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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/781


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622: レンブラント/レオニダス [×]
2021-05-08 13:13:38



>リーパー(>621)


〆、拝見させてもらったよ。ご丁寧にありがとう。
君がこの屋敷に残ってくれると聞いて胸の痞えが下りたよ。此方こそ、これからも宜しく頼む。PFの加筆は勿論自由に行ってくれて問題ない。君のアイデンティティが覆されるような変更の場合は要相談、とだけ覚えておいてくれれば良い。ふむ、その2名であればどちらでも直ぐに向かわせられるが、今回は初期から名前を挙げてくれていたレンブラントでお迎えに上がろうと思う。時間軸としてはレナードが訪れた夜から2日後としてあるが、怪物不在の2日間は決まった時間にコウモリの姿をした使い魔が来て食事や衣類の世話をしてくれたと理解しておくれ。それが人間における屋敷での生活のデフォルトとなっている。
――私のようなしがない獣にも興味を抱いてくれているのか。…それは嬉しい。相性云々については君がこの屋敷でどんな変化を遂げていくのかに従って変遷するものだ、もし今後の指名に対して不安があればその都度一緒に考えさせてもらうという形でも構わないだろうか。
……ふふふ。君の本音が聞けるのならば案内係も役得だな。君がこの屋敷で少しでも良い時間を過ごせたのならば、私達にとってそれほど嬉しい事はない。これからもありのままの君で、怪物達との物語を紡いでくれたまえ。(*蹴り可)


***


レンブラント:
(レナードが貴方の部屋を訪れてから丸二日ほど経過した頃だろうか。尤もこの世界では永遠に太陽は昇らぬゆえずっと月が顔を出したままであり、見飽きた扉を開ける事で悪魔は二晩振りに自分の部屋へと帰還して。一息付きながらスーツのジャケットを脱いで椅子の背凭れへ無造作にかけた所で、いつの間にかデスクに置かれているナイフの存在に気が付いて。それが獲物のものであることは刃に染みついた人間の匂いにより火を見るよりも明らかで、何の気なしに手に取った其れからよく知ったヴァンパイアの魔力を感知すれば、悪魔は蛇のような瞳を細めてニィと愉悦の笑みを浮かべ「 相っ変わらず気紛れやねぇ君は。俺に招待状(ナイフ)が届いた事、後悔せんかったらええけど 」誰に向けるでもない独り言。新入りというだけでも興を引くのに、加えてプライドの高い同胞が目を付けた獲物となると少し粉を掛けたくなるのは悪魔の性。今しがた脱いだばかりのジャケットを勢いよく羽織れば自らを黒い霧に変え一瞬にして姿を消し、向かったのは貴方の部屋の扉の前――ではなく鍵穴からザザザと侵入し既に部屋の中へ。扉の内側にて悪魔としての姿を現し「 ばぁ。――んふふ、吃驚したやろ? 」白い片手をかっ開いてお道化たように目を瞠り。すぐにその手を顎に添えて肩を揺らして含み笑い「 ふぅん……君みたいな可愛い子ぉがこないな物騒なモン持ち込んだんか。人は見かけに寄らんなぁ 」指と指の間に刃を挟むようにして提示したのは貴方のナイフ。〝 あ、そや 〟と我に返ったかのように呟いた後「 俺はレンブラント、レナードと同じようにこン屋敷に住んどるモンや。よろしゅうに 」独特の訛りと共に空いた手を胸に当てて軽く一礼を。頭を上げれば肉食獣が獲物への距離をじわじわと詰めるように、直線ではなく部屋の壁に沿うようにゆっくりと歩みを始め「 嫌ァ俺も吃驚したんよ。部屋帰ってきたら急に身に覚えん無い刃物が置いてあるんやもん。……コレ、君の大事なモンなん? 」世間話のように深刻さとは程遠いトーンで会話を展開しながら、自分と同じ色の虹彩を流すような目で見つめて)




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