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大江戸乱舞物語/4230


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自分のトピックを作る
2841: 菊 露草 [×]
2014-09-27 11:25:46


>霧ヶ暮

(昼休み、寺子屋の子供達が遊ぶのを見守っていると組織の男達が街男に扮して近づいて来て一枚の紙を渡される。
紙を開いてみると【孤児荘に居る赤子を攫って来い】と。すぐに絶対に出来ないと突き返すが『…仕方ないな。他の奴に任せるか』と聞いた瞬間、万が一赤子が攫われた時の末路や相手に何かあった時のことを考え思わず「…俺がやる」と言ってしまい。

(深夜、着替えを済ませ深い後悔の中、孤児荘へ向かう。なぜ引き受けてしまったのか。
相手程の腕なら放っておいても侵入者など防げただろうに。
それに相手とは顔向け出来ないし、仕事の事も知られると厄介。
馬鹿なことをしていると思いつつ、いつも解錠している勝手場の裏口から中へと忍び込み。
『菊?!…は?なんで居るの。というか何してるの?!』
(桶を持った青年と出会し運が悪いと何も言えず目を反らすと胸倉を掴まれ『兄さん高熱だして寝込んでるんだよ。全部お前のせいだ!!何しに来たんだよ!!』と小声ながら凄みのある声で言われ唖然とする。
暫く狼狽えてしまうが「…悪い」と謝罪し、不意をつくよう青年の首に手刀をうち気絶させるとその体を支え座らせる。そして額に手を当て赤子の居所を読み、自分を見た記憶を消すと二階へと足を進めて。

(その後、まっすぐ赤子の元へ向かえば良い物を“高熱で寝込んでいる”という青年の言葉が頭を過ぎり、少しだけ…と相手の部屋の襖を音の立たないように数センチ開けて。
相手は布団の上でヒュウヒュウと苦しげに胸を上下させており、その辛そうな姿にズキリと胸が痛む。
少しだけのつもりだった。しかし無意識のうち相手に触れたいという欲に支配されゆらりと部屋に入れば相手にそっと近づく。ダメだと思っても歯止めは聞かず仕舞には気付かれても記憶を消せば良いとすら思い、相手の上に覆いかぶさるようにすると片手で熱で紅潮する頬を撫で上げ「…爛、苦しいのか?」と切なげに問いかけて。
相手の心の中に自分がもう居ないと思うと同仕様もなく辛い。
自分が不純で愚かだと理解しつつも感情を制御できず、布団に手を付き顔をグッと近付けると唇を奪う。そこでハッと我に返ると慌てて相手から退こうとし


2842: 菊 露草 [×]
2014-09-27 11:34:47


>白夜

でも…時が経てば気持ちが変わるかも…
(強く抱きつかれることで相手のぬくもりを感じそれに答えるように相手に腰にそっと腕を回す。しかしどうしても父の“相手が大人になったら”の言葉が過ぎり、相手を信じないわけではないが不安になり上記を呟くように述べ。「……ずっと危険で不安な思いをするかもしれないんだぞ」勿論そうさせるつもりはない。ただ可能性はゼロには出来ないため確認するように言い、無意識に腰に回す腕に少しだけ力を入れ。


2843: 月読 紫苑 [×]
2014-09-27 15:32:36

>巫さん
お言葉に甘えて少し持って頂いて宜しいでしょうか?
(前が見えないままフラついていれば手伝ってくれると耳にしお願いをして。歩き回っているのも周りに迷惑なので足を止めては「怪我とかしていないですか?」足元すら見えないので心配に思うとなんとなく相手のいる方向を向いて

>菊さん
(魚屋の店主のことなど忘れ荷物のバランスを取るのに気を取られ周りなど見ることなく歩いていれば背後の子どもの気配にも全く気けずにいて。バランスを崩し後ろへと自ら退けば傘の先に腰を打ち思わず小さな声をあげ荷物をばら撒きながら尻餅をつき

(/では、継続の方で宜しくお願いします!不束者ですがどうぞ宜しくお願いしますね)

>霧ヶ暮さん
ありがとうございます…少し買いすぎてしまって…
(断れなく渋々買ってしまった、とは言わず己の失態のようにいい振れば苦笑を溢し子ども達を見て。両手が塞がっていて頭を撫でることができないが微笑んで。急に荷物が軽くなり何事かと思えば正面には相手がおり頭を軽く下げると「ありがとうございます。その…色々ありまして…」子ども達に説明したように苦笑して

(/了解しました。亀レスですが宜しくお願いします!)

>白夜さん
(バランスを保ちながら何とか歩いていれば相手の声に「すみません…少しだけ持っていただいて宜しいですか?」足を止めると顔の見えない相手に申し訳なさげに頼んで

>笹縫さん
(定まらない足取りで歩いていれば前も見えていないので相手の肩に己の肩をぶつけてしまいバランスを崩して。その拍子に荷物は崩れてゆくがそれよりもぶつかってしまったことに慌てて頭を下げ「お怪我はないですか?すみません、私の不注意で…」と言葉を紡ぎ

2844: 白夜 澪 [×]
2014-09-27 15:49:18

>菊
…………気持ちなんて絶対変わらないもん……(これからも相手とずっと一緒にいたいことには全く変わらないと思って。「…………わかってる。けど…それでもにぃさんといたい」と。裏仕事をしている相手といることがどれだけ危険なことなのかは嫌なくらいに理解しているつもりで。それでも相手と一緒にいたいと思うのは相手のことを何よりも信用しているからこそ何があっても一緒にいたいと

2845: 菊 露草 [×]
2014-09-27 18:31:32


>月読

(少年が一人、手からすり抜けたかと思えば目先で起きた光景に思わず頭を抱えたくなる。その時尻餅をついた人物が相手だとは気が付かず近付いて行けば膝をつくようにして屈み「…悪いね、兄さん。怪我は無かったかい?」と申し訳なさそうに謝罪し、地面に散らばる大量の荷物についた砂を払いながら丁寧に纏め。「お前もぼーっと突っ立ってないで手伝うんだよ。それで謝るんだ」手を動かしたまま顔を上げ少年を見て言い、そこで初めて相手の澄んだ漆黒の瞳を見るとあの夜の事を思い出す。しかし取り敢えず知らぬ存ぜぬを通そうとゆるい笑顔を浮かべては「それにしてもすごい荷物だね」と穏やかな声色で続けて。


2846: 白夜 澪 [×]
2014-09-27 18:41:32

>月読
………うん。もちろんいいよ(申し訳なさそうに頼む相手の前から上のほうの荷物を手に取り

2847: 月読 紫苑 [×]
2014-09-27 19:15:09

>菊さん
(何に突かれたのかと首を左右に振り辺りを見回せばそこには傘を持つ少年が罰が悪そうに立ち尽くす少年がおり。何か声を掛けようとしたがそれより先に何処か聞き覚えのある声で謝罪をするのを聞き「いえ、大丈夫ですよ。私の不注意ですから」気にすることなく己も荷物の砂を軽く払うと「何処か怪我はしていませんか?私の不注意だったので気にしなくていいですよ」と少年を心配して。だいたい砂も払い終わり再び積み上げると立ち上がり己の服を整えて礼を言うため相手を見たがそこに立つのは以前から暇があれば捜していた顔にそっくりで。「…勿忘草」相手の問いかけは聞いていずあの晩、印象的だった勿忘草を思い出しつい口にし

>白夜さん
ありがとうございます。…図々しいお願いですが、近くの家まで運んで頂けませんか?
(流石に1人では無事に帰れそうにないので申し訳なさげな口調のまま図々しいお願いをして

2848: 菊 露草 [×]
2014-09-27 21:36:55


>白夜

…そっか。ありがとう
(嬉しいと。耳元で囁くように言えばグッと相手を抱き寄せると耳元に口付けて。こんな自分でも傍に居てくれる相手がどうしようもなく愛おしい。しかし父親が絶対だった自分にとって相手の親に逆らうことは難しくどう説得しようかと。「…澪の父親、許してくれるかな」と情けないと思いつつやや弱気な発言を零して。


>月読

(此方の明らかな不注意にも関わらず少年を気遣う相手の落ち着いた対応に感心していると少年も相手の穏やかな印象に惹かれたのか『ごめんなさい。』としゅんとなって謝り相手の指を握り手が傷まないか心配していて。
その様子を頬やましく見守っていたが突如相手から呟かれた言葉に小さく反応しスッと相手の顔を見て「…勿忘草?それがどうかしたの?」と動揺を隠し落ち着きある声色で惚けて。
そんなとき幸か不幸かポツリポツリを雨が振り出し、周りがわずかに騒ぎ立つ。相手の為にも話を逸らすには好都合だと思えば、一度空を仰ぎ相手に視線を戻しては「傘、持ってる?良かったらその荷物だし何か手伝うよ。人手はたくさんあるからね」と子供の前では人に優しくと心がけている故、ゆるりと笑みを浮かべては手持ちの傘の中で一番大きい傘を広げて相手と荷物が濡れぬよう差し出して。


2849: 霧ヶ暮 爛 [×]
2014-09-27 23:15:57



>笹縫

(子供達と共に席に着き何処か上の空で居ると不意に遠目にも目を引く美しい髪に目が行き子供達を看板娘に任せると隣の女に目も向けず相手の腕を掴む。
此処迄来た物の何を言って良いのか分からずにはっきりしない己自信に苛立ちながら眉を潜めると隣の女に腕を引かれ。
『…追って来てくれたの??…爛さん、やっぱり私…』
「御免、…違うんだ。…俺は此奴に用事が合って来た」
『………そう、でも…でも調さんなら私と居るのよ』
「………」
『邪魔しないで』
(悲しそうに言われては相手を見詰めるもやはり女を好む相手に無理強いは出来ないと理解し「…悪い、邪魔したな」と言っては罰が悪そうに俯き裾を翻そうと。


>白夜

(女と酒屋に入り高値の酒を飲んではすっかり酔った女を呆れた様に見詰める。
酔うなら最初から飲むなよ、と呆れるが歩けなくなった女の肩を抱いては深夜の街を歩いて。
情報が手に入った事に満足しながら女を家迄送るが途中で倒れ込み寝息を立てられて仕舞っては仕方無しに女を背負う。
強い香が付くのは嫌だが置いて行く訳には行かないと。


>菊

(霞む視界の中、相手の姿を見ては幻覚かと疑うも口付けに目を細めては更に深い幻覚を求め去ろうとする相手の腕を掴んで仕舞って。
頭痛やら怠さやらが一気に襲い掛かり瞳を潤ませるも力を振り絞り相手を抱き締めては「…ずっと、会いたかった…」と囁いて。
滅多に見せない子供が強請る様な態度で相手にしがみつき頭に手を回しては強く引き寄せる。
暫くそうして居たが再び襲い掛かる頭痛に表情を歪ませ頭を押さえ込んで布団にフラフラと落ちては鼻を啜りながら今日は夢見が良いな、なんて考えて。
落ち着いた様な表情で「夢に迄出て来るなんてよっぽどだな…望み過ぎた」と小さく独り言を溢しては放った布団に抱き付く様にして眠りに付いて。

(不意に襖が開き兄が登場しては相手の手を取り『遅いから迎えに来た…爛に変な事されてるかと思って』と囁き相手を抱き締めては寝息を立てる己を見下ろし『菊の事、散々裏切ったんだからね』と相手に念を押して。
己の頬に触れては『自業自得だね』と言い相手に深く口付けをする。
運が良いのか悪いのか、兄が相手を壁に押し付ける衝撃に目を覚ましては困った様に目を背ける。
『菊がね、最近俺を求めてくんだよね』
「………人の部屋で何してんだよ」
『見せ付けてるのかな』
「………出てってくれないか、頼むから」
(視線を落とし言っては寝癖だらけの頭を掻いて。


>月読

(相手の言葉に苦笑を漏らしては其れでも相手の人の良さを理解し微笑んでは荷物を持ち相手の家迄共に向かって。
既に子供達が居る相手の家、相手の帰りを喜ぶ様に微笑んでは『お祖父ちゃん!!!早く早くー』と相手を手招きして。
孤児荘の子供達も和の中に入っては共に相手の用意が終わるのを待ち。

(/此方こそ!!私も亀レスなんで大丈夫ですよ!!
ではでは本体失礼致します(*´∇`*)

2850: 菊 露草 [×]
2014-09-27 23:55:05


>霧ヶ暮

(腕を掴まれ相手に抱き締められるといつもより高い体温と熱い接吻に翻弄される。
囁かれる言葉には、その言葉が嘘でも良いから相手の傍に居たいと願い此方も抱きしめ返し首元に顔を埋めて。
不意に力無く布団に沈みあどけない表情で眠りにつく相手が零した言葉に胸がトクリと鼓動する。
期待してもいいのだろうかと汗で額に張り付く相手の前髪に触れようとした時、突如現れた兄の言葉にその期待も一気に消失して。

……ごめん。
(寂しさを埋めるために兄を求めた不純な自分が、相手を諦めきれず愚かな事をしたことに対し謝れば、居た堪れなくなり記憶を消すのも忘れ兄を突き放しては部屋を飛び出す。
それでも冷静に赤子の事は覚えていて、赤子が泣き出さぬよう注意を払いながらしっかりと連れ去って。

(赤子を連れ去ったはいいがすぐに売人に受け渡す気力はなく一旦寺子屋に連れ帰ると相手に記憶が残っていて勘付かれる前に明日の夜にでも売人に渡してしまおうと。
なんて馬鹿な事をしたんだろうと自分を呪いながら、相手の体調を心配してしまう自分もいて。


2851: 霧ヶ暮 爛 [×]
2014-09-28 00:37:46



>菊

(有れから再び眠りに落ちては夢なのか現実なのかも分からずに困った様に眉を潜める。
ずっと一緒に居た筈の青年に問い掛けるも青年は何も知らないと言いやはり夢だったのかと解釈しては溜息を付く。
様子を見るべく赤子の元に向かっては其の存在が無い事に青冷め部屋を出ては孤児荘内を必死に探す。
生まれたばかりの赤子、一人で動ける筈も無く居ないのは明らかに可笑しい。

(頭痛と闘い項垂れる中、裏では嫌な情報が流れて居て。
『あの赤子、霧ヶ暮爛の実子だそうだ』
『やはりな』
『良い価値が付く、早く勿に連絡しろ』
(何処から流れた情報なのか男達は手違いの情報を並べては口角を上げる。

(其の夜、一日だけでも休んだ所為か気分は僅かに良く相手が居る事を夢か現実か判断出来て無い事から習慣の港に向かってはぼんやりと海を見詰める。
『生まれたばかりの息子を無くしたのが悲しいか』
(不意に掛けられた声に振り返っては小さく首を傾げる。
己を取り囲む面々は確かに相手組織の男達で。
言われた事を理解しようと黙りこくる中、男達は其れを肯定と受け取ったのか『図星だな』と呟いて。


2852: 白夜 澪 [×]
2014-09-28 01:09:41

>月読
………うん。全然いいよ!(流石にこの多い荷物を持たせて帰るのはさっきのを見てかなり危険だとうなずけば「………じゃあ…どっち?」と相手のいう家がどこにあるのかわからず小さく首を傾げて


>菊
……うん(耳元に口付けられた恥ずかしさで赤くなり。相手の弱気な呟きが聞こえては相手の目を見て「……そんなこと心配しないで?許してくれるかなんて…私は許してくれるまで説得する」と言い相手の手を握り微笑んで


>霧ヶ暮
(黙って出てきちゃったため早く帰らないと相手に迷惑かけちゃうかな…と思ってはいたが相手は何処に行くかさえ伝えられてないために何時孤児荘に帰るか全く考えられず。結局眠気に勝てずそのまま眠ってしまい

2853: 笹縫 調 [×]
2014-09-28 02:28:53


>白夜

(予想していた通り相手と二人で作るとすぐに終わってしまい、楽しかったので気付かぬ内に少し多めに作ってしまったおむすびを皿に並べ「食べましょうか」と運んでいき。食べ終わった後は街へ遊びに行こうか、それとも家の中で何かしようか等、今作り終えたばかりだというのに次は相手とどんなことをしようかと考えていて。)

>菊

(もしも店主が居なかったら…今此処に己はいないかもしれない。少女の件で異常なまでに負った心の傷を癒してくれた唯一の人で今まで数え切れない程遊んできた女達とは全く違っていて、まさに運命と言えるのではないだろうか。少女を守りたいと思った時も似たようなことを考えていた気もするが…。相手の悪態は自分でも理解しているので言い返すことは出来ない。何に対してもいつも我が儘で少女のことすらも相手に押し付ける無責任さで小さい時から罪人な自分が大嫌いだ。そう心の中で叫ぶだけで口には出せず何故か相手に感謝されてしまえば「…私だって感謝してる」と素直に“ありがとう”と言えば言いだけなのに恥じらいからか遠回しの言葉の上にかなり小さめの声で呟いて。)

>月読

(いくら前が見えていないからかと言って気配ぐらい感じるだろうから大丈夫と勝手に判断していたのだが相手と見事にぶつかってしまい体勢を崩して。今日の腹いせ序でに文句の一つでも言ってやろうと相手に振り向くが既に頭を下げられていては強く言い辛い。結局小さく溜息を吐けば「…別に大丈夫、それより荷物は良いの?」と。)

>霧ヶ暮

(不意に腕を掴まれて振り向いてみれば心の何処かで期待していた相手の姿があって。何か言おうと口を開いたが女に先を越されてしまう。己は一体どうすればいいのだろうか。相手の元に行って用事とやらに何かを期待しながら聞きたいと思う気持ちと裏切られて心に傷を負っている女を今置き去りにしては可哀想だという気持ちが頭の中で葛藤を繰り広げて。女を取るか相手を取るか。そう考えた時には既に答えが出ていたかのように相手の腕を掴んでいて。女に視線を向け「少しだけ…少しだけ此処で待っていて。」と申し訳なさそうに告げ、続けて一旦相手から手を離し女へ抱き着けば「必ず戻ってくるから」と囁いて。寂しそうな女を背に再び相手の腕を掴めばそのまま路地裏まで引っ張っていき。)



2854: 白夜 澪 [×]
2014-09-28 03:53:25

>笹縫
(作り終えたおむすびに嬉しそうに微笑みながら「……うん!」と頷きさっそく食べ始める。何気なく相手に「………食べたら何する?」と聞いてみて

2855: 菊 露草 [×]
2014-09-28 07:26:10


>霧ヶ暮

(昼休み、外で子供達が遊ぶのを見守りつつ兄と二人で赤子をあやしていると組織の男達が現れて。
「…何のようだ」
『情報を教えにきただけだ』
『その赤子。霧ヶ暮の実の子だそうだ。能力も受け継いでいるらしい。出来るだけ高値で売れるよう競りに出そうと思う。その仲介をお前に任せる』
「…実の、子?」
『ああ。女とは上手く行かなかったようだがな。丁度お前と同じ藍色の髪だそうだ』
『競りは今宵、見世物小屋でやる。出来るだけ高値で売りつけろよ』
(去り際に言った男の言葉は殆ど耳に入っておらず、唖然とするが徐々に酷く冷たく黒い物が身体の中を支配していって。
『…菊?』
「…俺達が会ってまだ一年も経ってないよな」
(赤子が生まれるのには十月十日は必要。赤子が相手の実の子なら自分と出会う前に相手は女と関係を持っていたことになる。しかも女は自分と同じ髪色。…重ねられていただけ。
愛想をつかされた訳ではなかった。始めから自分こと等見られていなかった。
そう思った瞬間、自嘲の笑みが溢れると共に笑いが零れるもすぐに表情を消し「出かける」と低く呟き、制する兄を振りきって裏仕事をする際の着物に着替え赤子を抱え街に出て。

(其の宵までに赤子の競りの話題は瞬く間に広がり売人が見世物小屋にこぞって集まる。
壇上には小さな鉄格子の中で眠る赤子が居て、自分は表情を消してその隣に立ち最も高値で買い取る売人を見極めていて。勿論、失望した相手の子だからと言って下衆共に売る気は一切なく、頼りにしている売人と手を組み何が何でもその売人に買わせる手筈でいる。小屋内には初っ端から高額の買値の声が上がっており……


>白夜

(相手の心強い言葉に「澪には助けてもらってばかりだな…」と情けないような照れたような表情で笑んでは相手の髪をぽふりと撫でて。「でも父親の気持ちはわかって上げてな。澪のこと本当に大切に思ってるから」親の愛は慣れないものがあるが相手の両親の愛は本物だと分かる。相手にはいつまでも温かい家族を持っていてほしいと思って。


>笹縫

(相手らしい礼の一言にどこか擽ったい気持ちになれば床に視線を落とし小さく微笑む。
そんな時タイミングを見計らったように店主が何やら大荷物を抱え入ってきて。
『おまたせー。食材の整理してたら止まらなくなっちゃって』
(うふふと陽気に微笑み、座り込む相手の頭を撫でる様子に内心こいつ態とだと思うが突っ込まずにおけばゆらりと立ち上がって。
「じゃあ。俺は貰うものもらって帰るから」
『ええ。せっかくだから一緒に御飯食べて行きなさいよ。もう夕餉の時間だし』
「いや…俺は」
(絶対に邪魔だから帰ると部屋の済に袋に纏められたじゃが芋を手にして部屋から出て行こうとするも『食材貰うだけなんて駄目よ。…いいわよね。調ちゃん?』と相手の髪を撫でながら問いかけていて。


2856: 白夜 澪 [×]
2014-09-28 08:12:16

>菊
(撫でられては嬉しそうに微笑み。続いた言葉に相手のいうとおりだなぁと思い「……うん…わかった!」と笑顔で頷いて

2857: 霧ヶ暮 爛 [×]
2014-09-28 19:13:26



>白夜

(翌日、孤児荘にて目を覚ましては昨日家に送り届けた筈の女が横に寝てるのを見詰めては状況を把握すべく頭を悩ませる。
しかし答えは見付からず女の頬を軽く叩いて起こしては何故此処に居るのかを問い掛けて。
『寂しいんだもの、一人暮らしなんて耐えられないわ』と眉を落とす女を困った様に見詰め送り帰そうと女の機嫌を取っては「昨日酒の相手してやったろうが、…ったく帰れって」と。
子供達の遊ぶ声が響く孤児荘、さっさと帰って貰って相手とゆっくりした時間を過ごしたいと思っては女を家に送り届けて。


>笹縫

(路地裏迄来ては己の腕を引いていた相手の腕を軽く引き身体を反転させると壁に相手を押し付け其の唇を奪おうと顔を近付ける。
しかし己が相手にした事を思い出しては名残惜しそうに顔を離し「…御免」と呟いて。
仕事以外で女と絡む事は無く、絡まれても適当に受け流して来た己にとってこんな感情を抱いたのは相手が初めて。
乱暴にして仕舞った事を思い出し「………俺は、…気にならない女だったら…自分から手出したりしない」
(かなり遠回しに言ってはゆっくりと相手に手を伸ばし髪を撫でて。
“相手が好き”と言えない遠回しな感情がもどかしいが上記を言っただけでも羞恥と虚しさが入り交じって。


>菊

(去って行く男達に赤子の事を言われたのに危険を感じ直ぐ様裏の情報屋の者に赤子の居場所を聞いては見世物小屋にて行われてる事を教えられ。
男達の言ってる事は未だに分からないが幼い赤子が危険に晒されると分かって居れば黙っては居られない。
まだ風邪が響く中、颯爽と孤児荘に戻っては有り金を風呂敷に包み一目散に見世物小屋へと駆け抜ける。
監視役の男に「俺は客だ、問題無ぇだろ」と言っては中に入れて貰う。
壇上に立つ冷淡な表情の相手にやはり有れは夢では無かったのだと兄との事を思い出し表情を歪めるが先ずは赤子の安全が第一だと。
多額の値が上がる中此処迄走った故に息を切らしながら立ち上がり大声で「一億と五千」と声を張り上げる。
幼い頃から此の年迄ずっと裏の仕事をして来たのだ、金になら困ってない。
突然の事に一瞬静寂に包まれるが『流石だ、父親の思いの額は違うねぇ』と冷やかしの言葉を浴びせられる。
しかし孤児荘に来た時点で保護者は己、其れ故に父親とされてるのだろうと解釈しては男達に睨み付け壇上の相手に風呂敷を押し付ける。
相手と男達の考えとは見事に掛け違った解釈をしては金を押し付けながら相手に「…話が有る、…丘で待ってるから」と言う。
迷いやら何やらが入り交じった其れは他人にとっては只の無愛想でしか無く。
赤子の解放を急かす様に相手を見詰めては赤子に目を向けて傷一つ無い姿に安堵して。

2858: 菊 露草 [×]
2014-09-28 20:59:13


>白夜

(相手の変わらない笑顔に癒やされていると病室の扉が開かれ、親かと思い身構えるが入ってきたのは盆に朝食を載せた看護師で。
『あら、澪ちゃん、今日は彼も一緒なのね。…でも澪ちゃんみたいに可愛い子にはちょっと勿体無いんじゃない?』
(とからかうように看護師は微笑むと盆を机の上に置き『退院は嬉しいけど今日でかわいい澪ちゃんを見れなくなると寂しいわ』と言っていて。



>霧ヶ暮

(値が上がる中、手を組んだ売人の一声が掛かるのを待つも風邪で寝込んでいる筈の相手の突然の登場に驚きで微かに瞳が揺らぐ。
相手に売り渡せば赤子の安全は確実。だがずっと騙され続けたという憤りと失望が勝れば一度表情を消し、相手に金を押し付けられれば嘲笑うように鼻で笑って。
瞬間男達の中から売人が『…三億出そう。否、五億でも良い』と低声で値を挙げる。
周囲からは“流石悪名高い子売りは金持ちだ”、“赤子の未来はないな”と現状を楽しむ嫌な笑いが浮かんでいて。
「…五億。これ以上は居ないな。………悪いがあんたに赤子は渡せない」
(相手を写さない瞳で見下し冷ややかに言い放つと押し付けられた風呂敷を態と中身が散らばるように突き返し、相手の胸をドンッと強く押す。
相手の次の値など聞き入れる気はなく、目の前で赤子への愛情など微塵も感じせない様子でさっさと売人と取引を済ませて。
売人は赤子を抱え相手を嘲笑う演技をした後、数人の用心棒と共に早々に姿を眩ませる。
それを見送った後、壇上からトンッと飛び降り相手の胸倉を掴んで引き寄せると冷たく見据え

…散々人を騙して、実子とは笑わせてくれる。人を虚仮にするのも大概にしろよ。
(“盛った野良犬が”と低く罵りの言葉を浴びせると乱暴に突き放し、話をする気など全く見せず売人の後を追うようにその場を去ろうとして


2859: 霧ヶ暮 爛 [×]
2014-09-28 21:42:09



>菊

…おい、実子って何だよ…俺に餓鬼何て居る訳無ぇだろうが
(散らばった金を拾う事も無く只咄嗟に相手の腕を掴んでは信じられない物を見る様に言うが相手が聞き入れる事も無く手を振り払われれば為す術等無く。
視線を落とし胸の苦しさに表情を歪ませては『息子を取られるたぁ哀れな父親だな』と言う冷やかしの言葉に耳を傾ける事無く見世物小屋を後にして。
頭痛と胸の傷みに耐え深夜の街を歩いては生まれて初めての此れ程にも無い絶望に表情を歪めるが相手が丘に来ない事を知ってながらも丘の木の下に佇んではぼんやりと月を眺めて。
今迄一人で何もかも壊しそして一人になって仕舞った。
子供達と言う守る者を抱えても心は満たされずに相手と言う初めての感情を抱く相手を守る為ならどんな事にでも手を出して来た。
其れが間違いで綺麗事でしか無いと知ったのはつい最近。
月を見詰めたままあんな両親でも殺さなければ…素直に両親の為の金を集めて居れば少しは愛して貰えただろうか。

(どれくらい経ったのか襲い掛かる睡魔に瞳を閉じては暫く流して無かった涙が一筋頬を伝い無意識の内に「…父さん、母さん…」と呟いて。
夜風に目を覚まされてはやはり無駄な事かと溜息を付き立ち上がる。
全て己がした事だと何度も己に言い聞かせては相手から離れる決意を決める。
どうせ嫌われてるのなら此れ以上相手に嫌われる事はしたく無い。
夢の中での温もりを感じただけで充分だと理解しては最後の相手の一言を思い出し小さく胸を痛める。
出来る事なら此の醜い能力も使いたくないな、と苦笑を漏らしてはまた久し振りに一人きりになって仕舞ったな、と。
丘の真上に広がる星空を見詰め一つ深呼吸してはまだ僅かに震える唇を誤魔化す様にグッと噛み頬をパチンと叩いて。



2860: 白夜 澪 [×]
2014-09-28 21:51:42

>霧ヶ暮
(朝目を覚ませば相手のところに行きたいという気持ちは凄くあるが黙って孤児荘を出てきてしまったために孤児荘に戻るのが気まずくなり。相手に会いたいけど会いたくないという複雑な気持ちになってしまって。今は一人静かな場所で落ち着こうと考えては何時もなら行くはずの団子屋に行かず丘の大木のほうに向かってのんびりと歩き。大木の下までくれば木に寄り掛かって座りながら静かに目を伏せて


>菊
(看護婦の言葉に思わず黙り込んではからかわれていることがわかりム~ッと頬を膨らませては相手の着物の裾を握り。朝食の乗った盆を置いた看護婦の言葉に「………じゃあまた何かあればお世話になります……」とだけ言い看護婦に自慢するように相手の手をギュッと握り抱きついて

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