TOP >
その他のテーマ
自分のトピックを作る
■:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-11 00:01:34
観覧大感謝デス。
・此処はヘノヘノモヘジが恋愛小説を書いていこうと思います。
・学校やら何やらあり、投稿するのが遅くなったり置きレスみたくなってしまうかもですが見守ってて下さi ←
・観覧して下さった人からの感想やアドバイスなど改善点など直したほうが良いと云う事でも何でも良いですから何かして欲しいです←
・ただし、荒らす事などセイチャットの基本ルールが守れない人は回れ右です。
・ゆっくり楽しんでいきましょー。
では恋愛小説を読んで主人公を自分に置き換えてみてはいかがでしょう?……なんて。
スタート!!!!←
1:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-11 01:15:04
━━━━━━━━━ ‥、
夏。ミーミーと鳴くセミの音と共に朝を迎える。
ピピピピッとアラームが鳴り響き目を覚ます。
「 ‥ ん…、」
もう朝…?早い。
「 陽菜ー! 起きなよー? 」
「 起きてるー 」
寝ぼけてるのか若干棒読みで返事を返すこの人が私。佐藤 陽菜-サトウ ヒナ-。
そしてこの朝っぱらから明るい子が友達の綾瀬 李穂-アヤセ リホ-。
去年、私達がはたちになり大学生になって少し経った5月頃から新しく出来たアパートで一緒に暮らしている。
自室から出ればエプロン姿の李穂が居た。
普段エプロンなんてつけ無いのにどうしたんだろう。良い事でもあるのかな。
「 …李穂おはよう 」
「 おはよ〜、今日何があるか分かってるよね? 」
「 え、何だっけ…? 」
「 もう!、セブンイレブンのバイトの面接でしょ! 」
「 あー、あの店長がイケメンサンの。」
「 そうだよ! あたしはこの日を待っていたのだー! 」
「 受かるか分からないのにね。」
「 うう。陽菜には夢が無いのか、夢が。受かるかもしれないと云う可能性を信じなきゃ! 」
「 まあ‥、うん。そうだね。」
なんてポジティブな!
あれ。私ネガティ‥、いや!まだネガティブとは決まってないよね。
「 っていうか李穂。バイトの面接より大事な事忘れてる 」
「 え、何何⁉ 合コン⁇ 」
「 合コンな訳ないでしょー。フルートのオーディション。」
「 なんだ、そんな事。」
「 そんな事って大事でしょうよ 」
「 イケメン店長のほが大事! 」
「 李穂はどんな馬鹿と似たのだか 」
「 ちょ、何気に傷つく 」
「 ごめんごめん(笑 」
私達は高校生からフルートをやっていて今日はそのオーディションがある。日曜日に行われる舞台に出場出来るかがこのオーディションで決められる。
そしてオーディションが終わったらセブンイレブンに行ってバイト面接をする。
李穂が"其処の店長がイケメンだから"と進めてきて2人で行く事にした。
つくづく思うんだけど私達って凄いと思う。だってフルートやバイト面接の他にも本屋サンでバイトしてるし大学だって行っている。
私は大変だよねー、なんてあまり言えない。1番大変なのは李穂だから。
李穂は意外に料理も上手いし裁縫も得意だし綺麗好き。其れに比べて私は料理はそこそこで裁縫は大の苦手で綺麗好きなんて程遠いく、家ではダラダラしてばっか。女子2人きりだから大丈夫、とノーブラで居る事も多い。
だから料理も裁縫もほとんど李穂がやってくれている。唯一私のやる事と言えば洗濯物、掃除くらいだ。あ、買い物も。
だから李穂には本当感謝してる。
最近では
「 あ゛ー! 彼氏欲しー… 」
が李穂の口癖になっている。私達2人は1年間続いた彼氏居ない歴21年。産まれてから現在まで1年間続いた彼氏が居ない。たとえ彼氏が出来てもすぐ別れる。長く続いたとして1ヶ月。
李穂なんか性格は置いといて顔やルックスは可愛いのに。
私は今更彼氏欲しいなんて思っては居ない。
中2の時と高1の時の彼氏に二股をかけられると云う残酷な理由で若干男性不信なのかもしれない。
「 李穂なら出来るって。」
「 それ前も聞いたー。なのに出来なかったもん 」
「 う…。っていうか李穂。あの後輩クンはどうした、後輩クンは 」
「 あー、康介クン?あれはただの暇つぶしにちょっかい出した後輩だから 」
「 そ、そうなんだ 」
つくづく思う。李穂って恋愛に関してはちょっと酷いよね。
「 とゆう前に後輩に手出すなんてある意味犯罪でしょ?陽菜は出来る?」
「 …いや出来ないな。」
そう言われてみれば。
「 でしょー? 私今年中に彼氏作るのを目標とする! 」
「 去年と同じ目標じゃん。」
「 もー!其処は伏せといて! 」
「 あはは、ごめんて。あ、そろそろ出る?早めに行ったほうが良いかもよ 」
「 そうだね、混んだらいけないしね。それに早くイケメン店長に会いたい 」
「 それが本音ね…… 」
時計を見れば09:25で。オーディションは10:00から。
バスに乗って行くんだけど道が混みそうだからちょっと早めに出る事にした。
2:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-11 21:15:48
「 ねえ、李穂。受かるかなあ 」
「 受かるよ!てか受からなきゃ困る 」
「 だよね。」
「 だって受からなきゃイケメン店長と毎日会え「 オーディションの事だよ(汗 」
「 あー、オーディション? 陽菜なら受かるよ、昨日あんなに練習したんだから 」
微笑んでそう言う。
そうだよね…練習したもんね。
「 うん、そだねー 」
「 Σ、バス来た!! 急ごっ 」
「 わ、ほんとだ!」
のんびりしている暇は無い。
バス停にもうバスが来たのだ。
「 乗ります乗りますー 」
━━━━━━━━━ ‥、
「 なんだかんだ言って早く着いたねー。ねぇ、李‥穂? 」
オーディション会場に着き李穂に話しかける。
横を向けば居たはずの李穂が居ない。
あれ…何処言ったの、李穂。
…………………居たァァァア!!←
李穂今、19歳くらいの少年に逆ナンしてます。←
オーディション前と云うのにどんだけ呑気なんだよ,
「 あはは、すいませんー 」
と言いながら李穂を引っ張り元の場所に連行←
「 ちょ、陽菜何すんの 」
「 何オーディション前に逆ナンしてんのよ 」
「 だってイケメンだったからさー 」
「 …でもさ。フルートさあ、あれくらいの年齢の子でもするんだねー、しかも男の子! 」
「 最近はね、芸術系男子もいるんだと思う。」
「 芸術ブームか。←」
「 …… 」
「 え、スルー? 」
「 陽菜ってそんな事言うキャラだった? 」
「 どんなキャラよ 」
「 馬鹿キャラだと思う 」
「 李穂にだけは言われたくなかったな、その言葉。」
『 オーディション会場にお越し下さった方々に報告します。これをもちまして、オーディションを開始致します。自分の番号が呼ばれたらオーディション入口までお越し下さい。なお、携帯電話はマナーモードにしておいて下さい 』
私達の会話を遮るように響き渡る放送。
さっき来たばかりなのに意外と時間って早いなあ。
「 もう始まるね、李穂何番? 」
「 2番。陽菜は? 」
「 1番…。」
「 マジか…頑張れ 」
オーディション会場に着いた人から受付に行ったからか私達が1番最初で。
1番になるんだったらもっと遅く来れば良かった…。
『 オーディション番号1番の方。オーディション番号1番の方。オーディション入口までお越し下さい。』
「 んじゃ、行って来ます! 」
「 行ってらっしゃい! 次会うのはオーディション会場の外で! 」
「 うん 」
警官のポーズで"行って来ます"と言えば分かれる。
はあ、緊張する‥。
「 失礼します。オーディション番号1番佐藤陽菜です。宜しくお願いします。」
━━━━━━━━━ ‥、
「 はぁー… 」
オーディションが終わり会場から出ればベンチに座ってガクッと俯く。
世の中甘くないね、普通さ、練習では綺麗なファが出たのに本番でぼれ汚い音が出るなんて事ある⁉あるかもしれないけどさ、今日くらい。今日くらい合格させてくれたって良いじゃんかーよ。
「 陽菜ァー! 」
「 あ、李穂ォー 」
ギュッと抱きつく。運命の再開した2人みたいに。
「 あたし受かった! 」
「 おめでとう! 」
「 陽菜は? 」
「 落ちたー… 」
「 え、まじ?、ごめん 」
「 謝らないで。余計泣けてくる 」
「 嗚呼、うん。ごめん。あ!、何でも無い← 」
「 うん‥ 」
「 まあさ、今日は無理でも次がある!って言うじゃん? 」
「 …え、言うっけ? 」
「 言うの! 」
「 あたしフルートもうやめようかな。」
「 まあそれは陽菜が決める事だけど。よく考えなよ 」
「 うん、そだね。」
「 よし! セブンイレブンへ行こ! 面接受かろう! 」
「 うん!‥レッツゴー! 」
「 ゴーゴー! 」
なんかスッキリしてきた。なんかどうでも良くなってきた。うそうそ。次頑張ろうかな…。
3:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-17 15:57:40
━━━━━…
セブンイレブンに着き、外から店長を探す。
「 陽菜陽菜陽菜陽菜!、店長ほんとにかっこ良いよ! 」
「 え、どれ店長 」
「 あれだって、あのレジに居る」
「 ぇえ⁉店長ってさ、もっと年取ってる人がやるもんじゃないの?」
「 んなのどうでも良いじゃん。ね、かっこ良いでしょ?」
「 うん、かっこ良いね、確かに。」
確かにかっこ良い。"超"が3個付くくらいかっこ良い。
「 でもさー、あーゆーのって絶対3股とかしそうだよ。」
「 わかんないじゃん。陽菜はね、心配性な所あるからなあ。」
「 李穂は人を顔で決め過ぎだよ 」
「 ⁉あたしだって顔以外も見てるよ! 金とか筋肉とか金とか筋肉とか! 」
「 ・・・。」
「 え、その無言なに。なに?何なの?」
「 もう行こ、面接始まるよ 」
「 だね、行こっ 」
今の李穂って云うか李穂に通用する言葉は無いのかな…。
李穂はいつも男になると顔とか金とかで決めるからなぁ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄…
「 受かったぁぁ!!!!! 」
「 李穂うるさいからー。私も受かったよ 」
「 これで毎日イケメンに会えるね! 」
「 はいはい、そーだねー。」
何で李穂を採用した⁉李穂採用したら終わりだよ…、店長殺されるよ…。
李穂のイケメン地獄の穴に埋められるぞー!!!←
「 今日は帰って良いらしいよ 」
「 えー、イケメン店長ともっと一緒に居たかったなー 」
「 下心丸出しだよ、店長と付き合いたいってのが丸出しだよ!」
「 えへ。」
「 えへ、じゃないでしょ、えへじゃ 」
「 じゃあなんて言えば良いのよ 」
「 …さ、さあ 」
「 さあっておい 」
なんて話をしてれば家に着き掃除をすれば各自睡眠をとって。
これから起こる事がどれだけ辛いことなのか、悲しい事なのか、まだ私達は知りもしなかった_____
4:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-21 14:24:46
━━━━━…
次の日、早速バイトが入りセブンイレブンへ行く。
時刻はAm7:30。 早い。早過ぎる…。
私が起きる時間はAm11:00←
李穂が起きる時間は恐らくAm10:30過ぎ。
こんな時間に起きる人達がAm7:00に起きれるとでも?いやまあね、頑張れば起きれるよ?でもね、7時はきついよ、7時は。んな事言いながらも現在起きてるんだけども。正式に言えば李穂に起こしてもらったんだけどね。
李穂に聞けば何か6:30頃から起きてたらしい。どんだけあの店長に会いたいんだか。
「陽菜-...。眠いよ-...。」
「あたしも..。」
「あ!!店長だ-!!」
「ちょ、李穂」
店長の所へ行こうとしている李穂を止めようとするも遅かった。すでに、
「手嶋サンおはよう御座いま-す。」
なんて声をかけていた。
さっきの眠気はどこいった!それに店長なのに名前呼び..。
「 嗚呼、綾瀬サンおはよう。佐藤サンも。」
「 店長おはよう御座います 」
「 佐藤サン、店長じゃなくても綾瀬サンみたいに手嶋で良いよ? 」
「 そうだよ陽菜-。」
「 うん、有難う御座います! 」
優しいなあ。カッコいいなあ。今回ばかりは李穂に少しは感謝するかな。
だっていつも李穂が狙う男子は腹筋が割れてる人限定だもん。←
今回はどうしたんだろ-。この人(手嶋サン)は腹筋割れてそうに無い。
結局、彼氏欲しいとかで焦ってるから顔が良ければいいってゆ-事になってしまったわけか...。
「 じゃあ此処よろしくね 」
「 分かりました-♡ ← 」
「 了解です 」
初めてなのにレジと云う重要な仕事を任された。
「 あれ、意外にできるなレジ。ねえ、李..李穂?? 」
隣に居るはずの李穂が居ないと思いきや手嶋サンの隣に居た。
何やってんのり穂は!?
「 手嶋サンって彼女居るんですか?? 」
何聞いてるの李穂ったら。
そんなの居るわけ無「 居るよ、最近出来た彼女が 」
……………え。
「「 ええぇぇえぇ-!!? 」」
「 ちょ、2人とも仕事中だよ; 」
私たちは仕事中だと云う事も忘れ、声を合わせて驚いた。驚くを越えるくらい驚いた。意味分かんないか。←
5:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-21 14:44:21
*誤字*
何やってんのり穂は⁉ → 何やってんの李穂は⁉
6:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-06-24 08:28:33
━━━━━━━━━ ‥、
次の日。
昨日はあれから李穂は一時停止状態だった。
"あれ"といのはセブンの店長に彼女サンが居る事。
正直あれは驚いた。
でもまあ…
「 ねー、李穂。考えてみればさ。あんなにカッコイイ人に彼女が居ないほうが驚くよね。」
「 うん。でもショックだなあ。狙ってたのに 」
「 やっぱりか 」
「 だってカッコイイんだもんッ。腹筋なさそうだったけど顔がカッコイイから許してた 」
「 見た目じゃなく中身を見なよ、中身を。でもあたし腹筋は要らないかなぁ? 」
「 なッ!!!陽菜! 男に腹筋は欠かせない物よ 」
「 何それ ワラ 」
腹筋ねえ……………要らんわ。ウン。
「 あ、そうだ陽菜。愛菜の結婚式行く? 」
「 あー、愛菜のー?どうしよ 」
「 正直さ、4万きつくない? 」
「 うん、ちょっとね。でも中学の時一緒にカルテット組んだよね 」
「 じゃあ行くか。出逢いあるかもだし 」
「 そうだね 」
こうして私達は愛菜と云う中学の時友達だった人の結婚式に行く事になった。
李穂が言ってた"出逢い"だけが目的じゃないよ?ちゃんと祝いに行ってそのついでに探すだけだから!
7:
ヘノヘノモヘジ [×]
2013-07-08 20:35:46
━━━━━━━━━━…、
愛菜の結婚式には行ったものの結局良い男は見つからず。
それから1週間が過ぎた。バイトも慣れてきたところ。
「 はあ、もう1週間かー… 」
「 あっとゆーまだね。それに良い男?も見つからなかったし。それに愛菜、年下に手ー出してたんだね 」
「 あれはね、びっくりしたね。年下はねー…うん。 」
「 それにさ、あれイケメンっちゃー、イケメンだけど体育系男子だったじゃん?うちら芸術系女子には合わないよ 」
「 いやいや、そーゆーのじゃなくて。その言い方だと愛菜の旦那サンがあたしらに合うか、って話になってるって。 」
「 話ズれてたね. 」
「 うん。あ、そういえばさ.店長が今度男の人紹介してくれるんだって。良かったね、李穂. 」
今はアパートの近くにある居酒屋に居る。
李穂が「行こ行こ」うるさいから。←
「 えΣ.まじ⁉陽菜も行くよね? 」
「 あたし?うーん、あたしは行かな「 何々.行くって?了解、店長にメールしとくね 」
「 あの李穂サン?行くなんて一言も言ってな… 」
でもなあ…、暇なのは確かだしな。
たまには行って息抜きも良いよね。
「 …うん、行くわ。李穂メールよろ。」
「 そうで無くっちゃ。………そーしんッと! 」
「 おじょうさんたち、飲み物どーしやすか? 」
「 安堂サン、今日はビール2本よろしく 」
「 え、陽菜大丈夫なの? 」
「 大丈夫、あたしもともと酒強いから 」
「 おー、陽菜ちゃんやるねえー。ほらビール 」
「 3本来てるけどー? 」
「 ははは、おっさんのサービスだ。飲め飲めー! 」
「 おー!!つか安堂チャンずるい! 」
「 李穂ちゃんにもあるに決まってんだろー、ほらビール2本 」
「 安堂チャンナイスッ 」
_________
あの日は何か飲みたい気分だった。
フルートの事も。全部含めてモヤモヤしてたし。
実はこの前、親から久しぶりの電話があった。「 そろそろ帰ってこないかー? 」だってさ。
急に言われても……はっきり言って困る。
自分の夢とか友達とか全部捨ててまで田舎に帰って店継ぐなんて無理。
でも多分………。心のどこかでは父の体とか店の事とかちょっとは気になってるんだと思う。
「 陽菜ー!10時.10時! 」
「 あ!今日って… 」
「「 店長が男の人を紹介してくれる日!!! 」」
そう。今日は店長が男の人を紹介してくれる日。
すっかり忘れてた。
慌てて着替えたり準備をした私達は11時に間に合うように10時30分に家を出た。
「 急げー! 」
「 レッツゴー! 」
「 ゴーゴー! 」
私達はまだ。これから紹介される男の人と出会う事でどんなに辛いことがあるのか.悲しい事があるのか.まだ何も知らなかった。
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]その他のテーマ
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle