今夜、制服のｼﾞﾚﾝﾏに捕らわれて。...nl、/10

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自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
5：高井蓮斗　[×]
2013-11-01 12:19:41

…えー… と、
( 気が遠くなる程の資料を整理して居る途中、寝てしまったのか気がつけば窓の外はすっかり橙色に染まって居た。さて、再開しなきゃな…と己の頬数度叩いては未だふわふわとした眠気追いやり資料に手を伸ばした時、異変に気付いたのだ。自分の直ぐ隣に女子生徒が倒れて居るでは無いか。黒い短髪にかなり着崩された制服。何度か朝の校門前ﾁｪｯｸで彼女の事を注意した覚えが有る。見覚えの有る彼女は確か大神…そうだ大神ｶﾝﾅ。何てそんな場合じゃない。この際誰だって関係ない、人が倒れている事が問題なのだ。手に取った資料などそっちのけで彼女に駆け寄ると「大神、聞こえるか?」声をかけながら軽く肩を揺すれば心地よさそうに寝息を立てて居るのに気付く。つまりは寝ているだけだった。彼女の無事に安堵するも自分の焦り様に思わず頬緩まってしまう。にしても何故こんな処で…そんな考えを巡らせながら辺りを見回すと答えは簡単に見つけられた。先程迄己が資料整理の為に使って居た机、この場所は大神ｶﾝﾅの物だったのだ。引き出しには何冊かの教科書と教科別のﾉｰﾄ、恐らく忘れ物を取りに戻ったと言う事だろう。己の体と大量の資料が彼女を阻んで居たかと思うと若干の罪悪感が。とにかくこんな処で寝かせた侭で置くわけにも行かない。「大神-.起きろ。ンなとこで寝てたら風邪引くぞ-」優しい声色では有るがあくまで起こす為に大きめの声量で声をかけた。 )/

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