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戦闘恋愛なりちゃ 悪と正義のわちゃわちゃ設定【プロフィール置き場・トピ主伝言板】/295


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168: 七種姉妹 [×]
2020-07-02 20:20:50

穂乃花の魔力
穂乃花の魔力は心から出来ている。命と言ってもいい。気持ちによって魔力は変わる。「悲しみ」や「怒り」が大きいと魔力は闇属性になり、「喜び」や「嬉しい」が大きいと光属性になる。「不安」や「苦しみ」が溜め込めば魔力は良くない物になり、「幸せ」や「楽しい」が溜め込めば魔力は良い物になる。これは全て、穂乃花は星の申し子だから。

星の申し子(元名称:星に選ばれし者)
星の申し子。とは、言葉の通り星に選ばれてこその存在。生まれる前から決まっている物で、使い方を誤るととんでも無い事態を引き起こしてしまうある意味危険な力の持ち主の事。悪魔の力の使い手とも言える。今はまだ情報は少ないため曖昧だが、ここで星の申し子に共通する物をいくつか上げる。一つめは、星の申し子の魔力は心から出来ている。魔力は、自分の命と表してもいい。二つめは、変身アイテムには金色の宝石が埋め込まれている。三つめは、寿命が通常の人間より長い。四つめは、お肉系の食べ物を食べると拒絶反応を起こし吐き気がする程の苦痛に襲われる。これら全てが、星の申し子に共通する事。

穂乃花のコンパクトミラー
でもここで、ひとつ疑問が出てくる。通常の星の申し子は、寿命が長く健康。それと変身アイテムの宝石は金色。だが穂乃花は、病弱で今にも死んでしまいそうな体。そして、コンパクトミラーの宝石は金色では無く銀色。もしかしたら穂乃花の心の奥底に眠る、絶望の塊が関係しているのかもしれない。ちなみに穂乃花の変身アイテムの宝石は、穂乃花の精神の状態を表しているらしい。これもまた、穂乃花限定。

小春の存在
至って普通の幽霊の小春。だが本来小春は、いていい存在ではない。そもそも、幽霊ではない。この小春は、穂乃花の魔法により作り出された物。妄想と言えばみんなにも見えるので嘘になるが、では一体なんなのか。小春は、穂乃花のもうひとつの魔法の幻覚の魔法で具現化された存在。つまり今みんなが見えている小春は幻覚で、本当は幽霊ではない。ここまで聞くと多少思う事はあっても、そこまで悪い存在ではない。ではどうして、存在してはいけないのか。小春が幻覚で一日中見えているという事は、穂乃花は魔法を使いっぱなしという事。少しずつ命同然の魔力を削る行為をしているという事。心から魔力が出来ている穂乃花が、そんな事を続けているとどうなるか。それはだいたい察しは付くだろう。

幻覚の魔法
幻覚の魔法は言葉通り、魔力を少しずつ削ってみんなに幻覚を見せる魔法。実体は無いため触れたりは出来ない。穂乃花自身の記憶で、様々な幻覚を作り出せる。でも、使っている本人が体調を崩したり倒れたりすると幻覚の魔法は消えて見えなくなってしまう。穂乃花の魔力は心から出来ているため、本人の意思が無くても心に負担がかかると勝手に幻覚を作り出す事がある。小春もそれで出来上がった。

魔法を使う事は命を削る行為…?
星の申し子にとって、魔力は命そのもの。だから魔法を使うという事は自■行為と言ってもいい。もちろん普通の星の申し子は、寿命が長いためそれなりにバランスがとれる。だから多少は問題ない。でも病弱という例外体質の上に幻覚魔法を一日中使っている穂乃花にとっては、いつ死んでもおかしくない事。何とか出来ない事も無いが、それは穂乃花にとってはすごく残酷な手段。せっかくまた会えた大切な人が目の前からいなくなる事は、誰だって辛いだろう。

穂乃花の過去(完全版では無いです)
絶望。この言葉がこれ程似合う人は、それ程いないだろう。これは深い底無しの闇に閉ざされた、とある少女の記憶。この町にて、星の申し子としてとある少女は生まれる。少女は穂乃花と名付けられた。しかし穂乃花はとても病弱で、今にも死にそうな体だった。だが、穂乃花は決して愛されなかった。なぜなら、穂乃花は普通の人間では無かったから。魔力が命そのものの、失敗作だった。いらない存在だった。必要とされない存在だった。化け物のような存在だったのだ。もちろん穂乃花は優しい性格なため、むやみに人を攻撃したりはしない。危害も加えない。だが人間というのは残酷な生き物。穂乃花は育児放棄される事になった。身の回りのお世話は、全て唯一味方の姉がしてくれた。両親は穂乃花の事を見向きもしなかったが。そして三歳になると、いよいよ虐待を受けるようになった。幸い姉は虐待を受けなかったため、穂乃花を守ろうとしていたが。でも両親は、それを良く思っていなかった。すると両親は穂乃花を奴隷のように扱い、毎日毎日働かせるようになった。食事は三日に一回で睡眠時間は五時間程にもされた。しかも料理や洗濯が完璧でないと食事を四日抜きにされて、カッターナイフで手や足に切り傷を入れられたりアザが出来るまで殴られたりもした。おまけに何か気に障る事があると暗いクローゼットに丸一日閉じ込められ、何かに逆らえばカッターナイフや包丁が穂乃花めがけて飛んでくる始末だった。時には「化け物は早く死んでしまえ」「お前さえいなければ俺らは幸せなんだ」と怒号を吐かれながら殴られたり、食事はもちろん抜きで外の柱で頑丈なロープで丸一日繋がれたりもあった。そんな日々が続き六歳になると、雪音さんや恵人さんと友達になる。心配かけたくなかったため虐待の事や星の申し子の事は秘密にしていたがやはり幼稚園や小学校でも「魔力持ちくせにこんな簡単な事も出来ないのか」「化け物は学校に来るな」「お前は底辺の人間なんだから底辺は底辺らしく大人しくしてろ」といじめを受ける事になりバレたため、その事は少しだけ言うようにした。でも相変わらずいじめや虐待は無くならなかった。アザが出来るまで体中を殴られたり蹴られたり、人前で無理矢理服を脱がされたり、してもいない事を魔力持ちという理由で濡れ衣を着せられたり、どういうつもりか穂乃花の目の前で犬や猫を■したり、こんな日々が何年も続いたのだ。しかし穂乃花は七歳になってから姉が両親に目の前で■されたり、自分が殺されかけたりしても決して弱音を吐かずにいた。というか、もう人生を諦めている感じだった。雪音さんや恵人さんの前では笑顔の仮面を無理矢理張り付けたように作り笑いばかりしていたため、気付かれはしなかったが。そんな日々を送っていよいよ十一歳になると、穂乃花の傷やアザがだんだん目立つようになる。すると両親は、虐待している事がバレると思い引っ越しをする。もちろん穂乃花の味方がどこにもいない空間に行くため、穂乃花は憂鬱だった。もちろん友達等一人として出来るはずも無く、またまたいじめを受ける事になる。そして十三歳になると、せい虐待も受けるようになる。「魔力持ちの化け物は魔力持ちの化け物らしく俺らの言う事を聞いていればいい」「お前みたいなゴミが生まれるからこんな事になったんだ」こんな事をいつも言われながら。そんな毎日を送っていく内に穂乃花は目から光を失い、内気で大人しすぎる性格になり、魔力持ちの自分を嫌いになり、この世の中に希望なんて存在しないと思うようになった。そして十四歳のある日、ついに両親から絶縁される事になった。そして不幸のどん底に突き落とされた穂乃花は、この懐かしい町に雪音さんと恵人さんに会いに戻って来たのだ。

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