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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
3881:
菊 露草 [×]
2014-11-30 03:21:48
>風間地
(相手の問いかけにどう言い訳するか考えるも、どうせ明日になれば全て思い出すのだし適当で良いかと「…子供達と遊んでたら階段から転んだ」と分かりやすい嘘を吐いて。
リボンをつける相手はやっぱり綺麗だなと薄らぐ意識の中思いつつ不思議そうな顔をする相手の柔らかな髪を撫で小さく微笑み。
(極力相手の傍を離れたくはないが、相手の記憶がないうちにまたいつ相手を見世物にするか分からない恐怖の現況である男達を消してしまいたい。しかしそんな事を今の相手に言える筈もなく「……知り合いの医者のところ。……だからあんたは此処で休んでて。あんたのが疲れてるんだから」と痛みに耐えつつ裾を握る相手の小さな手をやんわり包み込み離させ、今度こそ立ち去ろうとして。
3882:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-11-30 03:25:55
>風間地
(何処か迷った様に話始める相手の言葉の真相に気付いては其れと共に己は相手に何れ程傷付けて仕舞ったのだろうかと罪悪感に駆られて。
相手の苦難が身に染みつつ「…御免、あんたが色んな男といかがわしい事出来る奴じゃ無いってのは分かってたのに。…本当に御免」と。
謝罪と共にあの男に対する苛立ちが沸き上がるが何よりは相手の泣き顔には一番弱い、頭をわしゃわしゃと撫で回しては重たい話とは裏腹に笑顔を向けて。
「大丈夫、あんたは何時も通り看板娘やってな。看板娘が悲しい顔してたら誰も来てくれねぇぞ」
(裏にて情報を仕入れるか、と考えつつも相手の頬を軽くつつき間抜けな声を出す可愛らしい様子に頬を緩めて。
>菊
(至近距離に居た女が離れ相手の唇に触れそうになるすれすれの所で男に引き離されては戸惑いを見せつつ視線を逸らす。
真っ直ぐな視線に相手を見詰めては此れ以上期待をさせないで欲しいと思う反面頼を戻したいと思って仕舞って。
女と男が口論を始める中、店を出て行く相手を追い掛けては久し振りに正面から向き直り相手を見詰める。
「どういう事だよ、…あんたが全然掴めない。俺を振ったんだよな??…うんざりだって………あの男がちゃんと好きなんだよな??」
(困惑しながらも悲痛に相手を見詰め答えを聞かずに抱き締め様とした所、背後から男と女が来ては男に身体を引き離される。
『人の恋人に手を出すのは良くないな』
「………っ、………悪い。魔が差した」
『爛、折角今日は二人だけなのに…他の人に気を向けるのは嫌よ』
(頬を膨らます女に抱き付かれたまま視線を落としては見せ付ける様に相手を抱き締める男に無意識に目が行く。
勝ち誇った様に此方を見詰めて来る物の其の男のおおらかな所や穏やかな一面を知って仕舞った所為か、子供好きに悪い奴は居ないと信じて疑わず其の男には敵わないと。
無理に微笑みを造りからかう様に男を見詰めては「恋人が余所見すんのはあんたがちゃんと構ってやんないからだよ、…仲良くしろよ。御幸せに」と。
男は一瞬表情を固めたが演技を続行し『分かってるさ』と返して来て。
拗ねた態度の女の腕を強引に引いては相手と男に別れを告げ互いに反対方向へと足を進める。
『ねぇ爛、明日は他の人の所に行っちゃうのよね』
「まぁ…誰が来んのかは知らない、興味も無いし」
(無表情で返しては毎日違う女を連れ孤児荘に帰る訳にも行かずに適当な宿屋街へ向かい宿を探して。
3883:
赤城 紅覇 [×]
2014-11-30 04:44:37
>菊
だから俺は能力なんか持ってないよ…………薬使っただけ
(先程とは変わった相手の様子に、驚き怯えるがなんとか表情に出さずに、目線を合わせてきた相手から逃げるように目をそらし、それだけを言って。相手に触れられ、思わずビクッ、となり目をとじて。本当はそんなことをしたらまだ敵がいるかもしれないこの場所や状況でかなりの自殺行為だが、相手は、自分が今までしてきたことを薬といえば納得してくれるだろう……それに敵はもういない……と信じ、自分の能力のことは言わずに相手の言葉をまち、黙り続けて。言霊を使おうか、とも考えるが相手にきくかどうかあやしく、かなりの賭になると考え、やめて)
>月乃
えー、そうなんだ、よく知ってるね
(相手がさらりと言った言葉に驚き、興味津々で相手に近づいて。この時間帯にしか生えない草ってどんなのだろう、と考えながら相手の手のひらにいる草をじっ、と見て。よく知ってるな、と感心しつつ相手の説明をきいて。相手の問いに、「え?いや……ちょっと仕事…かな?」と言葉を濁すが、相手に自分の刀を誉められ、かなり嬉しくなり幼い子供のような得意気で無邪気な笑顔で笑い、嬉しそうに「だろ?結構気に入ってるんだ」と言って)
>爛
やっぱり……狼……っ!
(相手に近づいていたのに、相手が獣に変わるのを見て、息がかなりきれていたが思わずそう言って。が、能力全開で走っていたのにも関わらず相手を見失って。屋根から飛び降りると能力をといて。やはり能力をといた瞬間に身体にはしる激痛や、かったるさ、頭痛などが身体を支配し意識がとびそうになって。が、相手がいることに気付き、気力で持ちこたえて。「残念……だなー………失敗か……」と相手にさとられないよう、ただ、疲れているだけだと思われるように笑って言って。)
>風間地
目、痛いな………
(片手で目をおさえ、ここにはいないであろう相手に文句を言って。不思議だったが綺麗な少女だったな、と考えつつもため息をついて。相手のあの不思議な能力はもう一度だけでもいいから見てみたいなどと考え、「もう一回会いたいな……」と呟いて)
3884:
月乃 雲 [×]
2014-11-30 08:57:44
>霧ヶ暮さん
(極力気配を消していたつもりだが流石素人とその筋の者との差。優れた洞察力でこちらの存在を見抜かれてはそのピリつく一声に身を震わせて。張り詰める空気に潔く姿を晒そうとも思うが、まだ顔を合わせるだけの心の準備が出来ておらず無駄だと理解しながら見逃してくれることに賭けて前傾姿勢で駆け出して。)
>菊さん
(済んだ漆黒の瞳に見据えられてはやはり誤魔化し切れないかと空笑いを零すもすぐに頭を下げて謝って。「すみません。ご迷惑お掛けしました。‥お詫びします」と何をすれば許してくれるだろうかと目を泳がせて。続く言葉は意外なものできょとんとしてはそう言えば相手は少し掴めない人だったなと思いだし。)
はい。当分こちらにいるつもりでいます。・・菊さんもお元気そうで。寺子屋の子供達は元気ですか?
(また会いたいと続けながら穏やかに笑んではすくっと立ち上がり薬草を包んだ風呂敷を肩から下げて「途中まで一緒に帰りませんか?」と誘ってみて。)
>赤城さん
仕事ですからね。町の外れで薬屋を営んでるんですよ。
(年相応に見える笑顔に嬉しくなり特に隠すことなく相手の予想通りの職を述べては採取した薬草を風呂敷に包み始め。言葉を濁す相手には深くは聞かないほうがいいのかと思うが好奇心には逆らえず「へぇ、どんな仕事なんですか?」と表裏なく純粋に尋ね。次いで嬉しそうにする相手にこちらまで心暖まれば「そんなに気に入ってもらえる刀はさぞ幸せでしょうね」と冗談抜きで笑って答え丘を下りる準備をすると立ち上がって。自分より低い位置にある相手の頭に小さくて可愛いなと思いながら「一人だと危ないので一緒に下りましょうか。近頃物騒ですからね」とここは己が大人だからしっかりせねばと勝手に意気込み。)
3885:
黒田 燐 [×]
2014-11-30 09:37:16
赤城さん»
…(/笑顔で言う相手に僅かにコクリと頷く。何かされそうになったらそれを避ければいい話かと一人納得して。「…はい」と短く述べ、手を降り歩き出した相手の後ろ姿を見つめる。完全にその姿が見えなくなれば自家へと向かいゆっくりと歩き出す。本当に己が言ってしまったら…とは思ったがあの亡骸を放置したままではマズイかと何処に行けばいいかわからなかったために情報屋に寄る。相手がやったということは言わず遺体がある場所を伝えておいて。いろいろと聞かれたものの問いには答えないまま情報屋を後にして。
(/翌朝まだ人の少ない道なりを通り、昨日相手と会った場所へと向かう。情報屋に頼んだおかげが亡骸はなくなっていて安堵の溜め息を漏らし。
月乃さん»
…(/気づかれないかと不安に思っていたがこちらに近付いてくる相手に焦りを感じる。何故か狐の姿の己に話しかけてくる相手にキョトンとしてしまう。鼻元に近付けられたその手に匂う相手の香りに何故か落ち着いてしまってはその手に鼻先をチョンとあてて。
霧ヶ暮さん»
…(/味見をして満足していたところ駆け寄ってきた相手にいつものように渡す。渡して味見をしてもらっていたところ相手の耳が赤くなったことに気がつき、風邪かな、と心配して相手を見つめては「…あの…耳赤いですけど…大丈夫ですか?」と述べて。
菊さん»
…(/腕を引かれては少し驚きつつ撫でられてはだんだんと落ち着いてきて。
握られたままの手を見つめれば、先程のことを言わなければ、と思い「……あの…さっきのこと何ですけど……」と口を開く。そして先程自身が思ったこと、能力を使いこなせていないことも。最後に、もし今能力を使えば子供等に被害が行くかもしれないということも。相手の手を握り返しては再び俯むいてしまい。
3886:
菊 露草 [×]
2014-11-30 17:30:38
>霧ヶ暮
(困惑気味の相手に罪悪感が膨れ上がるも、見詰められてはどうしようもなく期待してしまい此方からも抱き締めようとする。しかし男と女に止められては自分のどっち付かずな行動が一番相手を傷つけている事に気付き何も言えなくなって。
(夜、男の家にて壁に寄りかかり相手から貰った簪を握りぼんやりとしていると男が御茶を出してきて。
『……“勿”。……なんか御免』
「なんだよ今更。……謝られると余計馬鹿らしくなるだろ」
『………彼、良い人だね』
「ったりまえだ……」
『……でも御免。俺の気持ちは変わらない。君たちが犠牲になっても子供は守るから』
「…あんたはいいのかよ。見合い相手と婚約まで話が進んでたんだろ?餓鬼が出来るって言ってたじゃないか」
『…今ここにいる子供達も俺の子供みたいなものだから』
(男の屈しない強い意思にいい加減この状況を受け入れようと無理矢理言い聞かせては今宵の依頼の為に着替えを済ませ夜の街に出て。
(今宵の仕事は宿屋の仲居に扮して一室にいる麻薬の団体客の情報を獲る簡単なもの。
片時も離したくない簪を仲居の着物の懐に仕舞っては変装には邪魔な長髪を短く纏め上げ茶短髪の鬘をする。自分の仲居姿に相手は本当に変装が上手いなとしみじみ思いつつ早々に依頼を済ませては宿屋を出ようとするも女将に捕まり『あんた、今日は客が多いのに何帰ろうとしてんだい。ほらほら配膳してお酌してくるんだよ』と酒やつまみが乗った盆を持たされ容赦なく何段も積み重ねられて。
一気に襲い来る重みに冷や汗を流しつつ仕事放棄するわけにも行かず積み重なった盆が倒れぬよう必死で重心を取りながら前も見えぬ状態で階段を上がり客間に行こうと。
>赤城
…薬?……へぇ。どんな薬だ?薬に関しては専門だから教えてくれよ
(此れまで身体に耐性が出来るほど様々な麻薬の類を扱ってきたため本当に薬ならどんなものか気になる。
しかし読んだ記憶と相手の様子からその線は薄そうだと目を逸らす相手の頬に手をやり此方を向かせて。
更に濃くなる血の臭いが自身の中に眠る狂気の人格を駆り立てては加虐心が煽られ微かにビクつく相手を面白そうに見て「この前までの威勢はどうしたんだよ?…もしかして俺がただの平和**した優しい奴だと思って躊躇してくれてるの?」と片手を相手の顔横の壁につき、頬に触れる手で相手の髪を撫で上げては露わになった赤い瞳の目元を指でなぞって。
>月乃
あんた、相変わらずお人好しだな。別にお詫びとかもういいよ。あんたにも何か訳があったんだろ
(頭を下げる相手に困ったような呆れたような笑いを零しては気にしてないと首を横に振り相手の頭を軽く撫でて。しかしそう言えば相手は歳上だったなと思い起こせば失礼だったろうかと気にしてしまい小さく謝り手を引っ込めて。
そっか。じゃあもう薬に困ることは無さそうだな。子供達もあんたの薬があれば安心だ。
(子供達は元気だと伝えつつ上記を言えば、誘いには小さく頷き共に丘を降りて。
並んで気づいたがほんの僅かに相手のほうが身長が高いことに気付き、心の余裕だとか色々負けてるなと何故か勝手に劣等感を抱いては溜息を吐いていて。
>黒田
(自室にて相手の能力の話を聞き、そのことで子供達の事まで気にかけてくれているのを知り相手は容姿だけでなく心も綺麗な人だなと改めて思い。
そして再び俯いてしまう相手を腕を引いてそっと抱き寄せては背中を優しく撫でて。
気付いてやれなくてごめんな。…でもあんたがそうやって子供達の事を考えてくれるのは嬉しいよ。子供達には俺から上手く言っておくから気にするな。
(少しだけ身を話し頭を撫でては自分のが幾分歳上なんだからもっとしっかりせねばと思って「それに万が一、能力が制御できなくなっても俺が傍にいれば問題ないだろ?…子供もあんたも俺が守ってやるよ」と相手のもう一つの能力を見たことがないため実際どうなるか分からないが絶対相手を傷付けたくないと思い相手の目をまっすぐ見て恥ずかしげもなく心から述べ。
3887:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-11-30 19:32:03
>赤城
(何処か言葉に間を開ける相手を見詰めては既に互いに戦うつもりは無く、否、町民逹が目覚め出す時刻の為に其れも出来ずに相手を見詰めては男の逃げた先へ向かい始末しなければな、と。
己は一日護衛を務めたし金も受け取った、用済みの男は始末するのが一番。
しかし予想もしてなかった相手との戦闘に思いの外体力を削られて。
乱れた呼吸を整えては立ち上がり何処か表情の宜しく無い相手をジッと見詰める。
依頼時間外、相手の首を取る理由も無いが何処かからかう様に相手にゆっくりと近寄っては抜くつもりの無い刀に手を掛けて。
「どうした、疲れてんのか」
(一歩一歩と近寄っては口角を上げる。
相手の速さから逃げるのに必死だった為能力を見抜く事は出来ず。
疲れだけを感じ取りジリジリと歩を進めて。
しかし騒ぎ立って来た街の様子に刀を抜ける事も無く、脅すと言う行為を諦めた様に息を付けば理由も無く相手を見詰めたまま頭をガシガシと。
>月乃
(ガサリと音がした方角に瞬時目を向けては逃げる輩とはやはり敵でしか無いと。
咄嗟に裾を返し影を追い掛け漸く掴まえては相手とも知らずに襟を掴み押し倒しては馬乗りになる。
月明かりの下、漸く影の存在が露になっては思わず目を見開き押さえ付けてた両腕をゆっくりと離して。
………あんた、……何で…此処に………
(あまりの驚きから出て来た言葉は途切れ途切れ、馬乗りになってた体制をゆっくり正しては相手を見詰め本当に思い浮かべるあの男なのかと。
ゆっくり駆け寄りしっかりと覚えてる蜻蛉玉の髪飾りに触れ「………月乃、か??」と問い掛けて。
以前迄は名前で呼び合ってた仲、しかし忘れられてるのでは無いかと言う恐怖が襲い掛かっては名前を呼べずに。
戻って来てたのか??………怪我とか、無いんだよな
(相手の長旅を聞かされたのはつい最近の事、其れ迄は相手の性別を感じさせない美しさに目を付けた裏組織の者が姿を嗅ぎ回ってた物の見付からないと諦めた瞬間“国外へ逃げた”“死んだ”等と嘘の噂を流したりしてて。
>黒田
(味見した皿をおずおずと返した所、羞恥等から来た耳の赤らみに関してを問われ咄嗟に俯く。
最近良く分かったが相手はかなりの鈍感、其れに何度も助けられたなと考えては視線を泳がす。
「べ…別に何も無ぇよ」
(やはり素っ気無く返して仕舞い何で己はこうなのかと呆れるが相手を見詰めては下を向いたまま「味付け、今日も旨い。………俺あんたの作る飯好きなんだよ」と。
かなり遠回しに告げた好意にまずは一歩前進だと。
>菊
(女と離れたいと言う僅かな我儘から態々大浴場へと向かっては珍しく長風呂し短髪を手拭いでガシガシと拭く。
部屋に戻る気にもなれず着崩した浴衣のままに庭にでも向かおうと階段に向かうと盆をグラグラと揺らしながら階段を昇る仲居の姿が見え。
慣れてないのが伺え新人かと考えては顔も見えない仲居の手に有る盆を三分の二程受け取り「危ねぇぞ」と。
仲居の姿に変装をする仕事は金になり、よく受ける事が有るので己は其れなりに慣れてるつもり。
茶髪の青年の顔が漸く見え、何処か相手に似た雰囲気を持つ物のまさか相手な訳無いだろうと。
上階の宴会部屋の前に盆を下ろしては青年の頭をわしゃわしゃと撫で「落としたら女将にこっ酷く叱られるぜ、頑張んな」と言ってはからかう様にケラケラと笑って。
不意に遠方から女が己を探し駆け寄って来るのが見えてはあからさまに溜息を付き相手を廊下の壁際にやっては其の影に隠れて。
『爛ー??何処行ったのかしら…』
(首を傾げながら去ってく女に安堵の息を漏らしては「悪いな、助かった」と至近距離のまま小さく囁く。
女も去ったし一先ず安心だが酔っ払いや組織の者も利用する此の宿屋、女一人でフラつかせといて襲われでもしたら後味が悪いなと渋々部屋へと向かって。
3888:
菊 露草 [×]
2014-11-30 20:25:19
>霧ヶ暮
(慎重に階段の登っていると不意に重みが無くなり視界が開ける。
瞬間、相手の顔があり思わず声を上げそうになるのを何とか堪え、気づいていない様子に安堵しつつ盆を運んでもらったことに頭を下げて。
頭を撫でられるくすぐったさに肩を竦めながら風呂あがりのせいか僅かに火照る相手の頬や湿った銀髪が酷く愛おしく思え、相手を忘れる決心がグラリと揺らぐ。
女を避けているのかそうでないのか、結果女の元に戻ろうとする相手を引き止めそうになるのを堪えて頭を下げ見送って。
(その後、今度こそ隙を見て宿屋を出ようとしたところ、突如宿屋の上階の奥部屋から女達の悲鳴が上がり辺りが騒がしくなる。
『放火だ!!火のまわりが速い。お前も尽力しろ』
(たちまち広がる煙と熱気に火の手が大きいことを悟ってはすぐに上階にいる相手の姿が浮かぶ。
相手なら女を抱えてでも屋根から飛び降りられるだろうがそんな事を考える余裕はなく弾かれたように上階に足を向けて。
上階は既に炎が上がり天井がいつ崩れても可笑しくない状態。
口元を隠しつつ相手や逃げ遅れた者がいないか見回していると大箪笥の下敷きになっている相手と一緒にいた筈の女を見つけ慌てて駆け寄り声を掛ける。
女は足を完全に潰されているせいか意識が絶え絶えとしており、火の手や煙の量を考えると即座に助けださねばと箪笥に手をかける。しかし一人ではどうにもならず、すぐに梃子の原理を使おうと長い棒を探すが見当たらず。声を上げて助けを呼ぶも燃え盛る炎の音と騒音でかき消されてしまい。
きっと相手は他の手助けをしているのだろう。ならば自分が女を助けねばと気休めにしかならないが一時的に記憶を改ざんし痛みや苦しみを誤魔化すと火事場の馬鹿力にかけて箪笥を動かそうと試みて。
3889:
赤城 紅覇 [×]
2014-11-30 21:22:21
>月乃
へー、今度行ってみるね
(相手の職業に、やはり自分が思ったとおりか、と考え少し嬉しくなって。が、今度は逆に、相手が自分の職業を聞いてきて。目をそらし、苦笑いで「いやー……ちょっとね、色々だよ」と適当に誤魔化そうとして。相手の様子を見るが、純粋に好奇心だけで聞いているようで。多分相手は裏には関わっていないんだろうな、と考え少し羨ましくなって。続く相手の言葉に「そうかな……」と少し照れたように言って。相手が一緒に丘からおりてくれる、と言う言葉に、「ありがと」と言って)
>黒田
(次の日に、相手があのあと、結局誰かに言ったのか、それとどうしたのかがなんとなく気になり、とりあえず昨日男を殺し、人目につかない場所だったからそこにはまだきっと亡骸があるはずの場所に行ってみて。そこにいたのは昨日あった相手で。思わず影にかくれ、相手の様子や亡骸があるかどうかをのぞきみるが、相手の足元に亡骸はなく驚いて。「君、昨日の夜ここで会った子だよね……ねぇ…なんであの男がいないのー?いや……もう死んでるからなんでないの?かな?」とためらいなく相手に話しかけて、)
>菊
じっ……自分で考えなよ……
(相手の問いに、特に自分は薬に詳しくなく、興味もなかったため思い付かずに答えられず、適当に言って。が、相手の口調からは信じてないな、と感じ、さらにあせって。無理矢理相手の方を見るかたちになり、濃くなった血の匂いに、だんだん考えることが億劫になってきて。相手の言葉に「何?そんなに殺してほしいわけ?だったら殺してあげようか」と言い、相手を軽く睨み刀に手をかけて)
>爛
(相手が刀に手をかけだんだんと近寄ってくることに気付き、少しあとずさって。なんとか聞き取れた相手の言葉に「は……っ?そんなわけ……ないじゃん、というか近寄んないで」と強がり、笑って言い、さらに相手に近寄るな、と言って。が、相手は近づいてきて。これ以上動いたら倒れるな、と感じ、相手の前で倒れたら命取りだ、と考え動けずにただ、精一杯相手をにらんで。脅されるかそれとも最悪殺されるか、と思っていたが相手は何もせずにため息をついて。疑問に思うが、相手が特に何もしなかった、という安心からか頑張ってなんとか保っていた意識を失い糸が切れたように倒れて)
3890:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-11-30 21:29:03
>菊
(嫌な匂いが鼻を掠めると共に悲鳴やら叫びやらが宿を包み辺りは炎に包まれる。
突然の事に思考が止まるがジッとしてられないのは確かで上階の家族連れ等の客を優先的に逃がしては未だに悲鳴が聞こえる上階を見詰め舌打ちする。
救助された人々の中に女の姿と先程の仲居の姿が無い事に気付いては井戸桶に溜まった水を頭から被り止めに入る消防団を振り払っては中に入る。
激しい煙と崩れ落ちる柱を避けながら最上階、客間の所へ来ては炎に包まれる部屋の中に箪笥の下敷きになる女を必死に助けようとする先程の仲居の青年を見付けるも彼も意識が朦朧としてる様子で。
「おい!!…っしっかりしろ!!」
(女の元へと駆け寄り熱を持ち熱くなった箪笥を馬鹿力で持ち上げては女を抱き上げる。
ぐったりとする女を抱えたままに変装したままの青年を背追い上げては「気失うなよ」と言い一目散に宿を後にする。
駆け付けた医者に女を受け渡しては直ぐに女に人工呼吸をし蘇生術を繰り返し呼吸が正常に戻ったのを確認しては一先ず安心して。
相手だとは未だに気付かずぼんやりとする相手に水を飲ませようとするも上手く飲み込んでくれずに。
困った様に目を向けては水を口に含み相手に口付けては水を飲ませて。
「大丈夫か、………」
(相手の頬に手をやっては「あんた何処迄御人好しなんだよ、…客一人に死ぬ気か」と。
3891:
黒田 燐 [×]
2014-11-30 21:39:29
菊さん»
…(/相手に抱き寄せ背を撫でられたことに驚いてはチラリと相手を見上げる。相手の優しさに涙が溢れてしまいそうだったのを堪えては礼を述べる。続いた相手の言葉に小さく目を見開く。初めて言われた、守ってくれる、という言葉に自然と涙が溢れてしまいそれを隠すようにおもいきり相手にギュッと抱きついては「……やっぱり菊さんは優しいです…」と述べて。
霧ヶ暮さん»
…(/俯むいてしまった相手に申し訳なくなり謝ろうと思っても口から言葉が出ずただ「…そうですか…」としか言えず。相手は下を向いたままであったがハッキリと言われた言葉、己の作る料理が好きという相手にパアッと嬉しそうに微笑んでは「…ありがとうございます。そう言ってもらえると…私も嬉しいです」と述べて。相手から料理を好きと言ってもらえたことが余程嬉しいのかずっと微笑んだまま料理を皿に乗せて食卓へ運んで。
3892:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-11-30 21:42:26
>赤城
(途端に倒れ込む相手を反射的に受け止めてはギョッとしながらどうしようかと。
気絶してるのは確かで何度かパシパシと頬を叩くが目を覚ます素振りは無く。
困った様に軽々と肩に抱えては裏道を通りながら孤児荘へと向かう。
既に起きてた子供達が何事かと駆け寄るも説明もつかずに空き部屋の布団にドサリと下ろして。
瞳を閉じるあどけない表情を見詰め年長の少女が水に浸した手拭いを絞り相手の額に乗せ部屋を出て行くのを見送って。
3893:
菊 露草 [×]
2014-11-30 22:25:08
>赤城
殺れるものなら殺ってみろよ。
(刀に手をかける相手に小さく口角を上げて挑発しては自分も刀に手を掛けるが、本心では望まない状況に普段表に出ている人格が何とか狂気を抑えこもうとし僅かに手が震え。
その時、中々収まらない騒動を不審に思った男達が駆けつけ血塗れの部屋に唖然としては『勿、何をしてる。さっさとそいつを捕えろ』と怒声を上げて。
しかし狂気に半分染まり相手との対戦を楽しもうとしていた自分にとって男達は邪魔者でしかなく、瞬時刀を男達に向けると同組織にも関わらず全員の首を落として。
一層強くなる鉄の香りに段々思考も麻痺してくれば相手に向き直り不気味に笑むと距離を詰めるようにして斬りかかって。
>霧ヶ暮
(大量の煙を吸い込み胃が燃えるように熱くなるのを感じては意識も朦朧としてきて。
このままでは駄目だと思った時、颯爽と現れた相手によって女と共に救われて。
相手が女を蘇生するのをぼんやり見ては、自分にはどうにも出来なかったのにと劣等感と醜い嫉妬に襲われる。
口移しで流し込まれる水を何とか飲み込んでは霞む視界の中、相手の瞳と捉え「………あんたの大切な、人だから…。もし何かあったら…あんたが、悲しむだろ?」と自分が変装をしていることを忘れて掠れた声で言って。
駆けつけた医師に身体を支えられ立ち上がり病院に連れられそうになったところ、徐ろに懐に手をやっては簪が無いことに気が付き一気に目が覚めて。
きっと女を助けた時に落としたのだと思えば医師の手を振り払って燃え盛る炎の中に飛び込み。
不思議と熱さと息苦しさは感じずに崩れ掛かる階段を駆け上がっては火の中に落ちる簪を見つけ火傷を厭わず拾い上げる。
“良かった”と安堵の笑みが盛れるも、背後で階段が崩れ落ちる音がしては早く此処から脱しなければと窓に手をかけ迷うこと無く其処から飛び降りて。
3894:
菊 露草 [×]
2014-11-30 22:46:27
>黒田
(“優しい”と言って抱き着いてくる相手抱きしめ返しては「…好きなやつを守るのは普通だよ。それに俺がしたくてするだけだから」と相手の耳元で声色柔らかに述べて。
そして少し身を離すと潤んだ相手の瞳を見詰め、綺麗だなと思いながら相手の両頬を両手で包み込むと目元に触れるだけの口付けをそっと落とし。
続けて人目がないことを良いことに頬に口付け、そのまま唇を奪おうとするも寸でのところで襖が開かれ少年が入ってきて。
『わあああ、菊にぃが燐姉ちゃん泣かしてる!!!』
(少年の叫び声と共に何事かと子供達が駆けつけてきて『菊にぃいけないんだ!!』と全員で飛び掛ってきてあえなく子供達の下敷きとなり。
少年はというと相手の腕を取り『僕が守るからね!』と鼻を鳴らして英雄を気取っていて。
3895:
赤城 紅覇 [×]
2014-11-30 22:47:52
>爛
あ……?ここ……どこ
(少したち、ふと目をさまし今自分がいる場所が全くわからず、考えるがわからないものはわからないか、まずは起きよう、と思い身体を動かすと「いっ!?ッ!!!!」全く予想していなかった、そしてすっかり忘れていた相手を追いかけるために人間の身体のリミッターを限界ぎりぎりまではずしたことによる酷い激痛が身体中にはしり声にならない悲鳴を上げまた倒れて。不幸中の幸いか倒れたのは布団の上で、打ったところはないが、その衝撃でまた激痛をうんで。涙目になり、痛みに悶えながらも相手がいることに気付いて。少しして痛みがだいぶおさまると「ここ、どこ?なんで殺さなかった」と相手に聞いてみて
>菊
は?な、なんで……
(新手の男たちが来たことに焦り、相手の隙を狙おう、と思っていたが相手が仲間であるはずの男たちの首をはねたことに驚き呆気にとられて一瞬何が起きたのかわからずにいて。なんとか声をだし相手に問う、というよりももはや思わずいってしまった独り言を言って。それと同時に今まで忘れかけていた恐怖を思いだし血の気がひいて。むせかえるような血の、鉄の匂いや、残酷な殺され方をされた亡骸、そして先程や今の、この前あったときとは違う相手の様子に戸惑い、少しパニック状態になっていて。が、相手が斬りかかってきたことに気付き、なんとか受け止めて。が、冷静な判断力はもはやなく、震えを抑えきれずに呼吸が荒くなって。「もう嫌だ……」と泣きそうになりながら掠れた声で呟いて。)
3896:
黒田 燐 [×]
2014-11-30 22:58:28
赤城さん»
…(/背後から突然聞こえた声に一緒ビクッとしてしまう。だが、声と言葉で昨夜の相手だと気づけば振り向く。「……さあ…?そこまでは私は知りません」と述べる。確かに情報屋に亡骸があることを伝えたのは己である。が、伝えただけで情報屋の人間が亡骸をどう片付けたかまで知るはずもなく、知らないと言っても嘘ではないなと考えて。
3897:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-11-30 23:12:07
>黒田
(嬉しそうな笑顔を浮かべる相手に目を奪われながらも食器を運び子供達と食卓を囲んでは尚も綺麗な笑顔を向ける相手に見惚れて仕舞って。
年長のませた少女が遠回しにからかって来るのに軽く叱って。
『御姉ちゃん髪結うのも御上手なんだよ、もうずっと此処に居てくれれば良いのに。…あ!!爛兄ちゃん御姉ちゃんの事好きでしょ??御兄ちゃんも喜ぶよ!!』
(幼い少女が言った言葉に思わず噎せて仕舞っては茶を流し込みあたふたと。
照れ臭さから目を逸らしたまま「…まぁでも…飯も旨いし、…」と言い掛け口ごもる。
“俺もあんたと居たい”なんて言える筈も無く誤魔化す様に茶を飲み干して。
>菊
(声色と共に其の儚げな表情から直ぐに相手が脳裏を過り医者に連れられる相手を見詰めて。
まさか、と思いつつ医者の元に向かい兎に角女の容態を聞こうとした所焦った様な表情で燃え盛る宿屋に乗り込む姿が見え咄嗟に追い掛け様とする。
しかし威力を増した炎が其れを防ぎどうしようかと項垂れてた所、窓辺に手を付き何の迷いも無く飛び降りようとしてる様が飛び込み急いで下に回り込んではドサリと尻餅を付きながら相手を抱き止める。
飛び降りる際に落ちた鬘を見ては漸く相手だと確信し手に握られてる簪に目を向けては血相を変えて。
流石高値と言うだけ有り高い石を使い施された簪は多少煤が付いてる物の支障は殆んど無く。
「あんた…何してんだよ。…馬鹿、だろ。別れた奴からの贈り物取りに行くとか、…何考えてんだよ」
(強く抱き締め表情を歪めるも騒ぎに駆け付けた男が来てはゆっくりと身を離す。
『霧ヶ暮君……………』
「御免、此奴はもうあんたのだってちゃんと分かってんだ」
『……………勿は、…返して貰う』
(視線を落とし言葉に間を開ける男を見詰め相手の肩を支えながら男の前に来ては男に相手を受け渡し。
『………子供達の為なんだ、…仕方無い。……………仕方無いんだ』
「…あんた何言って…」
『あ、いいや。…何でも無い、俺の大切な恋人を救ってくれて…有り難う』
「…気にすんな、…俺も友人を助けて貰ったんだ」
(女の事を敢えて“友人”と言いつつ医者の元に戻る二人を見送る。
己に背を向けた男が相手に“御免”と告げてた事等知らずに。
やりきれなさと男に対しての嫉妬に駆られては野次馬の中から出て来た兄をぼんやりと見詰め「…振られたのに、俺本当未練がましいよな」と自嘲気味に。
兄は何も言わずにコツン、と胸に拳を当てて来ては相手を運ぶ医者の元に向かって仕舞って。
3898:
菊 露草 [×]
2014-11-30 23:23:45
>赤城
(受け止められた刀に舌打ちするも相手のような腕利きと刀を交えることほど楽しい物はないと血がみなぎり、もっとと狂い気を求め。片手で刀を交えたまま震える相手に頬に手を伸ばし「今更、弱音上げるなよ。あんたはそんなもんじゃないだろ?」と喉で笑い挑発して。
心の何処かで必死で今の状況を打開しようとするのを無視し、刀を振り直しては相手に斬り掛かろうと。
しかし刃は相手の顔の横スレスレを貫き後ろの壁を刺して。
……、…今のうちに、逃げるか…俺を刺せ
(正気を取り戻したように声を絞りだすも血の匂いが狂気をかきたて抑えるのに必死で。
相手の悲痛の表情を見てこれ以上傷付けたくないと思えば刺されても構わないと上記を述べ。
3899:
菊 露草 [×]
2014-12-01 00:03:42
>霧ヶ暮
(病院につくと火傷の治療をして貰い痛み止めを飲んで、寝台の上で簪についた煤を拭う。
相手も火傷をしていたようだが大丈夫だろうかと心配していると、ずっと傍に居て黙っていた男が立ち上がり病室を出て行き、其れと入れ替わりに兄が入ってきて。
『また随分と無茶したね。……ていうか菊達って喧嘩が趣味なの?』
「……喧嘩じゃないし。………あの女は……爛は無事なのか?」
『女のほうは足の骨折と火傷くらいで問題なし。爛も大丈夫でしょ』
「…そっか。……良かった」
『そっか、良かった。…じゃないよね?………あの子売りの男と本当は付き合ってないでしょ?』
「……っ……、恋、仲だよ」
『あの人。婚約者いるんだよ。しかも妊娠してる。…婚約相手は結婚するつもりでいるよ』
「……そっか。…でもあいつ(男)が結婚したところで俺と爛は戻れない。」
『なんで?菊から別れ言っておいて爛大好きなの丸わかりじゃん』
「…………」
『……あの女が関係してるの?』
「………女は爛のこと本当に想ってくれてる。それならこのままでもいい」
(咬み合わない返事する中、女達を説得してみたら全て解決するかもしれないと考えがよぎるが、女達の相手への想いは確かなものに見えた。きっと聞き入れられず子売りの情報を漏らされる。だとすれば此処は大人しく相手と距離を置くしかないと。
その後、兄が何か話しかけて来たが耳には入らず、ぼんやりとして男の結婚を祝福しなければと簪を指でなぞりながら目を閉じて。
3900:
霧ヶ暮 爛 [×]
2014-12-01 00:55:29
>赤城
俺ん家、別に殺す気分じゃ無かっただけ
(変わらない無表情で淡々と告げては“大人しく寝てろ”と言わんばかりに相手の頭をグイッと枕に押し付けて。
頬杖を付き相手が動けないのを良い事にクルクルと毛先を弄んでは年長の少女が茶を運んで来て。
『あら、目を覚ましたのね。御茶、置いて置きますね』
(盆を置き一礼し去ってく少女の背中を見送っては「彼奴五歳の時に此処(孤児荘)に来たんだよ、つまりあの礼儀の正しさは俺の教え」と何処か自慢気な笑みをニヤリと浮かべる。
空を見上げてはそろそろ昼時と伺え、子供達が昼食作りに入ってる頃。
先程粥を作ってるのを見掛けたので恐らく部屋に運んで来るだろう、相手にグイッと顔を近付けては鼻を軽くつまみ「勝手に逃げんなよ、まだ餓鬼なんだから大人しくしてろ」とからかう様な馬鹿にした様な事を言って。
>菊
(相手の容態が気に掛かるも病室へと行く勇気は起きず女の病室にて付き添ってたが目を覚ましたと同時に扉に手を掛け「あんたとの時間は終わったんだ、もう良いだろ」と疲れた様に冷ややかな言葉を言い放つ。
『助けてくれて…有り難う』
「別に、其れに俺じゃないから」
『えぇ、知ってるわ』
「……………」
『変装してたってバレバレ。…ずっと私を助けようとしてくれてた』
(うっすらと涙を浮かべる女を見下ろし再び部屋を出ようとした所、女が『待って!!』と声を張り上げて来るのに渋々振り替える。
『明日の爛の御相手…寺子屋の先生と面識が有るの』
「へぇ、だから??」
『前迄…否、多分今でも彼女先生の事が好きなの。…だから貴方逹を引き離す此の計画に乗ったの。彼女も計画の主要人物よ』
「…ちょっと待てよ、全然…意味が…」
『………もう、分かったの。偶に私の事を“菊”って呼ぶ癖や背丈の差が違い過ぎる事に慣れて無いのも。…だから…』
「…最初から話してくれないか」
『駄目よ、口止めされてるの。…明日は多分彼女先生の居る所に行きたがるわ、だから気を付けて。此れ以上距離が遠ざからない様に』
(状況が掴めぬままに病室を後にしては主犯格の女の元へと向かって。
(其の頃、家事の件や相手の怪我を知った父は病院へと駆け出すも着いた瞬間余裕な振りをしながら相手の病室へと入る。
『生きてたか、ほらよ』
(相手に林檎や蜜柑が入った風呂敷を投げ渡しては隣の椅子に腰を下ろす。
見舞いに来た理由を話し始めては最初は『通り掛かっただけだ』と言ってた物の段々と話が逸れ『義息子の見舞いに来たら悪いのか』と無愛想に言って。
何処か切ない雰囲気を纏う相手を何時もの無表情で見詰めては『手前と爛に何が合ったのかなんて知らねぇし関係無ぇな。…だが御前は俺の義息子だ。…手前が“御義父さん”って言ったんだ、今更他人面されたら腹が立つ』と。
言い方こそきついものの本当は相手が心配で此処迄走って来たのだ。
額から流れる汗をすっかりと忘れたままに煙管を咥えて。
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