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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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372: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-18 19:15:03


>>フィリア姫(>>371)

――、
(恍惚とした彼女の表情に胸の奥がざわつくのをはっきりと自覚し、同時に甘く暖かく優しい愛とはかけ離れた第七皇子の熱情でなければ姫の渇きを癒すことは出来ないのだと悟ってしまう。執着と呼んでも差し支えないほどの黒い愛情を叩き付けられ自由を縛られる第八皇子、ひいては実弟たる双子たちの間にある関係を良く知っているからこそ、第三者から羨ましいと評価された事を本人が知ればこのうえない皮肉に感じるのだろうと苦々しい胸中を微笑みを薄くすることで表し「 ……ええ。仰る通り、ヴィルケはとても愛情深い子です。 」差し伸べていた手は待ちぼうけを食らったままゆっくりと引っ込め、交代するように差し出された姫の手中には造花とは思えない瑞々しい黒百合。手の甲から生花が咲く、とヴィルケの言っていた事は真実だったのだと得心しながら黒く艶のある花弁に視線を落とし「 激しい愛が燃え上がれば、時に相手を支配したいというエゴイズムに化ける事もあります 」伏し目がちな目許には僅かな哀愁が、それでも緩く持ち上がったままの口角がそれを緩和し一貫した穏やかさは揺らぐことなくゆっくりと黒百合に触れ「 貴女は、愛の業火に灼かれたいのですね。 」脆い花弁を壊さないように、長い指先で優しく掴み上げたそれを贈り返すように姫の耳元へと運び、さながら花飾りの如くやんわり挿して。そこで初めて、お姫様の欲情するような視線と自分の視線が交差し「 ヴィルケが炎ならば私は海です。――とても、とても深い海。その分浅瀬も広大で、身を投げたとて溺れるのには少々時間がかかるかもしれません 」姫の瞳を向けられたのが節操のない兄弟だったのであれば、きっとすぐにでも彼女を攫って各々の目的を欲に乗せぶつけたのだろう。しかし第一の位を持つ皇子の双眸は凪いだ海のように一定の感情を保ち、諭すような声色を結んだ直後にその眦をゆるりと垂れさせ「 溺れてしまえば、二度と陸には上がらせませんが。 」ヴィルケの持っているものとは違う、激しく攻撃するようなそれではなく穏やかながら溢れるほどの独占欲を垣間見せ)




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