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【 GL/魔女/学園 】 いつか散りゆく貴女へ 【 途中参加歓迎 】/78


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51: 庭師 [×]
2022-06-21 23:05:47



呼名 : クチナシ
名前 : ミラーナ・レヴィツカヤ

年齢 : 自称18歳
階級 : ジェルム
所属 : 白銀の庭

容姿 : 艶のない頭髪はくすんだ鉛色で、顎先あたりまでのショートボブ。寝癖なのか癖毛なのか所々無造作に跳ねており、目蓋にかかる程度の長さの前髪は軽くサイド流している。髪と同色の睫毛に縁取られた眼はやや垂れ目気味。瞳の色は淡いブルーグレーで、黒々とした瞳孔が目立つ。全体的に色素が薄く肌の色も白いが、綺麗な白皙というよりは不健康な青白さで、薄い唇にも血の気がない。身長164cmの?せ型。どこか無機質さの感じられる薄っぺらい体形。

性格 : 人目を気にすることなく好きなように振る舞う、気紛れな自由人。口数が多く何かにつけてぺらぺらと良く喋り、初対面の相手に対して徐に禅問答のような難題を吹っ掛けることも。愛想は良いが遠慮は無い。他人に対しては躊躇なく踏み込むくせに、自分の話となると飄々とした態度で煙に巻く、掴みどころのない食えない少女でもある。基本的には人懐っこく、グレード・クラス問わず誰に対しても親し気に話しかけるが、性格と口数が災いして鬱陶しがられることも多い。突飛に見られがちな行動の根底にあるのは強烈な好奇心であることが多く、興味を持った相手に向けるそれは執着にも近い。

魔術 :
音波の硬化 / 周囲に響く任意の音波を増幅・硬化し、その音を耳にした対象の頭蓋内部にダメージを与える魔術。影響化にある対象は激しい頭痛と意識の混濁に襲われ経過時間によっては気絶することもあるが、物理的に脳が傷ついたり音の消失後に長期的な後遺症が残ったりすることはない。媒介となる音波の発生源に密着している場合を除き、術者本人であっても音波の影響を受ける。クチナシはこの魔術の媒介として、カリューカという特殊な楽器を使用している。
零魔の結晶化 / 魔力を持つ者から少しずつ溢れて零れる魔力を集め、魔力結晶を生成する魔術。生み出した魔力結晶は、経口で取り込むことで摂取した者の身体に溶け込み、結晶の大きさに比例した魔力が補充される。素となる魔力の性質や術者の練度よって、結晶の色や形は様々。相手の同意があれば他者の魔力であっても結晶化することが可能。クチナシが自身の魔力から生成する結晶は青みがかった灰色の半透明な正八面体。暇さえあれば砂粒ほどの魔力の欠片を指先から実体化させ、その欠片を核に手のひらで転がすようにしながら、2cmほどの結晶を量産している。
流転のフェルマータ / 生物の成長や老化を停滞させ、一定の時間、生物をそのままの状態で保つ魔術。自他問わず、対象となる生物に直接触れることで発動することが出来る。停滞させた成長に引っ張られるかたちで自然治癒の速度も落ちるため、魔術の影響化にある生物は傷の治りが遅くなる。相応の魔力を消費するため本来は継続使用の難しい魔術だが、クチナシはこの魔術を常時発動し続けており、18歳の時点から身体的な成長が止まっている。

願い : 不老不死。現時点でほぼ実現しているため、フルールの蜜に対する関心は薄れている。

備考 : 雪深い北方の小国出身。その他の詳しい生い立ちは明かしていない。16歳でソルシエールの庭園にやってきた時には不治の難病に罹っていた。その後、どういった経緯があったかは不明だが、17歳の時点で病は完治、それと同時に白銀のジェルムとなる。ジェルムとなってからおよそ一年ほどで、もともと魔力効率の良くなかった零魔の結晶化の魔術を実用レベルまで昇華し、流転のフェルマータの常時発動を実現。それからは全く変わらない容姿のまま、ジェルムとして白銀の庭に在籍し続けている。今となっては当時を知る者が居なくなってしまったため、クチナシが一体何年前からソルシエールの庭園で過ごしているのかは定かでなく、本人が認識しているのかも怪しいところ。日頃の言動から、今まで何度もアロゼの宴を見届けていることははっきりしているが、その回数は不明。曰く、「十から先は数えていない」。また、ブルジェに昇級する意志は今のところ本人には全くないらしい。
常にベルトの後ろに挟んで持ち歩いているカリューカは、片腕ほどの長さがある黒い木製の縦笛で、甲高い倍音を含んだフルートのような音が鳴る。魔術の媒介として携帯しているはずだが、楽器として使用するよりも棍棒のように振り回して打撃に使用することの方が遥かに多い。
四六時中と言っていいほど、作りかけの魔力結晶を手のひらで弄んでおり、ある程度の大きさになった結晶はそのまま飲み下すか、細かな銀細工があしらわれた桐の小箱にしまい込む。小箱は制服のポケットに入れていることが多く、中には常時十数個の結晶が収められている。結晶を飲み込む時の感覚について尋ねられると、「元はワタシの魔力なんだ、味なんてしないよ」などと嘯くが、他人の魔力から生成した結晶を口に含む際にはどこか興味深げな表情を覗かせることもある。
理由があるのかただの気紛れなのか、暇そうな魔女の蕾に声を掛けて余剰魔力の使用許可を取り、小一時間手を繋いだままお喋りをしつつ魔力結晶を生成してみたり、逆に訓練中の魔女の蕾に何でもないような顔で魔力結晶を譲ってみたりと、行動に一貫性が感じられない。唯一予測可能な行動パターンとして、満月の夜だけは決まって寮を抜け出して、一人屋外のどこかで月光浴をしているらしい。

サンプルロル : ──


※グレードの説明に記載した“一部の例外”に該当する古参の魔女の蕾です。長くなりそうだったのでサンプルロルは省略させてください。ソルシエールの庭園に無駄に居座っているだけあって物知りではあるはずなので、鬱陶しい奴ではありますが時々話し相手になっていただけると幸いです。

 

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