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あんたが欲しい。【bl/シリアス.ギャグ其他諸々】/454


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自分のトピックを作る
435: 久城 快 [×]
2016-08-04 16:11:53


あー。それで午前中だけで今バイトしてんのな。(手慣れた様に足されていく水。彼が此方を見て答えるのを見据え返しながら上記を告げ。クラスはどこの組になったんだろう、なんて思っていると目前の女性達が彼を恍惚とした表情で見ているのに気づく。頬杖ついたまま眺めるなり「で。俺はもうこれでいい?カプチーノ飲んだらすぐ帰るから。」と一言告げ。いい加減この女性達に責められるのは嫌だ、おまけに此方は正直悪い事なんてひとつもしていないのだ。しかし、女性達がはっとしたように己を見ると己の襟を掴みくいっと引っ張る。抵抗は出来るもののあえてせずにそのまま前へ乗り出すようにすると目前の彼女に『もうあんたみたいな男、好きになんかならない。あたしたちも飲んだら帰るし。』とはっきり言われた後にぱっと離され席へと座り直す。痛みよりもなぜこんな事を言われなきゃいけないのか、彼女らがおかしいと素直に思いまんまと下記を告げ返し)...俺もあんたらみたいな意味わかんねぇ女、相手にしない。そっちがいいって言ったくせに。...やっぱ俺は飲まないで帰るわ。(くっと立ち上がり荷物を取ると彼を過る際に「カプチーノ、いらねーから。」と一言告げ扉へと歩き出し)

436: 鮫島 直 [×]
2016-08-04 17:19:12


(相手の言う通り、自分は始業式を終え、午後からバイトをしている。じゃあ、そう言う彼はどうなんだ。どうやら同じ高校のようだが、『学校は……?』なんて不可解な質問からして、恐らく今日は欠席したのだろう。初日からサボリか……と内心呆れていると、急に男の襟を掴む女性。店の中で喧嘩は御免だ。しかし、吐き捨てるように言うと、その手はすぐに離れた。男もまた、彼女達に冷たい言葉を放ち、席を立つ。……なんとなく事情は分かった。たまに居るんだ。店内で痴話喧嘩をする客が。横を通り過ぎる彼から視線を女性達に戻し)……アイスコーヒー、お持ちしますね。(それだけ言うと相手の後を追う。途中、ピッチャーを戻す際に女性店員へ「もう大丈夫だから。アイスコーヒーひとつ、持ってって」と頼んだ。だから、彼に追いついたのは扉の外。自分の正義感に忠実な男は、躊躇いもせず相手を呼び止めて)――おい。何があったか知らないけど、女相手にあんな言い方はないんじゃないか?



(いえいえ。こちらこそ、またよろしくお願いします^^)

437: 久城 快 [×]
2016-08-04 22:51:42


はぁ。かったりい...なんで俺がこんな事........。は?何だよ。あんた。(手で鞄を持つとそれを肩へと掛け持つようにし、扉を開けて出ていくなり後ろから聞こえる声。呟き掛けていた言葉が止まり振り返るなり彼を見据える。また己が責められるのか、そんな思いから自然と眉間に皺が寄ってしまう。「向こうだって十分それなりの事言ってただろ。それになんだよ、もし男相手なら良かった訳か?」なんて屁理屈を述べ。まさか全く関係の無い人にまでそう言われるとは思わなかったのだろう、苛立ちを交えた表情には何処と無く切な気な色も交じり目を伏せて顔を逸らす。そして小さく溜め息混じりに後者を述べて)なんで俺ばっか。意味わかんねー...。

(最初の出会いはちょっとアレですけど、これからお互い仲良くなってくのが楽しみですね!
では改めてよろしくお願いします、また何かあったらいいますね~)

438: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 14:06:47


…………。(彼の言い分、そして、あからさまな苛立ちの中にふと切なげな表情が垣間見えて、口を噤んだ。確かに、女性相手とはいえ、あの状況では売り言葉に買い言葉かもしれない。事の全容を知らない自分が、彼だけを責めるのは筋違いだろう。逸らされた顔を静かに見つめて)……そうだな。余計なことを言って悪かった。(顔を背けて呟く相手が、どことなく拗ねた子どものように見えて、自然と手が伸びていた。ぽん、ぽん、と慰めるように軽く頭を撫でて手を引く。自分の黒髪とは対照的に、鮮やかに染め上げられた黄金色は、意外にもさらりとした感触だった)……それじゃあ。明日は学校行けよ。(それだけ言うと、店へ戻るべく踵を返して)


(そうですね^^ はい、ではまたです〜)

439: 久城 快 [×]
2016-08-05 14:26:23


....っ。(己の言葉に静かになる男。僅かな自然を感じながらも沈黙を続けているとふと謝罪の言葉を並べる彼、突如頭に触れてくる彼に肩がぴくりと跳ねる。別に彼は事情を知った上で彼女達の肩を持った訳ではない、はたからみたら己はきっと良くない事をしたように見えたんだろう、それでいきなり人の問題事に突っ込んだ彼、ただのお人好しだろうか、そう思った。撫でられたのは不思議と嫌では無かった為目を僅かに見開いたまま大人しくしてしまっており、手が離れるとはっとする)言われなくても行くっつーの。(彼の言葉に上記を言い返した後に己の帰り道へ脚を進め)

(この後は次の日にします?クラスが同じで席が近くになったりしたら関わり増えそうでいいなと思ったんですけども!笑)

440: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 14:55:31


(基本的に己の倫理観に従って行動するため、時折、周りの人間を面食らわせることがある。頭を撫でてしまったのも、その範疇で。嫌がられなかったのが幸いか。言い返す彼の言葉を背中で聞きつつ、そのまま扉を潜り店内へ。バイトが終わるまでまだまだある。持ち場へ戻ると、またいつものように仕事を再開して。……果たして、彼は本当に来るのだろうか。それは、明日になれば自ずと分かるだろう――)


(それいいですね。クラスで再会しましょう^^)

441: 久城 快 [×]
2016-08-05 16:25:10


はー....あちぃ....。(あの後は普通にいつも通り過ごして朝を迎えた。夏の日差しに眉間に皺を寄せつつ前髪を掻き上げる。ミーンミーンと耳につく鳴き声を鬱陶しく思いながらもだらだらと歩みを進めていれば漸く学校。すると掲示板に人が集まっておりざわざわしている。何事かとふと思ったがすぐにクラス替えの発表だと気付いた。歩みより遠目に見据えているとどうやらA組。己のつるんでいた友人達はいるのだろうかと目を通していると後ろからばんと肩を叩かれる)ってぇ...誰だよ。(思わず肩が跳ねては振り返る『俺ら違うクラスだぜ~、サイアクだよなー。っつーか、お前くるのおせーよー!全くー。もうそろそろ教室に入る時間だぜー??』なんて能天気な雰囲気を出す男。「まじかよ、ラッキー。なんつって。一緒が良かったよなあ」なんて二言交わしつつ教室へ脚を歩め己の札が置かれている席へと向かうとどさりと腰を下ろしだらしなく凭れて)あっちい....


442: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 17:12:32


(翌日。いつもの通り、通学ラッシュを避けて少し早めに登校すると、廊下で担任に呼び止められた。職員室に置いてあるプリントを配ってほしい、と頼み事だけすると何やら他の用事があるとかで足早に去っていく背中。一体、何のプリントなんだか、あまりに情報が少なく、職員室で他の先生に尋ね回ったりしていたら、結局ホームルーム手前の時刻になってしまった。まあ、頼まれたのだから仕方がない……。掲示板で確認した自分のクラスは――『A組』。教室に足を踏み入れ、プリントを教卓の上へ置くと、新学期に沸くクラスメイトに聞こえるよう、通った声で呼びかけた)――このプリント、一人一枚取ってって。(わらわらと教卓に集まる彼等とすれ違うように自分の席へ向かうと、そこには――)……お前、昨日の……?(隣の席に居たのは、昨日、バイト先で痴話喧嘩をしていたあの男。まさか同じクラスだったとは……。つい瞠目の眼差しを向けてしまうのだった)

443: 久城 快 [×]
2016-08-05 17:39:15


(暑さに遣られ完全に項垂れ。周りは新しいクラスによりざわぞわと騒ぎ立てている。友達作りって奴だろう。己もどっかしらに声掛けるべきなんだろうが生憎今はそんな気分ではない模様。茫然と遠くを眺めていれば不意に声を掛けられる。顔を上げるなり挨拶を幾度か交わし、終えるとその背中を見送る。そんな中一際耳につく声に自然と視線を向ける。背が高い奴だななんて朦朧とした頭で茫然と思っていると不意に隣にくる彼。その言葉に数秒間硬直).....は?え.........あ。(朦朧としていた頭が急に覚め、間抜けた声を漏らすと見開いた目を数回瞬き「あんた、あのお人好し野郎じゃねーかっ、じゃなくてあの店のバイト人じゃんか、まさかの同じクラスかよ。...」しかも隣。)...ついてねー日なのかなんなのか...。

444: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 18:07:52


…………。(『お人好し野郎』と、不躾なネーミングに閉口する。まあ、こっちが勝手にお節介を焼いたのは事実で。相手から視線を外すと、鞄を机に置き)悪かったな、同じクラスで。つーか、プリント取りに行けよ。聞こえなかったのか?(そう告げながら、自分の席に腰を下ろした。プリントを取りに行くクラスメイトの女子が数人、『鮫島くん、おはよー』『また同じクラスだね』『よろしくー』と声を掛けるのを「ああ」等と適当に返事しながら、鞄から出した教科書類を机の中に仕舞って)

445: 久城 快 [×]
2016-08-05 18:31:52


聞こえてたっての。(彼の言葉に眉がぴくり、気だるそうにゆっくりと立ち上がれば教卓へ。プリントを一枚とり再び席に戻ろうとすると女子と会話する彼。そういえば彼とすれ違う度まわりの女子生徒がざわざわしていたっけか、なんて思いつつ席へ腰をガタンと下ろせば机にプリント突っ込み頬杖つきながら彼を横目でちらり)あわたってモテんのか?....なんか一年の頃かいつだか女子がざわざわうるさかった記憶があるんだけど。(何て何気ない質問を飛ばす。こんなにモテるくらいなら女はたくさんいるんだろうな、いや彼のあの言葉からしてまずあり得ないか。なんてそんな事を思いつつ見据えて)そーいや、名前は?俺はヒサキ カイ。

446: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 19:07:50


(席を立ち、気怠げに教卓へ向かう彼の背を一瞥すれば、鞄を机の横に掛ける。暑さに小さく溜め息を吐くと、程なく彼は戻って来て。もうすぐホームルームが始まるだろうか、なんて思っていれば、また隣から不躾な質問が飛んで来た。視線を向けると、今日もまた鮮やかな髪色が眩しくて)……別に。お前だろ、モテるのは。(自分のことは謙遜でも何でもない。寧ろ、始業式をサボってまで女性二人に囲まれて(睨まれて)いた相手の方が、よっぽど『モテる』のではないか。そんなことを思っていると、今度は名を尋ねられる。互いに第一印象はあまり良くないだろうが、これから一年間クラスメイトだ。はじめの挨拶くらい、ちゃんとしておこう)――サメジマ ナオ。まあ、同じクラスだし。これからよろしく。

447: 久城 快 [×]
2016-08-05 19:39:39


はぁ?とかなんとか言っちゃって、モテてんじゃねーか。変なトコで謙虚してんなよな。....おー、こっちよろしく。(彼の言葉に肩を竦めながらも述べては、男性教師がやってくる。『はーい、お喋りはそこまでだ、みんな席につけー。』響き渡る声に全員が席につくと早速ホームルームの時間。教師の自己紹介やら何やら淡々と続く。こうして午前中は委員会決めや自己紹介に終わり、早くも昼食時間。ちなみに己は本が好きな訳でも何でもなかったが一番楽そうだった為に図書委員を選んだ。鳴り響くチャイムにくーっと両腕を伸ばせば「っはあー....やっと飯の時間か、あー、腹減った腹減った。」と呟きながら鞄を机に置き中身を見るとそこにはあるはずの弁当が入っていない)っ....げ。.......まじかよ。(心の奥底の声が低く漏れつつ頭を抱えると思い出すように思考巡らせる。そういえば今日は姉が作っただとかで玄関で渡された後靴履くために一旦置いていた。購買に行くのもありだと思ったがこういう日に限って財布も家においてきたという失態に更に絶望。静かに鞄を横に掛けて寝て空腹を誤魔化そうと項垂れ)

448: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 20:14:27


…………。(謙虚に言ったつもりではないのだが……と心の中で一人ゴチていると、ちょうど担任がやって来て、ホームルームの始まりを告げる。新学期はいろいろと決めることが多く、あっという間に正午を過ぎ、昼食の時間となった。育ち盛りの高校生達。自分も鞄から弁当を取り出す。しかし、わいわいと喧騒に包まれる教室で、不意に隣から絶望感漂う声が聞こえてくる)……どうした? 久城。飯食わないのか?(周りは机に弁当を広げたり、購買に出かけたりと賑わっているのに、項垂れたまま動こうとしない相手を不思議に思い、声を掛けて)

449: 久城 快 [×]
2016-08-05 22:01:58


......弁当、忘れた。金も.....。(机上に額をコツンと当てて絶望に暮れている所、不意に隣からの声。特に彼を見る事も無く静かに上記を告げる。空腹によりぐうっと腹の音が鳴り響く中、かぎたくもない美味しそうな香りが鼻孔につき眉間に皺を寄せる。ふいと彼に後頭部向けるよう顔を横に向けては窓の外を茫然と眺めつつ頬にひんやりとした机の冷たさが染み渡り)姉が弁当作ったって玄関で渡してきたんだけど、そのまんまおいてきちまったんだわ。ほんと俺って馬鹿.....。

450: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 22:30:42


マジかよ……。(昼食をとる手段をどちらも忘れたとは……。確かに、それじゃあ項垂れたまま動けなくなる訳だ。彼の腹から空腹を嘆く音が悲しく響く。力無く事の成り行きを話す久城が可哀想でありながら、どこかちょっと滑稽で。申し訳ないが、少し笑ってしまった)――じゃあ、俺ので良ければ食う?(そう言って、鞄の中からもう一つ弁当を取り出し、相手の机の上へ置いてやるのだった)

451: 久城 快 [×]
2016-08-05 22:41:14


...おい、何笑ってんだよ。ばればれだぞ。(己の話を聞いた彼、顔を見なくともほんの僅かに漏れた吐息で笑っているのがすぐにわかった。机上にことりと何かが置かれたのに気付くと直ぐ様身体を起こし目を見開かせる。本当に優しいやつなんだと数回瞬き繰り返しつつそっと弁当に手を掛けると横目で彼を見据え「これ、ほんとにもらって良いのか....?いくらなんでも人が良すぎねぇ?」なんて呟きつつ)

452: 鮫島 直 [×]
2016-08-05 23:06:53


(なんか、こいつ、コロコロ表情が変わるな……なんて内心で微笑ましく思いながら、明るく上書きされていく彼の顔色を眺めて)いいよ。バイト前に食うつもりだったけど、適当に買うから。隣でそんな盛大に腹鳴らされて、放っとけないだろ?(冗談混じりに軽く語尾を上げながら、「いいから食えよ」と再度薦める。そして、一足先に自分の弁当箱の蓋を開ければ、炊き込み御飯に出汁巻き卵、煮物、鶏つくねが綺麗に盛り付けられていて。相手の弁当箱の中身もこれと同じだ)

453: 久城 快 [×]
2016-08-06 12:04:33


今日もあそこでバイト?鮫島って熱心な奴なんだなー。....って、色々言いてぇけど...でも、ま。どーも。有り難く頂くわ。(また昨日と同じところでバイトだろうか、そう思いながらぎこちないお礼を一つ。弁当箱の蓋をゆっくり開けると様々なものが入っているそれに瞳が若干揺らぐ。普通に美味しそうだ。箸を持ちいただきます、と小さく呟きながら食べ始めると口内に広がる味に思わず頬が緩む。矢張美味しい。出汁巻き玉子もしっかりと味がでており、彼の家の親は料理がさぞかしうまいんだろうと素直に思った)うめ~、何これ。ほんとすげえ、お前の親料理うめぇんだな?

454: 鮫島 直 [×]
2016-08-07 13:29:57


いや、今日は違うけど……。おう、どうぞ。(背に腹はかえられぬ。やはり、空腹には勝てないか。なんやかんや言いつつも素直に受け取る相手に口許を緩ませれば、自分も箸を取って食べ始める。昨日の残り物や作り置きしておいたものを詰めただけだが、まあ、他人に食べさせても問題ない出来にはなっていて。どうやら彼の口にも合っていたようで安堵する。というか、やや大袈裟にも聞こえる感想に、言い過ぎだと少し笑って)……いや。作ったの、俺。

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