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落霜ノ箱 オトシモノバコ- [×]
2013-06-10 21:43:08
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄....,
教室で一つ、欠伸が漏れる。
たいして楽しくもつまらなくもない平凡な日常を送るのはこの私、加賀美雛乃。
「ヒーナノ! 今日さ? 近くのコンビニで新しいカッコイイアルバイト店員見つけたんだ!
見に行かない?」
そう呼びかけに来たのはニコニコほほ笑みながらこちらを見つめる親友の志津加。
志津加は流行やら最近やらの流れにノルタイプ、てか作るタイプだから噂とかなんだかと色々な情報を持っている。
この前は....,確か、猫のコスプレ衣装大会だかなんだかで←、
「別に良いけど、志津加には必要なくない? 彼氏持ちなんだし、」
「そーじゃないの!」
は? じゃあ何? みたいな← もしかしたら私に似合う彼氏になるかもとか?
「違うの、なんとなく雰囲気的に雛乃に合いそうなの!」
うわ、予想は的中! とか言って、実際見に行きたいだけってのがバレバレ。
まぁ、暇だし、予定もないから付き合うか,
「おい、どっか行くのか?栗山とバカヒナちゃn、」
うぉい、出た―、この声は、もしやもしやの...!
「「尾崎!」」
志津加と言葉がハモル。相手はハ?みたいな顔でこちらを見る。
こいつは尾崎桐戸。私の小学校時代からの幼なじみでde luxe問題児。
「てか、聞いてれば何? バカヒナに合いそうな彼氏がいる?
笑わせんなっての、こいつに彼氏が出来るとか、俺が真面目になる確率より低いわワラ」
うぉい、今の言葉、何なんだぁ?
「ちょいちょい、それ、言いすぎんじゃねえの? 確かにお前が真面目になる確率は0だけどさぁ、結構、中学時代はもてたもんよ?」
「ハ? フっ、それはお前の友達がお前よりも10000倍もの可愛さがあるお前のいとこの画像を間違えて男子にぶちまけたからだろ?」
ムッカー! そんなんだったらとことんやってやろうじゃない!
「じゃあ私、そのアルバイトの人を落として見せる! それが出来たら私の勝ちだからね!」
そう言い残せば志津加に手を力いっぱい握り締めて教室を出る。
ホント、アイツの言葉には一々ムカツク!
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