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中学生・高校生チャット
自分のトピックを作る
■:
杏 [×]
2013-05-04 19:47:46
いきなりごめんなさい。
そして初めまして、杏です。
たまに小説上げさせていただきたいと思っています。
なので、気が向いたら
感想とか批判とか、何でも良いので意見を聞かせてください。
お願いします!
1:
杏 [×]
2013-05-04 19:49:09
今日は既に完成してる一作だけ…
気が向いたら誰か読んでください。
2:
紫水晶 _1 [×]
2013-05-04 19:49:53
とある木曜日。
まだ今週終わんないのかー、
次英語ヤだなー
なんてぽけーっと差し込んでくる日の光に微睡んでたら
急に友人たちに話を振られた。
「綾野ー!あのさ、めんどくさい奴ってうざくない?」
「え?」
「だから、面倒な奴って鬱陶しいと思わん?」
「…え?あぁ、確かに正直ちょっと面倒かも」
「っしょー!?あーもーあの子マジないわー」
「でさ、今度の日曜なんだけど…」
突然ぐっ、と見えない何かで心臓をキツく締め上げられた気がした。
圧迫されるその感覚に思わずぎゅっと
自分の胸当たりの制服を掻き集め、握りしめる。
(痛い、いたい。)
呼吸が上手にできない。
まるで今の私は陸に打ち上げられた魚みたいだ。
ヒューヒューと喉から掠れた音がして、
体が酸素が足りないことを訴える。
(あ、これはちょいとやばいかも)
そう思ったのを最後に、私は意識を手放した___
3:
紫水晶 _2 [×]
2013-05-04 19:50:18
ぱちり。ふいに目が覚めてまぶたを開けるとそこには弟の姿があった。
イスに座って、左頬だけをシーツにうずめている。
(ん?シーツ?)
そこで漸く自分がベッドにいることに気付く。
(あれ、ここどこだっけ。)
ぐるり、と周囲を見渡すと棚に詰まった薬品的な何かが見えた。
どうやらここは保健室らしい。
自分がまだ学校にいることに少し驚く。
(てっきり家に帰されてるかと思ったのになぁ)
そこで私ははた、と急に倒れる直前のことを思い出した。
(そうだ、私は__)
4:
紫水晶 _3 [×]
2013-05-04 19:50:54
人は、どうしても面倒ごとを嫌う傾向がある。
例えば、面白い人は好きだけど暗い人は気を遣わなきゃいけないから
めんどくさくてイヤ。だとか、
他人の悩みとかは重いしめんどくさいから聞きたくない。だとか。
すぐに「めんどくさい」が出てきて
その事柄を露骨に避けたり嫌がったりする。
それを私は知ってる。…知っているんだ。
だから私はみんなと仲良くいたいから、楽しく毎日を過ごしたいから、
人前では自分の「めんどくさい」一面を蓋をして
明るく賑やかにうるさいくらいの自分を演じることにしてるの。
だからみんなは私のめんどくさい一面なんて知ってる訳ない。
…それなのに、さっきいきなり話題を振られたとき
私は素面の自分に向かって言われてるのかと錯覚した。
鈍器で思いっきり頭をぶん殴られたかと思った。
それぐらい怖かった。ほんとうに、こわかった…
嫌われるのも、避けられるのも、嫌がられるのも、独りになるのも
なにもかもが怖くて恐くて。
……私は、やっぱり、臆病者だ__
5:
紫水晶 _4 [×]
2013-05-04 19:51:25
急に視線を感じてはっ、と我に返る。
そして静寂。
弟の真っ直ぐで真っ黒な瞳が私を見つめていた。
…赤い。さっきまで全然気にならなかったのに
窓から差し込む夕日が真っ白なシーツと私と、そして弟を真紅に染め上げている。
気まずくなって先に視線を逸らしたのは私の方だった。
「待っててくれたの?ごめんね、ありがと。じゃ、帰…」
「姉ちゃん、何があった。」
「ふへ?あぁ、なんでもないよ。ただちょっとぜんそくになっちゃっただけ!」
驚いた。いきなり核心突いてくるんだもん。
けど、もっともらしい言い訳が出来て、少しほっとする。
「嘘つき。」
そんな私をみて弟が言葉を発した。
「……っ!!」
(なんで、そんなこと、言うの…?)
「姉ちゃん!?」
どくっ、どくっ、と動悸が激しく鳴る。
弟の上ずった声なんか、耳に入らない。
また、呼吸が、出来なく…
ぐるぐるぐるぐる。
回って、まわって、落ちていく、堕ちていく____
6:
紫水晶 _5 [×]
2013-05-04 19:52:15
ふいにぎゅぅっとあたたかさを感じた。
しっかりと背後から抱き留められる。
(やだ、離して…)
「私は、ダメなのっ」
必死に暴れているのに、その手は全然私を離してくれない。
(このままじゃダメだ、分かってる)
ちゃんとしなくちゃ、笑わなきゃ…
でも、でも…っ
「大丈夫、大丈夫だから」
ぎゅっと更に強く抱きしめられ、背中をさすられる。
だんだん日常が戻ってくるのを感じた。
7:
紫水晶 _6 [×]
2013-05-04 19:52:42
「姉ちゃん…」
すがるように見てくる弟の潤んだ瞳が可愛いなぁ、なんて場違いなことを思っていたら、急に弟に謝られた。
「……ごめん、なさい。」
「・・・?」
なんで私が謝られてるんだろう。私は心配して貰った方なのに。
きょとん、とした顔をしていたのだろうか。弟が再び口を開いた。
「俺が、勝手に踏み込んだから。」
「・・・!!」
思わず、自分の目が見開いた。
(どうして…)
(けれど何も言い返せないのはそれが図星だから)
「…姉ちゃんが何悩んでるのかさ、俺は分かんないんだけど。」
「・・・うん。」
(悩むなんてめんどくさいから止めろよ、って言うのかな)
直感的にそう思った。…なのに
「ほら、見てよ」
なんて想像と全然違うことを言われて思わずぽかーんとしてしまった。
が、弟の差し出した手のひらを見るとそこにあったのは
キラキラ光る綺麗な紫水晶だった。
昔、私があげた弟の誕生石のアメジスト。
「これ…」
「そう。覚えてる?これ、昔誕生日にもらったんだけど。」
「…覚えてる。覚えてるよ。」
「綺麗だろ?これさ、削れ方が複雑だからこんなに綺麗なんだって」
「へぇ、そうなんだ。」
「そ。複雑だから綺麗なんだよ」
いきなりズガーン、と胸を打ち抜かれた思いがした。
直球ど真ん中ストライクとはよく言ったものだ___
(衝撃的なその言葉は、)
(まるで私の全てを見透かした上で包んでくれるようだった。)
8:
紫水晶 _7 [×]
2013-05-04 19:53:13
「俺の言いたいこと、なんとなく分かった?」
「……うん。」
「あっそ。じゃあもういいよな?さっさと帰ろうぜ、腹減ったわー」
言うや否やずんずん私を置いて先を歩いていく背中は、
いつの間にか私の背を追い抜いていた。
それを知ったのはずいぶん前だったけれど。
でもなぜか今日はそんな背中を、とても愛しく感じた。
「待ちなさいよっ!!」
「はっ、やなこったー!」
9:
紫水晶 _last [×]
2013-05-04 19:54:03
___紫水晶
(「複雑だから綺麗」)
(そう言われて、もう一度見たそれは)
(日の光を受け煌めいていて、確かに間違いなく綺麗だった。)
10:
けん [×]
2013-05-04 20:18:05
いいと思います!
11:
杏 [×]
2013-05-04 20:41:37
けんさん!ありがとうございます…!!
やっぱそう言ってもらえると嬉しいです!
ですが、「ここは変!」とか「ここが好き!」とかいうところがもしあれば、
ぜひ教えて下さいね!
お願いします♪
12:
ゲン [×]
2013-05-04 20:58:03
個人的には登場人物のキャラが立っていてとてもいいとおもいました!
あと多少大げさなくらいの表現も姉の悩みの深さが分かりいいと思います!
弟の設定が少しあってもいいかもしれません
長文失礼しました!
13:
杏 [×]
2013-05-04 21:20:17
ゲンさん!
具体的な指摘ありがとうございますっ♪
弟の設定ですか?
…正直そこまで考えていませんでした((汗
でもなるほど!
確かにキャラの成立は必要ですよね!!
適切かつ分かりやすいアドバイスとご意見、ありがとうございました!
14:
けん [×]
2013-05-04 21:28:36
ゲンって僕です すみません…
弟の設定で 一つ下とか書いておけば弟が姉のことを分かっているのもうなずけるかもしれません
えらそうなことを言ってすみませんでした…
僕はとても好きですよ!
15:
杏 [×]
2013-05-05 05:04:04
あ、けんさんでしたか!
重ね重ねありがとうございます♪((微笑
なるほど。そっか、そうですね!
全然思いつきませんでした…
けんさんのアドバイスは分かり易くて、的を射ていてとても助かります。
それに全然偉そうなんかじゃないですよ!!!
こんな拙い話を読んでくれて、好きだと言ってくれて、
本当にありがとうございます…!!
16:
匿名 [×]
2013-05-05 12:23:34
小説読みました
私の意見としてはいきなり話を入れるとどういう話なのかわからないので最初に作品の説明を軽く入れたりした方がいいと思います
内容の方は良い感じだと思いますが
友達からの面倒な奴は鬱陶しいっという話があった後息が苦しくなって意識が飛ぶというのは何も説明なしのままではあまりにも話が大袈裟に書かれすぎてると思うので人は、どうしてもから演じることにしてるのまでをもっとまとめて話の一番最初に入れた方がわかりやすい&少し大袈裟に書いても前振りなしより納得できると思うんです
上からですいません
17:
杏 [×]
2013-05-05 14:08:21
匿名さん>こんなお話に目を留めてくださりありがとうございます!
説明…やはり必要ですよね;;
ありがとうございます、匿名さんの解決策を元に改善してみます!
それから「大袈裟」との意見についてですが、それは私も感じていたことなんです。
やっぱり主人公の喘息持ち設定は入れるべきだったでしょうか…
なんだか、こんなに深いご意見をいただけるなんて思ってなかったものですから
嬉しいと同時に大変恐縮です。
ほんとうに、ありがとうございました!
18:
杏 [×]
2013-05-05 14:20:58
ちょっと改善してみたんですけどどうでしょうか…
私に更正の技術は皆無みたいです…((ずーん
19:
杏 [×]
2013-05-05 14:28:17
一応投稿させていただきます。
“みんなと仲良くいたい。そして毎日を楽しく過ごしたい。”
私は昔から体が弱くて性格も暗いからあまり上手く周りに馴染めなかった。
だからこそ、この世の中を上手に渡っていきたくて、
楽しい毎日を過ごしたくて、
今日もまたいつものように明るく賑やかなみんなに好かれる私を演じ続ける____
<紫水晶>
とある木曜日。
まだ今週終わんないのかー、
次英語ヤだなー
なんてぽけーっと差し込んでくる日の光に微睡んでたら
急に友人たちに話を振られた。
「綾野ー!あのさ、めんどくさい奴ってうざくない?」
「え?」
「だから、面倒な奴って鬱陶しいと思わん?」
「…え?あぁ、確かに正直ちょっと面倒かも」
「っしょー!?あーもーあの子マジないわー」
「でさ、今度の日曜なんだけど…」
突然ぐっ、と見えない何かで心臓をキツく締め上げられた気がした。
圧迫されるその感覚に思わずぎゅっと
自分の胸当たりの制服を掻き集め、握りしめる。
(痛い、いたい。)
呼吸が上手にできない。
まるで今の私は陸に打ち上げられた魚みたいだ。
ヒューヒューと喉から掠れた音がして、
体が酸素が足りないことを訴える。
久しぶりに酸欠の痛みと熱さを感じる。
(あ、これはちょいとやばいかも)
そう思ったのを最後に、私は意識を手放した___
ぱちり。ふいに目が覚めてまぶたを開けるとそこには1つ下の弟の姿があった。
イスに座って、左頬だけをシーツにうずめている。
(ん?シーツ?)
そこで漸く自分がベッドにいることに気付く。
(あれ、ここどこだっけ。)
ぐるり、と周囲を見渡すと棚に詰まった薬品的な何かが見えた。
どうやらここは保健室らしい。
自分がまだ学校にいることに少し驚く。
(てっきり家に帰されてるかと思ったのになぁ)
そこで私ははた、と急に倒れる直前のことを思い出した。
(そうだ、私は__)
人は、どうしても面倒ごとを嫌う傾向がある。
例えば、面白い人は好きだけど暗い人は気を遣わなきゃいけないから
めんどくさくてイヤ。だとか、
他人の悩みとかは重いしめんどくさいから聞きたくない。だとか。
すぐに「めんどくさい」が出てきて
その事柄を露骨に避けたり嫌がったりする。
それを私は知ってる。…知っているんだ。
だから私はみんなと仲良くいたいから、楽しく毎日を過ごしたいから、
人前では自分の「めんどくさい」一面を蓋をして
明るく賑やかにうるさいくらいの自分を演じることにしてる。
だからみんなは私のめんどくさい一面なんて知ってる訳ない。
…それなのに、さっきいきなり話題を振られたとき
私は素面の自分に向かって言われてるのかと錯覚した。
(鈍器で思いっきり頭をぶん殴られたみたいだった)
それぐらい怖かった。ほんとうに、こわかった…
嫌われるのも、避けられるのも、嫌がられるのも、独りになるのも
なにもかもが怖くて恐くて。
……私は、やっぱり、臆病者だ__
急に視線を感じてはっ、と我に返る。
そして静寂。
弟の真っ直ぐで真っ黒な瞳が私を見つめていた。
…世界が、赤い。
さっきまで全然気にならなかったのに
窓から差し込む夕日が真っ白なシーツと私と、そして弟を真紅に染め上げている。
気まずくなって先に視線を逸らしたのは私の方だった。
「待っててくれたの?ごめんね、ありがと。じゃ帰…」
「保健室の先生が突発性の発作だって。姉ちゃん、何があった。」
「ふへ?あぁ、なんでもないよ。ただちょっとぜんそくになっちゃっただけ!」
驚いた。いきなり核心突いてくるんだもん。
けど、もっともらしい言い訳が出来たことに、少しほっとする。
初めて自分の病弱体質に感謝した。
「嘘つき。」
それなのに弟は私を見てそう言葉を零した。
「……っ!!」
(なんで、そんなこと、言うの…?)
「姉ちゃん!?」
どくっ、どくっ、と動悸が激しく鳴る。
弟の上ずった声なんか、耳に入らない。
また、呼吸が、出来なく…
ぐるぐるぐるぐる。
回って、まわって、落ちていく、堕ちていく____
ふいにぎゅぅっとあたたかさを感じた。
しっかりと背後から抱き留められる。
(やだ、離して…)
「私は、ダメなのっ」
必死に暴れているのに、その手は全然私を離してくれない。
(このままじゃダメだ、分かってる)
ちゃんとしなくちゃ、笑わなきゃ…
でも、でも…っ
「大丈夫、大丈夫だから」
ぎゅっと更に強く抱きしめられ、背中をさすられる。
だんだん日常が戻ってくるのを感じた。
「姉ちゃん…」
すがるように見てくる弟の潤んだ瞳が可愛いなぁ、なんて場違いなことを思っていたら、急に弟に謝られた。
「……ごめん、なさい。」
「・・・?」
なんで私が謝られてるんだろう。私は心配して貰った方なのに。
きょとん、とした顔をしていたのだろうか。弟が再び口を開いた。
「俺が、勝手に踏み込んだから。」
「・・・!!」
思わず、自分の目が見開いた。
(どうして…)
(けれど何も言い返せないのはそれが図星だから)
「…姉ちゃんが何悩んでるのかさ、俺は分かんないんだけど。」
「・・・うん。」
(悩むなんてめんどくさいから止めろよ、って言うのかな)
直感的にそう思った。…なのに、
「ほら、見てよ」
なんて想像と全然違うことを言われて思わずぽかーんとしてしまったが、
言われるがままに弟の差し出した手のひらを見るとそこにあったのは
キラキラ光る綺麗な紫水晶だった。
昔、私があげた弟の誕生石のアメジスト。
「これ…」
「そう。覚えてる?これ、昔誕生日にもらったんだけど。」
「…覚えてる。覚えてるよ。」
「綺麗だろ?これさ、削れ方が複雑だからこんなに綺麗なんだって」
「へぇ、そうなんだ。」
「そ。複雑だから綺麗なんだよ」
いきなりズガーン、と胸を打ち抜かれた思いがした。
直球ど真ん中ストライクとはよく言ったものだ___
(衝撃的なその言葉は、)
(まるで私の全てを見透かした上で包んでくれるようだった。)
「俺の言いたいこと、なんとなく分かった?」
「……うん。」
「あっそ。じゃあもういいよな?さっさと帰ろうぜ、腹減ったわー」
言うや否やずんずん私を置いて先を歩いていく背中は、
いつの間にか私の背を追い抜いていた。
それを知ったのはずいぶん前だったけれど。
でもなぜか今日はそんな背中を、とても愛しく感じた。
「あ、ちょ、待ってよっ!?」
「はっ、やなこったー!」
___紫水晶
(「複雑だから綺麗」)
(そう言われて、もう一度見たそれは)
(日の光を受け煌めいていて、確かに間違いなく綺麗だった。)
20:
杏 [×]
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…やはり一気にまとめない方が良かったですね…
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