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初恋環状線【 ML 】/26


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21: 湊 翔太郎 [×]
2014-06-12 22:41:02

ッ村田くんか、びっくりした…おはよう、今から登校かい?
(いい歳になるおっさんが学生を探してうろうろするという何とも後ろめたさを感じるシチュエーションと中々見つからない彼の姿に流石に諦めるべきかと少しだけ視線を落としてため息をついたところ、丁度その時に相手にし呼び止められれば完全に油断しきっていたせいで思わず驚いたようにびくりと肩を震わせてしまい。相手の方を振り返りながら朝からまた出会えたことが嬉しかったのかへらりと表情を和らげると軽い挨拶を続けながら相手の格好をちらりと見て。「…やっぱりスーツじゃないと更に若く見えるね。」ラフな格好の相手はいかにも20代前半のファッション、といった感じがして昨日のスーツとはまた違い似合っていて、顎に手をあてながら言葉を掛けるとにいと口角を上げて。)

22: 村田 貴博 [×]
2014-06-13 21:48:21


そんなに驚かなくても。おはようございます。
(良かった。一夜開けて名前や顔すら忘れられていたらそれなりに答えるが、“村田くん”と呼ぶその声に安堵しつつ、こちらも挨拶をして微笑んでみせる。彼は昨日同様スーツをまとっているところを見ると出勤と言ったところだろうか。そんな詮索をしていると二言目を掛けられ「そうですか?湊さんはスーツでも年齢より若く見えますけどね。」と顎に手を添え ていかにもという素振りをする彼にお世辞とも取れるような言葉を付けて。だが、ぱっと見それなりに若く見えてしまうのは本当のことで遊び心もある彼に魅力を感じてしまう、というのは内緒で隣に並んで駅までの道を歩き。)

23: 湊 翔太郎 [×]
2014-06-14 21:53:21

おいおい、おっさんにそんなお世辞言っても何も出ないぞー?
(自分よりも若い彼に"若く見える"などと言われてもどうにもお世辞にしか聞こえず、それでも噛み殺せない嬉しさから困ったような笑みを浮かべながら言葉を返せば軽く頬を掻いて。その掻いた手を下ろす際ちらりと見えた時計が指す時刻に驚いたように目を見開けば慌てたように時計と相手とを交互に見ながら「ッやば、電車乗り遅れる!ごめん村田くん、俺ちょっと急がないと…あ、君の乗るのと違うなら此処で別れるから!」と話して。相手を探すのに少々ゆっくり歩いてしまっていたのが効いてきたのかもうすぐ自身の乗る快速電車が来る時刻でそれこそ全力で走れば何とか間に合うレベルで、それに彼を付き合わせるのも悪いと一応その旨も告げれば正直こうして話している間も惜しんで急ぎたい思いが出てきているのそわそわと徐々に歩調が早まり始めていて。)

24: 村田 貴博 [×]
2014-06-16 22:48:07

お世辞じゃないですよ。…え、もしかして快速ですか?俺も乗るんで急ぎましょ。
(特にお世辞という気を利かせたようなことを言ったつもりは無いのだが彼にはそのように捉えられていて嫌みったらしく思われたら気落ちするなと自分の言動に注意しつつ、一応訂正を。急に慌てた素振りを見せて足早に駅の方へ向かい歩く彼に、自分も今日は何時もより遅く家を出たのを思い出してそうゆっくりのんびりしていられないことを悟り彼の歩調に合わせる。「朝から大変ですね、俺ら。」なんてちょっとしたトラブルでも順応に楽しむことが出来るのは彼絡みだからだろうと印象が少し変わっていて。)


(/遅くなってしまい申し訳ありません。)


25: 湊 翔太郎 [×]
2014-06-17 20:24:41

ほんと、運悪いっつうかなー…よし、じゃあ走ろうか!
(なんという偶然か彼も同じ電車に乗る予定だった様子で、思わずこんなハプニングの最中だというのに少しばかり嬉しくなってしまえば口でこそ困ったような言葉を溢すものの表情はどこか楽しげに緩んでいて。しかしながらこんな楽しい会話でも続けていられるほど余裕もなく、鞄を走りやすいように抱え直してからちらりと相手に視線を送ると一言投げ掛け、それからたいして早くもない30代にできる限りの速度で駅に向かって走り出し。)
(/大丈夫ですよ、ゆっくりでも相手していただけるだけで此方は満足していますから。お気遣いは不要ですから、そちら様のペースで進めてくださいませ。)

26: 村田 貴博 [×]
2014-06-21 00:42:40

はい、俺はともかく湊さんは遅刻したらまずいですからね。
(鞄を抱えて走る体勢に入る彼を見ては自分もトートバッグを身体に密着させた後前髪をかき分け耳に髪の毛を掛けて。彼は運が悪いと言うが、偶然にもこのように居合わせたことに運がいいと思ってしまう。だが、自分は学生の身の上であって遅刻しても対して咎められることは無いが、彼は社会人で昨日聞いた話だが良いとこ勤めだそうな。自分では『おっさん』と代名詞を置いていながらもいそいそと小走りする彼の後ろを着いて行くも眠さで強張った表情は自然と和らいでいて。)


(/時間開けてしまってすみません。)

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