TOP > 1対1のなりきりチャット

憤怒は何時か燃え落ちるか。/6


▼下へ
自分のトピックを作る
■: 眠子(ネコ) [×]
2022-01-21 07:52:03 ID:3f5fcabb1

こちらのアプリは初めて使用する初心者です。
NLで男性側を募集しています。
小説ロルを回せて、一緒にストーリーを紡ぎながら楽しんで頂ける方を募集しています(自分が小説ロルのため)。
この下は長いので読み物だとでも思って頂ければ。

募集している男性のセリフがありますが、こんな感じの子をして頂けたら嬉しい、くらいのものです。


【あらすじ紹介】

.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚

「お姉様」

貴族の家に生まれた私はその日、避け続けていた長女のお姉様に声をかけた。彼女の無表情は末妹の私にとってとても恐ろしいものだったから、会話はほとんどなかった。
彼女は剣の名手で、それも私が姉を避ける原因だった。

「どうして?───────」

静かな廊下の月明かりが、俯いた私の青白い手を照らす。月の光は青くて、一層血色が悪く見えた。

「?───────お父様も、お母様も、お兄様達、他のお姉様達、みんなみんなみんな……あんなに醜いの……?」

見てしまった。民を虐げ、弄び、拷問して、お金を巻き上げるその姿。こんなにも歳を重ね、成人してようやく気がついた家族の醜さ。
なんにも興味無さそうにしていたお姉様は、こちらを見つめていた。大きく目を見開いて。
それから私に近づいて、頭を優しく撫でて言った。

『…………お前も、気づいてしまったのだな』

私たちは秘密の約束をした。

『この後始末は、いつか必ず。』

.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚+.。.:?・゚+


?+†+?――?+†+?――?+†+?――

私たちは計画を立てた。
お姉様は剣の名手だったけど、私はなんにもなかった。だから銃の腕を磨くように言われた。我が家にお肉を届けに来る猟師さんにお願いし、猟銃の使い方を学んだ。

いつか、いつかこれで、人を…………家族を……

そう思いながら。

私たちのプランは簡単。機を見て家族を皆殺しにして、それから私とお姉様で殺し合う。残った方は今までの懺悔を家族全員の血で屋敷のどこかに書き残し、先に死んだどちらかの の得物で自死する。



だけど、問題が起きた。
それは舞踏会でのこと。
見慣れない貴族がいた。平民上がりだと皆にひそひそ噂されていた彼は、本当に美しかった。周りは血のような瞳を不吉の象徴だと罵り、煌めく金糸のような髪を嗤った。
でも、私の目にはとても美しく映った。どんな宝石だってきっと敵わない。一目で心奪われた。
勇気をだして声をかけた。「私といると嫌な噂の対象になりますよ」と優しく目を細める彼に、「いいのです」と首を振った。「不思議な方だ」と言う彼はまるで元来の貴族のように、いやもっと、それ以上に彼は高貴だった。


少しして、舞踏会に疲れた私は会場の廊下を歩いていた。

そうして覗いた休憩室の奥で、見てしまった。
美しいその人の腹を蹴りあげる、汚い肉塊の姿。
私に気がついたお父様が私を呼び、私はそれに逆らえなかった。
ただただ、ぼうっと、その暴行を見つめていた。
彼が呼んでくれた気がする。助けを求められた気がする。でも、私は?───────


気がついた時には、虚ろに息をする彼の目の前に立っていた。彼の深紅の目がこちらを見上げる。なにも、映ってない。恐怖が私を襲った。

「……な、さ…………ごめ、さ、いっ……」

そう謝るのに必死だった。何も出来ずに飛び出した私の目の前に、長女のお姉様の姿があった。何かあったのかと聞く彼女に事の顛末を泣きながら話せば、血相を変えて中を覗き、誰もいれるなと一言私に言って立ち去った。しばらくして中にいるだろう彼の使用人を連れてきた姉は、そっと私の肩に手を置いて、「もう帰りなさい」と一言告げた。





ずっと、離れない。
深紅の虚ろな目。

こわい。

こわい。

銃の練習も身が入らず、とうとう怪我をしてしまった。

姉に計画を一時停止する、と告げられた。私の、せい。
そんな中、ひとつの招待状が届いた。

あの日あの部屋で暴行を受けていた、深紅の瞳の彼からだった。お茶会のお誘い。どんな目にあっても、仕返しをされても構わないと思った。メイドひとりを連れて彼の屋敷を訪れた。

彼は庭園の一角に設置された場所で、紅茶を飲んでいた。

普通のお茶会。本当に、普通の。
お茶は美味しくて、お菓子も美味しかった。自慢話ばかりの家族とのお茶会とは違って、彼は「お口に合いますか」と聞いてくれた。こくこく頷けば、くすりと笑われる。それが恥ずかしかった。

最後に、彼にこう言われた。

「あの夜のこと」

びくりと肩が震えた私を見て、彼はその深紅を薄めて言った。

「忘れられないのは、僕も同じだ」

手が震える。

「何をすれば良いのですか」

締めあげられるように震えた喉は、そんな安っぽい言葉を口から滑らせた。
彼は凄絶なまでに美しく、そして濁ったような笑みを零して言った。

「全てを滅ぼす手伝いを」

私は悟る。
自分の手で家門に罰を下し、結末を迎える。そんな願いは甘かったのだと。
彼こそが、自分たちに天誅を下す存在なのだと。
漸く、漸く。
私の元に、現れてくれたのだと。
恐怖と共に、心の底から安堵した。

?+†+?――?+†+?――?+†+?――

初心者のためいろいろと不備があったら申し訳ございません。質問はいつでもお受けしておりますので、気軽にお願い致します。
ふわっとしたノリでお話いただけると幸いです(( *´ `)"
開始は舞踏会からにしたいと思っております。
それでは良縁願って。



1: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-21 07:52:38

お返しは夕方頃になります。よろしくお願いしますm(*_ _)m

2: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-21 17:00:28

夕方上げです(( *´ `)"

3: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-21 23:11:40

夜上げです

4: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-22 03:02:23

深夜上げ失礼!

5: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-22 12:11:19

おはようございます!

6: 眠子(ネコ) [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-22 17:52:32

夕方あげ!

▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle