光弾をかわして、グランチャーに組み付くと、その首を押さえた。
「目を覚ませ、シラー!」
「うるさい!みんな、死んでしまえ!」
「死にたくないもん!」
「……!」
クマゾーの声は、接触しているアンチボディを通して、シラーに生の声として聞こえていた。
「死ぬと冷たいもん……!死んだ母ちゃん、氷だったも!なにも言わないも!」
泣き叫ぶクマゾーの声が、シラーの中で、寒さに打ちのめされた弟たちと重なる。その手の力を失った冷たい感触も、シラーには、目の前の現実のように思い出された。
「う……!」
シラーの頬に、押さえきれずに溢れた涙が溢れた。
グランチャーの近ごろが抜けていくのを感じたユウ・ブレンは、巻いていた手を離した。
そのまま、グランチャーは海底へ、オルファンへと落ちてゆく。
その姿を見ながら、シラー・グラスという女性の心の傷の深さを、勇は思った。
自分の傷は、時間をかけても自分で治してゆくしかない。己れを救済するためには、己れが立つしかないのだ。

アニメ『ブレンパワード』第十二章「浮上」小説 本文 より

158: 土佐人 [×]
2015-01-15 06:20:54

じゃあ、委員長は高千穂ちほだから……高ちほ!!!

そのまんまじゃない!!

アニメ『ガッ活!』「ニックネームで呼びあおう」の回 委員長、他全員 より

159: 土佐人 [×]
2015-01-15 13:35:10

ええか!わしらはお客さんのために物を売らなあかん!従業員の生活を守るためには妥協も必要なんじゃっ!!わかるか、マッサン!?

NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』鴨井社長 より

160: 土佐人 [×]
2015-01-17 09:30:38

佐伯教授が、言う。
「お前のせいで、渡海を失った。高階と渡海、ブライトメスとブラックペアンが揃い、ようやく外科という地獄の花道の真ん中を突き進もうと思っていたのだが」
佐伯教授は、白眉を上げて、高階を見つめた。
「半身をもがれた心持ちだよ。私から渡海を奪い去ったのは、高階、お前だ」
高階講師は煙草をくゆらせ、眼を閉じる。佐伯教授は続けた。
「小天狗、覚悟するがいい。これからはお前に地獄の道案内をしてもらうからな」
佐伯教授が立ち上がる。窓辺に佇み、外の景色を見下ろす。
高階講師は、隣に寄り添う。
佐伯教授と同じ方向を見下ろしながら、高階講師は、紫煙を吐き出す。
「私には地獄の道案内は無理です」
高階講師はさわやかな、だがかすかに陰のある笑顔になる。
「でも、どうかご安心を。私は佐伯教授を極楽にお連れしますから」
どことなく渡海を思い出させる笑顔を顔面に貼りつけたままで、高階の視線は、まっすぐに銀色の水平線に注がれていた。

海堂尊『ブラックペアン1988』10章 ラストダンス----十一月 本文 より

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