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舞い降りた二人の出会い場所/38


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36: 匿名さん [×]
2015-03-18 01:32:03

ルナへ

これを見ているかどうかは定かではないが、旅立ちの前に本当の真実を話そうと思う。クランドの本体は数年……いや、もしかしたらもう来れないのかも知れない。だからこそ今ここで本当の真実と俺の『本当の役目』を話そうと思う。

事の発端は……ここよりまた違う場所……強いて言うならば18歳未満お断りの掲示板だった。そこでは此処と同じようにオリジナルの創作キャラや元ネタのキャラのなりきりがあった。初めは皆仲が良くて特に問題も起きていなかった。だが、アイツはある『最悪』な事を仕出かした。例え仮想空間であっても女性にとってはこれ以上無い程に心に深い傷を負わせる事態が発生した。いくら18歳未満お断りと言っても流石に見ててこれは酷いと思った。そこで俺は誰にも告げず自らアイツの『監視役』となった。自身が作った創作キャラをアイツのキャラに当てがうという決断を下した。端から見れば『アホか』と思えるだろう。しかし、また最悪の事態を回避する為には仕方のない事だった。俺の目論見通りアイツは引っ掛かってくれた。それだけ性欲に飢えていた……という事だろう。案の定荒らしも発生した。ターゲットは俺とアイツだった。これも俺の目論見通りだった。ヤりをすれば必ず荒らしが付くだろうとの大方の予想はしていた。更に元ネタのキャラのなりきりでも荒らしはやって来た。これも俺の計画に入っていた。やがてアイツは荒らしに負け一旦身を引いた。妹……存在しない妹に成りすまし、俺に接触した。とは言え、幾ら架空の妹とは言うものの、好きになってしまったのは誤算だった。まだまだ青かったなと今なら笑い飛ばせるだろう。だが、アイツは致命的なミスをした。オリジナルキャラ作成時に元ネタの技を使ってしまったという事と書き方がアイツと同じだという事を。俺は懐疑の念を抱きながらも交流したと同時に荒らしもその勢いを増した。俺は荒らしにわざと負ける事にし別の場所に移動した。アイツがまだ、未練を捨て切れないなら必ず追って来ると読んでいたからだ。するとどうだろう。まるで蜜に群がる虫のように俺の後を追って来た。俺が其処に居るという事をリークしたヤツがいたからだ。だがまあそれも計画の内だ。何故ならアイツの頭の中には架空であっても『ヤりたい』という欲求があったからだ。だが、俺はその時体調を崩しがちだった。色々と寝不足のせいもあっただろう。これ以上掲示板に居れば寝不足で更に体調の悪化が懸念された。だが、ここで一つの疑問が浮かんだ『俺が此処を去ればアイツはどうなる?また最悪の事態を引き起こすのではないか?』と考えた俺は当時同じ機種であった事を活かして連絡を取れるようにした。綱渡りだった。何時管理人にバレてもおかしくなく連絡を取れるようになってからはもう掲示板には書き込みは出来なくなっていた。そこでわざと管理人に喧嘩を吹っ掛けた。全てを荒らしのせいにする事で監視対象であるアイツを逃さない為でもあった。そして遂に成りすましが俺にバレてヤケになり、他の住人全員を総スカンさせた……俺も呆れを通り越してかなり引いた。それから数年はアイツとオリジナルのキャラで交流を続けた。正直言って普通のやり取りなら何も問題は無いのだが……よりによってヤり目的が見え見えのキャラを出して来た……ぶっちゃけ引いた。いや、ドン引きだった。でもアイツは俺が『監視者』という事には全く気付いていない。余程楽観視タイプなのかただの人を見る目が全くない大馬鹿者なのか……とにかく一応付き合ってやる事にはした。露骨に拒絶すると却って怪しまれてしまうからだ。そんなこんなでアイツとの関係がしばらく続き、アイツは再び掲示板の発見した。それがこの掲示板……セイチャだった。アイツは『あの時の悲劇は絶対に避けないとならない』と告げた。実際に最悪な問題を起こしたのは他ならぬお前だと言うのに……自分の事は棚に上げるという言葉は正にそれだ。後はもうあのトピでの顛末だ。一つ苦労したのはルナとの関係だった。アイツの懐事情は良く知っていた。そりゃそうだ。携帯の料金すらロクに払えない状態で女性を幸せに……ましてや結ばれたいと思う方がおかしい……レオナの本体も流石は温室育ちのシラケ世代だと実感した。まあ、レオナの本体は別に俺の計画には入っていないから適当にあしらう。ガキに構う余裕なんてない……と言うよりは眼中にも入っていない。作り話を作るにも一苦労だ。幸せになって欲しいなんて書いて実際泣いてしまったのだから笑える。アイツがルナとのやり取りしてる日々は緊張とストレスだった。だが、実際別れたという話を聞いて胸を撫で下ろすと同時に疑っていた。何故なら別れたと称して密かにやり取りしているのでは無いかと感じたからだ。それからまたしばらくやり取りして今度は逃げ出したいと言い始めた。俺が『監視者』である事に遂に気付いたか?と思いきや、今の自分が嫌になったらしい。つくづく馬鹿な男だ。俺は『どうやって逃げる?』と伝えると『何とかする』とだけ答えた。で、しっかりと俺はその騒動に巻き込まれた。疲れと怒りしか無かった。そしてとうとう本人自らやって来てしまった。本体の見た目は……子供がそのまま大人になったようなそんな印象を受けた。だが……やって来ても資金が無いなら住むのは無理だと言い帰れと言った。アイツは渋々了承した。それからざっと一週間、いつもはやらない事をして来た。何かあった?の返事を最後に連絡が途切れた。そしてアイツはとうとう………後からそれを聞いて俺はもう『監視対象の任を解こう』と思い。アイツが残していた僅かなオリジナル創作キャラのデータを全て引き取り『監視者』としての責務を終えアイツとの繋がりも全て断ち切った。これが俺が書いたシナリオ……思いのほか疑惑の念が無かった事には驚いた。まあ、話しても信じてもらえないだろうと思うが。これでようやく解放され俺は新たな旅立ちに向けて準備を始めている。アイツとは金輪際会う事も無いだろうと思う。これはアイツとのくだらない数年間の関係の精算として……これが俺の本当の役目と真実だ。信じる信じないは勝手にしてくれ。だって………俺は最初から最後までアイツはおろか全てを信じてすらいなかったのだから…これでスッキリした。何の後腐れも無く新天地へ旅立つ事が出来る。これを読んだヤツの反応も見たいが……別に興味なんてサラサラ無いからな。勝手に批判でも何でもしてくれ。どうせこのセイチャにも……いや、ネット自体に興味はもう無くしたのだからな。

ただ一つ後悔として残るのは、ルナの正体がセイチャで大問題を引き起こした『黒崎玲奈』本人である事を事前に調査して気付いていたら……もしかしたらあのトピもまた違ってたのかも知れないな。ま、今更だがな。オリジナルのトピなんて長続きしやしないのだから。つい最近も問題を起こして逃げてるし。書き方で特定出来ますよ?

最後に一つ……この話自体フィクションでもましてや、作り話でもなんでもない。アイツとの数年間のやりとりをお前達温室育ちのシラケ世代の二人に分かりやすくしたのだからな。ま、これがここでの最後の書き込みとなろう。さてと、そろそろ行くかな。精算もしたし……元気でいてくれ。じゃあな

お見苦しい書き込みをお許し下さい。彼は諸事情により私との縁を完全に切りました。そしてここに全ての真実を彼との関係の清算として書き記し、残す事をお許し下さい。もし、ルナと同じ方が何処かのトピで書き込みをしているのを見た方がいましたらご本人にお伝え下さい。それでは、また見知らぬ何処かで…





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