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王子と魔女と姫君とお伽噺。 nl/13


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2: 大路 悠 [×]
2013-08-12 01:04:35


これは、昔と現在の御噺。

まずは、昔。

昔々、あるところに美しい王子様がいました。
その王子は、美しい女性を見ると直ぐに
口説いてしまう、タラシなバカ王子様でした。

王子はお伽噺に出てくる全ての姫君を口説き落とし、愛を囁き合う毎日を送っていました。
ですが、姫君達は毎日王子に聞いていることがあります。

「王子、一体どの姫を側室にお迎えになるの?」
「私は一人の女性を愛す、罪なことは出来ません。
私は姫の事を平等に愛しているのです。」
王子の答えはいつもこればかり。

ある日、民に恐れられていたある魔女が王子のその生活に怒り狂っていました。
姫君には、出逢うべく出逢う筈だった、運命の王子様がいたからです。

魔女は夜中、王子の王宮に忍び王子の寝台へと入りました。
「王子、姫君の運命を狂わせた罪、償って頂く。」
魔女は、王子に呪いの魔法を掛けました。

それは、来世さ女性として生きる禁断の魔法。
そして、その魔法は一人の女性を愛すまで解けない呪いだったのです。

夜が明けると王子は死にました。

悲しみにくれた姫君に魔女は言いました、
「王子には来世、女になる呪いを掛けた、王子を誠に愛し、来世でまた王子に逢いたいものにはチャンスをやろう。」

と。


現在の御噺。

魔法に掛かっているとは知らない前世の記憶なし王子様がいました。

その王子様は女性でした。
幼少期は女の子らしく育ったのですが、
小学生に上がると途端に男らしくなったのです。

その、王子様はよく女の子にモテました、
そして、云われたのです、「お前みたいな男女に恋なんて似合わねぇーよ」と。

それからは、王子様は偽の笑顔を作ることが多くなりました、心に深い傷を負ったからです。

王子はそれから転校し、女子学校で寮暮らしをしていました。
ある日、両親が日本に帰ってくることが分かりました。
王子は昔、住んでいたが家に戻り高校1年の夏にお伽林高校に転入しました。

ですが、出逢うのです。
かつて王子に恋い焦がれた
男性になった姫君と魔女に。

「王子、王子様ですよね!!」
「つーか、お前。こいつらの誰かと恋しねぇと死ぬぞ。」

さて、前世の記憶の無いタラシ王子様と、出逢う事を待っていた記憶の有るお姫様と魔女との魔法を解くためのラブストーリー、どうなるのやら。

つまり、設定は。

一人の女性を愛さないと解けない魔法に掛けられた女性の王子様と、王子様に愛されたくて出逢った男性の君なの御噺です。

なので、一応。
王子と恋して頂ければ、と、思います!!

自己満足ですいません、
でも、日が経ったら他女性キャラと恋愛もアリなので!!

次もレス禁。


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