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■:
鴉の三月 [×]
2012-04-28 14:27:41
面白いのまってるっす
1:
鴉の三月 [×]
2012-04-28 14:29:04
ded oa alibu
――――――デッド オア アライブ――――――
プロローグ「機械都市 アグラハム」
機械都市アグラハム。
ここでは王が民の『死』を決める。
王に逆らった者はすぐに殺されてしまう。
第一章 「レン」
「準備はいいか」
少年は静かに仲間に問いかける。
「ああ いつでもいいぞレン」
レンと呼ばれた少年はこくりと頷き、壁の隙間から外を見る。
(見張りは5人・・・目的地まで約10メートルか。ばらついた瞬間に動けばいける・・・!)
軍服とも警官服ともおぼしき服を着た『見張り』は不規則に動いている。
目的地は軍の食料置き場。
(いまだ!!)
レンは手で味方に合図を出して廃墟のビルから駆け出した。
見張りたちがちょうどレンたちに背を向けるような格好になっているので、まだ気づかれていない。
レンは見張りの一人の首を後ろから的確に気絶する部位を狙って、叩く。
ドサリという鈍い音とともに見張りの男が倒れる。
それに気づいた別の見張りがレンのほうを見かけたがもう一人の仲間に気絶させられる。
残り3人。
見張りの一人が声を張り上げる。
「顔を覚えておけ!!!後で殺せばいい!!!」
「無理だ!!面をつけてやがる!!!」
そう、レンたちは顔をみられて殺されるのを防ぐためにお面をかぶっているのだ。
レンはちろっと面の下から舌をだす。
一番近くにいた男に足をかけて転ばせて、うつぶせになったところで背中を踏みつけ肺から酸素を搾り取る。
残り2人。
「面があるならばとるまでだ!!!」
そういってもう一人の男がレンを後ろから羽交い絞めにする。
「しまっー―――」
そして、もう一人の男が面を取ろうと近づいてくる。
「くっ・・・!!!!」
そして、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
面を取ろうとした男がうずくまって悶絶し始めた。
男は股間を押さえてアヒアヒ言っている。
何をしたのかは想像にお任せする事としよう。
「おいっ!?」
何事かとレンの後ろから顔をのぞかせた見張りの顔に後頭部をぶつける。
見張り全滅。
あとは食料を奪うだけだ。
D&A
『いやだ!!まって!!母さん!!いかないで!』
(…これは…??)
『はなせ!!はなしてくれ!!!』
(ああ、そうか5年前の夢か)
時折見ることがある夢。
いつもどおり俺は軍に掴まれていて、いつもどおり母さんが中央塔に向かう。
殺されるとわかっているのに。
逆らうことをしなかった。
そんな親を、今もレンは恨んでいた。
レンの親はマイクロチップが体の中になかった。
親の親――――つまり、レンのおじいちゃんおばあちゃんにあたる2人が命をかけて母さんを守ったらしい。
逃がされた後の母さんは行方不明という形で処理されていた。
しかし、それは母さんだけで父さんは体の中にマイクロチップがあった。
母さんを守ろうとして殺されたのだ。
(母さん……)
母さんは一度だけこちらを向いて、申し訳なさそうな顔をした。
「レ…… レン ………ン レン レン!!!!!」
現実で何者かに声をかけられてレンは夢から覚める。
「あ…?」
声をかけた張本人、ディリー=ルブランは肉をがっつきながら、
「どうした?レンが飯の途中で寝るなんて珍しいな」
彼女は人一倍男勝りな性格で、レンの代わりに作戦の指揮を取ることもある。
そこがいいんだ!!というやつもいるし、レンも頼りになるやつだとは思うが、付き合うのはちょっと勘弁してほしい。
「元気ねーな。あたしの肉わけてやろうか?」
そういってディリーが片方の手に持っていた肉を差し出してくる。
レンは苦笑して受け取る。
「サンキュ」
と、そこに青年が割り込んでくる。
「なんだぁ?お前らラブラブじゃねえか」
この男、リーマン=ディストラス。
ディリーは即座にリーマンの腹に肘を突き刺す。
「ぐほっ」
「ばっかじゃないの?」
「そうよラブラブという観点について、私とダーリンに適う者はいないんだから」
背後からかけられた声にディリーは思わずため息をつく。
そこには二人の男女がいた。
その女、シェリー=ダマス。
その男、フィンジー=ガルシア。
バカップルだ。
「↑バカップルとはなによ!!」
「ハニー?誰に言ってるんだい??」
20歳でこんなにラブラブとは末恐ろしい。
「おーい。蛸のガーリック焼きできたぞ」
バーカウンターからコックである、シプルス=ダキルートの声がする。
そこに真っ先にむかった太った男はマック。
この中で一番の大ぐらいだ。
右手に鳥の丸焼き、左手に蛸のガーリックいための皿。
最早ギャグだった。
他にも大勢の人が、ここ、18地区のバーにいる。
食料を奪った後、逃げるようにここに逃げ込んだのだ。
今は誰もいないが、数日まえまで営業していたのでガスや電気がいまだについている。
冷蔵庫をみてみると、蛸などの食料が入っていた。
今は楽しそうにしている皆も過去になにかあった者たちなのだ。
ディリーは弟を失っているし、リーマンは元軍兵で、キルティに裏切られたらしい。
シェリーとフィンジーは親に捨てられたもの同士。
シプルスとマックはキルティの料理担当だった。
皆、過去に抱えていたしがらみ、苦しみをわかちあい助け合って生きている。
ここにいる者たちは老若男女問わずに本当の意味での『仲間』なのだ。
キルティの存在を気にしつつも楽しく過ごせている。
しかし。
唐突に。
本当に唐突にその平和は壊れることとなる。
きっかけは、一本の無線電話だった。
食事を終え、一息ついていたころ、廃墟周辺の見張りから食料を奪いに行った連中から無線が届いたのだ。
『ザッ・・・ザザザザザザザ聞こえるか!? ザ… だ!!!』
「聞こえてる。リンだな。どうした?」
リンは、非常事態であるが故に用件だけを伝えてくる。
『仲間が全員やられた!!残ったのは俺だけだ!!』
「!!!!」
バーの中に緊迫した空気が流れ始める。
「いいか、とりあえず逃げろ!!」
『だめなんだ!!!』
無線機は叫ぶ。
尚も、叫ぶ。
『顔を見られたんだ・・・』
最後の最後で小さくなった声。しかしその一声はレンたちにダメージを与える。
『俺はもう…』
「―――――ッ!!!!」
バーの出口に行こうとしたレンの腕を、ディリーが掴む。
「はなせ!!」
「行ってどうする!?お前が行ったところで何も変わらない!それどころか、お前まで追っ手に顔を見られるかもしれないんだぞ!!」
「だからっていかなくてもかわんねえだろうが!!」
「いっても何もできないといっているんだ!お前になにが―――――」
「仲間だろうが!!!!」
その一言で、辺りが静まり返る。
「あいつだって仲間だろうが!!ここで仲間を見捨てるぐらいなら俺は死ぬ覚悟をしてでも助けに行く!!」
レンは言葉をきって、
「あいつは…!!仲間なんだよ……」
わずかに怯んだディリーのてを振り解いてレンは外に出る。
だれも、その背中を追うものはいなかった。
D&A
暗い夜の空気にレンのあらあらしい吐息がこぼれる。
(見捨ててたまるか!! 絶対に!!)
場所はわかっている。
レンたちが使う無線機は仲間の位置情報を確認するために発信機が取り付けてある。
そして、ゆっくりとこちらへ向かってきていたリンの発信機が不意に一箇所で止まった。
頭の中に広がる嫌な予感を押しのけてレンは走る。
そして、見た。
仲間が倒れているのを。
D&A
「お前のせいじゃない」
仲間からかけられるそんな言葉も、何の気休めにもならなかった。
あの場所に行くよう指示を出したのは俺だ。
おそらく、あの場に行かなければあいつは死ななかった。
俺が殺した。
後悔はいつまでも後をついてくる。
放心した状態で椅子に座っている俺の胸倉をディリーが掴む。
「ふざけるな!!!お前はいつまでそうしているつもりだ!!?」
無反応のレンに尚もディリーは畳み掛ける。
「いまさら後悔しても、リンは戻ってこないんだぞ!!」
徐除に、レンの目に色がついてくる。
「どっちがいいんだ!?このまま後悔だけで終わるのか、リンのために立ち上がるのか!!?」
色の無い少年の目には、いつの間にか色がついていた。
「……いくぞ」
「?どこに」
「決まってるだろうが。城だよ」
第二章「城下町」
この国は、主に2の地域に分けられる。
一つ目は、中央にある島を囲むように広がっている城下町。
二つ目は、王族の手が届きにくい廃地区。
第一地区から三十地区まである廃墟が並んだ地帯のことだ。
レンたちは基本、廃地区の見張りをしている者たちから食料などをうばって生活している。
そして、ここは第零地区。
ここには、城下町と廃地区を分けている『ゲート』と呼ばれる門がある。
「……………………」
レンたちは息を潜めて物陰に隠れる。
ひびのはいった壁の隙間から『ゲート』の方をみる。
やはり、境なだけに警備が厳しい。
(……銃殺班が5人と…『ゲート』の開閉はあれか。それと、火器班が10人程か)
『ゲート』の開閉を守っているのは計15人。
右端にある電話ボックスのような小部屋は『ゲート』の開閉をするためのコントロールパネルがあるところだろう。
(約20メートルか)
と、そこに貴婦人さんっぽい人が現れる。
(!!アグラハムの住人か…よし)
貴婦人っぽい人は大荷物で、後ろには3×4程度の荷物がある。
火器班は左側…つまり、レンたちのいる側から荷物の中身を確認している。
その後ろには、まるで隠れてくれといわんばかりの岩。
レンは手で皆に合図を出して、岩のほうに行こうとする。
次の瞬間、
「だれだ!!」
と。
レンたちの背後から声がかけられた。
レン、ディリー、ラウキー、サックス、クリインド、テリー、シプルスがいっせいに振り返る。
そこには。
銃殺班が二人いた。
「―――――ッッッ!!」
面はかぶっている。
荷物の点検をしているやつらはまだ気づいていない。
最初に動いたのはディリーだ。
一人が銃を構え、引き金を引こうとするが、ディリーに銃のしたから突き上げるようにしてけられる。
銃口部分が男の顎にあたり、気絶する。
「!!」
もう一人もすかさず銃を構える。
ディリーに向けてではない。
テリーという、少女に向けてだ。
「動くなよ…!!」
(くそったれ!!!)
ギリッ…と、奥歯をかむと同時に血の味が広がる。
(どうする… どうする…!?くそっ!!)
そうしている間にも男は連絡を取ろうとする。
男が襟元についている無線機に口を近づけた瞬間、レンの横を何かが通り過ぎる。
この六人の中で一番がっしりとした体系のサックスだ。
男の反応が一瞬遅れるが、すぐに銃を構えて乱射する。
慌てて放たれた銃弾はサックスに焦点を当てておらず、まったくあたらない。
サックスは三歩で銃殺班の懐に入り込みアッパーをかまそうとする が。
2:
鴉の三月 [×]
2012-04-28 14:30:35
まだ、未完成
あと、書き忘れで設定おかしいとこあるかも
3:
鴉の三月 [×]
2012-04-28 14:32:13
この国では、生まれたときに体にマイクロチップを埋め込まれて、王が機械を通して殺せるの
4:
鴉の三月 [×]
2012-04-28 14:34:05
あ
5:
由里亜 [×]
2012-04-29 15:19:21
私のかいてる小説、「小説書くよー^^」ってトピにかいてます。できたらよんでください。…私の自己満足の結晶でしかありません。、たぶん。
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