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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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363: 第一皇子ジーク [×]
2021-02-15 12:57:12


>>フィリア姫(>>362)

――…?
(背後からでも驚かせないようにと務めて柔らかく声を掛けたつもりだったが、彼女のすぐに振り向かない様子や後ろ姿からでも分かる懊悩のような仕草に言葉や表情には出さないまま胸中に疑問符を抱えて。詩歌やメロドラマの一節のような言葉を贈り返されては、先程の違和感は杞憂だったのだろうかと半信半疑に思考を切り返し「 姫は運命を信じるのですね。 」待望のお姫様から賜った第一声はロマンチシズムに溢れており、正統な王位継承者としてリアリストにならざるを得なかった身からは遠い深窓の令嬢を見るような、一種の感嘆をわずかに声色へ乗せつつ「 フィリア姫。以後お見知りおきを。 」恭しく優雅に一礼し、男性側から女性へ敬意を示す挨拶としてそっと手を差し出し。もし彼女がこの礼式に応えてくれたのならば、直には触れないリップ音だけを手の甲にエアキスとして落とすだろう。そうしてゆるりと手を引っ込め姿勢を正し「 ……使用人、ですか。 」忌々しい魔女の悪戯だろうか。彼女は姫として生み出された存在であるのにアイデンティティは使用人としてインプットされているらしいと悟れば、少し寂しそうな色を微笑みに映し「 貴女は我々皇子にとってかけがえのない、唯一無二の姫君なのです。――と、唐突に告げられても困ってしまうでしょうか。 」ヴィルケのようにゲームの駒としての役割を押し付けるでもなく、目一杯にお姫様自身の感情や心を尊重する穏やかな声音。普段であれば使用人相手には絶対にしない、否、皇族の権威が揺らぐのを予防する為してはならない禁忌とされている先般の挨拶がまさに彼女を姫たらしめる証拠で。「 けれどご安心を。すぐに信じられるようになるでしょうから。 」瑞々しくも妖しげな生花に彩られた手がこちらへ伸びてくるのを拒むことなく受け入れ「 本当に貴女が只の使用人ならば、第一皇子の頬へ許可なく触れる事は許されない筈です。…違いますか? 」ぬくもりや労わりを与えるようでいて、その実形振り構わない欲望を以って皇子の何かを求めるような、人肌の体温と形容するには幾分か熱すぎる秘められた熱を彼女の指の腹から感じ取って。その確かな熱量を盾にするかのように、姫を姫たらしめる自覚を誘発しようと微笑みを返して)


( / 交流中に失礼いたします!念のためのご連絡ですが、>>24に補足がある通り、お姫様はどのようなダミーの記憶を植え付けられていたとしても、初回交流以降は姫の自覚が自然に芽生えるような絡繰りとなっておりますので、今後の交流はそのようにご留意頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い致しますー!)




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